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Twitterを開発するために必要な機能・構築費用

更新日:2020年03月23日 発注カテゴリ: Webシステム開発
Twitterを開発するために必要な機能・構築費用

「SNSと言えばこれ!」というくらいに情報発信の定番となっているTwitter。個人での利用のみならず、営業活動やマーケティングのツールとしてなど、様々な場面で利用されています。そんなTwitterのようなサービスを開発する際に考えるべきポイントを解説していきます。

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必要な機能・あると良い機能

一見シンプルに見えるTwitterですが、SNSとしての基本機能はもちろんのこと、ユーザの使いやすさを考慮したビューや他サービスとの連携など、意外と機能が多いです。

基本的な機能

まずは、Twitterではおなじみの機能から見ていきます。Twitterに限らず、SNSとして最低限必要な機能も一緒に確認していきましょう。

ユーザ管理機能

ほとんどのサービスに必要な機能ですが、実は実装が面倒な機能の一つです。スタンダードなユーザ登録機能のほかに、最近では他のサービスで使用しているアカウントを連携できるものも増えています。ユーザ登録のほか、ログイン機能やプロフィールの編集機能などもユーザ管理に含まれます。

ツイート機能

なんといっても、Twitterはツイートしなければ始まりません。ツイートの内容はテキストがメインですが、画像や動画、他サイトのリンクや位置情報を付加したツイートを可能とするのもいいでしょう。ユーザがサービスを使う場面をイメージして、どのような情報が発信されていくと良いかイメージしながら決めていきます。

フォロー機能

友達や有名人など、ツイートを参照したい相手を保持します。不特定多数のユーザのツイートが見られるのもTwitterの醍醐味の一つですが、特定の人のツイートを追いかけたい場合に必要な機能です。また、フォロワーの数によってサービス内での影響度が示され、ユーザが承認欲求を満たすために注目する一つの指標にもなります。

リプライ機能

特定のツイートに対して、ツイートでリアクションをする機能です。自分のツイートに対する補足に使われたり、相互にリプライし合うことによって会話による交流が生まれたりします。

いいね機能

気になったツイートや共感したツイートに対するリアクションができる機能です。リプライと違って相互のやりとりは伴いませんが、手軽にリアクションできるというメリットがあります。リアクションされたいいねの数が爆発的に増えることでツイートの内容がトレンドとなるなど、サービスの活性化に一躍買う場合もあります。

リツイート機能

特定のツイートを引用して発信する機能です。ツイートをそのままリツイートするだけではなく、自身のツイート内に埋め込む形でリツイートすることもできます。いいね機能と同じく、リツイート数が増えることでサービスの活性化が期待できます。

ツイートを参照する機能

続いて、ツイートを見る場合の機能です。Twitterは発信するばかりでなく情報を得るためのツールともなるため、ユーザの利用しやすさを考慮したビューを用意する必要があります。

タイムライン表示機能

最も基本的なビューです。ユーザがフォローしている他ユーザのツイートを、リストで参照できます。フォローしたユーザがいいね、リツイートしたツイートも流れてくるため、リアルでのコミュニティの範囲外のツイートも取得することができます。

検索機能

キーワード検索によって、他のユーザやツイートのリストを取得することができる機能です。検索の目的はユーザによって異なるため、検索結果の見せ方にも工夫ができると良いでしょう。例として、Twitterの場合は最新のツイートを単純に表示するだけではなく、話題のツイートや画像付きツイートを対象に検索できる機能があります。

ハッシュタグ機能

ツイート内に特定のキーワードや文章をタグとして含めておくことで、関連するツイートを簡単にリストアップできる機能です。共通の話題を持つ人同士で手軽に繋がる事ができるため、SNSらしい関係性作りを加速させる定番機能となりつつあります。

リスト機能

フォローしてる人が増えてくると、タイムラインの流れが早く追いきれなくなったり、可読性が下がることがあります。そんな時に役立つのが、リスト機能です。特定のユーザをグルーピングしてリストに登録おくことで、ツイートがリスト毎に整理して確認できるようになります。

その他の機能

他にもTwitterには、充実したサービスを作り上げている機能がいくつかあります。いずれも必須となる機能ではありませんが、必要に応じて実装を検討するとよいでしょう。

DM機能

ユーザ同士が、直接連絡をすることのできる機能です。リプライ機能でも代替可能ですが、両者間で閉じたやり取りができるという違いがあります。

通知機能

フォローしているユーザのツイート投稿や、自身のツイートに対するリプライなどのアクションがあった際に、通知をする機能です。動きがあった際に気づけるというユーザ側のメリットが連想されがちですが、できるだけサービス提供側としてのメリットもあります。

プロモーション機能

不特定多数のユーザのタイムラインに、任意のツイートを表示させる機能です。法人アカウントが利用する場合が多いですが、一般のユーザも使えるようになっています。基本的に無料で利用できるTwitterのようなサービスにとっての、貴重な収入源です。

外部アプリ連携機能

TwitterはAPIが公開されており、所定の手順を踏むことで自分がつくったアプリケーションと連携ができるようになっています。自身のホームページにタイムラインを埋め込んだり、他のシステムからツイートを投稿させるような使われ方が一般的です。柔軟なサービスの活用方法を提供することで、より多くのユーザのサービス利用を促進することができます。

Twitterのようなサービスを作る場合の概算費用

Twitterのようなサービスを開発する際に、どれくらいの開発費用が必要となるのかを見ていきます。

最低限の機能で開発する場合

Twitterを最低限の機能で開発仕様とした場合、メインとなるツイートの投稿機能を軸に、ユーザの取れるその他のアクションやビューを削る形での実現を考えます。

  • ユーザ管理機能
  • ツイート機能
  • リプライ機能
  • フォロー機能
  • タイムライン表示機能

これらの機能は、ユーザのツイートを中心にユーザ同士で交流するための、最低限の構成です。また、スマートフォンアプリの開発は費用が大きく上がるため、Webブラウザで利用するWebアプリケーションでの実現を想定します。

上記の実装内容で想定した場合、約2.5人月 × 80万円 = 約200万円くらいの費用がかかると見込まれます。

サービスのコンセプト次第で、リプライ機能といいね機能のトレードオフを考えたり、匿名性のあるサービスと割り切ってユーザ管理機能を簡略化してコスト削減を図ることも考えられます。

Twitterと同等のクオリティを目指して開発する場合

続いて、Twitterと同等のサービスを考えた場合です。現状のTwitterの利用シーンを考えると、多くのユーザがスマートフォンアプリで利用していると考えられるため、サーバサイドに加えてスマホアプリの開発費用も考慮します。

サーバサイドの開発費用は、約28人月 × 80万円 = 約2240万円くらいの費用がかかると見込まれます。

スマホアプリの開発費用は、約8人月 × 80万円 = 約640万円くらいの費用がかかると見込まれます。

Twitterの開発費用の特徴

Twitterの場合、システムとしてのインプットがほとんど「ツイート」に限られるため、パターンが少ないという特徴があります。そのため、適切なデータ構造が固まってしまえば機能が増えても複雑化しにくく、初期の開発費用は比較的安く抑えられると考えられます。

開発コストは、単純に機能数の増加と比例して増えると考えてよいでしょう。ただし、ユーザが頻繁にタイムリーな情報を取得したいというニーズを考えると、レスポンスやユーザビリティの改善といったサービスのブラッシュアップのコストがかかることは見込んでおくべきです。

発注費用を抑えるポイント

Twitterのようなサービスを再現しようとすると、開発費用を抑えるポイントを確認していきます。

シンプルな構造にする

Twitterで実現したいことは基本的にはシンプルです。

サービスの全体像や外部システムとの連携を意識しすぎることによって、複雑な構成のシステムにならないように注意しましょう。バグを混入させやすくするだけでなく、障害が発生した際の原因究明が難しくなり、結果的に開発費用の増加を招きます。

ツイートを投稿する機能を軸に他の機能を疎結合で連携していくことで、シンプルな構成を保つことできます。また、Twitterは気軽に使えるサービスとしてのシンプルさも重要なポイントであるため、サービスが複雑化することによってユーザが離れてしまう事態になりかねません。

スマホアプリを妥協する

Webブラウザからの利用に限定することで、スマホアプリの開発費用をまるごと削減することができます。

その場合、将来的にスマホアプリの対応をすることを視野に入れ、サーバサイドをAPIとして利用可能にしておくなど、汎用的なインターフェースにしておくとよいでしょう。

どうしてもスマホアプリでの提供を実現したい場合は、スマホアプリから操作できる機能を限定することで、スマホユーザのニーズを叶えつつコストを下げることも可能です。

最低限の機能からスタートする

シンプルな構造にすることとも関係してきますが、最初は少ない機能数でのサービス提供を考えたほうが、開発費用を削減することができます。

機能追加の判断は、基本のサービス内容を体験したユーザのフィードバックを踏まえて、計画的に行うと良いです。

Twitterのようなサービスを作る際に気を付けたいポイント

SNSは、一般的なWebサービスと比べて、特徴的なポイントがいくつか存在します。ポイントをおさえておくことで、よりユーザが集まりやすいサービスを目指しましょう。

ユーザ同士での交流の仕組み

Twitterといえば、なんといってもユーザ同士の活発なコミュニケーションです。提供されるコミュニケーションの手段は様々で、リプライ、いいね、リツイートなど、それぞれ異なる効果を発揮します。

自分のツイートに対する反応を楽しんだり、サービス内でコミュニティを形成したりと、人との繋がりはSNSを利用する大きな目的の一つです。活発な交流を意識することは、開発のポイントとして外せません。

ユーザがサービスを充実させていくことに留意する

SNSを使うユーザは、利用目的が様々で移り変わりが激しかったり、明確な目的を持っていない場合があります。そのため、サービスの姿はユーザの特性や世の中のトレンドによって、流動的に変化していきます。

作る側としては目指したいサービス像に合わせた仕様を作りきりたくなりますが、サービスの使われ方を観察して柔軟に適応していくことも必要だ、という認識を持っておきましょう。

ただし、ユーザが少ないうちは何のためのサービスかがわからないと集客しにくいので、最初は利用方法の提示をして、サービスを使ってもらうための動機付けを狙うとよいでしょう。

サービスの利用状況に応じたサービス改善

Twitterを使っていると、いつの間にか新しい機能が追加されていたり、画面レイアウトが大きく変わっていることがあります。

強い利用目的が発生しにくいSNSは、サービス自体が使いにくいとそれが理由でユーザが離れてしまうため、ユーザに寄り添って使いやすさを追及することが求められます。

無暗に変更を加える必要はありませんが、ユーザの反応やサービスの使われ方を高頻度で分析し、継続的なサービスの改善に取り組んでいくことが重要です。

総括

Twitterのようなサービスは、システムの構成はシンプルであるため、比較的開発はしやすいと言えます。サービスが利用され始めた後に、ユーザ視点を持った継続的な改善を行っていくことが大切です。

まずは基本機能で素早く開発し、改善のサイクルを回しながらサービスを充実させていくとよいでしょう。

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