システム改修とは?改修のタイミングや流れ・改修にかかる費用を解説

最終更新日:2024年02月08日
アメニティ株式会社
監修者
代表取締役 新井まさみ
システム改修とは?改修のタイミングや流れ・改修にかかる費用を解説
この記事で解決できるお悩み
  • システム改修とは?
  • システム改修の費用は?
  • システム改修の費用を抑えるコツは?

「システム改修の内容や費用相場がわからない」「新規開発と改修どちらを選ぶべき?」とお悩みの担当者、必見です。

システム改修とは、新しい機能の追加やデザインの変更など、現状のシステムよりも使いやすい仕様にすることです。新規開発よりも期間やコストをかけずに行えますが、改修内容や既存のシステムの状態によって新規開発がおすすめのケースがあります。

本記事では、システム改修の内容やタイミング・改修にかかる費用を解説します。記事を読み終わった頃には、システム改修の内容や費用相場を理解してコストパフォーマンスが高いシステム改修を行えるでしょう。

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システム改修とは

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システム改修とは、新機能の追加やサイトのデザイン変更などを行い、現状よりもユーザーが利用しやすいシステムに仕上げることです。悪影響を与える部分を改善するだけではなく、よりいい状態に改善する意味も含まれています。

システム開発と混同する人も多いですが、改修は新たに作らず「修正や変更に特化したもの」です。今まで使っていたシステムは、システム改修後も従来どおり利用できます。

システム改修の4つのタイミング

システム改修を行うタイミングは、以下の4つがあります。

  1. 不具合やバグの修正をしたい
  2. 現状よりも使いやすくしたい
  3. 新しい機能を追加したい
  4. 法改正・時代の流れにあったシステムにしたい

システムを利用するなかで、不具合やバグが発生したり新しい機能を追加したりする際に、システム改修を行うケースが多いです。改修したいタイミングは、システムを利用している企業によって異なります。時間やコストがかかるため、自社に最適なタイミングで行いましょう。

1. 不具合やバグの修正をしたい

システム改修のタイミングは、不具合やバグ修正を行いたいときです。長期間システムを使っていると、動作が遅い・画面がうまく表示されないなど、さまざまな不具合が発生する可能性があります。

時間とともに設定が変わり、正常に動いていたシステムが動かないケースもあるでしょう。システム改修では、不具合やバグが見つかった部分だけを修正することが一般的です。

2. 現状よりも使いやすくしたい

現状より使いやすくするため、システム改修を行うことがあります。リンクボタン・誘導ボタンの位置を変えたり、動作の改善を行ったりするなど、現状より活用しやすいシステムへの改善が多いです。

システム改修によって性能が向上することで、従業員も改めて「システムを使いたい」と考え、業務効率の維持が期待できます。

3. 新しい機能を追加したい

新機能を追加したいときに、システム改修を行います。業務に応じたシステムを追加導入することで、業務効率の向上が期待できるでしょう。

システムを利用するなかで「こんな機能があると便利」と新機能の必要性に気づく場合があります。従業員だけではなく、顧客の新たなニーズにも応えられるでしょう。従業員・顧客のそれぞれのニーズに応えることで、売り上げアップが期待できます。

4. 法改正・時代の流れにあったシステムにしたい

法改正・時代の流れにあったシステムに修正したい場合は、システム改修を行います。修正のレベル次第で、システム改修で対応できるためです。システム稼働中に、さまざまな法改正や元号の変更など時代の変化が訪れる可能性があります。

法令遵守が求められるため、場合によってはシステム改修が必須になるでしょう。法律の改正が判明した時点で、システム改修の計画を練ることがおすすめです。

システム改修の流れ

ビジネス_ステップ

システム改修の流れは以下の5ステップが一般的で、内容に沿ってスケジュール策定を行います。

  1. 打ちあわせ
  2. 設計
  3. 開発
  4. 完成・納品
  5. 保守・運用

打ちあわせでシステム改修に関する考えや要望などをまとめ、設計を行い、既存のシステムに手を加える形でシステムを開発します。システムが完成し、納品する前にもテストを重点的に行い、問題がないことを確認してください。

納品後は、安定稼働を維持するため保守・運用を行い、想定外のエラーが起きた場合は迅速に対応しましょう。

1. 打ちあわせ

開発担当者と打ちあわせを行い、システム改修に向けた要望や考えを共有します。「どのように改修するのか」をきちんと伝えないと、要望どおりのシステム改修ができません。

ある程度の時間をかけて、改修案を詰めていきましょう。どのような要望でもしっかりと伝え「実現可能なのか」「代替案を考えるべきか」など、打ちあわせでじっくりと検討してください。

2. 設計

打ちあわせで確定したシステム改修案をもとに、設計を行います。設計とは、既存プログラムの修正箇所を見つけ、改修後の設計図を作成することです。

既存プログラムに不具合がある場合は分析を行ったり、システム全体の動作が遅い場合は計測したりするなど、事前に状況把握を行いましょう。

見つけた問題点を改善する過程で、システム改修に必要な費用やスケジュールもあわせて検討します。円滑にシステム改修が行えるように、最低限必要なリソースや期間を設けるといいでしょう。

3. 開発

改善された設計図をもとに、システム改修を実施します。システム改修を行う過程で、何度もテストを行い、正常に稼働するかチェックすることが重要です。

新規開発時と同様にさまざまなケースを考えて行いましょう。

4. 完成・納品

開発からテストまで問題なく完了したら、本番環境でシステム改修後の動作検証を実施しましょう。正常に動作するかチェックしながら、不具合が生じれば都度修正を行います。問題なく稼働できたところで納品完了です。

5. 保守・運用

システム改修後は、システムの保守・運用が必要です。システムのログ監視を行い、随時エラーが出ないかを確認します。OSやソフトウェアのアップデートを実施した際に、動作が遅かったり不具合が生じたりした場合は適宜対応しましょう。

運用や保守はシステム開発会社が対応することが多く、依頼時に費用が別途かかるケースがあります。対応期間は事前に決めることが多いため、契約時に費用とともに相違がないか内容を確認しておきましょう。

改修と新規開発を選択する2つのポイント

ビジネス_就活生

システム改修か新規開発か、選択する際には2つのポイントがあります。

  1. 改修・開発にかかる時間とコスト
  2. 今後のシステム利用期間

それぞれ時間やコストがかかるため、どちらがいいか計画を練りながら判断しましょう。選択を間違えると、余計なコストがかかり、業務効率も下がるおそれがあるため注意が必要です。

1. 改修・開発にかかる時間とコスト

システム改修と新規開発を選択するポイントの1つ目は、時間とコストです。システム改修は既存システムの改善点が多いと、新規開発よりも時間とコストがかかる可能性があります。

改善点が多く、システム改修の工程が複雑な場合は、新規開発のほうがスムーズに進むでしょう。事前に既存システムの解析・見積もりを行い、しっかりと検討することが重要です。

2. 今後のシステム利用期間

システム改修・新規開発をしたのちに「あと何年利用するか」が選択のポイントです。導入したばかりで、5年程度同じシステムを利用する場合は、システム改修が理想的といえます。

1年以内に既存システムを変更する可能性がある場合は、システム改修にかける費用が無駄になるでしょう。1年以内であれば既存システムをうまく活用しながら、新規開発に時間とコストをかけることがおすすめです。

システム改修にかかる費用は「30万〜160万円」

システム改修にかかる費用は、30万〜160万円です。費用の大半が人件費となり「人数×期間」で決まります。エンジニアの人数も重要になるでしょう。

エンジニア別の費用相場は以下のとおりです。

  月々かかる費用相場
上級エンジニア 100万〜160万円
初級エンジニア 60万〜100万円
大手企業に勤めるエンジニア 50万〜100万円
下請け・個人事業主 40万〜60万円
外国籍エンジニア 30万〜40万円

システム改修の費用は、エンジニアのスキルによっても差が生じます。表のように、外国籍エンジニアや個人事業主のエンジニアにお願いすると、費用を抑えられるでしょう。

システム改修費用を抑える4つのコツ

システム改修費用を抑えるコツは、以下の4つです。

  1. 自社で対応できることはできるだけ行う
  2. システム改修の要件定義を明確にする
  3. 対象のシステム改修が得意な会社に依頼する
  4. あらかじめ改修期間を決める

システム改修にかける期間をあらかじめ決めておき、必要なリソースを考えます。自社で対応することと外注に依頼する内容を切りわけて、コスト削減を目指しましょう。

1. 自社で対応できることはできるだけ行う

システム改修費用を抑えるためには、自社で対応できることはできるだけ行うようにしましょう。外注作業を減らすことで、コストを抑えられるためです。

システム改修を外注する場合は、作業の量や時間によってコストが確定します。自社で作業を行い、依頼する作業を減らすことで、コストも時間も削減できるでしょう。プログラムをいじらないマニュアル更新やテストパターンの作成など、自社で対応できる範囲を検討しましょう。

2. システム改修の要件定義を明確にする

システム改修の要件定義を明確にすることで、コストを抑えられる可能性があります。システム改修の作業内容が明確になり、再度改修作業が発生するリスクを抑えられるためです。要件定義が曖昧では、改修途中に修正依頼が出る可能性があります。

あらかじめ要件定義を明確にすることで、システム改修の途中変更や機能追加をゼロにできるでしょう。打ちあわせの際に、開発会社の担当者とのコミュニケーションエラーを無くすことが重要です。

3. 対象のシステム改修が得意な会社に依頼する

対象のシステム改修に長けた企業に依頼することで、費用を抑えられる可能性があります。どのシステム開発会社も、得意な作業内容はスムーズに進められるためです。システム改修作業がスムーズに進めば、改修期間を短縮でき、コストも減らせます。

システム開発会社によって強みが異なるため、事前の調査が重要です。複数社の意見を聞き、相見積もりで比較検討するといいでしょう。

4. あらかじめ改修期間を決める

システム改修費用を抑えたい場合は、あらかじめ作業期間を決めましょう。システム改修の費用は、ほとんどが人件費のためです。

システム改修の期間が長くなるほど、エンジニアが働く日数が増えるため人件費がかさみます。あらかじめ作業期間を決めることで、無駄な人件費を節約できるでしょう。

システム改修の注意点

ビジネスイメージ

システム改修時の注意点は、以下の2つが挙げられます。

  1. 必ずデグレードテストを行う
  2. 改修か新規開発か適切なほうを選ぶ

システム改修はさまざまなテストを行い、問題がないかチェックすることが重要です。改修が完了したあとに再び改修を依頼すると費用がかかります。システム改修に踏み切る前に、希望のプランは「システム改修が適切か」をよく検討しましょう。

1. 必ずデグレードテストを行う

システム改修の際は、必ずデグレードテストを行いましょう。デグレードテストとは、既存プログラムを変更したことにより、今まで問題なく動いている部分に支障が出ていないかをチェックするテストです。

同じ環境を複数用意し、修正前後のプログラムを別々に設置します。一斉に動かし、変更箇所以外に影響が出ていないかを確認する方法です。

2. 改修か新規開発か適切なほうを選ぶ

システム改修を検討する際は、改修か新規開発か適切な方法を選びましょう。改修内容によっては、部分修正ではなく「すべてリニューアル」が適切な場合があるためです。新規開発によってコストやスケジュールを短縮でき、システム改修より効率よく終えることが期待できます。

既存のシステムが独自フレームワークを使っている場合は、解析に時間やコストがかかるでしょう。既存のフレームワークを活かして改修するほうが、時間もコストも抑えられる可能性があります。「何を重視して改修するか」を明確にすることも大切です。

まとめ

システム改修とは、不具合の改善・新機能の導入などを行い、現状よりも利用しやすいシステムを作り上げることです。システム改修のタイミングは企業によって異なりますが、改修後も5年程度使用する場合に適しています。

既存のシステムを1年以内にリニューアルする場合は、改修せずに、新規開発にコストと時間を費やすことがおすすめです。システム改修を外注する場合は複数社の相見積もりを取り、実績が豊富で自社にあったシステム開発会社を選択しましょう。

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監修者の一言

改修にかかる費用についての基本的な内容は記事に通りとなります。特に改修内容と明確にすることにより、業者は見積もりの精度を上げられるため費用を押させることができ、出来上がりの齟齬も少なくなります。他に以下のような要素も改修費用に影響すると思います。

一つ目はシステムをどのような技術で作成しているか、です。あまりにも古い技術を使っている場合、対応できる技術者がいないため改修自体が困難になる、または対応できる特定の業者に発注するしかありません。そうなると価格の比較ができないため高くなってしまう可能性があります。一般的な技術で作成されていればたくさんの業者が対応できますので、そのような心配はありません。

二つ目はシステム構築時の資料があるか、です。改修を行う場合、設計書があるのとないのでは、工数が大きく違ってきます。システム構築時の設計資料は改修時にも必ず更新してもらい、最新の状態で保持するようにしたほうが良いでしょう。

三つ目は自社の受け入れ態勢ができているか、です。納品前に受入テストを行うことがあると思いますが、こちらのテストは自社で出した要望通りにできているか確認するテストになります。業者にテスト内容を作成してもらうこともできると思いますが、自社で作成することも可能です。

業者の手間を減らすことが費用を減らすことになると思いますので、システム改修を行う際に自社でできることを確認してみるとよいと思います。

アメニティ株式会社
代表取締役 新井まさみ
監修者

アメニティ株式会社、代表取締役 新井まさみ。中学生の時に初めて作成したプログラムでプログラミングの楽しさを知る。システム開発会社にて勤務後、アメニティ株式会社へ入社。入社後、システム開発会社部門を立ち上げ。2005年代表取締役に就任。大手企業の労務・厚生業務のWEBシステム化を多数担当。要件定義から運用、再開発まで行うことでシステムのライフサイクルにも対応。

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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