システム改修にかかる費用相場を徹底解説!安く抑える方法は?

更新日:2019年07月16日 発注カテゴリ: Webシステム開発
システム改修にかかる費用相場を徹底解説!安く抑える方法は?

新元号や消費税率の変更など、システム改修が必要になるケースはよくあります。システム改修の費用は依頼してみないとわからないことが多く、費用で悩むことも多いはずです。そこで、システム改修の費用はどのように決まるのか、また、少しでも費用を安く抑えるために何ができるか、といったことを解説します。

システム改修とは

システム改修とは、既存のシステムのデザインを変更したり新機能を追加したりするなどして、使いやすく仕様を変更することです。「改修」と聞くと、どこか悪い部分を修理するようなイメージがありますが、システム改修では修理という意味合いは薄く、基本的には今まで通り使い慣れたシステムを活用できます。

システム改修のタイミング

では、どんな時にシステム改修の必要があるかですが、それは企業によってそれぞれに適したタイミングがあります。一般的にはシステムが古くなった時ですが、新元号への変更や消費税率の変更などのように、システム自体は古くなっていなくても、環境が大きく変化した時にはそれに対応させるべく改修せざるを得ません。

システム改修の費用相場

システム改修をするとなると気になるのがその費用です。一からシステム開発を行う場合、数百万円規模になることは珍しくないですから、システム改修にも高額な費用が必要となるのでないかと心配になるのではないでしょうか。

実際、システム開発や改修の費用相場はわかりにくいと言われています。システム開発企業のホームページを見ても具体的な金額を提示しているところは少なく、「ちょっと機能を追加するだけだから」と安く見積もっていると、想像以上に高額な費用を請求されたり、逆に、大掛かりに見える改修でも意外と安かったりといったことがよくあるのがシステム改修です。

システム開発企業が、自社のホームページに具体的な費用を提示していない理由の一つに、システムを構築するのにかかる費用が独特な算出方法になっていることが挙げられます。

この業界では、一般的に「人月」という単価が用いられるのですが、これはシステムの開発や改修に必要な人数と、1人当たりの作業期間を掛けたものです。作業期間は月単位になっており、費用総額は人数×月数で算出されます。

つまり、プログラマー1人とシステムエンジニア1人の合計2人で2カ月作業する場合、2人×2カ月の「4人月」で費用を計算するということです。そのため、個々の技術者の単価と、何人投入するのかによって総額は大きく変わります。

システム開発企業としては、システムの構築を依頼された場合、どんなふうな、そして、どんな規模のシステムを構築するのかという顧客の要望を聞いてからでないと、どの程度のスキルを持つ技術者を何人投入すればよいかを決められません。だからこそ、具体的な費用をホームページに提示することが難しいわけです。このことは、新規開発でも改修でも変わりません。

システム改修の費用を抑えるコツ

システム改修の費用がわかりにくい理由を解説したところで、次に、なるべく費用を抑えるために顧客として何ができるのかを考えましょう。

修正や追加箇所を明確に

システム改修の費用を抑えるうえでまず考えるべきことは、依頼内容をどこまで明確にできるかという点です。どの部分をどのように修正するのか、どんな機能を追加するのか、といったことが明確でないと、業者の提案や調整によって設計費用はいくらでも高くなってしまいます。

画面をハードコピーしたり資料を用意するなどして、できるだけ具体的に修正箇所を示すことが肝要です。明確な依頼内容なら、業者としても投入する技術者の人数や作業期間を予測しやすいため、より精度の高い見積もりが出しやすくなります。

逆に、不明確な要素が多いほど、業者としてもリスク込みで見積もりを出さざるを得なくなりますから、費用は高めに設定されるわけです。

細かい依頼を何度も繰り返さない

小規模のシステム改修でも、システムの制作工程は変わりません。そのため、細かい改修が必要になるたびに依頼するより、ある程度まとめて依頼した方が全体としての費用は抑えられる可能性が高いです。

ちょっとした改修であっても、業者はその都度、環境を整えて、テストデータを準備して、といった一連の工程を行います。その一つ一つに費用が発生するわけですから、安く抑えたいなら、重複する作業工程を減らせるようまとめて依頼する方が得策です。

修正可能なものは自社で行う

システムを改修すると、そのマニュアルにも修正が必要になりますが、可能なら自社で修正しましょう。新規開発ではマニュアルも含めて業者に依頼する方が負担軽減に良いですが、マニュアルの修正程度なら自社で体制を整えておくべきです。

システムに変更はなくても、自社の組織やスタッフに変更があった時にはそれに合わせてマニュアルも変更する必要があるわけですから、最初から自社で対応できる体制を整えておくことが大切です。

テストデータを自社で用意する

一般的に、テストデータの作成は業者が行いますが、顧客側でテストデータやテストパターンを用意しておくと、その分の費用が抑えられます。

システム改修費用が高くなるケース

続いて、システム改修で費用が高額になることの多いケースを紹介します。冒頭でも述べたように、「ちょっとした仕様の変更だから安く済むだろう」と思ったら、想像以上に費用が高額になってしまったということは珍しくありません。

システム内部の構造や、その修正による影響の与える範囲などにより、仕様の変更箇所は簡単に見えても多くの作業を必要とすることがあるからです。そこで、以下で具体的な例を見ていきます。

修正による影響が広範囲に及ぶケース

ちょっとした修正でも、たとえば画面の一部の表示に修正を加えるようなケースでは、画面の数が多くなるほど修正箇所も多くなるため、費用が高くなりがちです。

プログラムが共通化できているようなケースでは画面の数と修正量が比例しないこともあるので、このケースでは一概に費用も比例するとは言えません。ただ、基本的には一個の修正でもそれが多くの機能に影響が及ぶ場合、費用が高くなると覚えておきましょう。

データベースの改修を伴うケース

これももともとのプログラムや設計次第ですが、画面に項目を追加したり新しい情報を付加したりする場合、データベースから改修しなければならないといけないケースがあります。そうなると、データの移行や変換ツールの制作などの作業が増えて、費用がかさんでしまいます。

テストに手間がかかるケース

改修の内容次第では、テスト項目が大量になったり、複雑なパターンでテストしなければならなかったりといったケースも出てきます。すると、それだけ工程数が多くなるため費用も高くなるという仕組みです。データ量が多い場合は、先に見たように、顧客側でテストデータを用意するなど費用を抑える工夫も有用でしょう。

まとめ

システム改修の費用を抑えるには、その規模、目的、必要な機能などなるべく要望を具体化して依頼することが大切です。要望がざっくりしすぎていては、いくらシステム開発企業といえどもそれに割くべき期間や人件費を算出できないため、見積もりと実際の費用とに大きなズレが生まれることもあります。

また、費用だけでは業者の質は判断できないため、なるべく相見積もりを多く取ったうえで、「正確に要望に応えてくれるのか」、「不透明な費用項目はないか」などを確認してから決めましょう。

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