システム開発のWeb系、オープン系、汎用系の違いとは?

更新日:2019年01月21日 発注カテゴリ: Webシステム開発
システム開発のWeb系、オープン系、汎用系の違いとは?

システム開発には大きく分けてWeb系、オープン系、汎用系の3種類があります。ITエンジニアの求人においてもそれぞれ別々に募集されることも多く、同じシステム開発に関わる職種ながら求められる知識・スキルに違いが見られます。システム開発のためにITエンジニアを採用、または開発会社に業務を依頼しようと検討している場合には、この3種類の職種それぞれの特徴をよく踏まえ、自社のシステム開発ではどの職種を採用すればよいのか、どの職種の分野を得意としている開発会社に依頼すればいいのかをしっかりと検討していく必要があるわけです。

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Web系とは?

Web系のおもな仕事はWeb上のアプリケーションを開発することです。インターネットを利用する際にはWebブラウザでサイトやページを表示する形になりますが、いかにうまく表示することができるか、閲覧する人(将来的や顧客やユーザー)に必要な情報を提供することができるかが問われます。膨大な情報が存在するネット上では、いかにファーストインパクトで閲覧者の興味をひきつけることができるかが問われます。

パッと見てインパクトがない場合にはすぐに他のサイトに移動してしまう恐れがあるからです。また必要な情報をわかりやすく伝えられる形で表示できるか、サイトの構図が崩れず、どんな状況でも見やすい構図を維持できるかなども大事な部分でしょう。こうした点をクリアするためには専門家によるシステム構築が必要なのです。

このWeb系のシステムはおもに通販サイトやSNS、不特定多数が利用できる掲示板などで利用されています。多くの人が利用することに価値がある、何度も訪れて利用するリピーターを獲得する点が重視される分野で活躍します。

また、高速処理で快適な環境を構築するのもWeb系システムの大事な仕事です。重い掲示板やSNSはストレスばかりがたまってしまい、使いたいと誰も思わないものです。もう少し具体的に見ると、PHP、Java、Javascriptといったプログラミング言語を使いながらシステム開発が行われています。

オープン系とは?

不特定多数の利用者を想定したシステム構築が求められるWeb系に対して、オープン系はおもに業務系のアプリケーションを開発するための仕事です。現代のビジネスシーンではパソコン・ネット環境を活用した業務の効率化が重要なポイントとなっています。

自社システムを導入する動きも活発になっていますが、オープン系ではそうした業務の効率化・コストダウンに役立つシステムの開発を担っています。たとえばスケジュール管理や在庫・売り上げの管理、経理・会計などの業務はエクセルなどの管理ソフトで行うこともできますが、その効率化をさらに一歩推しすすめてシステム上で行うことができるようになります。

単に従業員ひとりひとりの業務の効率がアップするだけでなく、情報の共有とセキュリティを両立させることで、従業員の共同作業の効率をアップさせることも可能です。

このオープン系の最大の特徴は企業の業務環境に合わせて独自のシステムを構築していく仕事が多い点です。この点も幅広い利用者を対象にしたWeb系との大きな違いでしょう。いわばオーダーメードのシステムを組んでいくことになるわけで、より専門性が問われる部分がある一方、顧客となる企業の要望をしっかりと取り入れ、満足させるだけの柔軟性も問われます。

このオープン系ではLinux、Unix、Java、PEPといったプログラミング言語が使用されています。自社で独自にシステム開発をしたいときに重宝する職種となるでしょう。

汎用系とは?

汎用系とは、汎用機と呼ばれる大型のコンピューターのシステム開発を行う職種です。汎用機といわれてもピンとこない方も多いかもしれません。急速な技術の進歩でコンピューターの小型化が進んでいる状況ですが、伝統ある企業を中心に大型のコンピューターを導入し、現在でもメインのコンピューターとして活用しているところは少なくありません。

この汎用機では膨大なデータが蓄積され、処理されているのが特徴です。これを問題なく機能し続けるよう保守・再構築などを行うのが汎用系のおもな仕事なのです。たとえば金融系の企業では顧客の膨大なデータが管理されていますし、市場の動向や顧客の利用状況に合わせてデータの処理がそれこそ秒単位で行われています。

もし万一、この汎用機のシステムに不具合が生じてしまうとどのようなことが起こるか?大きな企業であればあるほど、多くの人が関わるデータを管理していればいるほど、影響や損害が莫大なものになってしまいます。

こうした大企業の汎用機にはもうひとつ大きな特徴があります。大きな企業が導入するだけあって独自開発のシステムが使用されており、それを保守・再構築するためにはかなり専門的な知識とスキルが求められるのです。OSやパーツも独自仕様となっていることも多く、そうした特別な環境に対応してしっかりと役割を果たすことができる柔軟性が求められるわけです。

使用されるプログラミング言語もWeb系、オープン系とかなり異なっていることが多く、COBOJやPL/Iなどが使用されています。これからシステム開発を導入しようと検討している企業や経営者にとってはあまり縁がない存在といってもよいかもしれません。

なお、この3種類の職種に比べてもうひとつ、制御系と呼ばれる職種もあります。こちらは機械の制御を行うためのシステム開発がおもな仕事となっており、スマホ、カメラ、自動車、電子レンジなど安全性も含めた制御機能が重要な意味を持つ家電製品で制御系のシステムが取り入れられています。

ですから企業のシステム開発では基本的には関係がない職種でしょう。ただ家電の性能が年々アップしており、制御機能の重要性も高まっていることもあって、IT系エンジニアの重要な就職・転職先の選択肢となっています。

自社のシステム開発には縁が薄い職種ですが、家電をはじめとした制御機能を必要とする機械・機器を扱っている企業にとっては、外注・発注する相手として非常に重要な面も持ち合わせていることになります。

ケースバイケースで適切な職種を選ぶ

このようにWeb系、オープン系、汎用系それぞれに扱うシステム、さらに求められる役割が異なります。どの職種が優れているのかといった話ではなく、自社が求めているシステム開発に必要なスキルを備えているのはどの職種かで選んでいくことになります。

先ほども触れましたが、これから自社システムの構築・導入を検討している場合には、汎用系は選択肢としてあまり含まれないでしょう。すでにシステムを導入している汎用機がある企業で保守・再構築が求められる場合のみ、汎用系が必要になります。

あとはWeb系とオープン系のどちらを選ぶかです。簡単に言えば、幅広い顧客を対象にWeb環境を整えたい場合にはWeb系、企業内のシステム環境の導入・充実を検討している場合にはオープン系が相応しい選択肢となるでしょう。

ただどちらか一方を選ぶだけでなく、開発会社に発注する際には両方の人材をうまく活用しながらシステム環境を整えていくといった工夫も検討してみましょう。今では多くの企業がホームページを開設していますし、その上で自社システムを構築する場合にはWeb系、オープン系両方のエンジニアに仕事を発注したうえで、より自社の業務環境にあったシステム環境を整えていくこともできます。この辺りはひとつの職種に絞ることにこだわらず、柔軟な発想で臨むようにしたいところです。

まとめ

まずは上記3種類の職種の役割をしっかり把握しておくことです。それからそれぞれの職種が自社のシステム環境にどう役立ってくれるかを確認したうえで、開発会社や人材の採用を検討していくことになります。これが自社システム構築における適材適所の基本です。

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