【令和版】システム開発の費用・料金相場|5万件の案件から分析

更新日:2020年09月24日 発注カテゴリ: Web制作会社・システム開発会社
【令和版】システム開発の費用・料金相場|5万件の案件から分析

比較ビズで発生した5万件の案件データを分析し、システム開発会社の監修の元、システム開発にかかる費用・料金相場をまとめました。どんなシステムを作るかにより大きく費用が変動しますが、一つの目安として参考にしてもらえればと思います。

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システム開発の種類

システム開発は、WEB上で利用する「WEB系システム」、業務効率化を目的として「業務系システム」、実在する製品に組込む「組込み・制御系システム」、iPhoneやAndroidで利用する「スマホアプリ」の4つに分けることができます。

システム開発の種類

WEB系システム

主に誰でも利用することができるシステムで、ホームページに組み込んで開発することが多く、売り上げアップを目的としたシステムが多い特徴があります。後述する業務系システムをWEB上で実装する場合もあります。

システム開発会社ではなく、ホームページ制作会社が対応する場合も多くあります。物凄く大雑把に一長一短を説明すると、システム開発会社に依頼した方が技術的には安心できますが、デザインが弱い可能性があります。マッチングサイトのようなシステムであれば、対応できるホームページ制作会社も多いので、どちらの会社からも見積もりを取っておいた方が良いでしょう。

システム例

マッチングサイト/予約システム/決済システム/eラーニング/顧客管理

業務系システム

業務システムとは、主にExcelや手書きで管理している情報を、システム上で管理することで、業務効率化を図るシステムのことです。

近年は初期費用が非常に安いクラウドサービスを利用している企業も多く、有名なサービスとしては名刺管理ができるSansan、顧客管理ができるセールスフォース、最近CMをやっているマーケティングオートメーション(MA)ツールのb-dashなどがあります。

逆に勤怠管理や会計管理などのシステムはクラウドよりパッケージが多く出回っていることもあり、会社によって求められる内容があまり変わらないことから、それらを利用する企業が多い特徴があります。

クラウドサービスや、パッケージ製品に関しては、安価で利用できるメリットがあるものの、既に完成されているシステムを利用するので、やりたいことが実現できない可能性があります。そういった場合はシステムを開発することになり、一般的にこの開発方法をフルスクラッチ開発と呼び、今回の記事はフルスクラッチ開発した場合の費用例を解説しています。

システム例

勤怠管理/受発注管理/顧客管理/生産管理/在庫管理/営業管理

組込み・制御系システム

家電製品や機器など、独立した機械の中に組み込まれたコンピューターを制御するためのシステムです。今回の記事では組込み・制御系システムの費用相場は割愛しております。

システム例

家電製品制御/POSシステム/自動車制御/工作機械制御

スマホアプリ開発

iPhone、Androidなどのスマートフォン上で動作するアプリケーションのことです。スマホアプリの開発は一般消費者にストレスなく使ってもらうため、UI・UXなどのデザインが重要だったりするため、開発費用以外にかかる費用が増えがちです。

またどのくらいの利用者数をターゲットとするかにより、サーバーの構築費用またはレンタル費用が大きく変わります。最近ではAWSといった利用者が増えた分だけ費用がかかる、従量課金制のサーバーでの構築が一般的です。

システム開発の費用・料金相場

比較ビズで過去5年間発生した案件と、専門家の監修をもとに、それぞれのシステム開発の費用相場をまとめました。

WEB系システム開発の費用相場

どんなシステムでも同じですが、どれくらいの機能を実装するか、によって大きく費用が変わります。下記のテーブルでそれぞれのWEBシステムごとの費用相場と、費用が変わるポイントを解説しています。

例えばホームページにメールアドレスを記載して、問合わせを受付けているが、フォームを実装したい、と言った場合、開発費用は数万円程度となります。反対に来店予約機能を実装し、事前決済できるようにし、お客さんに定期的にメルマガを送りたい、とった要望であれば、最低でも80万円以上はかかるでしょう。

WEBシステムの種類 開発費用相場 費用が変わるポイント
マッチングサイト 100万〜500万円 住所や路線の検索機能、決済機能、メッセージ機能、メルマガ機能などを導入する場合は費用が高くなります
予約管理サイト 80万〜500万円 決済機能、複数店舗機能、スタッフの勤怠管理と連動した予約機能、メルマガ配信機能などを導入する場合は費用が高くなります
ECサイト 60万〜400万円 マッチングサイト同様、オプションにより大幅に変わります。商品数が何千もある場合はかなりの費用がかかります
クチコミサイト 80万〜300万円 シンプルに会員登録してクチコミを投稿するだけであれば40万円でも開発できますが、何かしらのインセンティブを与える設計や、クチコミを閲覧できる件数に制限を設けるなどする場合は高額になります
Q&Aサイト 60万〜300万円 クチコミ同様、回答するとポイントなどのインセンティブを与えるか、Q&Aを絞り込む検索機能、サジェストによる検索支援などの機能などを導入する場合は費用が高くなります
SNS 100万〜500万円 社内や友達間での構築目的であれば、そこまで費用がかからない場合がありますが、フォロー機能や決済機能を導入する場合は費用が高くなります
CMS 80万〜400万円 CMSは自社で既に用意している環境に導入するケースが多く、その環境(サーバーや言語)によって費用が変わったり、どのくらいデザインにこだわるかにより変わります
掲示板 50万〜300万円 簡単な掲示板であれば50万円〜開発できますが、マッチングサイト同様、検索機能や会員機能、決済機能、位置情報管理などを行う場合は費用が高くなります

参考:Webシステム開発の費用・料金相場

業務系システムの費用相場

業務系システムの開発費用は300万〜1000万円が料金相場となります。

費用にこれだけの幅があるのは、顧客管理と一言にいっても、Excelで管理している営業が新規で獲得した顧客の件数をリアルタイムで件数を管理できるようにする、というシステムもあれば、顧客への訪問履歴や活動内容、進捗状況、スケジュール管理、売上や費用、データ分析、外部サービスとの連携などを実装するシステムがあったりと、クライアントが求める内容により、大きく費用が変動するためです。

業務システムの種類 平均発注予算額
顧客管理系 972万円
総合管理系 675万円
販売管理系 847万円
営業管理系 942万円
生産管理系 1377万円
物流管理系 1671万円
情報サービス系 232万円
受発注管理系 1322万円
グループウェア 466万円
総務関連 625万円
画像処理 1000万円

VBAやマクロを活用してExcelの集計を自動化したり、Accessを導入するようなシステムであれば、数十万で開発できる場合が多いですが、上述したような機能を網羅する場合は、数百万円以上かかります。

ちなみに比較ビズでお見積りを頂いた業務系システムの発注予算帯は以下のような金額になります。あくまで予算であって、開発費用の相場ではありません。数億円の開発案件が紛れ込んでいたりするため、中央値でみれば半額くらいまで下がる印象です。

スマホアプリ開発の費用相場

アプリの種類 開発費用相場
ショッピングカート系 50万〜300万円
カタログやフリーペーパー系 50万〜100万円
通話やメッセージアプリ系 100万〜500万円
ゲーム系 200万〜1000万円

システム開発に明確な費用相場が存在しない理由

例えば自分好みのマイホームを建てようと思った際、どこに建てるのか、外壁、バルコニー、内装・設備をどれくらいこだわるかによって大きく費用が変わります。

システム開発も同じで、要件(仕様)によって、費用が数万円〜数千万円と、大きく費用が変わります。

お問合わせフォームの作成だけであれば5万円程度で開発してもらえますが、大企業が業務効率化を目的としてシステム開発を依頼する場合、数億円かかることも珍しくありません。

また住宅と同じで、作って終わりではなく、定期的なメンテナンスや維持費・保守料などがかかります。

比較ビズでは「クラウドソーシングのサイトを作りたい」と一括見積もりを頂くことがありますが、Lancersやクラウドワークスと全く同じようなクオリティで開発する場合、恐らく500万以上はかかるかと思います。

逆に使い勝手は悪いかと思いますが、最低限の状態からスタートするのであれば、仕事を依頼する機能、仕事に応募する機能、メッセージでやり取りする機能の3つの機能があれば、それっぽいサービスが作れます。(ほぼ掲示板ですが)

この最低限の要件であれば、50万〜150万円程度で開発できるでしょう。

Lancersやクラウドワークスのように、フリーランス側がポートフォリオや実績の管理、仕事のステータス管理、提案のテンプレ管理、入金管理、Q&Aの回答管理、レビュー管理といったように、仕事を受けるフリーランス側の視点だけでも、様々な機能があり、それらを実装するのか/しないのか、によって費用が変わります。

また開発費だけでなく、サーバー費や運用・保守費などもかかります。

メルカリのサーバー費は月額1000万かかっていると噂されていますが、メルカリのようなアプリを作りたいと思っても、最初から月額1000万のサーバーを借りる必要性もないので(最初からそんなにユーザを獲得できないはずなので)、開発会社側と相談しながら決めることになります。

そのため「〇〇のようなサービスを作りたい」と言っても、概算の見積書すら出すのが難しい、というのがシステム開発会社の本音です。

システム開発の費用の仕組み

人件費

システム開発の費用の約8割は人件費となり「単価×工数」で計算されます。

システム開発会社側は、クライアントにヒアリングをし要件を定義した後、誰がどの部分を担当し、何時間かかるのかを算出します。

「人月単価」という言葉があり、1人の社員が1ヶ月間その仕事をした場合に、クライアントからいくら請求すれば、会社側に利益が残るのかを把握するためのもので、社員の役職・職種に応じて「人月単価」が定められています。

見積書では「人日単価」として記載されている場合が多く、これは「人月単価」を20日(1ヶ月といっても営業日では約20日)で割った金額です。

給料35万の社員がいたとして、35万の人件費以外に、販売管理費、社保やオフィスの家賃、賞与、退職金、営業コストなどを考慮すると、最低でも1人60万程度の利益を生まないと、会社側は赤字になる、といった場合が多々あります。そのため人月単価を80万(人日単価4万)に設定する、といった考え方で、各社計算をしています。

上記のような考え方で、人月単価を計算するのですが、経験豊富で技術レベルが高い社員には、それ相応の給料が支払われているため、優秀な技術者が関わる開発案件では、人月単価が200万を超える場合もあります。

人月単価が200万で、1人月でシステム開発が完了する場合は、200万で1ヶ月間後に納品してもらえる、ということになります。

見積もり例

人月単価80万が3人月、人月単価100万が2人月の場合、(80万 × 3人) + (100万 × 2人)= 440万円の費用がかかることになります。

システム開発に関わる人員の単価

システム開発に関わる人員は基本的に「SE」と「PG」です。

「SE」とはシステムエンジニアのことで、大雑把に説明するとプログラムの設計を担当します。システム開発は、要件定義→設計→開発→テストの流れになりますが、SEの担当は「要件定義〜設計」となります。

「PG」とはプログラマのことで「開発」の部分を主に対応し、SEとPGで「テスト」を行い、納品という流れになります。

WEBシステムなどでデザイン業務が発生する場合は、WEBデザイナーがデザインを行い、デザインデータからWEBで見れるようにコーディング作業を行う流れになります。

「SE」と「PG」の人月単価の費用相場は下記の通りとなります。

レベル 人月単価
PG 下請け・フリーランス 40万〜80万円
PG 大手企業 60万〜100万円
SE 初級 80万〜100万円
SE 中級 100万〜120万円
SE 上級 120万〜200万円
平均 80万〜120万円

ちなみに人月単価は会社の規模、SEのスキル、地域によっても大きく異なります。

システム開発の費用を安く抑えるための方法

実現したい機能をリストアップ(要件定義)して見積もりをする

○○のようなシステムを作りたい、といっても開発会社側は見積もりするのが難しく、そういった見積書はどうしても概算の概算、という形でなるべく遊びを持たせるために、見積書の金額が高額になりがちです。

具体的に必要な機能を洗い出し、こんな機能を実装させたい、と伝えることにより、より正確な見積書を貰うことができます。

実際に発注者と受注者のマッチングサイトを運営する比較ビズの機能を解説した方がわかりやすいと思うので、下記にまとめてみました。

発注者側の機能

新規登録、ログイン、会員情報編集、企業の検索・絞込み、発注案件登録、発注案件管理、契約申請、クチコミ申請、退会処理

受注者側の機能

新規登録、ログイン、会員情報編集、発注案件の検索・絞込み、発注案件参加、コンテンツ管理

社内側の機能

発注案件管理、発注者管理、受注者管理、コンテンツ管理、メルマガ管理、請求管理

発注者側、受注者側、社内側と3つの管理画面が必要になり、それぞれの管理画面の必要な機能は大きく違います。上記の機能は必要最低限な機能をまとめたもので、実際はまだ細かい機能がたくさんあります。

業界知識がない状態では、これらの要件定義をするのは難しいので、一括で見積もりを取る前に、一度どこかのシステム開発会社に相談をして、必要な機能を明確にしてから、比較ビズで一括見積もりを取ることにより、正確な見積書を貰える可能性が高くなります。

必要最低限の機能と、追加したい機能を切り分ける

例えば比較ビズの例でいうと、仕事の受発注のマッチングサイトですが、本当に必要最低限で開発するのであれば、誰かが仕事の内容を書き込み、対応したい誰かが書き込む、といった掲示板のようなサイトでも実現することができます。

これだけであれば、50万程度で開発することができますが、実際に業務を運営していくなかで、弁護士ドットコムのように、受注者側がアピールするページを作成したり、発注者側が受注者を一覧上で比較・検索できたり、サイト上でメッセージのやり取りができたり、受注者側への請求を管理画面上から行ったりと、様々な機能が必要になります。

ただ予算が少ない場合や、本当に売上が見込めるかわからない状態で、最初から完成形を目指すと、かなりの費用がかかる可能性があります。そのため、必要最低限の機能としてこれだけは欲しい、完成形としてはこんな感じの機能が欲しい、と2パターンの見積もりを依頼することにより、費用を安く抑えることができる可能性があります。

※注意点:必要最低限の機能のみで見積もりを取って契約をし、納品してもらった後、完成形を目指すために○○や△△の機能が欲しい、と後から機能を付け加える場合、開発費用が高額になる場合があります。予め完成形のイメージを伝えておくことにより、開発会社側はそれらの機能を後から拡張できるように開発するため、スムーズに実装することができます。

クラウド(ASP)やパッケージを利用する

マッチングサイトのパッケージなどはあまりないですが、業務効率を目的とするような業務系システムは既に完成されている製品をクラウド上、またはパッケージをインストールして使うことにより、そもそもシステムを開発してもらう必要性がなく、安く済む場合があります。

デメリットとしては既に完成されている製品なので、こうしたい/ああしたいといったカスタムは基本的に難しく、できる場合も高額な費用がかかる可能性があります。ちなみに、クラウドやパッケージを利用しないシステム開発のことをフルスクラッチ開発と言います。

運用保守費用を把握した上で依頼する

システムは作って終わりではなく、定期的にメンテナンスをしたり、追加機能を実装したりする場合が多く、システム開発会社と長く付き合うことになります。

システムの開発費用が安くても、納品してもらってからのサポート/運用保守費用が高額であれば、結果的に費用が高くなってしまいます。

この部分は予め見積書に記載されているため、どのくらい月額費用がかかるのか、把握しておく必要があります。

また契約前に判断するのは非常に難しいですが、拡張性を意識して開発してくれる会社かどうかも重要になります。例えば100ページある管理画面にて、特定の文字サイズを上げたい、といった場合、共通化(モジュール化)している会社であれば、1ページ修正すれば文字サイズの修正ができますが、それができていない会社は100ページ分の修正対応をするので、非常に時間がかかり、結果的に費用が高額になります。

「ここの一文字を消して欲しいと言っただけなのに、数十万請求された!」という不満の声を聞く機会がありますが、そこの一文字を消すにあたり、まずその文字を消すにはどのファイルを変更するか調査し、その文字を消すにあたって他に影響を与えないか調査をし、テスト環境で実装させた後に本番環境で実装してテストをし、という形で、色々と表側からは見えない労力がかかっていたりします。

ただそういった今後の変更や機能の追加を意識して、拡張性のあるシステムを構築してくれる会社は、運用保守費用も安い傾向にあります。契約前に判断することは難しいですが、過去の開発実績を質問し、運用保守が発生するケースはどんなケースで、定額ではなく都度見積もりの場合は、どんな要望が発生して、どれくらい費用がかかっているのか、質問してみても良いでしょう。

システム開発会社を選ぶポイント/発注先で失敗しないために

一次請けで自社開発の実績は豊富か

システム開発の業界では、仕事の一部を下請けに発注することが多くあります。これはプロジェクトによって必要な人員と役割が大きく異なり、自社の社員だけでは対応できない場合が多々あるためです。

元請けから仕事を請けた会社を「二次請け」、 二次請けから仕事を請けた会社を「三次請け」と言い、下請けになればなるほど中間マージンがたくさん取られた状況で回ってくることになります。

一次請けの実績が少ないシステム開発会社は、クライアントと直接関わることが少なく、見積書やスケジュール作成に慣れていない場合があるため、一次請けの実績が多い会社に依頼した方が良いと言えます。

ただ一次請けの会社が、実際の開発業務を下請けに回している場合、その下請けの会社に依頼した方が費用が安くなる可能性があります。そのため一次請けで、下請けに回さずに自社で全て開発している会社に依頼するのが一番良いと言えます。

この点は、直接システム開発会社に「御社の案件はどのくらいが一次請けで、自社開発をしているか」と質問すると良いでしょう。

どのくらい収益化を考えてくれるか

業務系システムの場合は業務効率が目的になりますが、マッチングサイトなどのWEBのシステムは、どれくらい売上を上げられるのかが重要になります。

マッチング後のメッセージのやり取りで課金といったように、ビジネスモデルの設計をする必要があるだけでなく、サイト公開後は集客が必要になります。

戦略的な部分から協力してくれるシステム開発会社であれば、どのようにSEO対策すれば上位に表示できるのか、リスティング広告はどのようなワードで出稿すべきか、ユーザの離脱を防ぐためにはどういうUI・UXにすべきか、などを熟知している場合があるので、システム開発の目的が売上アップなのであれば、そういった開発会社を選んだ方が良いでしょう。

特に比較ビズのようなマッチングサイトでは、ページが大量に自動生成されがちで、SEO知識がないと、マイナス評価を受ける可能性があります。パンくずやページャー、noindex、カノニカル、リダイレクト周りの知識がないと、正しいSEO対策ができない場合があるため、その辺りの知識を保有したシステム開発会社であれば、安心して依頼することができます。

代替案を提案してくれるか

基本的にシステムの開発において「実装できない」というケースは非常に稀です。

この言葉の裏には、「この予算では実装できない」「運用保守的に実装すべきでない」「バグのもとになるので実装しない」といったように何かしらの理由が存在します。

プロの視点の意見なので、実装できない、というのは正しい意見ですが、その場合に代替案を提案してくれるか、というのは依頼者側にとって大事なポイントです。

見積書の内容は細かく記載されているか

「システム構築費用一式:300万」というようなザックリとした見積書になっていないか確認するようにしましょう。

それぞれどんな機能を開発し、どれだけ時間がかかっているのかを記載した詳細な見積書であれば問題ないですが、「一式」を多用したような見積書は、後で「こういう機能をつけたい!」と言った時に「それは要件に含まれていないので、追加見積もりになる」と言われてしまい、当初想定していた金額を大きく上回る可能性があります。

パッケージなどを利用する場合は、システムを構築しない場合が多く「一式」で記載される場合がありますが、フルスクラッチ開発(イチからシステムを構築)する場合で「一式」と書かれている場合は注意が必要です。

システムの開発というのは色々とトラブルが発生しやすい業務なので、後でトラブルにならないためにも、見積書にはどんな機能を実装する予定なのか、しっかりと盛り込んでもらうようにしましょう。見積書は一式となっているが、備考欄や別紙に必要な機能をまとめた仕様書(設計書)をまとめている会社もあります。

瑕疵担保責任はどうなっているか

見積書の内容に問題がない場合は契約を締結することになりますが、契約書の「瑕疵」の部分がどう定義されているか確認するようにしましょう。

納品後に品質や性能を満たしていない、またはバグが発生して、「瑕疵」であると判断されると、クライアント側は瑕疵修補請求や損害賠償請求をすることができます。ただ、その瑕疵が契約内容にないもの、重大でないもの、補修に不相当な費用がかかる、などの場合は請求を行うことができません。

現行の法律は瑕疵担保責任が発生するのは納品から1年になっているので、システム開発会社側は納品日から1年以内に発覚した不具合の補修は責任を負う必要があります。

ただ2020年4月の民法改正に際し、瑕疵担保責任が補修の義務を負うのは買主(クライアント側)が瑕疵を知ったときから1年以内に変わり、納品から5年経過すると、瑕疵担保責任がなくなります。また補修に不相当な費用がかかる場合でも、請求できるようになります。(ちなみに「瑕疵」から「契約不適合」という呼び方に変更されます)

基本的にバグが一切ないシステムというのは存在しないため、軽微なバグはつきものですが、契約者に不利な内容が契約書に盛り込まれていないか、弁護士にリーガルチェックをしてもらった方が良いでしょう。

システム開発会社を探す方法

システム会社を探す方法は色々ありますが、「ネットで自分で探す」「クラウドソーシングを使う」「見積もりサイトを使う」「比較ビズを使う」の4パターンでメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

ネットで自分で探す

インターネット上で自分で探す場合は、納得いくまで業者を探せる反面、色んな会社を比較する場合、非常に時間がかかります。

メリット

  • 様々な開発会社を比較できる
  • 納得いくまで業者を探すことができる

デメリット

  • 値引き前提で高い見積もりを提示される場合がある
  • ネットで一社一社探す場合は非常に時間が掛かる
  • クチコミや評判がわからずに契約することになる

クラウドソーシングを使う

クラウドソーシングを使う場合は主にフリーランスが対応してくれるため、費用がかなり安いというメリットがありますが、直接会って相談することを禁止されていたり(成果報酬型なのでサービスを通さずに勝手に契約すると契約違反になる)、運営側の電話サポートがなかったりと、デメリットがあります。

メリット

  • 主にフリーランスが対応するので価格が安い
  • 依頼に対しての提案件数が集まりやすい

デメリット

  • 対面や電話でのやり取りが制限されがち
  • 主に個人事業主なので品質が低くなりがち
  • 運営側の電話サポートがない

よくある見積もりサイトを使う

一般的な見積もりサイトはサクッと複数のシステム開発会社から見積書が貰えるメリットがありますが、引っ越しの見積もりのように、営業電話が鳴り止まなかったり、逆に成果報酬型で運営している見積もりサイトは、お金を多く払ってくれる会社のみ紹介したりと、様々なデメリットがあったりします。

メリット

  • 見積もりを取る手間がかからない
  • 業者を簡単に比較できる
  • 複数の見積書を比較できるので価格競争が起きやすい

デメリット

  • 広告費を多く払ってくれる業者を紹介されがち
  • 大きい規模の業者からの提案に偏りがち
  • 営業電話が鳴り止まない可能性がある
  • 見積書に手数料が上乗せされがち
  • 提案件数に上限がある場合は価格競争が起きづらい
  • そもそも提案してくれる業者の件数が少ない

比較ビズを使う

比較ビズはよくある一括見積もりサイトのデメリットを解消すべく、発注者側に気持ちよく使ってもらえるよう、提案件数を制限できたり、やり取りも直接会ったり電話したりと、自由に商談できます。またシステム開発会社側から毎月1.5万の掲載費しか頂いていないので、見積書に手数料が上乗せされづらくなっています。

メリット

  • 登録業者が多いため提案数が多く、価格競争が起きやすい
  • 提案件数を5件〜30件に絞り込める
  • 業者側の負担が少ない料金体系なので、見積書に手数料が上乗せされづらい
  • 小規模な業者から大規模な業者まで登録しているため、様々な見積書が届く

デメリット

  • 提案件数を30件にするとメっセージが大量に届く可能性がある
  • 紹介や仲介を行っていないため、自分で業者選定をする必要がある
  • 依頼内容によっては提案が集まらないこともある

まとめ

システム開発会社を探すにあたって、見積もり費用が適正かどうか把握するためにも、複数社からの見積書を比較するのはとても大切です。比較ビズでは無料でシステム開発会社から一括で見積もりを取ることができますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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