eラーニングシステムの料金相場を解説!おすすめのシステムも紹介
- eラーニングシステムの搭載機能とは?
- eラーニングシステムの料金相場はどのくらい?
- eラーニングの効果を高めるポイントとは?
eラーニングは動画教材をスマートフォンやタブレット、パソコンで視聴し、学習するスタイルです。メリットとして教育の質が講師のスキルに左右されず、何度も繰り返し視聴できるので、受講者は自分のペースで学習に励める点が挙げられます。
初めてeラーニングを導入する場合、数あるシステムの中でどれが自社に適しているのか迷う担当者も多いでしょう。この記事では、eラーニングシステムの概要や機能、料金相場などについてまとめました。
eラーニングについて
eラーニングは、オンライン上で配信されている動画教材を活用し、学習に励む方法です。オンラインでいつでもどこでもPCから学習することができ、受講者は時間と場所を問わず学習に励めます。
近年は教材のコンテンツ内容が拡充しており、従業員のスキルアップに向け、eラーニングシステムを導入する企業や学校が増えています。eラーニングを導入するメリット・デメリットに関して、下記の表にまとめました。
表:eラーニング導入によって得られるメリットとデメリット
企業 | 従業員 | |
---|---|---|
メリット | ・研修コストを削減できる ・均等な学習機会を保証できる ・人事担当者の業務負担を減らせる ・教材の編集・更新作業がスムーズに行える |
・自分のペースで学習できる ・教育の質が講師のスキルに左右されない ・努力の成果を企業から正当に評価される ・コミュニケーションのきっかけになる |
デメリット | ・教材開発に時間が掛かる ・モチベーション維持が難しい ・学習状況の正確な管理が求められる |
・講師に直接質問ができない ・実技を伴うスキルの習得が難しい ・インターネット環境に左右される |
eラーニングシステムの構成要素
eラーニングシステムは、主に以下の2つの要素から構成されています。
- LMS(学習管理システム)
- 学習教材
LMS(学習管理システム)
LMSは、eラーニングシステムの中核を担う機能です。学習教材作成〜教材データ管理まで、eラーニングに必要な機能全般を搭載したシステムです。情報管理や業務遂行はシステム上で行えるので、管理負担軽減や業務効率化を図れる点が大きなメリットです。
LMS上に受講者の学習状況がリアルタイムで表示されるので、研修内容の理解度を正確に把握できる点も魅力です。
また、LMSに蓄積された教材データとユーザー情報を連携させれば、組織力強化に向けた人員配置も行えます。スマートフォンやタブレットからLMSにアクセスできるため、受講者は隙間時間を使って学習を進められます。
表:LMSの主な機能
種類 | 主な機能 | 備考 | 期待される効果 |
---|---|---|---|
eラーニング | ・教材作成 ・動画教材の自動配信 ・教材の保管 ・アクセス制限 |
・レスポンシブデザイン採用 ・ライブ配信にも対応 |
・管理負担軽減 ・均等な学習機会の保証 ・学習状況や教材理解度の可視化 ・受講者のスキルアップ ・教育の質を均一化 |
管理 | ・ユーザー管理 ・組織管理 ・進捗管理 ・成績管理 ・学習履歴 |
||
その他 | ・アンケート ・課題レポート作成 ・チャット ・集合研修管理 |
学習教材
学習教材は自社開発とベンダー提供のコンテンツ、2種類を利用できます。幅広いコンテンツ内容を従業員に提供でき、スキルアップを促せます。
求められるのは、文章だけでなく動画や映像を活用し、わかりやすい教材に仕上げる工夫。テスト形式やPowerPointを取り入れた教材の活用によって、学習効果の高い教材を従業員へ提供できます。
eラーニングの教材を開発する方法
eラーニングで使用する教材を製作する方法は、以下の3種類です。それぞれのメリットなどを解説していきます。
- 自社開発
- BPOサービスを提供する専門会社の利用
- eラーニングシステムの導入
自社開発
eラーニング作成ツールを利用して、自社で教材を開発する方法です。自社開発のメリットは、教材作成に掛かるコストを大幅に削減できる点です。eラーニング作成ツールを利用すれば、PowerPointや動画によって作成した既存資料を有効的に活用できます。
一方、教材の完成までには多くの時間が必要です。情報整理・内容策定・仕様書作成など、多くの工程を踏まないといけません。さらに、わかりやすく学習効果の高い教材へ仕上げるには、情報分析と評価の繰り返しが必要になります。
BPOサービスを提供する専門会社の利用
業務プロセス全般代行サービスを手掛ける専門会社に、eラーニングの教材作成を依頼するのも一つの選択肢です。ノウハウや作業実績豊富な専門会社に教材作成を依頼すると、高品質な教材の作成を短期間で入手できます。
提示されている料金を支払えば継続的な教材作成が望めるため、品質にバラつきが起きる心配もいりません。
また、総務・経理・人事など、バックオフィス業務を中心に、人手が不足している分野の業務を併せて依頼できる点も魅力です。
ただし、依頼する業務量が多いと、費用も高額になります。さらに、教材作成スキルや人材育成に関するノウハウが、社内に蓄積されにくい点もマイナス材料です。
eラーニングシステムの導入
eラーニングシステムは、自社開発とベンダーから提供されたコンテンツ、2つの方法を利用できる点が特徴です。多くのeラーニングシステムは、ユーザーインターフェースに優れており、専用ソフトを使わなくとも、教材を作成できます。
自社開発で教材を作成した場合、自社の要望を教材の内容に反映しやすい点がメリットです。学習効果の高い教材を作成でき、従業員のスキルアップが期待できます。
また、ベンダーのコンテンツと併用すると、幅広いジャンルのスキルアップにつなげられます。教材の開発ノウハウが乏しい場合は、ベンダーのコンテンツを利用すれば、教材作成・配信に掛かる工数の大幅な削減も可能です。
eラーニングシステムの料金相場
eラーニングシステムの導入形態は、「クラウド」「オンプレミス」「スクラッチ開発」の3種類から選択します。
- クラウド
各ベンダーが提供するeラーニングシステムをサービスとして利用する形です。オンプレミス型よりも費用は安く、初期費用とランニングコストは共に、5万〜20万円が相場になります。
- オンプレミス型
既にパッケージ化されたeラーニングシステムを導入する形です。インフラ環境の整備が必要になるため、初期費用は100万〜500万ほどです。
- スクラッチ開発
既存のフレームワークを使わず、一からeラーニングシステムを開発する形です。開発費用は最低500万円以上必要で、1,000万円を超えることも珍しくはありません。
表:各導入形態の費用相場
初期費用 | ランニングコスト | |
---|---|---|
クラウド | ・50,000円〜200,000円 | ・従量課金制:500円〜2,000円/1ユーザー ・月額固定性:50,000円〜200,000円 |
オンプレミス | ・1,000,000円〜5,000,000円 | ・30,000円〜100,000円 |
スクラッチ開発 | ・5,000,000円〜 | ・1,500,000円〜 |
参照元:LMS365
参照元:エミーオ
eラーニングシステムの開発に掛かる費用内訳
クラウド
クラウドの場合、ベンダーが提示している月額料金が導入時に掛かる主な費用です。オプションを利用しない限り、選択したプランの月額料金を毎月支払う形になります。
初期費用やサポート代の有無は、ベンダーによって判断が異なるため、システム選定時に確認してください。相場は5万円〜20万円とベンダーによって異なる一方、オンプレミスやスクラッチ開発よりも安く抑えられます。
オンプレミス
オンプレミスを選択した場合に発生する料金の内訳を下記の表にまとめました。システムテンプレートとカスタマイズの費用に占める割合が、非常に大きい点が特徴です。
カスタマイズを広範囲に施すと、機能性や操作性が高まり使いやすくなりますが、その分費用は高くなります。
表:eラーニングシステムをオンプレミスで導入した場合の内訳
項目 | 料金相場 |
---|---|
テンプレート | 1,000,000円〜3,000,000円 |
初期導入費用 | 100,000円〜200,000円 |
サーバー調達費 | 100,000円〜300,000円 |
周辺機器 | 100,000円〜300,000円 |
ネットワーク環境構築費 | 100,000円〜400,000円 |
カスタマイズ費 | 1,000,000円〜 |
メンテナンス代 | 30,000円〜100,000円 |
参照元:LMS365
スクラッチ開発
スクラッチ開発の場合、料金に大きく変動する要素は人件費と開発期間です。人件費は開発に携わるエンジニアのスキルや人数によっても変動しますが、1人あたり月額100万円前後掛かると想定されます。
また、発注先に支払う費用は月額単位なので、開発期間が長くなるほど料金が高くなります。仮に3人のエンジニアが開発に携わり、完成までに7ヶ月掛かった場合は、1,000万円支払わなくてはなりません。
さらに、フルスクラッチは、サーバー調達やネットワーク環境の整備も自社で対応しないといけません。既存パッケージの活用や搭載機能の限定など、開発コスト削減に向けての努力が必要です。
eラーニングシステム導入前に把握しておきたいポイント
eラーニングシステムの導入を決める前に、理解しておきたいポイントは以下の3つです。
- 教材使用に関する費用を確認
- クラウドとオンプレミスの特徴を正確に把握
- 自社開発の場合はハーフスクラッチ開発を検討
一つひとつポイントの内容をみていきましょう。
教材使用に関する費用を確認
eラーニングシステムに搭載されている教材コンテンツの使用料金に関して、確認をしてください。多くのシステムに動画教材が搭載されていますが、月額プランに含まれているかどうかは、ベンダーによって異なります。
オプション設定となっている場合、料金によっては自社で教材を作成した方が、安い場合もあります。
また、教材作成に関する機能が標準搭載されているかも重要なチェックポイントです。教材作成のサポート機能を搭載していれば、教材作成を内製化でき、低コストで学習効果の高い教材を提供できます。
クラウドとオンプレミスの特徴を正確に把握
eラーニングシステムはクラウドとオンプレミス、2種類から選択する形になります。どちらの導入形態が自社に合っているか、事前に把握することが重要です。
クラウドの特徴
クラウドは、eラーニングシステムの導入費用及びランニングコストを軽減できる点が魅力です。システム導入の際、インフラ環境を整備する必要はありません。
アップデートやメンテナンスもベンダーへ一任できるため、担当者の業務負担を大幅に削減できます。半面、既存製品を市場から購入する形になるため、カスタマイズの余地はほとんど残されていません。
クラウドの特徴
オンプレミスはカスタマイズ性に優れ、機能性を最大限高められる点が特徴です。ただし、サーバーやネットワーク機器を自社で調達しないといけず、多額の費用が必要になります。
コストを優先するのか、機能性を追求するのか、自社で決めておくことが重要です。
自社開発の場合はハーフスクラッチ開発を検討
eラーニングシステムの自社開発を進めたい場合、ハーフスクラッチ開発も検討してください。ハーフスクラッチは既存パッケージを活用し、カスタマイズを加えていく形です。
一からシステム開発を行うフルスクラッチよりも、開発費用と期間を抑えられます。ただし、自社の要望する機能を搭載できるとは限りません。予算と機能のバランスを考えながら、フルスクラッチとハーフスクラッチ、どちらにするかを選択してください。
eラーニングシステムの各形態のメリット・デメリット
eラーニングシステムは、以下3種類の導入形態から選択する形です。
- クラウド
- オンプレミス
- スクラッチ開発
クラウド
クラウド型は、ベンダーが市場に提供しているeラーニングシステムを利用する形です。クラウド上のシステムにアクセスし、eラーニングの教材作成や配信を行います。
メリット
クラウド型のメリットは、低コストで利用できる点です。3種類の中では、クラウドが最もコストを抑えられます。
インフラ環境を整備する必要はないので、サーバー購入費やソフトウェアのインストール費用は掛かりません。基本的にオプションを利用しなければ、月額料金以外の追加費用は発生しない仕組みです。
さらに、ベンダーへアップデートやメンテナンス作業を一任できるので、運用負担も大幅に削減できます。
デメリット
すぐに利用できるようシステムが設計されているため、カスタマイズできる範囲は限られます。
表:クラウド型を利用するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・初期費用を抑えられる ・場所を問わずアクセスできる ・ランニングコストを軽減できる ・常に最新バージョンを利用できる ・途中で他のサービスへ移れる |
・カスタマイズ性が低い ・サービスが終了する可能性がある |
オンプレミス
オンプレミス型は、自社のサーバー上にeラーニングシステムを構築する形を取ります。オンプレミス型の特徴は、カスタマイズ性の高さです。自社の要望に合わせてシステムを開発していくので、機能性や操作性を最大限追求できます。
メリット
基本的に社内でのeラーニングシステムの利用を想定しており、セキュリティレベルを高く保てる点も特徴です。
デメリット
サーバーやネットワーク機器を自社で調達しないといけないため、多額の初期費用が必要になります。また、システム障害が起きた際も自社で対応しないといけません。優れたスキルを持ったIT人材を確保できないと、安定した運用は難しくなります。
表:オンプレミスのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・カスタマイズ性の高さ ・セキュリティレベルの高さ |
・多額の開発費用が発生 ・導入期間の長期化 ・サーバーやネットワーク機器は自社調達 ・システム障害発生時は自社対応 ・優秀なIT人材の確保が不可欠 |
スクラッチ開発
スクラッチ開発は、一からeラーニングシステムを開発していく形態です。
メリット
スクラッチ開発は、システムに搭載する機能や操作性を最大限追求できる点がメリットです。まっさらな状態からシステムを作り上げていくため、ユーザビリティに優れたeラーニングシステムに仕上げられます。
また、クラウド型とは異なり、倒産や事業縮小に伴うサービス終了の心配もいりません。
デメリット
既存システムを利用せず、インフラ環境の整備や設備調達を自社で対応しないといけないため、多額の初期費用が必要で、選択できる企業は限られるでしょう。開発期間も長く、長期的な視点でeラーニングシステム導入の計画を進めないといけません。
表:スクラッチ開発のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・自社の要望を最大限反映できる ・機能性や操作性に優れる ・eラーニングシステムを長期にわたって利用できる |
・多額の開発費用が必要になる ・導入までの期間が長い ・サーバー調達やネットワーク環境の整備は自社で行う ・優秀なIT人材がいないと、安定的な運用は難しい |
eラーニングの効果を高めるポイント
eラーニングでの学習効果を高めるポイントは、以下の3点です。
- モチベーションを高める工夫が必要
- ティーチングからラーニングへの意識改革
- eラーニングシステムの搭載機能を確認
一つひとつポイントをみていきましょう。
モチベーションを高める工夫が必要
eラーニング導入後の課題として、受講者のモチベーション維持が挙げられます。受講率が上がらなければ、高い投資に見合った効果が得られません。
業務内容に関連したコンテンツ充実や商品贈呈など、学習を楽しく継続するための工夫が必要になります。
また、定期的なアンケートやフィードバックを実施するなど、eラーニングの内容改善に向けての取り組みも必要です。
ティーチングからラーニングへの意識改革
eラーニングを導入する目的の一つに、ラーニングへの意識改革が挙げられます。ラーニングは、受講者自らが能動的に学習する姿勢を指します。受講者の知識習得へのモチベーションが高く、スキルアップが高い確率で望める点がメリットです。
一方、対面研修や集合研修は、ティーチングです。ティーチングは確実に知識を教えられるメリットがある一方、受講者は受け身の状態で知識習得にバラつきが生じます。
情報が整理されたわかりやすい教材を用意できると、学習効果を高められ、eラーニングを導入した意義も高まります。
eラーニングシステムの搭載機能を確認
eラーニングシステムの導入を決めた際、自社が求めている機能が搭載されているか、確認をしてください。
たとえば、講師と直接コミュニケーションを交わせるよう、ライブ配信機能を搭載したeラーニングシステムを求めているなら、ライブ配信機能が搭載されているか、確認しましょう。
システムのミスマッチが発生すると、高い投資に見合った効果が得られません。自社が求めている機能の明確化に加え、システムに求めてている機能が搭載しているかを確認する作業が重要です。
おすすめのeラーニングシステムを紹介
ユーザーからの評価が高いおすすめのeラーニングシステムを5つ紹介します。
- KnowledgeC@feforeラーニング
- SAKU-SAKUTesting
- AirCourse
- Cloud Campus
- 学び箱
eラーニングシステムの導入を検討している方は、参考情報としてご覧ください。
KnowledgeC@feforeラーニング
KnowledgeC@feforeラーニングは、富士通株式会社が提供するeラーニングシステムです。ユーザーからの評価が高く、導入企業数は2,000社を突破しました。
特徴
KnowledgeC@feforeラーニングの特徴は、ユーザービリティの高さです。システム上で教材を作成できるだけでなく、システムに搭載された2,800種類以上のコンテンツを人材教育に活用できます。
ベンダーから人材育成に関するサポートも受けられるので、スキルアップにつながる研修内容を企画できます。また、管理画面はシンプルで情報が整理されており、初めて利用する方も戸惑わずに操作が可能です。
他の受講者の投稿が画面上に表示されるので、学習意欲促進や孤独感の軽減にもつなげられます。
初期費用:176,000円(税込価格)
表:KnowledgeC@feforeラーニングの料金表
ID数 | スポット利用(1IDあたり:税込価格) | 年間利用(1IDあたり) |
---|---|---|
100-199 | 165円 | 1,650円 |
1,000-1,999 | 154円 | 1,540円 |
2,000-2,999 | 143円 | 1,430円 |
3,000-3,999 | 132円 | 1,320円 |
4,000-4,999 | 121円 | 1,188円 |
5,000-6,999 | 問合せ | 1,122円 |
7,000-9,999 | 問合せ | 1,056円 |
10,000以上 | 問合せ | 問合せ |
参照元:富士通
SAKU-SAKUTesting
SAKU-SAKUTestingは、株式会社イー・コミュニケーションズが提供するeラーニングシステムです。ユーザーからの支持が厚く、リピート率97%、累計導入社数は1,500社を記録しています。
特徴
SAKU-SAKUTestingの特徴は、テストエデュケーションに注力している点です。学習効果向上やスキルアップに向け、ドリルやテストでの学習を重視しています。
複数コンテンツを組み合わせた教材を作成できるだけでなく、同社が用意したビジネス系コンテンツの利用も可能です。
コンプライアンスやハラスメントなど、幅広いジャンルを網羅しており、質の高い人材教育を行えます。また、ユーザーインターフェースに優れており、マニュアル不要で直感的な操作が行えます。
表:SAKU-SAKUTestingの料金プラン
条件 | ユーザーID数300人未満 | ユーザーID数300人以上 |
---|---|---|
最低ユーザーID数 | 30人〜 | 300人〜 |
料金(1IDあたり:税込) | 660円 | 330円 |
提供ID数 | 30人〜 | 300人〜 |
AirCourse
AirCourseは、KIYOラーニング株式会社が提供するeラーニングシステムです。
特徴
AirCourseの特徴は、動画教材が豊富に取り揃えられている点です。
ロジカルシンキング・コミュニケーション能力・リーダーシップなど、キャリアの階層別に550種類以上の教材が用意されています。システム上で自社オリジナルの教材も作成でき、動画やPowerPointを組み合わせた学習効果の高い教材を作成できます。
教材の作成作業はドラッグ&ドロップで進められるので、操作性に悩まされる心配はいりません。また、コストパフォーマンスにも優れ、月額200円/1ユーザーから利用できます。
表:ベーシックプラン(自社コースのみ利用)
ライセンス数 | 容量制限 | 動画アップロード時間制限 | 年間一括払い(月額料金) | 月額契約 |
---|---|---|---|---|
1〜99 | ライセンス数×2GB | ライセンス数×2時間/年 | 300円/1ライセンス | 360円/1ライセンス |
100〜299 | 100GB | 100時間/年 | 240円/1ライセンス | |
300〜499 | 200GB | 200時間/年 | 200円/1ライセンス | |
500〜999 | 300GB | 300時間/年 | 160円/1ライセンス | |
1,000〜2,999 | 500GB | 500時間/年 | 120円/1ライセンス | |
3,000〜 | 問い合わせ |
参照元:AirCourse
表:コンテンツプラスプラン(自社コース+受け放題コースを利用)
ライセンス数 | 容量制限 | 動画アップロード時間制限 | 年間一括払い(月額料金) | 月額契約 |
---|---|---|---|---|
1〜99 | ライセンス数×2GB | ライセンス数×2時間/年 | 500円/1ライセンス | 600円/1ライセンス |
100〜299 | 100GB | 100時間/年 | 380円/1ライセンス | |
300〜499 | 200GB | 200時間/年 | 320円/1ライセンス | |
500〜999 | 300GB | 300時間/年 | 260円/1ライセンス | |
1,000〜2,999 | 500GB | 500時間/年 | 200円/1ライセンス | |
3,000〜 | 問い合わせ |
参照元:AirCourse
Cloud Campus
Cloud Campusは、株式会社サイバー大学が提供するeラーニングシステムです。
特徴
Cloud Campusの特徴は、優れたコストパフォーマンスです。
ユーザー登録数無限の月額固定制を採用しており、ユーザー数が増えたとしても追加費用は発生しません。また、動画・アンケート・テストなど、様々なコンテンツをシステム上で作成できます。
スライドと動画を組み合わせた視覚情報の多いオリジナル教材も作成可能です。そして、画面上では直感的な操作が行えるので、特別なスキルは必要ありません。
表:Cloud Campusの料金プラン(税抜)
Entry | Standard | Pro | |
---|---|---|---|
初期費用 | 100,000円 | 200,000円 | 500,000円 |
月額料金(年間契約) | 70,000円(年間840,000円) | 200,000円(年間2,400,000円) | 360,000円(年間4,320,000円) |
ユーザー登録数 | 無制限 | ||
コンテンツ制作者数 | 10人 | 100人 | 無制限 |
データ容量 | 10GB | 500GB | 1TB |
参照元:Cloud Campus
学び箱
学び箱は、株式会社テクノカルチャーが提供するeラーニングシステムです。ITトレンドが2021年12月に実施した調査では、コストパフォーマンス・使いやすさ・サポート満足度の3部門で、No.1に輝いています。
ITトレンドは、4,000万人以上が利用するIT製品の比較サイトで、ユーザーからの支持の厚さが伺えます。
特徴
学び箱の特徴は、優れたユーザーインターフェースです。シンプルでわかりやすい画面設計がされており、直感的な操作が行えます。
PowerPoint・Excel・Wordなどで作成した既存資料の活用にも対応しているので、教材開発を内製化できます。また、クラウド型とパッケージ型の2種類が用意されており、予算や要望に応じた柔軟な選択が可能です。
表:クラウド型料金表
ユーザー数 | 月額料金(税抜) | 初期費用 |
---|---|---|
5人 | 15,000円 | 50,000円 |
15人 | 20,000円 | |
30人 | 50,000円 | |
50人 | 75,000円 | |
100人 | 135,000円 | |
200人 | 240,000円 | |
300人 | 350,000円 | |
300人以上 | 問合せ |
参照元:学び箱
表:パッケージ型の料金表
ユーザー数 | 価格(税抜) | 初期費用 |
---|---|---|
無制限 | 1,800,000円 | 100,000円〜 |
参照元:学び箱
まとめ
この記事では以下の3点について解説してきました。
- eラーニングシステムの概要
- eラーニングシステムの料金相場
- eラーニングの効果を高めるポイント
eラーニングシステムは、業務効率化や工数削減を図れるシステムです。システムごとに月額料金は異なるだけでなく、導入形態によっても費用は大きく異なります。
また、eラーニングの教材開発をBPOサービス専門会社に、依頼するのも一つの選択肢です。ですが、初めてeラーニングを導入する場合、わからないことも多いでしょう。
「比較ビズ」を利用すれば、必要事項を入力する2分程度の手間で、システムベンダーやBPOサービス専門会社を探し出せます。
複数の会社に無料で相談できる点も嬉しいポイントです。eラーニングシステムの導入を検討している方は、比較ビズの利用をご検討ください。
以下の記事では、eラーニングシステムを提供している会社を紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
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ドイツのベルリン在住。『なかじょのプログラミング|メタバース入門』という登録者数2250人以上のYouTubeチャンネルを運営。Udemy講師としてプログラミングやメタバースに関する講座を出しており、受講生4000人以上。LINE API Expert としても月に一度活動中。TSfCM (Tech School for Change Makers)という社会変革をテクノロジーで起こすスクールも運営。

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eラーニングシステムは、その企業やサービス(システムの機能や規模、導入する人数や期間など)によって異なるとは思いますが、一般的に言えることとして、eラーニングシステムの導入には、ライセンス料、セットアップ費用、導入支援やトレーニング、各種サポートなどのサービス料が必要になることが多いです。どんな小規模でも少なくとも数十万円以上の相場になるでしょう。
私個人の話だと、Udemyという学習動画プラットフォームに講座を出していますが、それも立派なeラーニングシステムだと思います。この場合、初期費用は0円で、購入された時のみUdemy側に手数料が引かれるだけなので、スモールテストをしてみたい場合、このような学習動画プラットフォームを活用してみるのもよいかもしれません。