eラーニングとは?導入費用や料金相場・導入形態・選び方のポイントを解説!

更新日:2021年03月02日 発注カテゴリ: Webシステム開発
eラーニングとは?導入費用や料金相場・導入形態・選び方のポイントを解説!

eラーニング(electoronic Lerning)とは、1990年代のインターネット普及とともに発展してきた電子・情報化技術を活用する学習形態。従来の集合研修・教育では難しい、効率的な学習環境を実現できるeラーニングは、企業・学校・医療機関など、2000年代を境に日本でも幅広く導入が進んでいます。特に人材育成に課題を持つ企業の方であれば、効率的な育成を実現するため、eラーニング導入を検討しているのではないでしょうか?そんなときに気になるのが導入費用や料金相場。そこで本記事では、導入形態も含めたeラーニングの基本を紹介するとともに、導入費用・料金相場、適切なeラーニングサービスの選び方も解説していきます。

eラーニングとは?

eラーニングとは「電子化された学び」のこと。具体的には、PC・スマートフォン・タブレットなどの端末を主にインターネットに接続し、電子的に配信された教材を活用して受講者が能動的に学ぶ学習形態です。従来の集合研修の場合、講師と受講者が決められた時間に決められた場所に「集合」する必要が。しかし、eラーニングを活用すれば、集合研修のような制限に縛られることなく、いつでもどこでも何度でも学習できる環境を整えられるのです。

インターネットとともに発展してきたeラーニングは、回線速度の高速化に合わせて進化を続けているのも特徴。テキストが中心だった教材は、動画コンテンツが主流になりつつあり、オンデマンド配信だけでなく、講義・研修のライブ配信なども活用されるようになっています。

eラーニングの中核「LMS(学習管理システム)」とは?

しかし、サーバに保管されているeラーニング教材は、だれでも閲覧していいわけではありません。受講者の学習がどこまで進んでいるのか?学習進捗を講師や管理者が把握する仕組みも必要です。これを実現する、eラーニングの中核ともいえるシステム・プラットフォームが「受講者・教材の管理」「受講生個々の学習進捗管理」機能を持つ「LMS(Lerning Management System)」です。

LMSで受講者・教材を統合的に管理できれば、「受講者の学習進捗・成績・得意分野」などを把握したうえで、個々の受講生に適切な教材を割り当て可能。効率的な学習環境を構築できます。近年では、受講者間、あるいは受講者と講師・メンター間のコミュニケーションを促進する、SNS・掲示板機能を持つLMSも登場。「SCORM(スコーム)」というLMSの国際標準規格も存在し、教材管理に高い互換性を持たせられるのも特徴です。

eラーニング導入で得られるメリット

LMSとはなにか?も含め、eラーニングの仕組み・概要を簡単に解説してきました。eラーニング導入で得られる最大のメリットが、学習・教育の効率化だということが理解いただけたのではないでしょうか?もちろん、効率化によって得られるコスト削減効果もそのひとつ。もう少し具体的にメリット面を紹介していきましょう。

時間・場所を問わない学習環境を実現

レスポンシブデザインが基本のeラーニングは、PCはもちろん、タブレット・スマートフォンなどを活用した学習が可能。eラーニングサイトがインターネットで公開されていれば、時間・場所を問わないオンデマンド学習環境を実現できます。

動画を活用した視覚的な教材コンテンツを用意すれば、テキスト教材よりも効率的に学習できるのもポイント。移動中や仕事の合間時間を使って学習できるため、コア業務への影響も最小限にとどめられ、従業員個々の生産性向上にも寄与します。

受講者の学習進捗を含む一元管理を実現

LMSを搭載したeラーニングシステムなら、登録・学習進捗・成績などを含めた受講者情報の一元管理が可能。受講者の学習進捗に合わせて適切な教材を割り当てる、成績の結果を元に弱点を補うための教材を割り当てるなど、効率的な学習・教育環境を実現できます。

SNS・掲示板機能のあるeラーニングシステムなら、受講者が遅れを取り戻せるよう、メッセージで学習を促すのも可能です。

研修・教育コストの削減が可能

講師や会場を確保する必要がある集合研修は、意外に大きなコストがかかるもの。会場のキャパシティによっては研修を複数回実施する必要があるのはもちろん、受講者が参加するための交通費・宿泊費が必要になる可能性もあります。なによりも、決められた時間に決められた場所に集まる集合研修は、従業員のコア業務を圧迫する要因。

オンデマンド学習が可能なeラーニングなら、教材を準備して対象者に配布するだけ。研修・教育コストを大幅に削減できます。もちろん、eラーニングでもシステム構築・教材制作のコストは必要ですが、何度でも繰り返し学習できることを考えれば効果の差は歴然。変化に応じて素早く教材を修正できるのもeラーニングのメリットです。

eラーニングのデメリットは?

導入メリットの大きいeラーニングですが、デメリット面がないわけではありません。工夫次第で改善できるポイントではありますが、事前にデメリットを知っておけば、改善や対処もしやすくなります。

受講者のモチベーションを維持しにくい

強制的に参加させられる集合研修と異なり、受講者自身が能動的に学ぶのがeラーニングの特徴。だれかが監視しているわけでもないeラーニングは、いつでもどこでも学習できるという安心感もあるため、受講者が学習へのモチベーションを維持しにくいというデメリットがあります。

近年、SNS・掲示板機能を追加するLMSが増えているのは、受講者のモチベーションを維持してデメリットを補うためだといえるでしょう。もちろん、機能を追加するだけでは学習意欲を刺激できません。受講者間で悩みや疑問を共有できる仕組みを整える、メンターを置いて積極的に受講者を支援するなど、eラーニングのデメリットを補っていく工夫が重要です。

実技を伴う研修・教育には向かない

PC・モバイルデバイスの画面上で教育・学習が完結するeラーニングは、実技を伴う研修・教育には適していないデメリットがあります。この点に関しては、集合研修をはじめとした従来教育の方が、eラーニングよりも優れているといわざるを得ません。

こうしたeラーニングのデメリットを補う形で提唱されているのが「ブレンディッドラーニング」です。文字通り、eラーニングと従来型の研修を「ブレンド」し、デメリット面を補っていく考え方であるのがポイント。この流れを受け、スケジュール・参加などの集合研修管理機能を統合したLMSも多数登場しています。

eラーニングの導入形態・料金・費用相場

多くのメリットが得られるeラーニングは、サーバにLMSプラットフォームを構築し、教材コンテンツと受講者を管理するのが基本的な仕組み。しかし、多種多様なサービスが存在するeラーニングシステムは、導入形態やサービス形態によって料金・費用相場がまちまちなのも事実です。以下からは、大きく「クラウド型」「オンプレミス・イントラネット型」に分類できる、導入形態ごとのeラーニングの料金・費用相場を、特徴とともに簡単に紹介していきましょう。

クラウド型の特徴・料金体系

eラーニングベンダーがクラウド環境にLMSプラットフォームを構築し、クライアントに貸し出す形で提供するのがクラウド型eラーニングサービス。クライアント側はサーバやプラットフォームを構築する必要がなく、メンテナンスもベンダーに一任できるため、手間をかけずに素早く・安価にeラーニングを利用できるのが特徴です。eラーニングサイト開設にかかる「初期費用」および、ユーザー数に応じた「月額料金」を支払う形式なのが一般的です。

クラウド型eラーニングサービス 費用相場
初期費用 50,000〜200,000円前後
50ユーザーまで 30,000〜50,000円前後 / 月額
150ユーザーまで 50,000〜70,000円前後 / 月額

eラーニングベンダーが用意した教材コンテンツを利用できるサービス、LMSプラットフォームのみを活用できるサービスなど、eラーニングサービスにもいくつかのタイプがあり、自社ニーズに応じて適切なサービスを選択するのが重要です。

オンプレミス・イントラネット型の特徴・費用相場

自社イントラネットのみの公開に限定するため、社内に専用サーバ・LMSプラットフォームを構築して利用するのがオンプレミス・イントラネット型eラーニングシステムです。機密保持・情報漏えいなど、セキュリティの観点からクローズドの環境でeラーニングを実施したい、大規模企業向けの構築方法。社内サーバが存在しないのであれば、ゼロからサーバを構築する必要があります。

項目 費用相場
サーバ・ネットワークハードウェア費 300,000〜1,000,000円
サーバ・ネットワーク構築費 200,000〜500,000円
サーバ・ネットワーク保守費 40,000〜100,000円

セキュリティ面では非常に強固なオンプレミス・イントラネット型ですが、eラーニング最大のメリットである「オンデマンド学習」に制限が生じるのも事実。導入の際は、eラーニングを実施する目的・利便性のバランスを考慮しながら選定するべきでしょう。

LMSの種類・費用相場

オンプレミス・イントラネット型eラーニングシステムを構築するには、サーバ環境にLMSプラットフォームを構築しなければなりません。選択肢としては、eラーニングベンダーが提供するパッケージを使う、「Moodle」に代表されるオープンソースLMSを使う、フルスクラッチでLMSをゼロから開発するという3つの方法が考えられます。費用感は以下の通りです。

LMSの種類 価格 開発・構築・インストール費用
パッケージLMS 1,000,000〜2,500,000円 100,000円〜
オープンソースLMS 無償 500,000〜2,500,000円
スクラッチLMS - 1,500,000円〜10,000,000円

導入するLMSの種類はもちろん、必要とする機能、デザイン、コンテンツに応じて費用相場は大きく変動します。反面、クラウド型eラーニングの機能では満足できないといった場合に、柔軟に機能を追加・カスタマイズできるメリットがあります。

eラーニングの教材コンテンツはどうする?

もちろん、活用できるLMSプラットフォームが準備できていても、管理すべき「教材コンテンツ」がなければeラーニングは成立しません。eラーニング導入を検討する際は、導入形態だけでなく、教材コンテンツをどうすべきかも同時に考慮しておく必要があります。

既存の教材コンテンツを活用

もっともオーソドックスなのは、既存の教材コンテンツを活用する方法です。クラウド型eラーニングサービスは、標準的な教材コンテンツをあらかじめ用意してあるケースが多く、契約するだけで好きなだけ教材を視聴できる場合もあります。

SCORMに対応しているeラーニングサービスなら、別途購入した教材コンテンツも利用できます。ある程度定型化されたテーマの学習・教育であれば、既存の教材を組み合わせたカリキュラムを組むのが最適かもしれません。

自社オリジナルの教材コンテンツを制作

ただし、自社独自のビジネススタイル・ノウハウをテーマにした学習・教育は、既存の教材コンテンツでは対応できません。この場合は、自社オリジナルの教材コンテンツを制作する必要があるでしょう。

そもそも、オンプレミス・イントラネット型eラーニングシステムは、LMSプラットフォームを構築するのが目的であって、教材コンテンツが付属しているわけではありません。そのため、SCORMに対応した教材制作ツールが同梱されている場合がほとんど。これを活用してオリジナル教材コンテンツを制作・追加していくことになります。

クラウド型でも自社教材の制作・配信は可能?

それでは、自社オリジナル教材を活用したい場合は「オンプレミス・イントラネット型」eラーニングを選択するしかないのでしょうか?そんなことはありません。サービスにもよりますが、SCORM対応の教材制作ツールで制作したオリジナル教材を、アップロード・活用できるクラウド型eラーニングサービスも多数存在します。

LMSプラットフォームのみを提供するeラーニングサービスであれば、オリジナル教材の制作が大前提。既存教材コンテンツを利用できるサービスでも、オリジナル教材のアップロード・活用に対応するeラーニングサービスがあります。

中小企業におすすめのeラーニングサービス3選

上述したように、クラウド型eラーニングといってもサービスの形態はさまざま。手軽に導入できるからという理由だけでなく、eラーニングを実施する目的に合わせて適切なサービスを選定することが重要です。以下からは、どのようなeラーニングサービスを挿入すべきなのか?イメージを掴みやすいよう、自社オリジナル教材の活用にも対応する、中小企業におすすめのeラーニングサービスを紹介していきます。

GOKUU

GOKUU

参照元:GOKUU

  • 経営幹部に特化した動画研修サービス
  • 350本以上の動画コンテンツがいつでも見放題
  • 著名経営者のインタビュー動画が好評

GOKUUは経営幹部に特化した動画研修サービスです。経済誌「日経トップリーダー」の編集部がオリジナル動画コンテンツを提供。日経トップリーダーは1984年創刊の長い歴史を持つ経営誌で、幹部教育に必要な数多くのトピックを取り扱ってきました。蓄積されたノウハウを元に作成された動画コンテンツ350本以上をいつでも見放題。動画で学習スタイルなので本が苦手な人や忙しい人でも隙間時間を利用して学習することがメリットでしょう。

企業情報

住所:東京都 港区虎ノ門4丁目3番12号

学びばこ

学びばこ

参照元:学びばこ

  • 大企業から中小企業まで、規模を問わず、多数の導入実績
  • 「学習状況管理」「お知らせ配信」など充実の機能
  • 社内研修や学校・塾など様々な場面に合わせてカリキュラムをカスタマイズできる

学びばこは初めての方でも簡単に使うことができるEラーニングシステムです。最大の特徴はわかりすくポップなデザインで直感的に操作ができるユーザーインタフェース。他社のEラーニングをすでに導入していて、使いにくいと感じる方にもオススメできます。 PCで簡単に教材を作成できるので社内研修や学校・塾など場面に合わせて活用可能です。また「学習状況管理」「お知らせ配信」など様々な機能を備えているので運用管理も簡単に行えるでしょう。

企業情報

住所:東京都 豊島区東池袋1-33-8 NBF池袋タワー 11F

ネットラーニングプラザ

ネットラーニングプラザ

参照元:ネットラーニングプラザ

  • 登録ユーザー5千万人以上、業界最大規模の実績
  • 社内研修から自己啓発など正社員対象の豊富なラインナップ
  • 登録管理や促進メールなど、充実のサポート体制で管理の負担を軽減

ネットラーニングプラザは登録ユーザー5千万人以上を誇る、業界最大規模のEラーニングサービスです。社員数300名以下の中小企業にターゲットを絞った定額制サービス。社内研修から自己啓発まで多種多様なコースを用意しており、各社員のニーズに応えます。研修の内容は大手企業でも利用されたコンテンツで、アニメーションや動画を使ったわかりやすい内容になっています。ネットラーニングプラザでは学習者の登録や促進メール、受講後のアンケートまでサポートしてくれるので管理者は安心して運用を見守ることができるでしょう。

企業情報

住所:東京都 新宿区西新宿7-2-4 新宿喜楓ビル3F

eラーニングシステムを選定するポイント

本記事で紹介したeラーニングは、数あるサービスのほんの一部。実際の選定にあたっては、どのような基準で判断すればいいのか?迷ってしまう方も少なくないでしょう。そんな方のために、eラーニングシステムを選定する際の、ヒントとなるポイントを紹介しておきましょう。

eラーニング導入の目的を明確にする

もっとも重要なのは、なぜeラーニングを導入するのか?中長期的な観点で目的・ゴールを明確にしておくことです。人材育成に有効そうだからといった曖昧な目的では、eラーニングを導入しても効果を最大化できません。どのような人材を育成したいのか?対象となる従業員は何名か?なにを重視すべきなのか?といった要素は最低限明らかにしておくべきです。

中長期的な観点を持つのも大切。新入社員教育を合理化したい、という明確な目的があっても、それだけでは年に1回しか使われないシステムになってしまいます。eラーニング導入の目的が明確になれば、クラウド型なのか?オンプレミス型なのかはもちろん、どのような機能を持つサービスが最適なのか?おのずと必要条件が見えてくるでしょう。

eラーニングサービスのタイプを把握する

セキュリティ面での懸念が払拭された現在では、eラーニングに限らずクラウドの活用が加速しています。実際、eラーニングにおいても全体の90%程度は、クラウド型が活用されているといわれます。

しかし、すでに紹介したように、サービス形態がさまざまであるのもクラウド型eラーニングの特徴。大きく3つに分類できるサービスタイプを把握したうえで、自社ニーズに近いeラーニングサービスに絞り込んでいくのがポイントです。

  • 教材とLMSを提供するeラーニングサービス
  • 教材とLMSを提供し、オリジナル教材も活用できるeラーニングサービス
  • LMSプラットフォームのみを提供するeラーニングサービス

eラーニングの導入目的・ゴールが明確であれば、どのタイプが自社に最適かを見極めるのも簡単でしょう。

自社ニーズを満たす機能は搭載されているか?

ただし、SCORMに準拠しているLMSであっても、すべてのサービスが同等の機能を持つわけではありません。自社ニーズを満たす機能が搭載されているのか?ない場合はカスタマイズで追加可能なのか?しっかりと確認しておくことが重要です。

たとえば、業務手順をeラーニングで学習した後に、集合研修でロールプレイングしたいなら、集合研修も統合管理できるブレンディッドラーニング対応のサービスが必要。受講者のモチベーション維持を重視したいなら、SNS・掲示板機能を持つサービスが必要でしょう。

まとめ

多種多様なサービスが存在するeラーニングは、どのシステムを選定すればいいのか?迷ってしまいがちなのも事実。しかし、eラーニングを導入する目的はなにか?達成したいゴールはなにか?しっかり把握できていれば、必要なサービス・システムはおのずと見えてきます。ときには、オンプレミス・イントラネット型eラーニングが最適、という判断を下す場合もあるでしょう。

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