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ランサーズの構築に必要な機能と開発費用相場

更新日:2020年03月17日 発注カテゴリ: Webシステム開発
ランサーズの構築に必要な機能と開発費用相場

今日、日本の就業者のうち、一割弱が自営業です。働き方改革が進み、今後さらに増加すると思われるフリーランス。そんなフリーランスや副業等の仕事を探す人と、スキルや知見を持った人に仕事を頼みたいクライアントをつなぐ、クラウドソーシング。クラウドソーシングで有名なランサーズのようなサービスを開発しようと思ったら、どんな機能が必要で費用はどれくらいかかるのでしょうか?この記事ではその問題に答えるべく、様々な角度から解説をしております。

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ランサーズとクラウドソーシング

国内にもクラウドソーシングサービスのサイトは複数ありますが、その中でも最大手の一つがランサーズ(ランサーズ)です。

ランサーズでは登録された仕事を探す人や企業をランサーと呼び、仕事を発注したいクライアントと結びつけます。登録ユーザー数は100万人を越え、案件は常時200万件以上掲載されていると言われています。

ランサーズはクラウドソーシングサービスです。誤解を恐れない言い方をするならば、ランサーとクライアントを仕事を介してマッチングさせるサービスといってもいいかもしれません。

扱っている仕事の形は様々です。

  • プロジェクト:案件を受けてランサー側で完成させて納品する(業務委託)
  • 時間報酬型:時間や期間で作業実施の契約を行う
  • コンペ:課題に対し多くのランサーから案の提示を受けてより良いものを選択する
  • タスク:ネット上の作業で完結する軽作業

また仕事の内容も多様で、誰にでも簡単にできるものから高度な専門性が必要なものもあります。多くの仕事が集まるため、幅広い知識やスキルを仕事と結びつけることができるのです。また、他のクラウドソーシングサービスと比較して専門性が高く単価もそれに見合った案件が多いとも言われています。

仕事の例

Webサイトやシステム、アプリの開発、Web等の各種媒体向けのコンテンツ作成(ライティング、動画の作成など)、デザイン、イラスト作成、ネーミング、コンサルティング、写真撮影、通訳、翻訳、マーケティング、営業、etc

必須機能とあると嬉しい機能

まずは機能を洗い出します。大きくは利用するユーザの種別で分けて、機能のグループ分けを行い、機能が必須かどうかを判定しています。

一言メモ

ランサーズには各種のツールや健康組合のような組織、有料版のランサーズ Pro、ランサーズAgent等がありますが、今回はメインとなるクラウドソーシングを行うための機能にフォーカスを当てて見積もりをしております。

NO 利用ユーザ 機能グループ 機能 種別 必須
1-1 ランサー向け ユーザ管理 ログイン 画面
1-2 ユーザ情報登録 画面
メール
1-3 ユーザ情報管理 画面
1-4 付加情報登録・更新 画面
1-5 履歴サマリ 画面
1-6 スキルテスト 画面
1-7 出品 スキル・経歴出品 画面
1-8 案件検索 案件検索 画面
1-9 案件フィード 画面

AI等

1-10 お勧め案件メール バッチ
メール
1-11 受注 提案 画面
1-12 見積もり作成 画面
1-13 コミュニケーション メッセージ 画面
1-14 ビデオ通話 画面
1-15 評価・コメント 画面
1-16 データ管理 案件管理 画面
1-17 支払管理 画面
1-18 ランク管理 画面
2-1 クライアント向け ユーザ管理 ログイン 画面
2-2 ユーザ情報登録 画面
2-3 ユーザ情報管理 画面
2-4 ランサー検索 ランサー検索 画面
2-5 発注 提案募集 画面
2-6 常駐・時間契約募集 画面
2-7 オファー 画面
2-8 データ管理 案件管理 画面
2-9 支払管理 画面
3-1 運営側向け ユーザ管理 ランサー管理 画面
3-2 クライアント管理 画面
3-3 メッセージ監視 メッセージ監視 バッチ
3-4 入出金管理 入出金手続き バッチ
3-5 ユーザ告知 お知らせ登録 画面
3-6 QA 画面(静的)
4-1 バックグラウンド サーバー
4-2 DB
4-3 WEBサーバー

ランサー向け

仕事を探したいランサー(受注者)側の利用する機能です。

ユーザ管理

ユーザの登録、管理、ログイン認証などの機能が必要となります。またランサーが自分の能力や魅力を発信するための個人プロフィールを設定する機能も含まれます。

  • No.1-1ログイン

ユーザを認証し、ログイン/ログオフを行う機能です。最近ではGoogleIDやFacebookIDと連携して、ログインIDに利用できるサービスも増えてきています。利用者の利便性を考慮して、どのようなレベルまで実装するか検討します。

また受注者兼発注者となるユーザーはランサー、クライアント両方の機能を使用する必要があるため、どちらの機能も利用できるよう切り替え可能でなくてはなりません。

  • No.1-2ユーザ情報登録

ランサーの基本的な情報を登録する機能です。名称やメールアドレス、個人か法人か等のサービス利用に必須となる情報を登録します。居住地区や年齢、性別など個人情報に当たるものは他のユーザーに公開するかどうかを選択することができます。

またクライアントからの入金は、エスクローという仕組みで一度ランサーズが預り、その後振り込みとなるため、はじめての振り込みまでに金融機関の口座番号も登録する必要があります。

  • No.1-3ユーザ情報管理

個人のプロフィールなどの情報はいつでも更新可能です。仕事の実績や新たに取得したスキルなどの情報を更新可能です。

  • No.1-4付加情報登録・更新

基本的な情報に加え、得意な仕事のカテゴリ、持っているスキルの一覧や業務履歴、スキルを示すポートフィリオなどが登録可能です。また信用情報として、電話での本人確認や免許証等の本人確認書類によるチェック状況も登録されます。

  • No.1-5履歴サマリ

過去の仕事の実績や評価、入出金などのデータが保管され、サマリとして参照できます。

  • No.1-6スキルテスト

ランサーのスキルを客観的に示す機能として、一部のスキルでは独自のテストをしてその結果を登録することができます。例えば、プログラミングのjava言語に関するテストもそのカテゴリの一つです。

出品

  • No.1-7スキル・経歴出品

ランサーのスキルや経験を商品として出品することができる機能です。

案件検索

ランサーが案件(仕事)を探すための機能です。

  • No.1-8案件検索

ランサーが募集中の案件を探すための機能です。カテゴリ、仕事の形式、価格帯などを条件として検索できます。よく使う条件を登録しておくこともできます。

  • No.1-9案件フィード

過去の検索や案件の参照、実績などのカテゴリ、価格といった情報から、ランサー一人一人におすすめの案件を示してくれます。内部的には機械学習などの技術を使って実装されていると思われます。スムーズなサービス運営に寄与する機能です。

  • No.1-10お勧め案件メール

募集中の案件のうちランサーにおすすめの案件を定期的にメールで連絡してくれる機能です。案件フィードと同様の仕組みを用いています。

受注

ランサーが仕事を受注するための機能です。

  • No.1-11提案

提案募集中の依頼に対し、課題の解決方法、作業期間、費用などを提案する機能です。この提案がクライアントに選ばれると仕事の受注に繋がります。

またネーミングやデザインのコンペでは、提案で成果物を提出し、選定された場合は報酬が発生する形となります。

  • No.1-12見積もり作成

クライアントからの要望に対して、あるいはクライアントに自分をお勧めすることができる場合、過去の受注に追加の作業がある場合など、クライアントに見積りを提示する機能です。クライアントが了承すれば受注に繋がります。

コミュニケーション

仕事を進行させていく上で必須となるコミュニケーションを行うための機能です。

  • No.1-13メッセージ

クライアントとランサーはランサーズに備え付けられたメッセージ機能でやり取りをすることができます。仕事の受注前、受注後、完了後でもメッセージのやり取りが可能です。ファイルの添付なども可能なチャットのような機能です。

  • No.1-14ビデオ通話

メッセージを使った文字でのコミュニケーションでは情報を伝えきれない場合には、ビデオ通話の機能も備え付けられています。

  • No.1-15評価・コメント

仕事の完了後、ランサー、クライアントはお互いに評価を付けます。お互いにとって外部からの客観的な評価を受けることができ、以降の受発注への指標となります。

データ管理

取引が成立した案件に対する各種のデータを管理する機能です。

  • No.1-16案件管理

取引成立後、案件(プロジェクト)のデータを作りステータスを管理する機能です。業務完了の報告や支払い手続きをするのに必要となります。

  • No.1-17支払管理

クライアントが支払い確定すると、ランサーのランサーズ上の口座に入金が行われます。また、ランサーズはこの入出金時に手数料を取っているため出金も行われる機能です。

  • No.1-18ランク管理

仕事の評価や受注額、信用情報の登録状況、メッセージの返答レスポンスなどを条件にランサーのランク付けを行う機能です。ランサーの信用度を示す指標となります。

クライアント向け

仕事を発注し、アウトプットを得たいクライアントが利用する機能です。

ユーザ管理

ユーザの登録、管理、ログインでの認証などの機能が必要となります。

  • No.2-1ログイン

ユーザを認証し、ログイン/ログオフを行う機能です。

  • No.2-2ユーザ情報登録

クライアントのプロフィールを登録する機能です。扱う仕事の内容や、個人、法人のカテゴリ、所在地などが設定できます。

  • No.2-3ユーザ情報管理

発注をする際の入金方法(振り込み、クレジットカード)や認証情報などを設定する機能です。

ランサー検索

  • No.2-4ランサー検索

仕事を依頼する相手となるランサーを見つけるための機能です。ランサーの仕事のカテゴリ、スキル、ランク、希望価格帯、実績などを条件に検索を行い、有用な人材を探すことができます。

発注

いくつかの方法で、仕事に対して人を集め業務の発注を行う機能です。

  • No.2-5提案募集

実際にやってほしい業務やアウトプット、予算を提示し、仕事をしたいランサーを募集する機能です。優秀な人材を集めるためのオプション機能もあります。

  • No.2-6常駐・時間契約募集

現場常駐や時間契約での仕事をしたいランサーを募集する機能です。

  • No.2-7オファー

特定のランサーに対し、仕事のオファーを出す機能です。ランサー検索で仕事に合ったランサーを見つけ、ピンポイントでアクセスすることができます。

データ管理

クライアントとランサーとの仕事に関する取引に対して発生する各種データを管理する機能です。

  • No.2-8案件管理

仕事の受発注取引が成約した場合、仕事に対して案件(プロジェクト)のデータが作成されます。案件データのステータスや納期、納品、検収手続きなどを管理する機能です。

  • No.2-6支払管理

仕事の取引に対して発生したエスクローおよび支払いに関するデータを管理する機能です。

運営側向け

ランサーズのようなクラウドソーシングサービスを運営する側に必要となる機能です。ランサーズはクライアントとランサーの取引に対し手数料を徴収し、収益を得るモデルとなっているため、できるだけ多くの案件がスムーズに取引できるよう運営は業務を行っています。

ユーザ管理

ランサーズを利用するランサー、クライアントを管理する機能です。

  • No.3-1ランサー管理
  • No.3-2クライアント管理

登録されたランサー、クライアントの情報を参照し、規約違反など問題のある利用をしている場合はユーザを利用停止にする等の管理機能です。

メッセージ監視

  • No.3-3メッセージ監視

ユーザとクライアントが行うメッセージのやり取りにおいて規約違反がないかを監視します。ランサーズではシステム上の取引をすることにより収益をあげているため、ランサーズでマッチングのみ行い費用の支払いなどをシステム外で直接行うことを禁止しています。このためメッセージにメールアドレスを記載することなどは基本的には禁止事項となります。

入出金管理

  • No.3-4入出金手続き

ランサーはランサーズのシステム上に口座を持ち、仕事で得た報酬は口座に貯めていきます。月二回の締め日にランサーズ上の口座に貯めた報酬を、ランサーの金融機関の口座に振り込むことができます。口座への振り込みをする/しないはユーザプロフィールと同様に設定可能です。この振込手続きを実現する機能です。

ユーザ告知

  • No.3-5お知らせ登録

システムへの機能追加、障害情報や案件についての提案募集締め切り、ステータス変更などのお知らせをランサー、クライアントに通知する機能です。画面上での通知とメールでの通知の両方が実装されています。

  • No.3-6QA

ランサーズというシステム全体は広大であり、複雑な要素もあるため、よくある質問のQAが掲載されています。またランサーズの運営者ではなくランサーやクライアント同士で質問をしあう相談所という機能もあります。

バックグラウンド

ランサーズの規模のシステムを動かすことを考えると容量、処理性能、処理の分散化などの性能を満たす実行環境が必要となります。サービスが小さい場合はレンタルサーバなどでも実現可能です。規模が大きくなるにつれ自社でサーバー構築をしたり、大規模なクラウドサービスの利用などでハイスペックな環境を作る必要があるでしょう。

また機能の実現を考えた場合、WebサーバーやDBなどのミドルウェアも必要となります。こちらも規模が小さいうちはフリーウェアなどで構築できますが、大規模化した場合レスポンス確保、サポートの有無などの観点から商用のライセンス取得が必要となるケースもあります。

※本記事の見積もりではバックグラウンドのハードウェアやミドルウェアは費用から除外しています。

ランサーズのようなサービスを作る場合の概算費用

前提として初期構築のみを想定しています。実際には運用しながら改善が発生するため、ランニングコスト+改修費用を掛けてのブラッシュアップが必要となります。またサービス構築後の運営や広告に関する費用、利用するサーバーやミドルウェアの購入費用などは入れていません。

最低限の場合(580万円)

先にあげた機能一覧より必須の機能を最低限の実装でサービス構築し、人月単価80万円で算出した場合の費用見積もりです。

シンプルな案件(プロジェクト)型のみを扱えるクラウドソーシングサービスを想定しています。

開発規模 17機能
想定工数 7.25人月
想定価格 580万円

ユーザ側はユーザの登録、ログイン、案件の検索と提案、受注と納品までが可能。クライアント側はユーザの登録、ログイン、案件の提案募集と発注と検収まで可能。運用側からは登録ユーザの管理とお知らせ、ランサー上の口座の入出金処理が可能となります。

案件(プロジェクト)が複数のステータスを持ちその変化をしっかりと管理しなければならないため、開発時にはデータフローなどの設計をきちんとすることが必要となります。

また、システム上でお金を扱うこととなるためシビアな実装と詳細なテストが必要となり、最低限の機能でもそれなりの費用が掛かってしまいます。

最低限の機能でスタートしたとしても、その後にサービスを繁栄させていくためには他サービスとの差別化が必要となり、さらなる投資が必要となることが見込まれます。

ランサーズのクオリティを目指す場合(2120万円)

先にあげた機能一覧のすべての機能を、ランサーズ並みのクオリティを目指した実装でサービス構築した場合の費用見積もりです。

主にクラウドソーシングサービスとしての業務をスムーズに成立させるための機能を対象としており、サービスのスタートアップ時に実装しておきたい範囲となります。その後、実際にはサービスの拡充、独自性の追求をしていくためコストを掛けてブラッシュアップが必要です。

開発規模 33機能
想定工数 26.5人月
想定価格 2120万円

ただし、これは洗い出した機能を実現するために必要な費用であり、ユーザインタフェースなどのデザイン性を高めユーザの利用しやすさを考慮する場合は追加でコストを掛けなければなりません。また、スキルテストやQAなどサービス運営を行いながらノウハウをためてコンテンツ化するものは、ブレ幅が大きいため算出対象外としています。

また新たな形の取引形態を作ったり、仕事フィードを拡充させてサービスの特色を作るにはさらに費用が掛かることが想定されます。

ランサーズではクラウドソーシング周辺の働き方を変えるための機能も拡張されて行っており、その実装には費用はさらに増加します。

一般的な料金相場

ランサーズのようなクラウドソーシングサービスの業務は複雑です。その業務を分析して、どのようにシステムとして構築するか、設計にもそれなりのコストが掛かります。

反対にWebアプリケーションそのものは多くの機能はシンプルで一般的な技術で作られているものと思われるため、フレームワークなども適用可能と考えられます。

システムベンダーにこれらの設計〜構築を依頼した場合、必須の機能+αでスタートすることを考えると、17機能で1000万円程度は必要になってくるでしょう。

ランサーズの収益モデル

ランサーズの収益モデルのメインはクラウドソーシングサービス上での取引から手数料を取る形です。取引額の20%を手数料に定め、ランサーズの収入としています。このモデルではサービス上で取引が行われれば行われるほど売上、利益が上がっていくため、利用ユーザおよび取引の活発化を目指す必要があります。

ランサーズは2019年12月に東証マザーズに上場していますが、サービス全体としては2020年度で2億円の赤字が見込まれています。これは利用者拡充、利便性追求のためのシステム投資が膨らんでいるためといわれています。

同様のクラウドソーシングサービス市場に参入することを考えた場合、利益が取れる運営をすることも課題となります。収益モデルも広告系など他のモデルと併用することも考えなければならないかもしれません。

発注費用を抑えるポイント

要件定義をしっかりする

実際にサービスを作るにあたり、実現したいことを明確にし、できることとできないこと(不要なこと)をきちんと決めておくと、発注先でも不要な機能は省くことができます。なんでもできるシステムを構築しようとすると、その費用は青天井です。見積りを依頼する前にきちんと要件を確認しておくことが重要です。

取引の流れをまとめておく

クラウドソーシングサービスでの取引では、案件が作られ、その案件について複数のパターンの推進手順が想定されます。これをきちんと整理し、システム上でどのように扱うか、どのようなアクションが発生するか整理してまとめておくことが必要です。この業務の設計をシステムベンダーに依頼すると、システム構築外の業務設計の費用も掛かってしまいます。

デザインを妥協する

エンドユーザが利用するユーザインタフェースはとても大事な要素の一つです。しかし、デザインは定まった正解はなく、こだわり続けるといくら時間と費用があっても足りません。まずは機能の実現に重点をおき、デザインはほどほどで納得しておくのが良いでしょう。一度サービスを公開してからでも、後からデザインだけ修正することも可能です。

最低限の機能からスタートする

サービスの構築にあたり実現したいことは何か、そのために必要な機能が何かを絞り込むことで、無駄なコストを掛けずにスタートすることができます。webサービスはいわゆるスモールスタートではじめることができるのも利点の一つです。また、最初から多くの機能があるよりも、必須の機能だけであればユーザはいずその機能に注目するという利点もあります。

クラウドソーシングサービスは未だ発展途上の分野であり、システムの形に正解はありません。ユーザーの利便性を考えた場合にはいくら機能があれば良いのかも不明確です。業務ができるように機能を実現することと、ユーザが利便性を感じ、より多くシステムを利用してくれること、この2点の間でコストを考えてバランスを取る必要があります。

メジャーなプログラミング言語、フレームワークを導入する

サービスを作り上げるにあたり、そのサービスがどのようなプログラミング言語、フレームワークで作られているかは知っておくべきです。何を使っているかで出来ることも異なり、機能に対してかかる費用も変わってきます。

一般的にはメジャーなプログラミング言語、フレームワークを導入するほうがメリットが多いです。技術者が多いためコストメリットがあります。ネットなどの情報量も多く、トラブル発生時のサポート情報も得やすいです。

ランサーズのようなサービスを作る際に気を付けたいポイント

働き方改革の時流に乗り、拡充を続けるクラウドソーシングサービス。今後ランサーズのようなサービスを作ろうと考えたときに気を付けておきたいポイントをあげます。

収益化構造の確立

現在、ランサーズの主な収益方法は取引額に対し一定の手数料を取るというものです。その手数料はクライアントのランサーへの支払額に乗せて集め、ランサーの口座に振り込む際にランサーズが徴収する形です。この形式はクライアント、ランサーの両方にランサーズに対するお金の流れが見えるため公平性は保てています。半面両者とも手数料に負担を感じ、サービスの利用の停滞にも繋がりかねません。

あらたな収益モデルを作ったり、複数の収益モデルを組み合わせて利用することで、クラウドソーシングサービスでのビジネスチャンスを見つけることが可能なのかもしれません。

競合のクラウドソーシングサービスとの差別化

現在、日本国内でもクラウドワークス、ココナラ、Job-Hub、Bizseekと多数のクラウドソーシングサービスが存在しています。それぞれのクラウドソーシングサービスがサービスの品質を高め、特色を出そうと努力している状況です。

  • 仕事の価格
  • 仕事の方向性(種別)
  • 仕事の専門性
  • 取引の保障
  • サポートの拡充
  • 対象とする受注者、発注者ターゲット層の限定

独自性の高いサービス構成を目指すのか、それとも各種機能の拡充を図り多くのユーザ、クライアントをつかんでいくのか。クラウドソーシングサービスを運営していくうえで、他のサービスとの差別化は大切な要素となっています。

総括

日本にクラウドソーシングサービスが現れてから10年以上の時が経っています。それでも、今もなお様々なクラウドソーシングサービスが新たに生まれていっている状況です。主婦向けのクラウドソーシングやイラスト、デザインといった仕事内容に特化したサービス、タスクのような小作業に特化したサービス・・・まだ現れていない新たな業態も隠れているのかもしれません。

商取引を行う以上、しっかりとしたシステムが必要となり、初期投資はある程度必要となります。しかし、クラウドソーシングという働き方は広く定着しつつあるため、今後もユーザーが見込める業態です。あらたにクラウドソーシングに参入するならば、収益化のモデルと差別化の二つの課題を考慮して挑んでください。

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