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マクドナルドのクーポンアプリ開発に必要な機能は?費用相場と3つのコツ

株式会社コムセント
監修者
最終更新日:2023年11月22日
マクドナルドのクーポンアプリ開発に必要な機能は?費用相場と3つのコツ
この記事で解決できるお悩み
  • マクドナルドのようなクーポンアプリを作るのに必要な機能は?
  • クーポンアプリの開発にかかる費用は?
  • クーポンアプリ運用を成功させるためには何が必要?

「マクドナルドのような実店舗用クーポンアプリを作りたい」という方必見。

クーポンアプリを開発し成功させるためには、機能を見極め、費用感を把握したうえで進めることが重要です。本記事ではマクドナルドのようなクーポンアプリに必要な機能や開発費用の目安、アプリ運用のコツなどを解説します。

最後まで読めば、クーポンアプリを成功させるポイントやコストを抑えて開発するコツがわかるでしょう。

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マクドナルドのようなクーポンアプリ開発費用【早見表】

マクドナルドのようなクーポンアプリ開発にかかる費用目安を、パターン別に紹介します。

開発パターン 費用目安
最低限のクーポンアプリを開発する場合 150万円
マクドナルドのクオリティを目指して開発する場合 730万円

クーポンアプリといっても、パターンによって費用には500万円以上の差が生まれます。開発前に完成イメージや実装機能などを固めておくことが重要です。

マクドナルドのアプリにはモバイルオーダーや店舗検索などの機能も備えられていますが、本記事の見積もりには含めていません。クーポン機能に限定して解説しています。

マクドナルドのクーポンアプリとは?

名称未設定のデザイン

参照:日本マクドナルド公式アプリ

マクドナルドのクーポンアプリは、クーポンやモバイルオーダー、メニュー表などが一体化したマクドナルドの公式アプリです。2020年3月時点で累計6,600万ダウンロードを突破しており、クーポンアプリの代表例といえます。

アプリでは、誰でも自由に利用できるさまざまな種類のクーポンを配布中です。安さや早さを重視するファストフード業態と、クーポンやモバイルオーダーの利便性が噛み合い、多くのユーザーに利用されています。

クーポンアプリのビジネスモデル・収益柱

ビジネス_建物

マクドナルド公式アプリをはじめとしたクーポンアプリは、主に次の2つの方法で収益を上げています。

  • クーポンによる実店舗への集客
  • アクセス数を活かした広告収益

 ひとつずつ下記で解説します。

クーポンによる実店舗への集客

クーポンアプリを収益化する方法の1つ目は実店舗への集客です。クーポンアプリのメインとなる収益源であり、ほとんどのアプリは実店舗への集客を目的に開発されます。

アプリで配信するクーポンにより集客した顧客が店舗で買い物や食事をすることで、売上・利益を生み出す仕組みです。アプリのダウンロードが必要なためリピート顧客が主なユーザー層ですが、戦略次第では新規獲得も狙えます。

ひとつのアプリを多くのユーザに使ってもらえる意味では、店舗数の多いグループやチェーン企業が有利でしょう。店舗数が少ない場合は、小規模なクーポンアプリを開発して実験的に運用することをおすすめします。

アクセス数を活かした広告収益

アプリのユーザー数・アクセス数が多くなれば、掲載枠を販売して広告収益を上げることも可能です。実店舗への集客をメインにしつつ、サブ要素として収益化方法を候補に入れておきましょう。

具体的には、店舗で回せる客数以上にアプリで集客している場合、広告掲載枠を販売することで売上を立てながら集客数を調整する利用方法があります。

マクドナルドのようなクーポンアプリ開発に必要な9つの機能

ビジネス 歯車

マクドナルドのようなクーポンアプリの開発に必要な機能は次の9種類です。

機能 実装内容 必須の場合は〇 利用ユーザー
1. ユーザー登録 ユーザー登録/プロフィール編集/ログイン - 一般ユーザー
2. コンテンツ参照 メニュー表示/クーポン表示・選択/QRコード表示/ポイントカード連携/店舗管理機能
3. プッシュ通知 プッシュ通知 -
4. ユーザー管理 ユーザー一覧検索/ユーザー管理 - アプリ運営者
5. コンテンツ管理 メニュー登録・編集/クーポン登録・編集/クーポン連携
6. プッシュ通知管理 プッシュ通知起動 -
7. 分析 地域情報分析/クーポン利用状況分析 -
8. 情報告知 お知らせ登録/利用ガイドライン・QA
9. バックエンド サーバー/データベース/WEBサーバー -

必須としている機能は、スマホでクーポンを表示や選択、利用するためのものです。下記で各機能を深掘りして解説します。

一般ユーザー向けの3つの機能

クーポンを利用して注文や買い物を行う一般ユーザー向けの機能です。

1. ユーザー登録

  • ユーザー登録
  • プロフィール編集
  • ログイン

ユーザーが自身の情報を登録し、ログインできるようにする機能です。クーポンアプリのもっともシンプルな実装を考えた場合、ユーザー登録やログインなどの機能は必須ではありません。

事業展開に活かせるようユーザー情報を収集できる仕組みがあると効率的ですが、後から機能追加することもできます。

2. コンテンツ参照

  • メニュー表示
  • クーポン表示・選択
  • QRコード表示
  • ポイントカード連携
  • 店舗管理機能

メニューやクーポンを一覧表示し、ユーザーが注文時に利用するための機能です。実際の会計処理と結びつけるためには、レジシステムと連携させることになります。レジシステムとの連携がバーコードのみの場合はQRコードの利用が必要です。

付加的な機能としてポイントカードとの連携も想定できます。ユーザーの興味を惹きつけたりアプリの利便性を高めたりすることで、より効果的にリピートを促進できるでしょう。

また店舗管理機能は、クーポンごとに使用できる店舗の制限や、使用された店舗の分析機能を実装する際に必要になることがあります。

3. プッシュ通知

アプリで通知を表示し、新メニューやクーポンをユーザーにアピールする機能です。ユーザーに対して、積極的にアプリ利用や消費行動を促します。

アプリの売上貢献を考えると実装したい機能ですが、プッシュ通知がなくてもアプリ運用は可能です。

アプリ運営者向けの5つの機能

クーポンを提供する店舗の責任者やグループの販促担当者など、運営側が利用するための管理機能です。

1. ユーザー管理

  • ユーザー一覧検索
  • ユーザー管理

ユーザーの管理に利用する機能です。ユーザーサポートや不正なユーザーの利用停止、履歴の追跡、利用状況の確認などが主な用途となります。

ユーザー登録機能を実装しない場合、管理機能も必須ではありません。

2. コンテンツ管理

  • メニュー登録・編集
  • クーポン登録・編集
  • クーポン連携

クーポンアプリのメインコンテンツとなるメニューやクーポンを登録・管理する機能です。下記の内容を入力できるようにします。

  • メニュー名
  • 価格
  • 割引内容
  • 利用エリア
  • 有効期間
  • イメージ画像

クーポンは利用期間を限ることが多く、利用期間が終了したものはユーザーに表示されないようにする対応が必要です。

3. プッシュ通知管理

新規のメニューやキャンペーン、クーポンの情報をユーザーに通知する機能です。内容・対象者などを設定し、周期や時間を指定して通知します。

プッシュ通知機能を実装しない場合はプッシュ通知管理機能も必要ありません。

4. 分析

  • 地域情報分析
  • クーポン利用状況分析

ユーザー属性やクーポンの利用数、利用エリアなどの情報を収集・分析する機能です。既存のデータ分析ツールを活用できるため必須ではありませんが、クーポンアプリに最適化した分析機能はビジネス拡大につながります。

たとえば人気なクーポンの発行頻度を高める・クーポン利用率が高いユーザー属性に対して広告を配信するなどの施策です。

5. 情報告知

  • お知らせ登録
  • 利用ガイドライン・QA

ユーザーがサービスを利用する際に必要となる情報を登録・共有する機能です。機能追加や障害情報、メンテナンスなどのアナウンスや、使い方、よくある質問とその回答を発信します。

プッシュ通知機能を実装する場合は、お知らせ登録機能と連携させられると便利です。

バックエンド

  • サーバー
  • データベース
  • WEBサーバー

クーポンやメニューの情報を格納したり、各種処理を実行したりするために必要となるプログラムの稼働環境です。画面で操作する機能ではありませんが、クーポンアプリの開発・運用には欠かせません。

機能やユーザー数が増えるほど大規模なサーバー・データベースが必要となります。運用初期は小規模なサーバーで構築する場合でも、後々の拡大を想定しておきましょう。クラウドサービスであれば、プラン変更のみで大規模化に対応できるためおすすめです。

注意

本記事の見積もりでは、バックグラウンド環境の構築やクラウドサービスの利用にかかる費用を見積額から除外して計算しています。

マクドナルドのようなクーポンアプリ開発の概算費用

電卓!

マクドナルドのクーポンアプリ開発に必要な機能を踏まえて、開発にかかる概算費用を2パターンに分けて紹介します。自社で開発したいクーポンアプリの完成イメージと照らし合わせながら参考にしてください。

最低限のクーポンアプリを開発する場合

最低限のクーポンアプリを開発する場合の費用目安は150万円です。

想定工数 1.875人月
開発費用の目安 150万円(人月単価80万円で算出)
人月とは

工数を表す単位。1人月はエンジニア1人が1カ月稼働した場合の工数のこと。「人月単価」は1人月あたりの費用。

ユーザー視点では、クーポンとメニューを表示することがクーポンアプリの必須機能です。運営側はクーポンとメニューの登録・管理をできれば最低限の運用を行えます。

高度な機能や複雑な実装がほとんどないため、150万円ほどで開発可能です。

マクドナルドのクオリティを目指して開発する場合

マクドナルドのクオリティを目指し、さまざまな機能を盛り込んだクーポンアプリの開発費用はおよそ730万円です。

想定工数 9.125人月
開発費用の目安 730万円(人月単価80万円で算出)

各店舗でのクーポン管理やアプリ内でのクーポン利用済み処理、レジシステムとの連携などの機能を搭載したクーポンアプリを想定しています。ログインやプッシュ通知などの機能も備えているため、単なるクーポン集客にとどまらず施策の幅を広げることが可能です。

クーポンアプリの域を出てマクドナルドと全く同じ機能を目指す場合、別途、モバイルオーダーや位置情報などの機能構築が必要となります。

クーポンアプリ開発とレジシステムの連携

既に導入済みのレジにおいて、QRコードによる値引きなどに対応しているのであれば、特に問題ありませんが下記の項目に該当する場合はレジの改修が必要となり改修費が大きく掛かる可能性があります。

  • 読み取りに対応していない
  • 値引いた額などを会計システムで処理できない

同様にポイントカード連携もAPIなどにより連携が可能であれば問題ありませんが、対応していない場合は、改修が必要となります。単にクーポンを見せて、店員がレジ操作で値引きとかをするのであれば、レジの改修は不要となります。レジシステムの繋ぎ込みの複雑さによって、費用が大きく変わります。

クーポンアプリの開発費用を抑える3つのコツ

電卓2

クーポンアプリの開発費用を抑えるコツを3つ紹介します。クーポンアプリ開発費用は幅が広いため、開発会社に依頼する前に安く済ませるコツを把握しておくことが重要です。

1. クーポン利用の仕組みを簡略化する

クーポンアプリの開発費用を抑えるコツの1つ目は、クーポン利用の仕組みを簡略化することです。

提示されたクーポンを従業員がレジで手入力するだけの仕組みであれば、アプリはクーポン表示だけで事足りるため開発費用は高くなりません。一方で回数制限やQRコード、レジシステムとの連携が必要になる場合、開発工数が増え費用がかさみます。

アプリ開発費用の削減を優先しすぎて実務が煩雑になりレジ混雑が発生すると、かえって客足や売上が落ち込むことがあるでしょう。運用効率を考えつつ、開発費用も抑えられるクーポン利用の仕組みを考案することが重要です。

2. デザインを妥協する

クーポンアプリの開発費用を抑えるためにはデザインを妥協することも効果的です。デザインはアプリの成功を左右する重要なポイントですが、明確なゴールが存在しません。こだわり続けるとキリがないため、いくら予算があっても足りなくなってしまいます。

まずは一般ユーザーに公開してもブランドイメージを損なわない程度のクオリティで妥協し、低予算でのアプリ公開を優先しましょう。運用を開始してユーザー数や売上貢献が伸びてきたタイミングで、デザインを修正・ブラッシュアップすることも可能です。

後でブラッシュアップの計画がある場合は、事前に打ち合わせておいた方が良いでしょう。妥協方法次第では後のブラッシュアップが困難になり、改修工数が跳ね上がる可能性があるためです。

3. ノウハウ・実績を持つ業者を探す

クーポンアプリの開発費用を抑える3つ目のコツは、ノウハウや類似の実績を持つ業者を探すことです。

実績豊富なシステム開発会社であれば、過去の構築内容を参照・利用して工数を削減し、費用を安く抑えられる可能性があります。機能の取捨選択や運営ノウハウまで含めた提案をしてくれる場合もあるでしょう。

クーポンアプリの開発実績があればベストですが、難しければスマホアプリやWebシステムでの実績が豊富な業者をおすすめします。どちらも広く普及している技術・開発内容であり、実績のあるシステム開発会社を探しやすいです。

クーポンアプリの開発・運用を成功させる2つのポイント

ポイント_!

クーポンアプリの開発・運用を成功させるポイントを2つ紹介します。クーポンアプリが失敗に終わらないよう、必ず計画段階で押さえておきたいポイントです。

1. 顧客にとって魅力的なクーポンを発行する

クーポンアプリ運用を成功させるポイントの1つ目は魅力的なクーポンを発行することです。仮にユーザーがアプリをダウンロードしてくれても、クーポンに魅力がなければ来店にはつながりません。

単純な「◯円引き」クーポンだけではなく、まとめ買いや曜日限定などさまざまな種類のクーポンを試してユーザーの反応を確かめましょう。ユーザーが飽きないよう、クーポンのローテーションを行う・新商品を販売するなどの工夫も必要となります。

2. 店舗でのオペレーションやレジスターへの登録方法を用意する

クーポンアプリの成功には、店舗でのオペレーションやレジへの登録方法の用意も必要です。アプリでのクーポン表示とレジでの値引き処理をスムーズに連携できる仕組みを整えましょう。

クーポンの種類が少なく、利用ユーザーも多くなければ手入力も可能ですが、本格的に運用する場合は自動化することをおすすめします。下記の要素を設定し、クーポンをレジに登録すると自動で計算できる方法が便利です。

  • 値引き金額(割合)
  • 利用期限
  • 適用条件

クーポンアプリを開発・導入する際は、レジシステムの仕様を把握したうえで運用の仕組みを用意しておきましょう。

まとめ

クーポンアプリを構築することで集客効果が見込めます。マクドナルドのような代表例から必要となる機能を見極めたうえで、必要十分な要件を定めましょう。

クーポンアプリ開発では、パートナーとして立場で運用体制や機能まで積極的に提案してくれる開発会社の選定が重要です。実績が多いシステム開発会社であれば、費用を抑えたアプリ構築も期待できます。

「どこに依頼するか悩んでいる」「システム会社を比較する方法がわからない」という方は、ぜひ比較ビズをご利用ください。2分程度の簡単な入力で、アプリ開発の事例・ノウハウが豊富な業者を探せます。

監修者のコメント
株式会社コムセント
野地 剛

出版からスタートして、Webコンテンツ、Webマーケティング、システム開発へと事業内容を進化。現在は決済を中心としたシステム、LIVE配信システム、アプリ制作、マッチングサイトやシュミレーションサイト、外部APIを使用したサービスなど、型にはまらないシステム開発やオリジナルシステム開発を得意とする。

クーポンを配布する場合、既存のワークフローに適合しているか、既存システムで対応できるかを事前に調べておくことが重要です。この辺りが明確で無いと、いろいろと改修範囲が拡がってしまい、見積金額が膨大になる可能性があります。

アプリにすることで、ユーザーにはアプリをインストールをして貰う手間が増えます。その手間を掛けてもインストールする価値があることをユーザーに知ってもらう必要があります。

場合によってはアプリのインストール不要なPWAを選択する手もあります。現状や予算に合わせた選択が重要です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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