工数見積もりの手法4つを解説!失敗する原因や適切に行うポイントを確認

最終更新日:2023年11月13日
工数見積もりの手法4つを解説!失敗する原因や適切に行うポイントを確認
この記事で解決できるお悩み
  • 工数見積もりの手法は?
  • 工数見積もりが失敗する原因は?
  • 工数見積もりの手順は?

「工数見積もりを計画したいが、適切に行うポイントがわからない…」という方必見!

この記事では工数見積もりを検討している経営者に向けて、工数見積もりの手法や失敗する原因を分かりやすく解説します。最後まで読めば、工数見積もりの手順もわかります。

工数見積もりを適切に行うポイントも紹介しているため、プロジェクトマネージャーもぜひ参考にしてください。

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工数見積もりの手法4つ

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工数見積もりの手法を選ぶ際は、プロジェクトの性質や情報、チームの経験、時間制約で異なります。正確な見積もりを行うことはプロジェクトの成功に大きく寄与します。一般的な工数見積もりの手法は、以下のとおりです。

  1. 類推法
  2. 係数法(パラメトリック法)
  3. ボトムアップ法
  4. 3点見積もり法

1. 類推法

類推法は、過去の類似プロジェクトのデータを使用して、新しいプロジェクトの工数見積もりを行う手法です。この方法は、プロジェクトが始まる前に利用でき、プロジェクト全体の規模や複雑さを評価します。

類推法のメリットは、早期に見積もりを提供できること、過去のプロジェクトのデータを有効に活用できることです。プロジェクトの特性が大きく異なる場合、正確な見積もりが難しいことがあります。

2. 係数法(パラメトリック法)

係数法は、プロジェクトのパラメータと係数モデルを使用して工数見積もりを行う手法です。データ駆動型であるため、数学的アプローチを提供します。正確なモデルを開発するために過去のデータが必要であり、プロジェクトの状況によりモデルの調整が必要です。

3. ボトムアップ法

ボトムアップ法は、プロジェクト内の個々のタスクや作業パッケージごとに工数見積もりを行い、それらを合算して全体の見積もりを行う手法です。

ボトムアップ法は詳細で正確な見積もりを提供し、プロジェクトの各要素を重視します。見積もり作成に時間とリソースを必要とするため注意が必要です。

4. 3点見積もり法

3点見積もり法は、最頻値・楽観値・悲観値を組みあわせる手法です。

  • 最頻値:最も現実的な見積もりで、タスクや作業が通常の状況で完了する場合の工数
  • 楽観値:タスクや作業が非常に順調に進行し、最も効率的に完了する場合の工数
  • 悲観値:タスクや作業に遅延や問題が発生し、最も時間がかかる場合の工数

3点見積もり法は不確実性を考慮に入れ、リスク評価に役立ちます。3つの見積もりを作成するために追加の情報が必要になり、計算が複雑になります。

工数見積もりが失敗する原因3つ

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ここからは、工数見積もりが失敗する原因を3つ紹介します。

  1. 不適切なデータや情報が不足している
  2. バッファを設定していない
  3. 適切なコミュニケーションが不足している

1. 不適切なデータや情報が不足している

工数見積もりが失敗する主要な原因の1つは、不適切なデータや情報が不足していることです。

工数見積もりはプロジェクトの要件やスコープ、リソース、リスク、スケジュールなどの基盤に基づいています。これらの情報が曖昧である場合、見積もりが不正確になり、プロジェクトの成功に悪影響を及ぼす可能性があります。

工数見積もりの成功には正確なデータと十分な情報が不可欠です。不適切なデータや情報の不足は見積もりの精度を低下させ、プロジェクトの成果を悪化させる原因となります。

2. バッファを設定していない

バッファとは、プロジェクトマネジメントやタスク管理の文脈において用いられる用語で、余剰な時間やリソース、費用などのことです。プロジェクトやタスクが計画どおりに進行しづらい状況に備え、予測不能な問題に対処するために確保されます。

予想外の遅延の発生や急な修正が必要となる場合、バッファがなければ全体のスケジュールへの影響を最小限に抑えることが難しくなります。リスクを適切に評価し、時間や必要なリソースを確保するためにバッファを計画に組み込みましょう。

3. 適切なコミュニケーションが不足している

よい見積もりを行うには、プロジェクトに関連する情報を正確に収集する必要があります。コミュニケーション不足では、プロジェクトに関連する情報や要件が把握されない、誤解が生じる可能性があるため注意しましょう。

コミュニケーション不足はプロジェクト全体に対する理解と協力を妨げ、見積もりの不正確さやプロジェクトの失敗を招く可能性があります。適切なコミュニケーション戦略を採用し、情報共有と進捗報告を強化することで、見積もりの精度とプロジェクトの成功確率を向上できます。

工数見積もりの手順

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工数見積もりの手順は、プロジェクトやタスクの複雑性、スケール、業界により異なります。一般的な工数見積もりの手順は、以下のとおりです。

  1. プロジェクトの理解
  2. タスクの分解
  3. リソースの識別
  4. タスクの工数推定
  5. ストアリング
  6. 見積もりの検証
  7. モニタリングとコントロール

1. プロジェクトの理解

プロジェクトの理解は工数見積もりの基盤となります。プロジェクトの目的やスコープ、要件、納期、および目標を詳細に把握します。

プロジェクトの種類や特性に応じて、適切な見積もり方法を選択しましょう。プロジェクトの成功を確保するために、全体のコンテクストを理解し、見積もりの計画を立てる土台を築きます。

2. タスクの分解

タスクの分解は、プロジェクトを小さい具体的な作業単位に分割するプロセスです。見積もり対象が細かくわかれ、見積もりの精度を向上できます。

通常はワークブレークダウン構造(WBS)を使用して、プロジェクトをタスクに分解します。各タスクは明確な作業パッケージとして識別され、見積もりの詳細を作ることが可能です。

ワークブレークダウン構造とは

プロジェクト計画のためのツールで、プロジェクトを階層的なタスクや作業パッケージに分解する方法です。
各要素を階層的な構造で整理し、最上位の要素から下位の要素へ詳細を追加します。

3. リソースの識別

プロジェクトに必要なリソースを特定します。人員や機器、ソフトウェア、設備などが含まれます。

各タスクに必要なリソースを明確にし、チームメンバーのスキルや経験を考慮に入れながら適切なリソースの割り当てを行いましょう。リソースの適切な割り当ては、見積もりの正確性に寄与します。

4. タスクの工数推定

各タスクの工数を予測します。過去のプロジェクトデータやベンチマーク情報、専門家の意見などを参考にし、作業量や時間、コストなどに基づいて工数を計算します。

進捗管理のミーティングや品質管理のレビューなど、プロジェクトの管理に関連する「管理工数」も見積もりましょう。加えて、プロジェクトの実際の作業にかかる「実作業工数」も考慮に入れます。

工数の予測は、正確な見積もりを行うための基盤であり、プロジェクトの成功において極めて重要です。

5. ストアリング

見積もりのデータや情報を文書化し、適切なフォーマットで保存します。見積もりの透明性とトレーサビリティが確保され、プロジェクトの異動や調整の際に参照できます。ストアリングは見積もりの信頼性を高める重要なステップです。

6. 見積もりの検証

専門家やステークホルダーによる見積もりの独立検証を実施することで、精度を向上できます。適切な方法論を用いて、見積もりの品質を確認しましょう。検証は見積もりの信頼性を確保するために不可欠です。

7. モニタリングとコントロール

プロジェクトの進捗と実績を継続的にモニタリングし、見積もりと実際の結果を比較します。必要に応じて調整を行い、プロジェクトが計画どおりに進行することを確保しましょう。モニタリングとコントロールは、見積もりの実行とプロジェクトの成功に向けた持続的な作業です。

工数見積もりを適切に行うポイント4つ

ここからは、工数見積もりを適切に行うポイントを4つ紹介します。

  1. リスクの評価とバッファを設定する
  2. 適切なリソースの割り当てを行う
  3. 適切な工数見積もりの手法を選択する
  4. 適切なコミュニケーションを確保する

1. リスクの評価とバッファを設定する

リスクの評価とバッファ設定は、工数見積もりの精度とプロジェクトの成功において重要です。リスクの評価には、リスクの発生確率や影響の度合い、影響が発生した場合の対処方法などを含みます。リスクを特定し、理解することは見積もりの正確性向上に寄与します。

リスクを評価した後、見積もりに対処するためのバッファを設定しましょう。バッファは予備の時間やリソース、予算、スケジュールなどを意味し、不確実な状況に対処できます。

リスクの評価とバッファの設定は、プロジェクトの不確実性に対処し、プロジェクトの成功を確保するために不可欠です。

2. 適切なリソースの割り当てを行う

適切なリソースの割り当てを行うことは、プロジェクトの効率性と成功に大きな影響を与えます。各タスクに対して、必要なリソースを適切に組み合わせることが必要です。たとえば、特定の技術的なタスクには技術的なスキルを持つリソースが最適です。

リソースの選定と調整に十分な配慮を払うことで、タスクが適切に実行され、プロジェクトのスケジュールと品質が確保されます。

3. 適切な工数見積もりの手法を選択する

適切な工数見積もり手法の選択は、プロジェクトの成功に向けた重要な1歩です。過去の類似プロジェクトのデータや成功体験から学び、その情報を活用します。過去のデータは見積もりの参考となり、ベストプラクティスは見積もりの精度向上に寄与します。

シミュレーションやシナリオ分析を駆使して、異なる工数見積もり手法の結果を評価し、リスクのシナリオを検討しましょう。最も適切な工数見積もり手法を選び出すことが可能です。

プロジェクトの特性や状況に合致する手法を選定することで、見積もりの精度を向上できます。

4. 適切なコミュニケーションを確保する

適切なコミュニケーションは、見積もりの正確性とプロジェクトの成功に不可欠です。プロジェクトに関与するステークホルダーと、緊密なコミュニケーションを確保しましょう。ステークホルダーにプロジェクトの進捗や目標、リスク、課題に関して正確かつ適時な情報を提供します。

プロジェクトチーム内でのコミュニケーションも重要です。チームメンバー同士の情報共有や進捗報告を促進し、見積もりの精度を高めます。

コミュニケーションの品質と頻度を高めることで、プロジェクトの見積もりと進行が効果的に管理できます。

まとめ

工数見積もりはプロジェクトの予算設定と管理に不可欠です。特定のプロジェクトが専門知識を必要とする場合、専門的なプロジェクトコンサルタントに依頼することが効果的です。

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比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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