リモートデスクトップとは?やり方や設定

更新日:2020年09月15日 発注カテゴリ: SI・ネットワーク構築
リモートデスクトップとは?やり方や設定

新型コロナの流行によって、テレワークが推奨されています。自社でもテレワークを導入したいけれども、ITに関する知識はあまりないのでどのように進めればいいか困っていませんか?テレワークで社員が離れているときに重宝するのが、今回紹介するリモートデスクトップです。しかしリモートデスクトップと言われてもどのようなシステムかわからない方もいるでしょう。そこでここではリモートデスクトップとは何か、設定方法やそのやり方について解説します。

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リモートデスクトップとは何か?

まずはそもそもリモートデスクトップとはどのようなものなのかについて、以下で詳しく見ていきます。簡単に言えばパソコンを使って別のパソコンを遠隔操作するやり方のことです。

コンピューター同士がネットワークでつながる

リモートデスクトップとは、複数のコンピューターをネットワークで接続する方式のことです。このため、ネットワーク内にAとBの2種類のパソコンがあった場合、Aのパソコンを使ってBのパソコンを遠隔操作できるわけです。

デスクトップ画面を自分の手持ちのパソコンから遠隔操作先のパソコンに直接転送する方式をとっています。ですから接続先のコンピューターを自分のパソコンで直接操作しているのと同じ形になるわけです。

ちなみにリモートデスクトップを呼び出しているパソコン、つまり自分が操作しているパソコンのことをクライアントといいます。そして呼び出されている方、操作対象のパソコンをサーバと呼びます。

スマホでも利用できる

リモートデスクトップはパソコンだけでなく、スマホを使ってのやり方にも対応しています。アプリを使用すれば接続できますし、iPhoneでもAndroidでも利用できます。

アプリから閲覧できるのはサーバで実行されているものに限られます。その意味では情報漏洩のリスクは限定的なので、セキュリティ面でも安心して使用できるでしょう。

VPIとの違いとは?

少しITに詳しい人の中には「VDIと何が違うのか?」と思う人もいるかもしれません。VDIとは「Virtual Desktop Infrastructure」の頭文字をとったものです。

具体的には仮想化専用のソフトをインストールします。そしてそこに仮想のデスクトップ環境を実行する方式です。結果的に仮想マシンが1人1台割り当てられます。

実質的には1台の端末を複数で占有しているのと同じような感覚で使用できます。VDIは1台の端末を占有する方式ですが、リモートデスクトップの場合、1台のサーバーに複数の端末から接続して、同じデスクトップ環境を使用する方式です。

VDIの場合、運営するためには高度な技術が要求されます。一方リモートデスクトップだとそれほど専門性の高い技術は要求されません。

リモートアクセスとの違い

リモートデスクトップとリモートアクセスの違いがわからないという人もいるでしょう。リモートアクセスとは、遠隔地にあるパソコンやネットワークに接続する方式を指します。

会社にいなくてもオフィスにいるかのような感覚で作業ができるわけです。この時専用のリモートアクセスツールを利用して、社内のネットワークにアクセスします。

しかしリモートアクセスの場合、遠隔地からインターネットを利用してアクセスする形をとります。そのままだと情報漏洩の危険性が出てくるので、SSLを利用し通信を暗号化する必要があります。

一方リモートデスクトップの場合、パソコンのデスクトップ画面を遠隔操作する形です。VPN環境に接続する必要はないです。

リモートアクセスは社内ネットワークに接続する方式をとっています。一方、リモートデスクトップはデスクトップ画面そのものを転送するのが大きな違いです。

リモートデスクトップを導入することで期待できるメリットとは?

リモートデスクトップを導入することでどのようなメリットがあるのかも、やはり気になるところでしょう。ここでは代表的なメリットについて、いくつか紹介します。主だったメリットとは以下のようなものです。

  • 外出先からでも作業が可能
  • コスト削減効果
  • 低年式のパソコンでも可能
  • Windows10ならインストール作業なし

これからそれぞれのメリットについて詳しく解説します。なぜリモートデスクトップを導入する必要があるのか、理解しましょう。

外出先からでも作業が可能

リモートデスクトップという名称からもわかるように、リモートからデスクトップ画面の作業ができます。外出先でも必要な作業ができるので、いちいちオフィスに戻ってくる必要がないわけです。

しかもリモートデスクトップの場合、新たな環境を構築する必要がないです。手間をかけることなく、作業効率をアップできるわけです。

コスト削減効果

リモートデスクトップを利用すれば、いちいちオフィスに出てこなくても作業が可能です。ということは、従業員の交通費を節約する効果も期待できます。

通勤にかかる時間も削減できます。その分を作業に充てることもできるので、効率性を向上できる効果も期待できます。

また通常ネットワークを構築するためには、新たにソフトを導入しなければなりません。しかしリモートデスクトップの場合、新たにソフトを導入する必要がないのでその分のコストも削減できます。

低年式のパソコンでも可能

現在手元にあるパソコンが低年式で、パフォーマンスが落ちるので使えないのではないかと思っている人もいるでしょう。しかし古いパソコンでも、プログラミングや動画編集のような本来なら強い負荷のかかるような作業も、このやり方なら可能です。

リモートデスクトップの場合、パフォーマンスは接続先のパソコンのスペックがベースになります。接続先のパソコンが新しいモデルであれば、ストレスなくいろいろな作業ができるわけです。

デスクトップと比較して、ノートパソコンやタブレットはスペックが劣るといわれています。外出先にコンパクトなノートパソコンやタブレットを持っていって、外出先でスムーズに作業できるのもメリットの一つです。

Windows10ならインストール作業なし

Windows10のインストールされているパソコンを愛用している人も多いでしょう。もしWindows10を使用しているのであれば、リモートデスクトップ機能がすでに標準搭載されています。

よってインストールする必要はありません。設定さえ行えば、すぐに利用できる手軽さが魅力です。

ただしWindows10Homeを利用している場合には注意が必要です。こちらにはリモートデスクトップのホスト機能が搭載されていないからです。

リモートデスクトップの設定方法を解説

Windows10の場合、リモートデスクトップ機能が標準搭載されています。しかしそのまま利用できるわけではありません。まずはリモートデスクトップ機能を有効化するための設定が必要になります。ここではその設定方法についてみていきますので参考にしてみてください。

サーバ側の設定をする

まずはリモートデスクトップの操作される側、すなわちサーバ側の設定を行います。接続するためにはコンピューター名とユーザー名、パスワード情報が必要です。

ユーザー名やパスワードはパソコンにログインする際に使っているものです。しかしコンピューター名がわからないという人もいるでしょう。

その場合、まず設定を開きます。そしてシステム→バージョン情報の順番でアクセスすると、デバイス名が記載されているはずです。このデバイス名がサーバのコンピューター名です。

リモート接続の許可

次に行うのはリモート接続の許可です。まずコントロールパネルを開きます。

いろいろとメニューが出てくるはずなので、システムとセキュリティを選択しましょう。するとリモートアクセスの許可という項目が出てくるので、こちらをクリックします。

するとシステムのプロパティが開きます。その中に「このコンピューターへのリモート接続を許可する」という項目を選択し、OKをクリックすれば作業は完了です。

リモートデスクトップに接続する

リモートデスクトップの設定が完了したら、接続作業に入りましょう。タスクバーの検索フォームのところに「リモートデスクトップ接続」と入力すると、アプリが起動します。

コンピューター(C)という項目のところに、コンピューター名を入力します。そしてあとは接続という箇所をクリックします。

次にユーザー名とパスワードを入力するウィンドウが開きます。こちらも必要な情報を入力したらOKをクリックします。

ここまでの手順が正しく行われると、リモートデスクトップ接続のウィンドウが表示されるはずです。この段階で接続できたということになります。

クライアントの設定について

サーバ側の設定のほかにもクライアントの設定を行う必要もあります。ではクライアントの設定はどのように行うのかというと、それほど難しくはありません。

アプリケーション一覧で行う

クライアント側の設定方法ですが、まずはスタートをクリックしましょう。するとアプリケーション一覧が表示されるはずです。

一覧の中にWindowsアクセサリがありますので、こちらを選択しリモートデスクトップ接続に進みます。接続画面が立ち上がるはずです。

サーバ側のコンピューター名を入力して、接続をクリックします。リモートデスクトップの画面に切り替わりますので、ユーザー名とパスワードを入力してOKをクリックすれば完了します。

アカウントの記憶について

接続すると「このアカウントを記憶する」というメッセージが出てきます。こちらにチェックを入れておくと、今後ユーザー名とパスワードをいちいち入力する必要がなくなります。

ただし注意しなければならないのは、第三者に渡ってしまった場合です。ログイン情報を入力しなくてもリモートデスクトップにアクセスできてしまいます。もしセキュリティ面に不安があれば、チェックを入れないでおくといいでしょう。

チェックを外すと、接続するたびにユーザー名とパスワードを入力しなければなりません。そこでユーザー名やパスワードを忘れることのないように管理は忘れずに行いましょう。

スマホからリモートデスクトップに接続するやり方とは

前にも紹介したとおり、スマホからでもリモートデスクトップに接続できます。スマホで遠隔操作ができれば、ノートパソコンを携帯する必要がなく持ち運びがかなり楽になります。

Windows側を設定する

まずはWindows側の設定を進めましょう。「スタート」→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」に進みましょう。

「システムとセキュリティ」の次に「リモートアクセスの許可」を選択しましょう。すると「このコンピューターのリモート接続を許可する」が出てきます。

ここまで出来たら、Windowsのスタートメニューの中に検索ボックスがあるはずです。ここに「cmd」と入力して検索にかけます。

コマンドプロンプトが表示されるので、ここに「ipconfig」と入力してエンターキーを押しましょう。もしかするとIPアドレスが複数表示されるかもしれないので、「IPv4アドレス」の横に載っているアドレスを控えておきましょう。

スマホアプリの設定

Windows側の設定が完了したところで、今度はスマホの方の設定作業に進みます。設定のやり方を理解する前に、リモートデスクトップ用のアプリである「Microsoft Remote Desktop」をインストールしておきましょう。ちなみにこちらのアプリ、iPhoneでもAndroidでも対応しています。

アプリが立ち上がったら、まずAndroidについては画面右上にある「?」をタップします。次に「Desktop」をタップすると「Host name or IP address」というメッセージが出てくるので、ホストのパソコン側のIPアドレスを入力します。

「Enter every time」→「Add user account」というメッセージが出てくるので、その指示の通りに進めます。最後にユーザー名とパスワードを入力して「save」をタップしたら、接続手続きは完了です。

iPhoneの接続のやり方についてですが、アプリをインストールすると「+」というアイコンが出てきます。こちらをタップしましょう。

するとPC名とユーザーアカウントを入力するウィンドウが出てきます。PC名にはIPアドレス、ユーザーアカウントはユーザー名を入力します。するとこの情報が保存されます。

最後に追加したデスクトップをタップします。そしてユーザー名とパスワードを入力して「完了」をタップすれば終わります。クライアント認証のメッセージが出てくるかもしれませんが、「認証」をタップすれば問題ありません。

まとめ

新型コロナの流行により、社員同士の濃厚接触は感染対策としてできるだけ避けたほうがいいといわれています。国を挙げてリモートワークの推奨も進められています。

このような時代の中では、リモートデスクトップのやり方はマスターしておいて損はないでしょう。Windowsのパソコン以外にもスマホを使って遠隔操作ができます。

自宅や外出先からでもノートパソコンやタブレット端末、スマホで作業できます。いちいちオフィスに来る必要もないのです。

このやり方を導入すれば、感染対策のほかにも作業効率のアップにもつながります。設定など導入のやり方もそれほど複雑ではないので、採用を検討してみませんか?

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