イントラネットの構築費用は?安く抑える2つのポイントをわかりやすく解説

株式会社GeNEE
監修者
株式会社GeNEE 代表取締役 日向野卓也
最終更新日:2023年05月19日
イントラネットの構築費用は?安く抑える2つのポイントをわかりやすく解説
この記事で解決できるお悩み
  • イントラネットの構築費用はいくら?
  • イントラネットの構築費用を安く抑えるポイントは?

イントラネットの構築費用は、ネットワークの規模と導入システムにより大きな幅があります。自社の状況を踏まえてどの程度の費用間になるか見通しを立てましょう。

本記事ではイントラネットの構築費用と安く抑えるポイントを解説します。最後まで読むと、自社でイントラネットを構築するイメージが持てるようになるでしょう。

「イントラネットの構築費用が気になる」という方はぜひ参考にしてください。

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イントラネットとは

社内での業務システムと情報の共有化のために、イントラネットというのは非常に役立つ環境です。まずは、その仕組みとメリット、どんな使い方ができるかを確認しておきましょう。

イントラネットの仕組み

イントラネットの仕組みについては、インターネットと比べると分かりやすく理解できます。

インターネットは、回線を通じて世界中の人とつながることができるシステムで、画像や音声、文字などを送受信することができます。 イントラネットでできることもほとんど同じですが、インターネットと違うのは、ネットワークが社内だけになっていて、外部とは別個の閉じられた環境で接続するということです。

イントラネットの特徴について以下にまとめたので、ご覧ください。

  • 普段使っているパソコンなどを用いて、メールを送ったり社内だけで閲覧できるホームページを公開したりできる
  • 会社の中で使っている会計や営業用の業務システムを共有できる
  • OA機器も共有できる

OA機器も共有できるということの例として、イントラネット内に接続されているコピー機やプリンターを使い、自分のパソコンからダイレクトに印刷ができます。また、スキャンした印刷物を一度に複数のパソコンにデータ送信するということも可能です。

イントラネット構築をすることのメリット

イメージとしては、社内にあるすべてのパソコンとOA機器をLAN回線でつなぐ環境を作るのがイントラネットです。そのため、いちいちペーパー媒体を使わなくても、他の社員にデータを瞬時に渡すことができます。

また、プリンターなどのOA機器も部署に1台あれば共有できますので、設備を有効活用できるというのもメリットです。結果的にコストを抑えることにもつながります。

さらに、同じ業務システムの中のプロジェクトを同時進行できるというのも役立つ点です。同時に一つのファイルを編集できるようになりますので、無駄が生じず、とても効率的な業務ができるのです。

イントラネットに必要なもの

イントラネットを構築するためには、ソフト、ハードの面でいくつかのものが必要です。当然それぞれの社員が利用するパソコンと、それぞれをつなぐLANケーブルが必要です。

また、ネットワーク接続に対応しているOA機器もないといけません。イントラネット環境を作るための、いわばサーバーのような機器も必要となり、この機器を介して情報をやり取りしたり管理したりします。

他にも、業務を行うための専用のシステムやアプリを開発することがあります。特に一つの業務を複数の社員同士で連携して行う、情報を共有するといった使い方をしたいのであれば、こうしたソフトは欠かせません。

イントラネット構築にかかる費用

ほとんどの企業が専門の業者に外注している、イントラネット構築の費用相場についてまとめました。イントラネット構築は、その規模と導入するシステムによって、以下のようにかなり費用の差が出てきます。

  • 小規模のオフィス・・・20万円程度
  • フロアをまたぐほどの構築費用・・・200万円から400万円かかることも

どの程度の規模のネットワークにしたいかによって大きく金額が変わりますので、まずは自社で導入したいイントラネットの中身を検討することが大事です。その上で、予算を組んでいき、見積もりを出してもらうことになります。できれば予算を変えて、いくつかのプランを持っていると、予算と機能、規模の調整がしやすくなります。

イントラネット構築費用を左右する要素

一口にイントラネット構築と言っても、それぞれのオフィスで行うことはかなり異なるので、費用の内訳も大きく変わってきます。

たとえば、LANケーブルを接続するためのターミナルをいくつ付けるか、LANケーブルの長さがどのくらいになるかと、機器の個数や長さによって変わってきます。また、接続するパソコンの最大数によっても、サーバーのタイプや管理システムを変えることになるので、当然費用にも影響を与えます。

また、単に社内のパソコンとOA機器を接続する環境というだけでなく、同時に業務システムを開発することもよくあります。その場合は、そのシステム開発費用も増えることになります。

イントラネット構築費用を抑えるために

上記で見たように、イントラネットの導入は、それぞれのケースでかなり費用が変わってきます。できるだけコストを抑えるための方法をチェックして、無駄な費用をかけないようにしましょう。ポイントは以下の通り2つあります。それぞれ解説していきましょう。

  • 複数の会社で見積もりを
  • 最低限やりたいことをはっきりさせる

複数の会社で見積もりを

一社だけでなく、必ず複数の会社で相見積もりを出すようにしましょう。その上で、要望通りのサービスをしてくれて、より割安なところを選ぶようにします。

相見積もりを出すことによって、相場感をつかむことができますので予算立てもしやすくなります。さらには、他社の価格を持って交渉することも可能です。

最低限やりたいことをはっきりさせる

イントラネット環境では、導入しようと思えばたくさんの機能を付け加えることができます。しかし、足せば足すほど費用がかかります。

そのため、最低限イントラネットでしたいことを決め、それをベースにします。その上で、予算と見積もりを比べながら、妥協できる範囲で便利な機能を付け加えていきます。

加点方式で費用をかけていった方が、より安くできるのです。

まとめ

イントラネット構築費用を見積もるのに役立つのが、「比較ビズ」といった一括見積もりサイトです。一回の依頼で、いくつもの信頼できる会社からの見積りを受けられます。

無料で利用でき、仲介手数料もかからないので最低限のコストで依頼できるのがメリットです。上手にこうしたサービスを使って、低予算で構築できるようにしましょう。

監修者のコメント
株式会社GeNEE
代表取締役 日向野卓也

東京工業大学環境・社会理工学院卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。MBA(経営学修士)取得。国内最大手SIerの株式会社NTTデータで大手法人領域(大手流通企業、大手小売企業)の事業開発、事業企画等の業務に従事。米国スタンフォード大学への研修留学を経て、システム/モバイルアプリ開発会社の株式会社GeNEEを創業。

イントラネットは、通常のインターネットと同じように、TCP/IPプロトコルを用いたIPネットワークを基にしたものです。HTTPによるWorld Wide Web(WWW)システム、POP・SMTP(プロトコル)を用いますので、普段使用されているブラウザやメールソフト経由でイントラネットに接続することが可能です。

イントラネットの特徴は3つあります。

1つ目はイニシャルコストが低いことです。先ほどお伝えしましたように、イントラネットはインターネットと同様の技術を利用しますので、独自のWANやLANを用いて環境構築するよりもイニシャルコスト及びランニングコストともに安く抑えることができます。

2つ目は構築が容易なことです。メールなどのソフトウェアや各種アプリケーションと連携がしやすいので、手軽でかつ柔軟にシステム構築することが可能です。

3つ目は短時間で構築可能なことです。イントラネットを採用する場合、ざっくり言いますとシステムとサーバを繋げるだけで良いので、クライアント側の環境設定を行う必要がありません。結果として、構築にかかる時間短縮に繋がる他、社内システム担当者の負担も減るはずです。

独自のWANやLANを基にネットワークを構築することも可能ですが、イニシャルコストや月々の保守維持コストがどうしても発生します。場合によっては専属のスタッフを雇い入れないと運用面でトラブルを起こす可能性も0ではありません。通常のインターネットと同様の形で扱えるイントラネットでしたらコスト面の負担も少なく、スタッフの操作・習得期間の短縮も図れるはずです。
比較ビズ編集部
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比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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