ERP(基幹管理システム)の導入費用相場とは【素人でも分かる】

更新日:2020年03月31日 発注カテゴリ: 業務システム開発
ERP(基幹管理システム)の導入費用相場とは【素人でも分かる】

ERPとは営業や販売などの経営情報を集約して管理することができるシステムです。多くの様々な企業がERPを導入しており、その形態も様々で分かりにくいものがあります。なので今回、ERPの目的やメリット、費用の相場をまとめてみました。ERP導入に興味のある方はぜひご参考にしてください。

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ERP(基幹管理システム)にはパッケージとクラウドの2つがある

ERP(基幹管理システム)にはパッケージとクラウドの2つがあります。パッケージとクラウドでは導入の費用相場やカスタマイズ性に違いがあります。自社に合うシステムを導入するために、それぞれの特徴を理解することが大切です。

ERP(パッケージタイプ)にかかる導入費用相場

中小企業がパッケージタイプのERPを導入した場合の費用イメージは以下の通りです。ここではパッケージタイプの導入費用を決定する5つの要因を解説します。

費用構成比
ハードウェア費用350万円11%
ライセンス費用700万円21%
導入サポート費用1680万円50%
カスタマイズ費用500万円15%
トレーニング費用100万円3%
合計3330万円100%

ハードウェア費用

パッケージタイプのERPを導入するには専用のハードウェアを用意しなければいけません。小〜中規模企業の場合、開発機1台と本番機1台が標準的なERP開発環境です。ハードウェア費用だけでなく、設置費用もかかりますので注意しましょう。

ライセンス費用

パッケージタイプのライセンス費用は一般的に利用ユーザー数で算出されます。データ使用量で算出する製品もあり、ERPベンダーによってライセンス費用は様々です。

導入サポート費用

パッケージタイプの導入費用で1番コストがかかるのが導入サポート費用です。ベンダーによっては全体の50%を占めることがあります。

導入期間が長くなれば、導入サポート費用も高くなります。無駄なコストをかけないためにも、正確な導入期間を割り出しておくことが大切です。また、費用に対して実際のサポートが見合っているか確認しましょう。

カスタマイズ費用

機能を追加するとカスタマイズ費用がかかります。追加した分だけカスタマイズ費用は高くなるので、コストの増加を避けるために事前検討の段階で機能が充実したシステムを選びましょう。

トレーニング費用

ERPの導入は既存の業務を大きく変えるため、従業員は新しいシステムに馴れるためにトレーニングが欠かせません。その際にかかるのがトレーニング費用です。システムを利用するユーザーの数で費用を算出します

ERP(クラウドタイプ)にかかる導入費用相場

中小企業がクラウドタイプのERPを導入した場合の費用イメージは以下の通りです。

クラウドタイプのため、専用機器やソフトの用意がいらないのが特徴です。そのため、パッケージタイプより安価に導入できます。ただし、毎月固定でかかるサブスクリプション費用がかかるため、導入期間によってはパッケージタイプより費用を上回る可能性もあります

以降では、クラウドタイプの費用を決定する3つの要因について解説していきます。

費用構成比
導入初期費用10万円12%
ライセンス費用6万円8%
サブスクリプション費用65万円80%
合計81万円100%

導入初期費用

システムを導入する際に、導入初期費用がかかります。製品の中には初期費用が無料で導入できるものがあるため、問い合わせの際に確認しましょう。

ライセンス費用

クラウドタイプのERPにおけるライセンス費用とは、1契約(事業所)にかかる費用です。クラウドタイプでは、ライセンス費用と合わせてサブスクリプション費用がかかります。

サブスクリプション費用

サブスクリプションとは毎月固定で払う費用のことで、クラウドタイプの大半がサブスクリプションの料金体系になっています。サブスクリプションの費用はユーザー数によって変わります

ERPのサポート費用もこのライセンス費用に含まれているケースが多いです。

ERP(基幹管理システム)の費用におけるパッケージとクラウドの違い

パッケージタイプとクラウドタイプには、それぞれメリット・デメリットがあります。どちらのタイプを導入するべきか迷う場合はこちらを参照すると良いでしょう。

パッケージは1事業所ごとに費用がかかる

クラウドと違いパッケージシステムは、サブスクリプション費用ではなくライセンス費用を徴収します。ライセンス費用は1契約ごとに発生する費用です。つまり事業所一つに対して発生するコストになります。

一方サブスクリプション費用は、ユーザーベースで発生する費用ですので、ユーザー数が多くなれば費用が高くなります。

ERP(基幹管理システム)の料金の中に、基本ライセンス費用とサブスクリプション費用についてきちんと理解していない人が多いので注意しましょう。

パッケージはランニングコストが抑えられる

パッケージは導入時の費用がクラウドと比べ高くなりますが、ランニングコストがかかりません。クラウドは初期費用が掛かりませんが、ランニングコストがかかってしまいます。

長期的に見るとパッケージの方が費用を安くできる可能性があります。初期費用の部分だけで判断せずにトータルコストを考えて導入を検討しましょう

クラウドはユーザー数に応じて費用がかかる

クラウドはサブスクリプション型の料金体系で、利用ユーザーの人数によって費用が変わります。ユーザー数が多くなればなるほどかかるコストは高くなります。料金プランを用意している製品であれば、ホームページで費用を確認することができます。

クラウドは導入コストが抑えられる

クラウドは開発環境の用意をせずに導入できるため、導入コストを抑えることができます。パッケージの場合、開発環境の用意が必要なので短期間の導入ができません。ハードウェアの設置費用もかかりますので、導入コストは高くなります。

中小企業ならクラウド型が優位

中小企業ならクラウド型が優位です。

パッケージ型の場合、自社サーバーを利用するため、サーバーの管理は自社で行わければいけません。大企業であれば担当者を配置することも可能ですが、中小企業の場合、専任者を置くのは人件費の問題から難しいでしょう。

一方クラウドでは、サービス提供事業者が運用や保守の一切を担当するので、運用側に負担がかかりません。サーバーの管理を自分たちで行うのが難しい中小企業は、クラウド型の導入を検討してみるといいでしょう。

ERP(基幹管理システム)の導入の流れ

ここではERPの導入手順について解説しましょう。導入手順を間違えてしまうと、自社の課題を解決できない可能性もあります。そのため、ここで解説する内容をしっかりと把握するようにしてください。

自社の課題を把握する

ERPの導入をする目的を明確にしましょう。そのために課題の洗い出しが必要になります。多くの企業が導入しているから何となくの理由で導入を進めるとシステム導入の効果が得られません。「現在利用しているシステムはどのような問題があるか?」「導入コストに見合った効果を得ることができるか?」など導入前に課題を必ず洗い出しましょう。

クラウドかオンプレミスかを選ぶ

課題を整理し、導入の目的を明確にできたら、次にERP商品の選定をしましょう。自社に合ったシステムを導入するために、クラウドとオンプレミス型それぞれの特徴とメリットを把握することが大切です。

クラウドとオンプレミスでは価格だけでなく利用形態も異なるので導入の際は注意しましょう。

ERPの運用体制を整える

ERP導入後の運用体制を整える必要があります。担当者を選出し、システムを使いこなすための準備を進めなければいけません。例を挙げると、ERP導入に伴う業務内容変化の周知や、操作方法の確認などです。

ERPに限らずシステムを導入しても、結局現場が使いこなせないと、費用に見合った成果が得られません。導入後を踏まえた運用体制を確立することも非常に大切です

導入予定を立てる

ERPを導入するにはある程度の期間が必要です。特にパッケージ型だと開発環境の準備があり、導入に時間がかかります。システムが完成するまでのあいだ、運用ルールの確認や操作方法の教育スケジュールを立てておきましょう

スケジュールを立てておくことで、スムーズにシステムを活用することができます。ベンダーやプロジェクト責任者だけでなく、現場の社員も一丸となってプロジェクトに取り組みましょう。

中小企業にオススメのERP

パッケージタイプとクラウドタイプの特徴や各ERPの費用相場、そして導入手順まで解説しました。ここでは中小企業にオススメなERPをご紹介します。導入を具体的に考えている方はぜひ参考にしてみてください。

奉行VERP(OBC)

特徴

奉行VERPは中堅、大規模企業で必要となる要件に対応した統合業務システムです。8500社以上の導入実績があり、中小企業向けERPシステムでNo.1のシェアを誇ります。

法改正や制度改正への迅速な対応や、保守サービスなど導入後の手厚いサポートが特徴です。

向いている企業

奉行VERPは売上高3億円以上の中堅企業、上場企業の導入を前提とした機能を備えています。

料金

会計・販売管理などシリーズによって費用相場が変わります。 350,000〜980,000円で販売されています。

SAP business one(SAPジャパン)

特徴

SAP business oneは全世界で採用されている中小企業向けパッケージです。27ヵ国の言語に対応しており、世界42ヵ国の税制、商習慣に対応しているので企業の海外展開を支援します。

向いている企業

売上高10億円以上で海外への進出を計画している企業や顧客管理や販売管理などの各業務のプロセスを統合させたいと考えている中小企業が向いています。

料金

1ユーザーあたり月額費用が12,640円です。初期費用は個別見積もりで決定されます。

まとめ

今回は、ERPシステムの特徴やメリットを解説し、クラウド型とパッケージ(オンプレミス)型の特徴や料金相場を比較しました。

システムの特徴やメリットを把握せずに導入を進めてしてしまうと後悔することになりかねません。自社の課題を解決できる最適なシステムを選定するために、ERPシステムについて理解を深めておきましょう。

ERPシステムは導入コストが他のシステムと比べ高いため、まずはシステム会社に相談することをオススメします

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