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ERP導入コンサルの役割と絶対に外せない3つの見極めポイント

公開日:2020年06月03日 最終更新日:2022年05月12日
株式会社GeNEE
監修者
代表取締役 日向野卓也
ERP導入コンサルの役割と絶対に外せない3つの見極めポイント
この記事で解決できるお悩み
  • ERPを導入したコンサルティングとは
  • ERP導入コンサルティング会社の選び方
  • ERP導入コンサルティング会社を取り入れた後の対応

ERPを導入することで、事務作業を始めさまざまな業務が効率化されてムダを排除することができます。限りある資金と時間を会社経営のために使うことができるため、ERPは経営で欠かせないツールと言えるかもしれません。

しかし、導入の難易度が高いこともあり、ERP導入で失敗するケースもあります。そこで頼りになるのが、ERP導入コンサル。ここでは、ERP導入を成功させるための正しいコンサル選びを伝授していきます。

そもそもERP導入コンサルとは?役割を解説

ERPとは

ERPとは、Enterprise Resource Planning(企業資源計画)の略で、日本語では統合基幹業務システム基幹システムといいます。ERPは、「人事業務」「生産業務」「物流業務」「会計業務」「販売業務」と5つに分類されたシステムを統合し、それをユーザーへ提供します。これらのシステムは、多くの企業で共通して利用され、企業運営に欠かせないものとなっています。

種類としてはクラウド型ERPだったり、コンポーネント型ERPだったり、アプリケーション型ERPがあります。

ERP導入コンサルとは

そもそも論ですが…ERP導入コンサルとは、どんな役割を担っているのか?を、まず理解していきましょう。当然、コンサルなのでシステム導入までに起きる問題に対処したり、スムーズに導入ができるようスケジューリングの手助けをしたりするのが仕事です。

では、ERPという話に限定した場合はどうなるのか?

さまざまなタイプのERPから最適なモノを選んでくれる

ERPと一言で言ってもさまざまなタイプがあります。

素人では、どのタイプがいいのか?と判断が難しいのが正直なところです。選択に失敗をしてしまえば、それこそ無駄金になってしまうため、コンサルと相談して決めていくことでリスクを減らすわけですね。

他にも業務特化型と呼ばれるタイプがあり、その中でも製造業者向けやシステム開発業者向け、アフターサービス向けなどのタイプとさらに分類されます。

ここまで細かく分けられていくと、何がなんだか分かりませんよね。

ERP導入コンサルは、これらのタイプをしっかりと把握しており、依頼者の会社とマッチするモノを選んでくれます。

選択したERPの最適化を行ってくれる

コンサルが最適なERPを選別してくれたとしても、上手くシステムを使いこなせるわけではありません。

というのも、導入した会社にあうように、ERPのちょっとした最適化をしないといけないのです。イメージとしては、チューニングといったところでしょうか…。

やはり会社ごとによって求めているモノは全く異なるため、その要求にERPを合わせないといけません。

その作業が、専門的な知識が必要となってくるためコンサルの力を借りて実現していくわけです。

ERPの使用方法などマッチングしてくれる

実際に導入したERPを使うとなったとき、やはり現場は混乱します。前もって、いくら指導をして準備をしていたとしても、いざ使い始めてみると…「思ってたのと違った」ということが出てきます。

優秀なコンサルほど、このギャップを狭めることは可能ですが…いきなり100点満点は不可能に近いです。

なので、ERPを稼働してから、しばらくの間は、より使いやすいようにシステムと会社のマッチングしてくれます。

具体的には、ERP自体を少しカスタマイズしてくれたり、効率的な使い方をするために業務の工程自体を変えてみたりと。いろいろと方法があり、優秀なERP導入コンサルほどノウハウを持っているため、さまざまな状況に対処ができます。

ERP導入コンサルの見極めポイント

実際にERP導入コンサルを選ぶときに、どのような点に注意していけばいいのか?のポイントを3つほど紹介します。会社を左右する選択になる可能性もあるため、徹底的に吟味をして選んでいきたいところです。

選び方(1):特定業界の知識があるか

端的にいえば「専門知識をもっているか?」かつ「自分たちの会社のジャンルとマッチするか?」を確認することがポイントです。

例えば、ゲーム開発業界を得意としているERP導入コンサルが、プロサッカーチームのコンサルができるか?と言われると、なかなか難しいのが実情です。両者とも、やはり専門的な業界となるため知識が必要となるため、どうしても畑違いになってしまうのです。

つまり、導入されるERPの姿かたちも業界によって異なるシステムになるわけで、まったく知識がない人に依頼をしてしまえば、全然、思っているモノと違ったと悲しい結果に。

ERP導入コンサルの人も、今まで経験してきたことが個々で異なるため、得手不得手がでてきて当然ですからね。だからこそ、見極めが大切になってくるのです。

選び方(2):会話がわかりやすいか

ERP導入コンサルが仕事を全うするための必須スキルが「伝えたいことを分かりやすく伝えることができるか?」です。

  • 分かりやすく伝えることができるコンサルティング会社

    具体的には…ERPのことについて専門用語を使わずに、分かりやすい日本語で説明をしてくれるか。仕事のできるERP導入コンサルは、お客さんのレベルを瞬時に理解し、その人のレベルにあった会話をしてくれます。

  • 分かりづらい伝え方をするコンサルティング会社

    IT関係のサービスの場合ムダにカタカナ英語が多くなり、素人からすれば何を言っているのか?と分からない状況に陥ることがある。

最初の段階でチェックしていけば、簡単に見極めることができるはずです。説明を受けているときにこのような迷子状態にならなければ、「仕事のできるERP導入コンサル」と判断してもよいでしょう。

それだけ、噛み砕いて分かりやすい説明をしてくれている何よりの証拠であり、本質をしっかりと見抜いていると言えるからです。

選び方(3):相性が合うか(自社の企業文化と合うか)

3つ目の見極めポイントは、生理的な部分で「ERP導入コンサルとの相性はいいか?」です。相性は思っている以上に重要な要素になります。

会社にも性格があって、同業であっても経営理念が異なれば、まったく違う顔を持ちます。社長の性格が顕著に会社の性格に現れてくることも多々あります。

このような「会社の性格・考え方・社員全体の雰囲気」と、ERP導入コンサルとの相性がよくないと、ERP導入は失敗に終わってしまいます。

ケースによっては、長い付き合いになるため、何でも言い合える仲にならないと、うまくいかないことが多いのです。友達になる必要はありませんが、気軽に相談ができて、こちらが欲している答えを出してくれるか?が重要になります。これは、あくまでも担当者とERP導入コンサル間…つまり個人間の相性の見極めポイントです。

特に、中小企業ぐらいの規模になってくると、より顕著に現れることを理解して、しっかりとERP導入コンサルを選んでいきましょう。

コンサル選びに注力してもERP導入は成功しない

上記の3つの見極めポイントを実施していけばERP導入コンサル選びで大きく失敗することはありません。

これで安心ですね…と、いかないのがERP導入の難しさです。

ERP導入コンサルが決定した状況というのは、いわば「やっとスタートラインに立つ準備ができた」ようなものです。

残念ながら、スタートラインにすら立っていないのです。

しかし、このコンサル選びに満足してしまう人もたくさんいて、ERP導入に失敗するパターンが本当に多いのです。ここではERP導入の失敗事例を解説していきましょう。

失敗例(1)ERP導入コンサルに丸投げしてしまう

「スキルの高いERP導入コンサルを雇うことができた!」となり、後は何もせずにコンサルへ丸投げしてしまうパターンです。

例えば、スポーツの世界でコーチがいくら優秀でも、プレイヤーが何もしなければ結果は出ませんよね。

それとまったく同じで、いくら優秀なコンサルがどれだけ努力をしても会社側が何もしなければ何も変わらないわけです。

とにかくコンサルと足並みを揃えて対応していくことが大切です。

失敗例(2)現場の声をまったく伝えない

会社側が現場の声を一切無視して、ERP導入を邁進するパターンも失敗になることが多いです。

結局のところ、ERPを導入した後に、使うのは「現場」です。その現場の声を無視して、担当者レベルだけで話を進めてしまえば、現場との食い違いがあって当然のことです。

コンサル側も、どれだけ優秀であっても間違った情報を与えられてしまえば打つ手はありません。だからこそ、コンサルを選んだ後は、どれだけ現場の正確な情報を伝えるか?が重要になってくるのです。

失敗例(3)ERP導入の担当者のスキルがまったくない

ERP導入コンサルは本気で探したものの、コンサル会社側の担当者を適当に決めてしまい失敗するケースもあります。

担当者が自社の業務が分からなかったり、ERP自体が全く理解していなかったりすれば、会社とコンサルの橋渡しをすることができません。

コンサル側も正確に橋渡しをしてもらわないと、会社側の意図も分かりませんし、間違った情報でコンサルしていくわけですから、間違った指示を出すことになるわけです。このような状態で上手くいくはずもなく失敗をしてしまうのです。

以下の記事では、ERPコンサルティングを導入した際に会社が得られる効果について解説しています。ぜひご一読ください。

まとめ

ERP導入コンサルは、絶対に失敗したくない中小企業ほどじっくりと選んでいきたいところです。

選ぶときには、特定業界の知識があるのか?会話が分かりやすいか?相性があうか?の3つをポイントに選んでいくことが大切。

そして、優秀なERP導入コンサルを選んでからが本当の始まりです。

ERP導入コンサル選びに本気を出しすぎてしまい、その後、トーンダウンをしてしまってERP導入失敗というケースは山程あります。

そうならないためにも、ERP導入コンサルに仕事を丸投げしない、現場の声をしっかりと伝える、会社側のERP導入担当者は優秀な人を選ぶことに注意していきましょう。

後は、ERP導入コンサルと密になって、ことを進めていけば問題なく導入できる可能性が高まるはずです。

監修者の一言

ERPコンサルタントとは、ERP導入プロジェクトのリーダー役として、企画構想、開発、そしてERPの導入までを支援する役割を担います。昨今ではパッケージやソリューションに特化した知見を基にした導入支援のみならず、ERP導入後を見据えたフォローアップ対応(運用・保守・監視など)、追加機能開発、API等を用いた他システム連携など、多岐に渡って依頼をいただくケースが増えてきている印象です。

パッケージやソリューションの増加に伴い、ニーズの多様化が起き、ERPコンサルタントに求められるスキル水準を高まりを見せているように感じます。このERPコンサルタントは、ERPの導入によって解決できること、そしてそれを実現するための前提条件などをお客様の実情に合わせて整理します。その後、技術的な目線を踏まえた現状分析と課題解決の方向性を導出します。

一例をあげますと、ERPで扱う全てのデータは、最終的には財務データに紐づきます。そのため、受発注管理をはじめ、販売管理、在庫管理、人事管理などあらゆるシステムの構築にあたって、単にデータを記録するだけでなく、財務的なデータの整合性などについても目を向けなければなりません。

売上計上時期や費用認識のタイミングが不一致の状態になると、正確な財務管理が行えず、開示責任を果たすことができないからです。ERPコンサルタントはシステム的な視点だけでなく、企業の全体的な経営の流れを意識し、適切な助言を与えてくれる存在なのです。

株式会社GeNEE
代表取締役 日向野卓也
監修者

東京工業大学環境・社会理工学院卒業。MBA取得。国内最大手SIerの株式会社NTTデータなどで大手法人領域(大手流通企業、大手小売企業)の事業開発、事業企画等の業務に従事。その後、米国・台湾の海外大学への研修留学を経て、株式会社GeNEEを創業。

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