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オフショア開発はなぜ失敗する?失敗する原因・失敗例・成功のコツを解説!

最終更新日:2023年01月24日
株式会社アイディーエス(スマラボ)
監修者
執行役員 兼 IDS Vietnam CEO 柴田達真
オフショア開発はなぜ失敗する?失敗する原因・失敗例・成功のコツを解説!
この記事で解決できるお悩み
  • オフショア開発における失敗の原因はなに?
  • オフショア開発でよくある問題点は?
  • 成功するポイントはなに?

「オフショア開発で失敗しそうで不安…」という方必見!

この記事では、オフショア開発を検討している方に向けて、失敗する原因・よくある問題点について解説。 最後まで読めば、オフショア開発についての理解が深まり、失敗パターンについてわかります。

オフショア開発にあたっての注意点や成功するポイントについても解説するので、検討の際に不安がある方はぜひ参考にしてください。

オフショア開発とは?

オフショア開発とは、システム開発や運用・保守を海外のシステム開発企業や子会社に委託することです。

システム開発コストは人件費が大きくかかるため、日本よりも人件費が安い海外企業に委託することで、全体的なコストの削減を図れます。

国内のエンジニア不足を解消するために、IT産業の成長が目覚ましく優秀なエンジニアが豊富にいる国に、リソースを確保する目的もあります。

オフショア開発によくある4つの問題点

オフショア開発によくある問題点は、以下の4点です。

  • コミュニケーションの壁による問題
  • 文化の差異による問題
  • 時差による問題
  • 進捗管理の難しさによる問題

オフショア開発には、国内でのシステム開発と違いさまざまな問題点が発生するため、事前に問題点を把握して準備を進めましょう。

1. コミュニケーションの壁による問題

依頼先の国は日本と言語が異なるため、現地の言語に応じて言葉使いや用語を用いる必要があります。

依頼する際や、共に仕事を進める上でコミュニケーションの壁をいかになくしていくかの準備を進めましょう。

依頼する国の言語に精通する担当者を立てることで、伝達の齟齬をなくすことが可能です。

2. 文化の差異による問題

国ごとに文化が違うため、それぞれが持つ常識にズレが生じることがあります。「暗黙の了解」という言葉・風習が日本にありますが、海外では「どんな細かい内容でも伝える」という考え方が主流です。

「これくらい当たり前だろう」と考えていると、思わぬトラブルに発展することもあります。自分・自社の常識に縛られずコミュニケーションを取りましょう。

3. 時差による問題

依頼先が海外になると、少なからず数時間の時差が生じます。日本が業務時間内でも、連絡する時間によっては依頼先が業務時間外の可能性があり、スムーズに連絡を取れない可能性があります。

常に現地時間を意識し、国内時間と対比しつつ連絡を取り合いましょう。

4. 進捗管理の難しさによる問題

依頼先の国民性の違いによる、仕事に対する意識の違いや働き方が進捗管理の難しさに繋がります。

完成予定日だけではなく工程ごとの納期を設け、依頼先とのコミュニケーションをとり進捗管理を徹底させる意識作りが大切です。

オフショア開発を失敗する3つの原因

オフショア開発を失敗する原因は、以下の3点です。

  • コミュニケーション不足
  • 現地開発のブラックボックス化
  • 複数企業を比較せずに依頼先を選んでしまう

オフショア開発を失敗する原因を把握しておくことで、適切な事前準備を進めましょう。

1. コミュニケーション不足

オフショア開発において、特に言語の壁によるコミュニケーション不足は致命的なミスになります。

国内でのシステム開発においてもコミュニケーション不足は問題ですが、オフショア開発においては言語・文化・風習が異なるため成果物の品質が確実に落ちます。

わからないことを聞くこと、疑問点をクリアすることは、開発難易度にかかわらずどんな開発においても必要です。

2. 現地開発のブラックボックス化

ブラックボックス化とは?

ブラックボックス化とは、制作者側の作業のプロセスがどのようになっているのかを、依頼者側がわからない状態になっていることです。

現地開発がブラックボックス化していると、現地でどのような過程でシステム開発がおこなわれていたのかを把握できません。

成果物の不具合に対しては迅速な対応が求められます。システムプロセスがわからないと対応が後手に回り、結果としてシステムユーザーからの信用を落とす可能性があります。

3. 複数企業を比較せずに依頼先を選んでしまう

オフショア開発を依頼するシステム開発会社を選ぶ際に、複数企業を比較せずに選ぶと失敗する可能性が高くなります。

同じシステム開発会社に依頼する場合でも、規模・得意分野などで費用もサービスの内容も異なります。比較せずに選んだ場合「相場より高い費用がかかる」「自社の求める成果物が得られない」といったリスクがあります。

複数のシステム開発会社を比較して、自社にとって最適なシステム開発会社に依頼しましょう。

オフショア開発で実際に起きた失敗事例3選

オフショア開発で実際に起きた失敗事例は、以下の3つです。

  • 仕様書の読み間違いが発生
  • ルーズな国民性で納期遅れが発生
  • 為替の変動による人件費の高騰

オフショア開発は委託案件であるため、国内外を問わず外部に開発依頼を出すことは多少のリスクはあります。

失敗事例を知っておくことで、同じ失敗をしないように対策しましょう。

1. 仕様書の読み間違いが発生

日本語で設計された仕様書を、依頼する国の言語に翻訳する必要があります。

翻訳に誤った表現・あいまいな表現があったりすると、仕様書の読み間違いが発生します。結果として、依頼者の意図とは違った成果物が完成するという事例が実際にありました。

仕様書の読み間違いが発生しないように、対応言語の翻訳が可能なプロの力を借りるというのも一つの手段です。

2. ルーズな国民性で納期遅れが発生

日本では「スケジュール通りに動く」という考え方が基本ですが、国外では通用しない場合もあります。

オフショア開発の依頼国によっては、時間にルーズな国民性によって納期に間に合わないことも起こります。国民性の違いというリスクをしっかりと認識してオフショア開発をおこないましょう。

自国の常識と、依頼国の常識の差異による認識のズレは起こりやすい問題のため、積極的にコミュニケーションを取って解消する必要があります。

3. 為替の変動による人件費の高騰

リアルタイムで発展中の国に依頼する場合、急な経済の発展により為替変動が起こり、人件費が高騰するケースがあります。

オフショア開発の目標の1つは「コストの削減」です。想定外の価格高騰により国内開発と変わらない価格になる可能性も否めません。

依頼国の状況・為替をこまめにチェックし、依頼にかかるコストを間違いなく把握しておきましょう。

オフショア開発を成功させる3つのポイント

オフショア開発を成功させるポイントは、以下の3つです。

  • コミュニケーションを密に取る
  • 文化・風習の違いを理解する
  • 複数の依頼先を比較する

オフショア開発は国内でのシステム開発に比べてさまざまなリスクがあります。成功させるポイントを先におさえて準備を進めていきましょう。

1. コミュニケーションを密に取る

依頼先とのコミュニケーションを密に取ることで進捗の管理を徹底しましょう。

文化・意識の違いを埋めるためには、ていねいなコミュニケーションが必須です。言語が違うからという理由でコミュニケーションに消極的では、成果物の品質が落ちてしまいます。

通訳・ビデオ会議用アプリ・チャットツールなどを用意して積極的にコミュニケーションを取りましょう。

2. 文化・風習の違いを理解する

文化・風習が異なると「常識」「当たり前」にも差が生まれます。日本と依頼国の違いを理解することで、細かい認識のズレをなくしましょう。

オフショア開発の場合は特に、「伝えたいことははっきりと」「指示は具体的にわかりやすく」を意識することで、成果物の品質が大きく変わります。

事前に文化・風習の違いを調査することで理解し、想定外の事態が起きても的確に対処できるように意識しておきましょう。

3. 複数の依頼先を比較する

オフショア開発の依頼先を選ぶ際に、複数の企業を比較せずに選ぶと失敗する可能性が高くなります。

開発会社によって、対応業務範囲・費用・アフターサポートの仕様が異なるため、自社に合ったサービスを提供する企業を比較して選びましょう。

まとめ

オフショア開発の基本を解説するとともに、オフショア開発の失敗する原因・失敗例・成功のコツを紹介しました。

オフショア開発では、依頼先と文化・言語・風習の違いがあるため何よりもコミュニケーションが大切です。失敗例から事前対策をおこない、オフショア開発を成功させましょう。

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監修者の一言

初めてのオフショア開発では、「出来る」「分かった」を言葉通りに受け止めるべきではありません。言語の違いだけではなく、商習慣や文化の違いから、日本側で常識だと思っていることも全く理解されていないこともよくあります。

現場メンバーが「仕様が分からない」「教えてほしい」を素直に聞ける環境を作っていくことは、オフショア開発においても最も大事なことの一つだと言えるでしょう。

用語集の作成や定期的なQAMTGに加え、プロジェクトメンバー内で一番質問した人を人事制度上で評価するなど、一工夫すると活発な意見交換がされるようになるでしょう。

なお、チームビルディングを成立させるためには、タックマンモデルにあるストーミングと言われるプロセスを意図して発生させることも重要です。

コロナ禍ではやりにくいことかもしれませんが、プロジェクトのキックオフなど初期段階で日本とオフショア側で膝を突き合わせて、仕様やアーキテクチャについて喧々諤々の議論になるように誘導することも有効な手段の一つでしょう。

株式会社アイディーエス(スマラボ)
執行役員 兼 IDS Vietnam CEO 柴田達真
監修者

1976年生まれ、東北大学大学院工学研究科修了、グロービス経営大学院経営研究科修了。株式会社富士通に入社後、富士通研究所にて次世代ハードディスクの基礎研究に携わる。株式会社アイディーエスでは、営業部門、開発部門、管理部門等の部門長を経験し、現在は執行役員として各事業の戦略策定・実行支援を担当。2021年よりIDSVietnamのCEOに着任し、会社運営全般並びにオフショアラボビジネスの拡大を担当。

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