マッチングサイトの作り方とは?5つの必須機能・作成手順6ステップを解説

 株式会社ラテラルリンク
監修者
株式会社ラテラルリンク 代表取締役 岩井昌弘
最終更新日:2024年04月16日
マッチングサイトの作り方とは?5つの必須機能・作成手順6ステップを解説
この記事で解決できるお悩み
  • マッチングサイトの作り方とは?
  • マッチングサイトに必須の機能とは?
  • マッチングサイトの作成手順とは?

「マッチングサイトを作成し収益化したいけどどうやって作ればいいんだろう?」とお悩みの経営者・個人事業主の方は、必見です!

マッチングサイトは、ニーズが合うユーザー同士をマッチングさせるWebサービスです。マッチングサイトの作り方は主に5つあり、さまざまな方法で作成できます。マッチングサイトに必須の5つの機能も把握しておきましょう。

この記事では、企業担当者に向けてマッチングサイトの5つの作り方や、WordPressでの作成手順を解説します。記事を読み終わった頃には、マッチングサイト作成に必要な知識が身につき、外注もしくは自作によってサイトを立ち上げられるでしょう。

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マッチングサイトとは

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マッチングサイトとは「さまざまなモノ・コトを提供するユーザー」と「ニーズを持つユーザー」をマッチングさせるWebサービスです。

マッチングサイトといっても種類は多岐に渡ります。「Tinder」のマッチングアプリだけではなく「Airbnb」や「メルカリ」などのシェアリングエコノミー関連のサービスもマッチングサイトの一種です。

マッチングサイトの3つの種類

マッチングサイトには以下の3種類があります。

  1. プラットフォームタイプ
  2. 仲介タイプ
  3. 問い合わせタイプ

マッチングサイトには主に3つの種類があります。

プラットフォームタイプは、ユーザー同士が自由に相手を見つけるプラットフォームを提供します。仲介タイプはサイトがユーザーの情報を基にマッチングを仲介し、条件に合致する相手を提案するでしょう。

問い合わせタイプはユーザーが自ら相手にアプローチし、興味を示す形式のマッチングサイトです。それぞれのタイプは異なるアプローチを提供し、ユーザーに適した形式を選択できます。

1. プラットフォームタイプ

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参照:メルカリ

プラットフォームタイプとは、基本的に運営者が介入せずユーザー同士でマッチングから取引まで完結する形式のマッチングサイトです。代表例には「Airbnb」「メルカリ」「CrowdWorks」などのマッチングサイトが挙げられるでしょう。

CtoC・CtoB・BtoBを問わずさまざまなマッチングサイト・ビジネスモデルが存在し、取引手数料を主な収益源としています。しっかりとした決済システムを整えておく必要があります。

2. 仲介タイプ

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参照:レバテックキャリア

仲介タイプは、ユーザー間の取引を運営者が仲介するタイプのマッチングサイトです。「レバテックキャリア」や「リクルートエージェント」などが代表例で、専任のエージェントがユーザー同士のマッチングを担当します。

プラットフォームタイプに比べるとエージェント(運営者)が手厚いサポートを提供することが特徴です。高単価で1件あたりの手数料を多く取りやすい商材・分野に向いているといえるでしょう。

3. 問い合わせタイプ

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参照:比較ビズ

問い合わせタイプのマッチングサイトは「需要側」ユーザーの問い合わせに応じて「提供側」ユーザーの情報を開示するサービスです。「比較ビズ」のビジネスマッチングサイトのほか、不動産や引越しなどの業界でもよく採用されます。

最低限フォームがあればマッチングサイトを運営できるため、構築費用を抑えたスモールスタートも可能です。

マッチングサイトの作り方5選

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マッチングサイトの作り方は大きく次の5つです。

  1. スクラッチ開発(ゼロから構築)する
  2. WordPressで構築する
  3. オープンソースソフトウェアで構築する
  4. パッケージで構築する
  5. ノーコードツールで構築する

以上の方法はプロジェクトの規模や要件にあわせて選択できます。

1. スクラッチ開発(ゼロから構築)する

スクラッチ開発とは、PHPのプログラミング言語を用いてコーディングしゼロからマッチングサイトを構築する方法です。自由度が高く、以下のケースに適しています。

  • 必要な(独自)機能が多い
  • 会員制のマッチングサイトを構築したい
  • 大規模サービスを立ち上げたい

スクラッチ開発の費用相場は500万円〜2,000万円と、もっとも費用がかかる手法です。

2. WordPressで構築する

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参照:WordPress.com

もっとも有名なCMSであるWordPressの利用もマッチングサイト構築方法の1つです。スクラッチ開発と比較して、構築費用を抑えられる、要求されるスキルレベルが高くないというメリットがあります

以下の場合にはWordPressでのマッチングサイト構築がおすすめです。

  • シンプルなマッチングサイトを構築したい
  • 構築コストを抑えたい
  • スクラッチ開発できる知識・スキルがない

仲介タイプ・問い合わせタイプのマッチングサイトはWordPressで比較的簡単に構築できます。「プラットフォームタイプのマッチングサイトを作りたい」「豊富な機能をつけたい」場合は、WordPressを用いた開発を依頼しましょう。

3. オープンソースソフトウェアで構築する

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参照:Osclass

オープンソースソフトウェア(OSS)を利用すると、費用や労力を抑えながらマッチングサイトを構築できます。

以下の場合はOSSでの構築が適しています。

  • ある程度の知識・スキルを有している
  • シンプルなマッチングサイトを構築したい
  • 構築コストを抑えたい

マッチングサイトに活用できるOSSとして有名なのは「Osclass」です。「ジモティー」もOsclassを用いて開発されています。

OSSを用いた構築では柔軟なカスタマイズができない点に注意です。

OSSとは

一般に公開され、誰でも無償で利用できるソフトウェア(コード)のこと。

4. パッケージで構築する

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参照:MALLENTO

開発パッケージの利用もマッチングサイト構築では有効です。

既存の枠組みを流用するため、短期間でクオリティの高いマッチングサイトを構築できます。以下のケースではパッケージの利用がおすすめです。

  • 専門的な知識・スキルがない
  • 短期間で開発したい
  • 構築コストを抑えたい

マッチングサイト構築パッケージとして有名なのは「Mallento」や「EMatch」でしょう。パッケージによって開発期間や費用・カスタマイズ性が異なるため、比較検討したうえで利用してください。

パッケージとは

専門的な知識・スキルがなくてもサービスを簡単に構築できるようにするシステムや仕組みのこと。

5. ノーコードツールで構築する

コーディングなしでサービス開発ができるノーコードツールを利用することで、非エンジニアでも比較的簡単にサービスを構築できます。以下のケースではノーコードツールの利用がおすすめです。

  • 手軽にマッチングサイトを構築したい
  • シンプルなマッチングサイトを構築したい
  • 構築コストを抑えたい

ノーコードでの開発にはカスタマイズが難しい・構築したサービスの動作が重いというデメリットがあります。本格的もしくは大規模なマッチングサイトには向いていません。テスト的にスモールスタートする際におすすめです。

マッチングサイトに必須な5つの機能

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マッチングサイトに最低限必要な機能は以下の5つです。

  1. ログイン・情報分析機能
  2. 登録情報編集機能
  3. 新規会員登録機能
  4. 運営者の管理機能
  5. コンテンツ検索・応募機能

「運営者」「提供側」「需要側」それぞれの管理画面・機能が必要なため注意してください。サイトによっては口コミやランキング、ソーシャルアカウントなどの機能が必要な場合もあるでしょう。

実装する機能の数や種類はサイトの構築費用に大きな影響を与えます。低コストで構築しリスクを抑えるために、要件定義時に必要な機能と不要な機能を吟味しましょう。

1. ログイン・情報分析機能

ユーザーは個別のアカウントにログインできる必要があります。ユーザーの活動や過去の相互作用を分析して、より適切なマッチングを提供するための機能も重要です。

2. 登録情報編集機能

ユーザーはプロフィール情報を柔軟に編集・管理できる必要があります。興味や特徴の変化に対応するため、自己紹介文や写真などを随時更新できる機能が重要です。

登録フォームは必要最小限の情報を求め、冗長な項目は避けるべきです。たとえば、氏名・メールアドレス・パスワードなど基本的な情報のみを初回登録に求め、詳細情報は後でプロフィール設定画面で入力できるようにします。

3. 新規会員登録機能

新規ユーザーが簡単かつ迅速にサイトに登録できる機能が必須です。必要最低限の情報が得られるようにし、フォームをシンプルに保つといいでしょう。

スムーズな登録プロセスがユーザーエクスペリエンス向上に寄与し、サイトの利用者数を増やすことが期待されます。

4. 運営者の管理機能

サイトの運営者は会員情報やサイトの動向を管理し、必要に応じて介入できる機能が重要です。安全性や信頼性を確保するために、運営者が不正行為を検知し、適切に対処できる体制が求められます。

5. コンテンツ検索・応募機能

ユーザーは相手を検索し、興味を持った相手に対してコンタクトできる機能が欠かせません。

ユーザーが検索機能を使用して他のユーザーを見つけることで、共通の興味や関心を持つ相手を発見しやすくなります。コミュニケーションのスタートがスムーズになり、より深いつながりが生まれやすくなるでしょう。

検索条件のカスタマイズや応募機能が使いやすく、ユーザー同士のコミュニケーションを促進します。

マッチングサイトをWordPressで作成する手順6ステップ

WordPressでマッチングサイトを自作する手順は次の6ステップです。

  1. 要件定義・設計をする
  2. サーバーを確保する
  3. ドメインを取得する
  4. WordPressをインストール・セットアップする
  5. WordPressページを制作する
  6. テスト・公開する

マッチングサイトをWordPressで作成する手順は、要件定義と設計から始まり、適切なサーバーとドメインの確保を行います。次に、WordPressをインストールし、基本的なセットアップを行いましょう。

具体的なWordPressページを制作し、セキュリティ対策やバックアップの設定を行います。

以上のステップを追うことで、効果的で安全なマッチングサイトを構築できます。

1. 要件定義・設計をする

立ち上げたいサービスのビジネスモデルをもとに、マッチングサイトに必要な要件を定義し、WordPressをどの構造で構築するのか設計します。具体的には以下の項目を決めましょう。

  • コンバージョンとなるユーザーアクション
  • ページの階層構造
  • 管理画面・権限範囲
  • ユーザーの動線
  • 実装すべき機能

実装方法やデータベースの管理方法はもちろん、サービスローンチ後のデータバックアップやパッチ適用など、運用・保守の進め方も検討しなくてはいけません。

2. サーバーを確保する

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参照:Xserverレンタルサーバー

サーバーを自社運用するとインフラ監視コストが大きすぎるため、基本的にはレンタルサーバーで問題ありません。高速かつ堅牢な、月額5,000〜1万円のレンタルサーバーを利用しましょう。Xserver」や「mixhost」が代表例です。

サービスの規模が拡大しレンタルサーバーでは不十分の場合は、サーバーの自社運用を検討してください。

3. ドメインを取得する

次にマッチングサイトを構築するドメインを取得します。ユーザーが自社のサイトと認識しやすいように、ブランド名や会社名に関連したドメインがおすすめです。たとえばメルカリは「mercari.com」のドメインを利用しています。「.com」「.jp」「.tokyo」などの種類によって費用が異なる点に注意しましょう。

4. WordPressをインストール・セットアップする

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参照:Xserver『WordPress日本語版』

用意したサーバーとドメインにWordPressをインストールします。具体的な手順は各レンタルサーバーのマニュアルやヘルプページを確認してください。

次に要件定義で洗い出した機能を実装するため「テーマ」「プラグイン」をインストールします。ホームページのビジュアルを決定付けるテンプレートがテーマ、標準のWordPressにない機能を追加するソフトウェアがプラグインです。

5. WordPressページを制作する

要件定義に従った階層で、それぞれのWordPressページを制作します。会社概要やトップページ・登録ページなどを「固定ページ」に、ユーザー投稿やブログ、各種お知らせなどを「投稿ページ」とする形が一般的です。ユーザーの動線も考えながら適切な構成で制作しましょう。

6. テスト・公開する

各ページや機能が完成したら「構築されたマッチングサイトが問題なく動作するか」のテストを繰り返し行います。予想されるユーザーの行動はすべて試し、バグや動作不良がないか確かめましょう。問題なければサイトを公開してサービスローンチです。

Google Analyticsなどアクセス解析ツールの設定をしておくと、マッチングサイトの成長や改善に役立つデータをためられます。

おすすめのWordPressテーマ・プラグイン2選

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WordPressでマッチングサイトを構築するときに活用したいテーマ・プラグインをひとつずつ紹介します。

  1. Emanon Pro:WordPress有料テーマ
  2. Ultimate Member:WordPress無料プラグイン

マッチングサイトの構築に役立つWordPressテーマとプラグインとして、Emanon Proが美しいデザインと高度なカスタマイズ機能を提供します。

Ultimate Memberは無料で利用できる優れたプラグインで、ユーザープロファイルや会員登録・マッチング機能を簡単に導入できます。

以上のツールを組み合わせることで、魅力的で機能豊富なマッチングサイトを効果的に構築できるでしょう。

1. Emanon Pro:WordPress有料テーマ

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参照:Emanon Pro

「Emanon Pro」は、Web集客に特化したビジネスサイトを構築するのに最適な有料テーマです。9,800円の「Emanon Pro」のほか、ブロックエディタ・カスタム投稿機能を追加した27,800円の「Premium」も用意されています。

以下の機能が特徴で、Web集客に必要な要素を網羅したWordPressテーマです。

  • 内部SEO対策
  • レスポンシブ対応
  • SNSとのシームレスな連携
  • 4種類のCTA(アクションへの誘導)
  • ランディングページ
  • フローティングメニュー

Cocoon」のように無料でも十分高機能なテーマも公開されています。まずは無料テーマで始めてみて、不十分に感じたら「Emanon Pro」の有料テーマに移行してもよいでしょう。

2. Ultimate Member:WordPress無料プラグイン

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参照:Ultimate Member

「Ultimate Member」はWordPressに会員機能を追加できる無料プラグインです。プラスアルファの機能やプラグインに最適化したテーマを利用できる年額299ドルの有料プランも用意されています。

主な機能は以下のとおりです。

  • ユーザー登録、ログイン
  • プロフィール登録
  • ユーザーごとのアクセス制限
  • メンバー間メッセージ(有料のみ)
  • フォロー(有料のみ)
  • ソーシャルログイン(有料のみ)

マッチングサイトに会員登録機能は欠かせません。「Ultimate Member」はWordPressでマッチングサイトを構築する場合は必ず導入したいプラグインの1つです。

WordPressでマッチングサイトを作る場合の2つの注意点

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WordPressでマッチングサイトを作る場合に注意したいポイントを2つ紹介します。

  1. 構築の自由度が低い
  2. セキュリティが弱い

WordPressでマッチングサイトを構築する際、構築の自由度が低い可能性があり、テーマやプラグインの仕様に合わせる必要があります。

セキュリティが弱い面があるため、定期的なアップデートやセキュリティプラグインの利用が欠かせません。ユーザーデータやサイトの安全性に重点を置くべきです。

1. 構築の自由度が低い

WordPressでの構築はスクラッチ開発に比べて自由度が高くありません。既存のプラグインを活用して実装するため、機能や仕様・デザインがあらかじめ決まっているためです。部分的にコーディングすることで複雑な内容も実装できますが、簡単さや手軽さというWordPress本来のメリットと矛盾します。

独自の機能をつけたい・おしゃれなデザインにこだわりたい場合にはWordPressでの構築はおすすめできません。

2. セキュリティが弱い

WordPressは世界でもっとも活用されているからこそ、ハッカーの標的にされやすいともいえます。特に管理画面URLがデフォルトのままである場合は注意が必要です。セキュリティ関連のプラグインを導入する、アップデートパッチの適用を忘れないなど、セキュリティの確保は怠らないようにしましょう。

マッチングサイトの構築費用を抑える2つの方法

マッチングサイトの構築費用を抑える方法は以下のとおりです。

  1. 補助金・助成金を利用する
  2. 相見積もりを請求する

マッチングサイトの構築には数百万円の費用がかかることも珍しくありません。10%でも数十万円のコスト削減につながります。以下で紹介する方法をぜひ参考にしてください。

1. 補助金・助成金を利用する

マッチングサイトの構築では以下の補助金を利用できる可能性があります。

それぞれの補助金に上限金額や受給条件があるため注意してください。たとえば「事業再構築補助金」の場合、売上が減少していることや業態転換を行うこと、支援機関とともに事業計画を策定することなどが条件です。

条件を満たしていれば、補助金をマッチングサイト構築費用の一部にあてられます。

2. 相見積もりを請求する

相見積もりを請求することでマッチングサイトの構築費用を抑えられる可能性があります。

手抜きや突貫作業などのリスクがあるため、見積もりが極端に安い会社は避けたほうが無難です。3つ以上のWeb制作会社に相見積もりを請求し、適正価格を見極めたうえで費用を抑えられる会社に依頼しましょう。

相見積もりとは

複数の会社に対して同じ内容の見積もりを請求し比較すること。見積もり金額が安い会社を選んで発注できるため、費用を抑えられる。

マッチングサイトの構築を外注する場合の費用相場2パターン

マッチングサイトの構築費用を以下の表に作り方別でまとめました。

作り方 構築費用の目安
スクラッチ開発 200万円〜1500万円
WordPress 50万円〜300万円
オープンソースソフトウェア 0円〜100万円
パッケージ 100万円〜1000万円
ノーコードツール 100万円〜800万円

マッチングサイトの作り方を、構築費用が高い順に並べると「スクラッチ開発>パッケージ≧ノーコードツール>WordPress≧OSS」です。マッチングサイトを制作会社に外注した場合の費用相場は以下のとおりです。

  1. 制作会社にスクラッチ開発を依頼する|200万円〜300万円
  2. 制作会社にWordPress開発を依頼する|50万円〜150万円

費用相場はあくまで一般的な費用であり、具体的な金額を確認したい場合は制作会社に見積もりを出してもらいましょう。

1. 制作会社にスクラッチ開発を依頼する|200万円〜300万円

必須機能のみに絞ったスクラッチ開発を中小の制作会社に依頼する場合、費用は200万円〜300万円、納期は2〜3カ月ほどが目安です。

決済機能やレコメンド・ランキング機能など、機能を増やすほど開発費用は高額になります。独自のマッチングサイトパッケージを持つ制作会社でも同様です。

2. 制作会社にWordPress開発を依頼する|50万円〜150万円

必須機能のみに絞ったマッチングサイトのWordPress開発を中小の制作会社に依頼する場合、費用は50万円〜150万円が目安です。

スクラッチ開発と同様、機能を増やすほど費用相場は高くなります。プラグインで追加できる機能であれば、スクラッチ開発ほど費用が膨らむことはないでしょう。

まとめ

WordPressを利用することで比較的簡単にマッチングサイトを構築できるとはいえ、非エンジニアでもすぐに制作できるわけではありません。調べながらの作業には時間がかかるうえ、小さなミスが個人情報の流出につながる可能性もあります。

専門的な知識・スキルがない場合はプロに外注したほうが確実です。WordPressやマッチングサイト用のパッケージを利用することで、比較的安価に制作を引き受けてくれる制作会社もあります。

「比較ビズ」では、必要事項を入力する2分程度で、マッチングサイトに詳しい専門家をスピーディーに探せます。どの専門家に相談すべきか迷うことがあれば、ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント
 株式会社ラテラルリンク
代表取締役 岩井昌弘

徳島県出身 名古屋大学情報文化学部卒業。同大学院人間情報学研究科修士課程修了。2006年有限会社ラテラルリンクを設立。名古屋市で、Webシステム開発を中心に、Web構築全般、Web活用支援に従事。クライアントは、中小・零細企業から東証一部上場企業、国立大学まで幅広いニーズに対応。経済産業省認定「スマートSMEサポーター」。

自作マッチングサイトでは、多くの場合、WordPressのテーマと「Ultimate Member」のようなプラグインを利用することになると思います。テーマやプラグインの仕様に合わせてマッチングサイトの構造を考える、あるいは、ちょうど要件に当てはまる、という場合は、大きなメリットが得られます。

制作会社に依頼する場合は、同じWordPress構築でも、テーマはオリジナルで制作しつつ、プラグインを利用する、といった方法が提案として挙がるかもしれません。マッチングサイトの要件定義が終わったら、システムの設計を進めていくことになりますが、その段階で、オリジナルで制作する部分がどこで、プラグインで実現する部分がどこかを明らかにしてきます。

WordPressでは、専門的な知識があれば、テーマやプラグインそのものをカスタマイズすることも可能です。しかしながら、開発コストを抑えるためにWordPress構築を選択したにもかかわらず、かえってコストが膨らむ可能性がありますので、注意が必要です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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