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SQLとは?初心者でもわかるデータベース言語解説

最終更新日:2022年11月01日
株式会社GeNEE
監修者
代表取締役 日向野卓也
SQLとは?初心者でもわかるデータベース言語解説

ここでのテーマとなるSQLは、データベースを使ってアプリケーション開発をしていく場合、避けては通れない道となります。理由は単純で、データベースを操作するためのものだからです。国際基準で定められているため、このSQLというものを覚えてしまえば、世界の何処にいっても使うことができます。と、いきなり世界規模の話をしても、まったく知らない人からしたら、何を言っているのか分からない状態かと思います。ということで、以下よりSQLについて詳しくお話をしていきます。

SQLとはデータベースを扱うツール

SQLとは、リレーショナル・データベースを管理・操作を行うためのツールのことを言います。他にもデータベースには、階層型やネットワーク型などの種類がありますが、あくまでも「リレーショナル・データベース」が対象となります。

読み方は、エスキューエルだったり、シークェルだったり、シーケルだったり、さまざまです。あくまでも、私の主観ではありますが、2020年時点では「エスキューエル」と呼ぶ人が多いと思います。ただ、1970年代から1990年代まで、データベースを使った開発に携わっている人は、シークェルと呼ぶことが多いイメージです。

SQLでできること「データベースを好き勝手できる」

SQLでできることは、一言で言えば「データベースが扱える」となります。また、データベースとアプリケーションの橋渡しをしてくれることも、できることの1つです。

データベースが扱えるとは…操作することができること

そもそもデータベースには「テーブル」と呼ばれるExcelで言うシートのようなものが存在します。このテーブルに対して、データそのものとなる「レコード」と呼ばれる情報を追加したり、削除したり、更新したり、検索したりして管理をしていくことになります。このような管理をすべてSQLで行うことができるわけです。

データベースは、規模の大きなシステムとなってくると、扱うデータ量が10万件や100万件と、比例して多くなっていきます。これを1つ1つレコードを探していくとなると凄く面倒になる簡単に想像することができますよね。SQLは、この膨大のデータの中から、ピンポイントのデータを簡単にサクッと検索ができてしまうのです

ちなみに、この検索は「SELECT文」と呼ばれるSQLを使います。基本中の基本で、SQLを学ぶとき、最初の覚えるプログラムとなります。以下、SELECT文を含めた代表的なSQLを以下で紹介をします。

  • レコード検索・・・SELECT文
  • レコード追加・・・INSERT文
  • レコード更新・・・UPDATE文
  • レコード削除・・・DELETE文

これら以外にも、テーブルを作成したり、特定のユーザしかアクセスできないようにしたりと、とにかく多くのことができます。

データベースとアプリケーションの橋渡しをして初めて活きる

データベースというツールは非常に優れていることは間違いありませんが、これ単体だけでは、正直なところ使いにくいです。というのも、アプリケーションありきのツールだからです。

たとえば「入力された名前と年齢、血液型を登録する」機能を満たしたい場合、SQLとデータベースだけだと、単純にINSERT文(レコード追加)を作ってデータベースに命令してあげないといけません。一見、簡単そうに見えますが非常に面倒です。なぜなら、命令するために「INSERT INTO テーブル名(名前,年齢,血液型)」という文を、その都度、入力しないといけないからです。

しかし、これをアプリケーションに任せた場合、ボタンを一個と名前と年齢、血液がを入力する領域を用意してあげればいいだけです。そして、アプリケーションの中身は、上記の命令文をプログラミングしておくわけです。そうすると、後は、ボタンを押すたびに、レコードがテーブルに追加されていくことになります。

アプリケーションの作り込みに関しては多少大変ですが、その後は、ボタン1つで操作することができるため、作業の効率化ができるようになります。つまり、SQLはアプリケーションに組み込まれることが前提のツールだと思ってもらえればいいです。

余談ですが、この例だけでは、まだまだイメージがしにくいと思います。というのも、例題がたった1つのSQL文のため、大変さが分かりにくいですからね。

では、もしこれが「検索結果を削除する」「一定の条件の場合、更新をする」など、さまざまな条件が必要になってきたら、どうなりますか?凄く大変になることが想像できますよね。いちいち、その度にSQL文を書いていたら「もう嫌だ!」と、それこそ投げ出したくなってしまいます。

だからこそ、アプリケーションに組み込んでサクサクとデータベースを更新できるよ!という結論になります。つまり、アプリとデータベースの橋渡しをしていると言えるわけです

SQLの種類は3つでいずれも大切な要素

ソフト業界では、このSQLのようなツールを「データベース言語」とも呼びます。開発言語のような位置づけで、さまざまな種類が存在し、各々に特徴があります。大きく3つに分けることができるため、以下に簡単ではありますが紹介していきましょう。

以下の内容は、データベースについて、ちょっとだけ知識を持っていることが前提になりますが、少し調べれば分かる程度のものになります。いきなり知らない言葉が出てきて「ほら、IT記事によくある専門用語だらけにして分からなくするパターン!」と嘆かないようにしてくださいね。

データ定義言語「構造や関係を定義」

データベースが扱うオブジェクトに対して、アクションを起こすSQLとなります。「Data Definition Language(DDL)」と呼ばれ、テーブルを作成したり、テーブル同士を1つにしたり、定義したオブジェクトを削除したりできます。

データ操作言語「レコード操作をする」

「Data Manipulation Language(DML)」で、主にデータベースを操作するための種類になります。先ほど触れた、レコード検索・更新・追加・削除は、ここに属することになります。SQL入門では、よく最初に紹介されるSQLであり、登竜門的な扱いでもあります。

データ制御言語「データベースを制御する」

データベース自体を制御するSQLで「Data Contorl Language(DCL)」になります。データに対してトランザクションを開始させたり、終了させたり、元に戻したり、さまざまな制御をすることができます。

複雑なSQLを作らないようにデータベースを構築すること

データベースを使ったアプリケーションを開発していると、たまに「よくこんな難しいSQL文を書いたな」というプログラムを目にします。そして、このようなアプリケーションは、バグが多くメンテナンス性が乏しい悲惨なモノの場合が多いです。

なので、アプリ開発業者へ開発を依頼するときに、費用を抑えたいのであれば、可能な限り簡単なデータベースを心がけることが大切になってきます。そして、それを実現してくれる業者が優秀と考えて探してみるといいですよ。

SQLの特徴は基本的に「対話型」の言語

SQL文を作って実行することは、データベースと対話をすることになります。実行して確認、確認した結果を判断、判断をしたら実行…このような繰り返しの処理を行っていくわけです。特に、複雑な処理を行っていくのであれば、この対話の回数が増えていくことになります。人対人の場合も同様ですよね。小難しいことを伝えたいときは、対話回数は比例して多くなるのと一緒というわけです。

また、先ほど触れたように、SQLはあくまでもデータベースを操作することができるツールです。つまり、これだけではアプリケーション開発ができないということです。

たとえば、顧客管理システムを作る場合…VB.NETでアプリを作り、オラクル(データベース)を使ってデータを管理する。そのVB.NETがオラクルと対話するためにSQLを使うというイメージになります。そのため、SQLはあくまでもアプリケーションありきのツールなのです。

SQLインジェクションと対策方法

SQLインジェクションとは、不正なSQL文がウェブサイトで実行されてしまうことをいいます。平たく言えば、データ改ざんが行われてしまうことです。よく耳にする「データ漏えい」のほとんどは、このSQLインジェクションで、不正なSELECT文が実行されてしまい、データベース内にあるレコードをまるごと取られてしまうわけです。

対策方法は「エスケープ処理を入れる」というのが一般的で、かつ効果的とされています。SQLを実行するためには、さまざまな文字を使うことになります。その中でも重要な意味を持つ文字「'(シングルクォーテーション)」「;(セミコロン)」などがあります。これをアプリケーション内で変換して、構文エラーになるようなSQL文に変えてしまう方法となります。あまり、ソフト開発やデータベース、SQLに詳しくない人は、イメージしにくいかもしれません。かなり内部的な話なので。

あくまでもニュアンスですが…電話中にいきなり悪い人に割り込まれてしまって、声色を真似て相手へ悪口を言うような被害があったとしましょう。この割り込みに気がついた電話機器が相手に伝わらないように母音を強引に異なる言語の母音にして、理解できない声に変換するといったイメージです。

ちなみに、このエスケープ処理の他にもWAF導入だったり、脆弱性診断サービスだったりを駆使して対策していく方法もあります。

まとめ:SQLとはアプリケーションとデータベースの翻訳機

SQLとは、データベースを操作するための言語で、レコード検索や追加、更新、削除をすることができます。基本的に対話式のデータベース言語で、アプリケーションにプログラミングされて実行されることがほとんどです。

ある意味でSQLはデータベースを好き勝手できるツールとなるため、アプリケーション開発をする場合は、可能な限り簡単なSQL文を作っていくことが大切になってきます。というのも、複雑すぎると技術者であってもSQLの内容を理解できなくなりバクの温床となるからです。

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監修者の一言

SQLはDB(データベース)言語の中でも最も普及している言語の一つと言えます。DB言語は、DBMS(データベース・マネジメントシステム)上でDBやデータそのものを取り扱うもので、ユーザーやシステムからの命令を受けてRDB(リレーショナル・データベース)にquery(クエリと呼び、「問い合わせ」を意味します。)を送信し、結果を返させます。

DB言語の一つであるSQLはISO(国際標準化機構)で規格化されています。そのため一つのDB用SQLを習得すると、その他大半のRDBで利活用できます。SQLの使える商用DBには、マイクロソフト社が提供するMicrosoft SQL ServerやMicrosoft Access、Amazon社のAmazonAurora、オラクル社のOracle Databaseなどがあります。

オープンソースでは、PostgreSQL(ポストグレスキューエル)やMySQL(マイエスキューエル)、SQLite(エスキューライト)が有名処です。SQLの標準規格は現在も数年単位で改訂されています。ITやWeb業界以外の方だと、SQLSQLはプログラミング言語の一つと捉える方もいらっしゃいますが、正確にはSQLはプログラミング言語ではありません。あくまでもデータベースを操作するための言語でDB言語になります。

株式会社GeNEE
代表取締役 日向野卓也
監修者

東京工業大学環境・社会理工学院卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。MBA(経営学修士)取得。国内最大手SIerの株式会社NTTデータで大手法人領域(大手流通企業、大手小売企業)の事業開発、事業企画等の業務に従事。米国スタンフォード大学への研修留学を経て、システム/モバイルアプリ開発会社の株式会社GeNEEを創業。

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