システム監査とは?メリットや流れ、チェック項目を徹底解説

更新日:2021年02月22日 発注カテゴリ: Webシステム開発
システム監査とは?メリットや流れ、チェック項目を徹底解説

この記事では、システム監査についての基礎知識、システム監査のメリットや流れ、チェック項目について紹介しています。その他、システム監査とIT監査の違いについても解説しますので、是非参考にしてください。

システム監査とは?

システム監査とは、企業内で導入されている情報処理システムを対象にしてチェックすることで、企業内部および外部に対しての信頼性があるかどうかという点に加えて、経営に情報処理システムがどのように役立っているのかという点が慎重に審査されます。

その背景には、企業運営やデータ管理がIT化するに伴って高まっている多種多様なリスクの存在があります。経済産業省では、システム監査基準というものを設定していて、リスクをコントロールするための目的を果たすための監査という位置づけとしています。リスクコントロールの目的として定められているのは下記の通りです。

  • 企業の経営方針や戦略目的を実現するために貢献しているシステム
  • 企業目的を実現するためにシステムが安全かつ有効、そして効率的に機能している
  • 法令や契約、内部規定などに準拠するシステム

システム監査でチェックされる項目とは

システム監査では、どんな目的で監査が入るのかによってチェックされる項目は異なります。監査を行う際には、まず最初にその目的を定め、目的に合わせてどの範囲を監査するのかを決めていきます。

具体的にどんな目的で監査をするのかはケースバイケースで、個人情報の保護体制をチェックすることもあれば、情報システムの投資対効果など有効性をチェックすることもあります。また、情報セキュリティがどのように管理されているか体制をチェックしたり、情報システムの可用性を監査することもあります。

情報システムの監査は、いつどんなタイミングで入るか分かりません。そのため、普段からいつ監査が入っても問題なくスムーズに対処できるよう、システムのリスクコントロールを入念に行うことが大切です。また、監査でチェックされやすい部分はいくつかあります。それを知っていれば、普段からどこに重点を置いた運営やリスク管理をすればいいのかが把握しやすくなります。

情報セキュリティ関連分野

1つ目のチェックされやすい項目にはまず、情報セキュリティ関連分野があります。年々進化し続けるサイバー攻撃は、高度かつ複雑な方法で侵入してきますし、場合によってはピンポイントでターゲットを定め、執拗に目標達成まで長期間にわたって侵入を試みるというケースもあります。

企業の情報セキュリティ戦略では、こうしたサイバー攻撃をどのように阻止しているのか、また統制レベルを引き上げるための検討をしているかという点が監査されます。

ITリスクマネジメント

2つ目には、ITリスクマネジメントがあります。企業の情報システムは、周囲を取り巻く脅威のリスクにいつでも対応することが必要不可欠です。そのためには、企業の最高経営幹部を含めてITリーダーやプライバシー保護担当者などが協力しながらリスクマネジメントに取り組まなければいけません。

監査では、包括的にどのようなリスクマネジメントに取り組んでいるのかという点に焦点を当てて、企業の成長と関連付けながら監査を行います。

IT資産管理

3つ目には、IT資産管理があります。企業が保持しているライセンスに対して、ライセンス違反によるペナルティを防ぐための活動や、IT資産の持ちすぎによる潜在コストを削減するための活動、また場合によっては大規模なリソースを必要とするコンプライアンス関連プロジェクトの効率化などについて、慎重に監査が行われます。

ソーシャルメディアのリスクマネジメント

そして4つ目には、ソーシャルメディアのリスクマネジメントがあります。企業のブランディングとして占める割合が右肩上がりに増えているソーシャルメディアは、ハッカーによる情報漏洩やなりすまし、炎上などさまざまなリスクを抱えています。

監査においては、そうしたソーシャルメディア戦略について理解度を深めるサポートを行うとともに、企業の取り組みなどがチェックされます。

システム監査のメリット

企業がシステム監査を受けることには、たくさんのメリットがあります。監査というとマイナスのイメージがあるかもしれませんが、監査で受けられるメリットを理解していれば、定期的かつ積極的に監査を受けたいと願うようになるでしょう。

1つ目のメリットとしては、情報システムにおける無駄や費用対効果が低いシステムを洗い出すことができ、コストカットにつながるという点があります。2つ目には、メンテナンスを充実させることによって、サービス停止の原因となるシステム障害を回避できるというメリットがあります。

3つ目には、不正アクセスなどでトラブルや障害が起こった場合でも、速やかな復旧につながるためのアドバイスを監査で受けられるメリットがあります。4つ目には、セキュリティ関連でのアドバイスを受けることができ、企業の社会的信頼を高められるというメリットもあります。

システム監査の流れ

システム監査では、まず企業がどの部分を監査して欲しいのかを選定し、監査におけるテーマを決める所から始まります。実際の監査に際しては、そのテーマに沿った範囲がチェックされることになりますが、システム監査は法定で定められているものではないので、選定した範囲以外の部分が監査されることはありません。

本調査を行う前に、事前に予備調査というものが実施されます。この予備調査に合わせて、企業側では監査の際に必要となるチェックリストや書類をあらかじめ準備しなければいけません。

その後、本調査を行いますが、その際には監査を行う範囲を監督している責任者と監査人とが面談をしたり、管理記録の確認を行うなど、実際の情報システムの機能や稼働面を確認する以外にも複数の監査が行われます。

そして、監査の結果は報告書としてまとめられます。この報告書は、部門ごとに細かく作成されることが多く、テーマや範囲に沿って調査を行った結果、見つかった問題点や改善点などが記載されています。この報告書を受け取れば監査が終了というわけではありません。

書面としての報告書を提出する以外に、監査人は企業の経営者に対してその内容を口頭で説明する報告会を実施します。そして後日、報告書で指摘した問題点や改善点がどうなっているのかに対してフォローアップが行われ、企業に対して更なるアドバイスをしてくれます。

システム監査では、法律によって監査の頻度が決められているわけではありませんし、法律によって監査の内容が指定されているわけでもありません。

企業が自由に監査人を決めることができますし、監査を受ける内容や範囲、時期やタイミングなどについても企業に決定権があります。企業内の監査部門が監査を行うこともできますが、外部の評価サービスを利用するケースも多いです。

システム監査とIT監査はどう違う?

システム監査では、一般的に企業が導入している情報システムを対象にして行われます。そのためIT監査と同じなのではないかと勘違いしやすいのですが、システム監査とIT監査とは全く異なるものです。

IT監査というのは、法律によって義務付けられている財務報告を対象にして行われるもので、財務報告の適正さを中心として、その企業の会計監督の一環として行われます。システム監査については、法律にのっとって行われるものではありませんし、法定の監督という位置付けではありません。

いつどのタイミングで監査を行うかという点や、監査を行う範囲、監査人の選定についても、システム監査では企業が自由に決められるのに対して、IT監査では決定するのは企業側ではなく監査機関という大きな違いがあります。

まとめ

システム監査について詳しく解説しましたが理解は深まりましたか?IT監査との違いが曖昧になっていたり、どういった流れやチェック項目があるのか分からなかった方も、この記事で改めて理解できていたら幸いです。

システムを扱う以上、システム監査は非常に重要なもの。信憑性が問われるだけでなく、システムを余すところなく活用できているかなどをしっかり監査・評価することで、より質の高いものになっていくので、しっかりとチェックしていきましょう。

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