ホームページ作成時にやってはいけないこと34選!Webサイトを効果的にするポイントとは?

クーミル株式会社
監修者
クーミル株式会社 代表取締役 馬鳥亮佑
最終更新日:2024年01月31日
ホームページ作成時にやってはいけないこと34選!Webサイトを効果的にするポイントとは?
この記事で解決できるお悩み
  • ホームページの企画でやってはいけないことは?
  • ホームページの構築でやってはいけないことは?
  • ホームページのSEO対策でやってはいけないことは?

ホームページを作成する際「やってはいけないことはあるのか」「どんな点に注意すればいいのだろうか」とお悩みの方、必見。

ホームページ作成では構築、デザインなど各段階でやってはいけないことをがたくさんあるため、1つひとつに注意しながら作業を進めましょう。

この記事ではホームページ制作をする方へ向けて、企画段階から構築、運用に至るまでにやってはいけないことを解説します。記事を読み終わる頃には、適切な作成方法がわかるでしょう。

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ホームページの企画でやってはいけないこと3つ

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ホームページの構成を考える段階でやってはいけないことは以下の3つです。

  • ホームページの目的が明確になっていない
  • ホームページのターゲットが明確になっていない
  • 数値目標が定まっていない

1. ホームページの目的が明確になっていない

目的を明確にしないままホームページ作成を進めると、軸がぶれて中途半端なサイトになるおそれがあります。ホームページには、集客のため、会社の知名度アップ、資料請求数の向上などの目的を定めなければなりません。

「かっこいいサイトにしたい」「洗練されたデザインのホームページが欲しい」などはホームページの目的ではないため注意しましょう。

2. ホームページのターゲットが明確になっていない

ホームページ作成でやってはいけないこととして、ターゲットを明確にしていないことも挙げられます。ホームページの構築を行ううえで、ペルソナ設定が行われていなければデザインや写真の選択が適切に行えません。

たとえば、30代の女性向けに作るホームページと、10代女性のために作るホームページでは、デザインに大きな差が出てくるでしょう。できるだけ細かくペルソナを設定し、最大限の成果を得られるデザインにしなければなりません。ペルソナはできるだけ細かく設定することが必要で、以下の項目がよく用いられます。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 居住地域
  • 通勤時間
  • 家族の有無
  • 趣味
  • 使っているSNSの種類
  • 休日の過ごし方

3. 数値目標が定まっていない

ホームページを作成する際、数値目標を設定することは必須です。単に集客を増やしたい、売上を伸ばしたいなどの目標を定めた場合、運用の方向性が定まらず成果を上げられないホームページになるおそれがあります。

毎月5,000PVを達成する、資料請求の数を現在の2倍にする、成約数を1.5倍に増やすなど具体的な数値目標を定めることで、ホームページの方向性が決まります。数値目標を定めないまま作業すると、アクセスが集中してサーバーがダウンする、ページが表示されにくいなどのトラブルにつながるでしょう。

ホームページの構築でやってはいけないこと7つ

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ホームページの構築段階に入ってからやってはいけないことは以下の7つです。

  • 有料レンタルサーバーを利用しない
  • URLを正規化しない
  • パンくずリストを使用しない
  • SSL対応しない
  • レスポンシブ対応しない
  • 表示速度対策をしない
  • ユーザーの快適性を意識しない

1. 有料レンタルサーバーを利用しない

ホームページの構築で有料レンタルサーバーを利用しないでいると、大きなトラブルにつながるおそれがあります。無料レンタルサーバーは費用がかからない点が魅力的ですが、容量が小さすぎる、アフターサポートがない点がデメリットです。有料レンタルサーバーを使って安定した運用を行うことが重要です。

レンタルサーバーのなかには数百円で利用できる低スペックのサーバーもあります。低スペックサーバーはアクセス数が伸びてくるとすぐにダウンする点が大きなデメリットです。会社の信用にも関わるため、無料や低価格のレンタルサーバーは避けましょう。

2. URLを正規化しない

企業ホームページの場合、URLを正規化しない状態が続くとSEO対策に悪影響をおよぼす可能性があります。同じ内容のページが複数存在するケースでは、URLを統一することで検索エンジンの評価を1つに集約可能です。複数のURLが存在すると評価が分散されて上位表示されにくくなります。

ホームページをすでに運用しており、同じ内容のページがある場合には、URLの正規化が行えないか検討しましょう。ページのURLが統一されれば、ユーザーも該当ページが探しやすくなりユーザビリティの向上にもつながります。

3. パンくずリストを使用しない

ホームページ作成でやってはいけないこととして、パンくずリストの不使用も挙げられます。パンくずリストとは、ホームページの上部に表示されるページの現在地を示すものです。たとえばパンくずリストを使うと、トップページから商品リスト内にある特定の商品ページを閲覧していることが表示されます。

パンくずリストはホームページに必須の要素とはいえませんが、検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなり評価が高まる点が大きなメリットです。ユーザーにとってもホームページ内の現在地を把握しやすくなり快適性の向上につながります。

4. SSL対応しない

ホームページ作成では、SSL対応も行わなければなりません。SSL対応とは、データを暗号化して送受信する仕組みのことです。より安全なホームページを作成するために不可欠です。SSL対応していない場合、ページを閲覧中にアラートが出る、ページの表示前に警告画面になるなどの不具合が出ます。

コンピュータの安全性に敏感なユーザーにとって、ホームページ閲覧時の警告は不信感に直結するのが一般的です。SSL対応しないままにしていると、アクセス数の減少や会社の信頼失墜につながりかねません。

5. レスポンシブ対応しない

ホームページを構築する際、レスポンシブ対応をしないのは非効率的です。レスポンシブ対応とは、スマートフォンやタブレットでもホームページを閲覧できるようにすることです。

総務省発表の「国民生活におけるデジタル活用の動向」によれば、情報通信機器の世帯保有率はスマートフォン88.6%、パソコン69.8%とスマートフォンが大きく上回っています。 スマートフォンを使って情報収集を行う時間が約136分というデータもあり、レスポンシブ対応は必須の状況です。

検索エンジンはスマートフォンを基準に評価を行っているため、検索順位を上げるためにもレスポンシブ対応が役立ちます。

6. 表示速度対策をしない

ホームページを構築する際、表示速度対策も行わなければなりません。ページの表示速度はユーザーにとって非常に重要で、ほんの数秒表示速度が遅くなっただけでも、離脱率は飛躍的に上昇します。デザイン性が高く魅力的なホームページを作っても、離脱率が高いページは成功できないでしょう。

表示速度は、サーバーのスペックや使用している画像・イラストのサイズなどに左右されます。有料レンタルサーバーを使用することはもちろん、画像のサイズやアニメーションの使用数に注意を払い、表示速度を上げましょう。「PageSpeed Insights」で、表示速度を簡単にチェックできます。

7. ユーザーの快適性を意識しない

ホームページを構築・運用するにあたり、ユーザーの快適性を意識しないまま作業を進めることはできません。ホームページの構築だけに集中すると、ユーザビリティがおろそかになりがちです。使い勝手の悪いホームページはデザイン性に優れていても敬遠されます。

ホームページが完成したあとも、定期的なメンテナンスや更新作業は必須です。完成後にユーザビリティを向上させるためには膨大な労力が必要になるため、構築の段階で使い勝手を意識することが重要です。

ホームページのデザインでやってはいけないこと4つ

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ホームページのデザインを検討する際、やってはいけないことは以下の4つです。

  • トンマナが統一されていない
  • アニメーションを多用する
  • Flashを使用する
  • 読みにくい文字を使用する

1. トンマナが統一されていない

デザインでやってはいけないことの1つは、トンマナが統一されていないことです。トンマナとはトーンとマナーの略で、ホームページ全体の文字サイズや色合い、レイアウトを指します。理由もなく特定のページだけレイアウトが大きく変わる、文字サイズがバラバラなどの現象は、ユーザーに違和感を与えるでしょう。

ユーザーに留まってもらうためには、同じホームページを閲覧している安心感が必要です。トンマナをルール化することはもちろん、新たなページの追加や更新の際にも注意を払わなければなりません。

2. アニメーションを多用する

アニメーションは、ユーザーの目線を誘導しホームページを魅力的にする有効な手段ですが、多用すると逆効果になります。アニメーションの多用は、ユーザーが目移りする原因となるためです。ユーザーが混乱し、結果的にホームページから離脱するおそれもあります。

ユーザーに注目してもらいたい場所を明確にして、適度にアニメーションを使用することでまとまりのあるデザインを意識しましょう。ページの表示速度を落とさないためにも、アニメーションの使用数に注意すべきです。

3. Flashを使用する

ホームページのデザインでやってはいけないことには、Flashの使用が含まれます。Flashは、2020年以前に作成されたホームページによく見られるツールですが、2020年12月31日をもってサポートが終了しました。

Flashが使われている場合、スマートフォンで表示ができず、パソコンでも閲覧できないケースが少なくありません。サポートが終了しているためセキュリティ面での脆弱性も指摘されています。検索エンジンに認識されないデメリットもあり、新たなホームページでは使用すべきではありません。

4. 読みにくい文字を使用する

ホームページには文字情報も少なくありませんが、読みにくい文字を使用するとユーザビリティが大きく下がります。文字が大きすぎると幼稚な印象を与え、小さすぎると読んでもらえないでしょう。文字の大きさは12px〜16pxを使用すると見やすくなります。

使用する文字のフォントも重要な要素です。手書き風のフォントはかわいらしいものの、文字によっては読みにくくなるため注意が必要です。余白の多いホームページは洗練されたデザインに見えますが、余白が多すぎて全体が見にくくならないよう配慮しましょう。

ホームページのコンテンツ選びでやってはいけないこと7つ

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ホームページのコンテンツ選びでやってはいけないことは以下の7つです。

  • 他サイトの文章や写真をコピペする
  • 著作権に注意せずコンテンツを使用する
  • 文章だけでコンテンツを作成する
  • 真偽が確認できない情報を掲載する
  • 引用を正しく行わない
  • 貼ってあるリンクがわかりにくい
  • 文字装飾を多用する

1. 他サイトの文章や写真をコピペする

ホームページ内の記事作成やコンテンツ制作は手間がかかりますが、他サイトの文章や写真をコピペするのは絶対にやってはいけないことです。コピペすればコンテンツ制作の時間を大幅に短縮可能ですが、倫理に反しリスクが大きすぎるため絶対に避けなければなりません。

コピペしていると判断された場合、検索エンジンからの評価や検索順位が大幅に下がる可能性があります。コピペした元のサイトから訴えられるリスク、SNSで炎上するリスク、会社の信用が失墜するリスクがあるため、コピペせずにオリジナルのホームページを作成しましょう。 

2. 著作権に注意せずコンテンツを使用する

第三者の著作物を勝手にホームページで使用することは、著作権法違反であり犯罪です。写真やイラスト、アイコン、音楽、動画などのコンテンツは著作権に十分注意しながら使用しなければなりません。

フリー素材のサイトからダウンロードした素材であっても、著作権は引き続き存在している点に注意が必要です。著作権者が定めている利用規約に沿った使用方法を心がけ、トラブルを未然に防ぎましょう。

3. 文章だけでコンテンツを作成する

ホームページを効果的なものにしたければ、文章の羅列でコンテンツを作成するのは避けるべきです。もちろん文章コンテンツは重要な素材であり、ホームページには不可欠です。文章コンテンツが多くなるとユーザーに敬遠されやすくなります。

文章コンテンツを増やすとユーザーの理解度が深まらず、早期に離脱されるおそれがある点もデメリットです。写真やイラスト、表と文章をバランスよく配置してホームページを作成しましょう。

4. 真偽が確認できない情報を掲載する

ホームページに真偽不明の情報を掲載することも、やってはいけないことの1つです。インターネットにはさまざまな情報があふれており、真実もフェイクニュースも含まれています。古い情報がそのまま放置されていることも少なくありません。

ホームページに誤情報や嘘が掲載されている場合、会社の信用やユーザーの福祉が危険にさらされます。嘘の情報によってユーザーに実害が出れば、SNSでの炎上対応や苦情処理に時間を割かなければなりません。情報を掲載する場合、ソースはどこか、本当に真実といえる証拠があるか確認しましょう。

5. 引用を正しく行わない

ホームページに他の人の著作物を使用しなければならないケースでは、引用を正しく行う必要があります。引用を正しく行わない場合、著作権侵害と疑われるおそれがあるため注意しましょう。 他のサイトから文章を引用する場合、サイト名や筆者名、サイトのURLを明記します。

書籍からの引用では、書籍のタイトル、著者名、発行年、総ページ、引用したページを記載しましょう。他サイトから画像を引用したい場合、クリックで参照元に飛べる直リンクを記載します。

直リンクが禁止されている場合

直リンクは参照元にそのまま飛べるため便利ですが、参照されるたびに参照元のサーバーに負荷がかかります。直リンクが禁止されている場合は、許可を取って自分のサーバーにアップロードして画像を使用可能です。

6. 貼ってあるリンクがわかりにくい

ホームページにリンクを配置する場合、見やすさを重視しなければなりません。リンクがあることに気付いてもらえない、何のためのリンクなのかユーザーに伝わらないのでは、意味がありません。

何のためのリンクか明示せずに配置すると、ユーザーが興味のないページに飛ばされたり、ホームページに不信感を持ったりすることもあります。リンクの位置や目的を明示したうえで配置するのが親切なホームページの特徴です。

7. 文字装飾を多用する

文字装飾を多用することも、やってはいけないことの1つです。文字装飾は、アニメーションのようにユーザーの興味をひき、商品やサービスに注目させるためにとても有効です。文字装飾を多用しすぎると逆効果になります。

文字装飾がいたるところに使用されていると、ユーザーはどこに注目したらいいのかわからず混乱します。全体的に散らかった印象を与え、ホームページの評価が下がるおそれもあります。まとまりのある雰囲気を残しつつ、要所で文字装飾を使いましょう。

ホームページのSEO対策でやってはいけないこと5つ

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ホームページのSEO対策でやってはいけないことは以下の5つです。

  • 不正な外部リンクを獲得する
  • 隠しテキスト・隠しリンクを挿入する
  • 記事と関係のないキーワードを詰め込む
  • コンテンツを自動生成する
  • オリジナリティのないコンテンツを作成する

1. 不正な外部リンクを獲得する

ホームページのSEO対策では、不正な外部リンクの獲得はやってはいけません。外部リンクとは、外部のページに自社のホームページURLを貼ってもらうことを指します。以前はSEO対策として外部リンクを多く獲得することが推奨されていました。

外部リンクを購入してSEO対策をしているホームページも存在していましたが、現在では不正な外部リンクを獲得すると逆に評価が下がる傾向があります。検索エンジンからペナルティを受けないためにも、外部リンクの購入は避けましょう。

2. 隠しテキスト・隠しリンクを挿入する

SEO対策として有効とされていた、隠しテキスト・隠しリンクもやってはいけないことになっています。SEO対策では特定のキーワードが含まれているかが重視されるため、ごく小さな文字や白い背景に白色の文字でキーワードを見つからないように盛り込む手法が取られていました。

検索エンジンの性能向上により、隠しテキスト・隠しリンクが簡単に発見され、評価が下げられる傾向にあります。記事内にキーワードを含めた高品質のコンテンツを作成することが、SEO対策で重要なポイントです。

3. 記事と関係のないキーワードを詰め込む

SEO対策ではキーワードを含めることが重要ですが、キーワードの乱用は避けましょう。検索エンジンは、キーワードだけではなく記事の内容やユーザーの使いやすさなども含めてチェックを行います。

記事と関係のないキーワードをただ詰め込んだコンテンツは、評価を上げるどころかペナルティを受けるおそれもあるため注意しましょう。

4. コンテンツを自動生成する

ホームページに大量の記事が必要なケースでも、コンテンツの自動生成は使用しないほうがいいでしょう。確かに自動生成ツールを使用することで、大量の記事を短時間で作成可能です。リソースがない会社・個人にとっては便利な道具です。

コンテンツを自動生成し、そのままホームページに掲載すると、意味の伝わらない文章も多く検索順位が下がる可能性があります。どうしてもコンテンツを自動生成したい場合には、すべての記事をチェックして、必要な修正を加えて公開しましょう。

5. オリジナリティのないコンテンツを作成する

ホームページのSEO対策では、オリジナリティのないコンテンツの評価は下がります。しっかりとコンテンツを作っているにもかかわらず、キーワードを意識して内容が重複している場合には注意が必要です。

重複コンテンツを作成すると、検索エンジンからの評価が下がり、ペナルティを課されるおそれもあります。本来は1つのページに集まるユーザーが分散するため、上位表示されにくくなる点もデメリットです。ページ管理をしっかり行い、重複がないように注意を払いましょう。

ホームページの運用・保守点検でやってはいけないこと5つ

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ホームページの運用や保守点検でやってはいけないことは以下の5つです。

  • ホームページを更新しない
  • 運用・保守点検の担当者・予算が決まっていない
  • セキュリティ対策を行わない
  • ツールをアップデートしない
  • 問い合わせ対応の方法を決めない

1. ホームページを更新しない

ホームページの運用でやってはいけないこととして、まったく更新しないことが挙げられます。ホームページの内容を変更する必要がない場合、しばらく放置して更新しないことがあるでしょう。

ホームページの更新が少ないサイトは検索エンジンの評価が下がる傾向があります。ユーザーからは「会社が倒産したのか」「ホームページの更新に興味のない会社なのか」などネガティブな印象を持たれるため、定期的な更新が必要です。

2. 運用・保守点検の担当者・予算が決まっていない

ホームページは作成のみならず、運用・保守点検が必須です。運用・保守点検の担当者や予算が決まっていない状態では、スムーズな運用は行えません。必ず、ホームページの運用方法やメンテナンスについて検討すべきです。

ホームページにはコンテンツの更新はもちろん、セキュリティ対策やバックアップの作成、障害発生時の対応などさまざまな要素が関係しています。運用・保守点検の費用も1年あたり50万円〜100万円かかることが予想されるため、ホームページを作成する前に担当者と予算の検討が必要です。

3. セキュリティ対策を行わない

ホームページを運用するうえでセキュリティ対策は必須です。インターネット上では、いつ誰が不正アクセスの被害者になるか予想できません。セキュリティ対策を怠ると、ホームページの乗っ取りや情報漏洩のおそれもあります。

顧客情報の漏洩は企業に大打撃を与えます。 情報漏洩がなかったとしても、ホームページのコンテンツを改ざんされればユーザーに信頼されなくなるでしょう。スパムメールの送信に利用される可能性もあるため、費用をかけてセキュリティ対策を行う必要があります。

4. ツールをアップデートしない

ホームページの作成に特定のツールを使用している場合、ツールのアップデートに注意を払うべきです。ツールを1度インストールしただけで、アップデートを怠るとセキュリティ上の問題が生じるおそれがあります。

ツールのアップデートは、新機能の追加だけではなくセキュリティ上の修正が含まれるのが一般的です。ツールをずっとアップデートせずにいると、セキュリティホールが生じて不正アクセスの被害に遭いかねません。

5. 問い合わせ対応の方法を決めない

ホームページに訪問して問い合わせをしてくれる顧客のために、問い合わせ対応の方法を必ず決めなければなりません。問い合わせ対応に不備があると、見込み客を取り逃し、ホームページの目的を果たせないでしょう。

問い合わせ対応の種類、担当者を決め、マニュアル化することで、スムーズな顧客対応が可能です。お問い合わせフォームを設置することで対応の漏れを防げます。

ホームページの外注でやってはいけないこと3つ

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ホームページ作成を外注する場合にやってはいけないことは以下の3つです。

  • 相見積もりを取らない
  • 途中解約できない業者を選ぶ
  • 安さだけに注目して契約する

1. 相見積もりを取らない

ホームページの作成を外注する場合、相見積もりを取って業者を選ぶ必要があります。ホームページ制作の費用は業者によってさまざまで、対応範囲やアフターサポートも業者によって異なります。

初めてホームページの作成を依頼するのであれば、3社か4社に見積もりを取り、適正価格を見極めましょう。もっとも安い業者に依頼する必要はなく、価格とサービス内容を比較して信頼できる業者を選びます。

2. 途中解約できない業者を選ぶ

途中解約できないホームページの制作会社は避けるべきです。ホームページの途中経過を見て、求めているクオリティに達していない場合、途中解約することもあるでしょう。

途中解約できる制作会社は解約時に費用のいくらかを取り戻せますが、途中解約できない制作会社は返金しないため、費用が無駄になります。

3. 安さだけに注目して契約する

ホームページの外注では、安さだけに注目して契約するのは避けるべきです。費用が安いのは魅力的ですが、完成品のクオリティが高くない、技量がプロレベルに達していないケースがあります。

クオリティの低いホームページでは、ユーザーが獲得できず想定の効果が得られないでしょう。とにかく安いところに依頼したい、完成品のクオリティは問わないなど特殊なケースを除いて、価格とサービス内容、実績を加味して業者を選びましょう。

まとめ

ホームページを作成する際にやってはいけないことを紹介します。企画段階から、構築、デザイン、コンテンツ作成、運用など各段階にやってはいけないことがあるため、常に注意を払いながらホームページ作成を進めましょう。適切に運用・保守点検することで、常にユーザーのニーズに応えられるホームページを構築できます。

比較ビズは、ホームページ制作に強い業者を条件によって比較できる便利なWebサイトです。得意分野やサービスを展開している地域、アフターサポートの充実度などの条件によって、自分にあった業者を選べるでしょう。これからホームページ制作の外注を検討している方はぜひ1度比較ビズを利用してみてください。

監修者のコメント
クーミル株式会社
代表取締役 馬鳥亮佑

マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、M&A。 YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。 IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」を提案。 サイトを公開後も運用を引き受けており、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことをモットーとしている。

ホームページ制作は、集客そして自社ブランディングをする上で要となる存在です。ホームページを制作は、必ずKPI,KGIを定め、その目標値を達成するための動線設計を考えた上で、作る事が最も大切です。

<イメージ>
・KPI:1年以内に月間問い合わせ数50件など

また、サイト制作を依頼する際に、自社の希望にそぐわない提案をもらうケースも少なくありません。1つの制作会社の話を鵜呑みにせず、相見積もりを取り要望が叶うようにすり合わせをしましょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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  • どの制作会社に依頼したらいいかわからない
  • 実績豊富な会社に依頼したい
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