かっこいいホームページを制作するポイントとは？ギャラリーサイトや企業事例も紹介

かっこいいホームページを制作するための6つのポイント

サイト訪問者に「かっこいいホームページ」と印象付けるためには、以下6つのポイントを意識することが重要です。

ポイント1. 伝えたい情報を明確にする

ホームページでは新商品販売やキャンペーン開催、セールの告知など、さまざまな情報を掲載します。どのような情報を伝える場合でも、情報の優先度を明確にしておくことが重要です。

商品名や販売日、価格など、どのような情報を優先的に発信するかによって、文字の大きさやフォントの使い方が異なります。デザイン全体の統一性や見やすさにも影響するため、事前に情報を整理しておきましょう。

ポイント2. デザインの4原則を理解する

デザインの4原則に沿ったホームページはデザイン性に加え、情報の見つけやすさやサイト設計の完成度も評価されます。Googleからの高評価につながり、検索上位表示による記号認知度向上や新規顧客獲得を望める点がメリットです。

デザインの4原則は以下のとおりです。

デザインの4原則の徹底によってページ全体が見やすくなり、サイト訪問者やGoogleから高い評価を得られるでしょう。

ポイント3. 使用するフォントを2種類に絞る

フォントにはさまざまな種類がありますが、ホームページに多くのフォントを使うのは避けましょう。文章によってフォントが異なると「統一感がない」「読みにくい」などの印象をサイト訪問者に与え、離脱率が高くなります。

ホームページで掲載する情報を正確に理解してもらうため、使用するフォントは2種類に絞りましょう。フォントの特徴からイメージされる印象は以下のとおりです。

コーポレートカラーや商品の世界観に合ったデザインに仕上げるためにも、各フォントが与える印象を理解しておくことも重要です。

ポイント4. コーポレートカラーに合った色を選ぶ

かっこいいホームページを制作するには、色が持つイメージを把握しておくことも重要です。色ごとが持つイメージは、以下のとおりです。

コーポレートカラーやブランドイメージと異なる色を選ぶと、サイト訪問者に違和感を与えます。ホームページをリニューアルしたとしても、イメージアップが望めません。メインカラーやアクセントカラーには、自社のイメージに沿った色を選びましょう。

メインカラーを強調するため、アクセントカラーはメインカラーと同系色の色を2〜3種類に留めておくのがおすすめです。

ポイント5. 画像や動画を多く盛り込む

サイト訪問者に「かっこいいホームページ」と印象付けるには、視覚情報を効果的に盛り込むことが重要です。特にメインビジュアルとして掲載する写真や画像の品質にはこだわりましょう。

高品質な素材を掲載すると、サイト訪問者に企業メッセージやインパクトを与えられます。予算との兼ね合いもありますが、ホームページのデザイン性を高めるため、プロのカメラマンが撮影した写真の掲載がおすすめです。

商品やサービスの魅力を引き立たせる手段として、動画の掲載も挙げられます。動画は短時間で多くの情報を発信できる点が魅力です。インタラクティブ動画を掲載すると、サイト訪問者の関心を惹き付けられます。

ポイント6. 余白を埋めない

余白を多く残すと「文字が読みやすい」「情報の関連性が掴みやすい」など、サイト訪問者に多くのメリットを与えられます。新店舗のオープン日や割引率など、優先して伝えたい情報を強調できるため、集客率改善や収益拡大が望める点も魅力です。

情報を詰め込み過ぎると、サイト訪問者に窮屈な印象を与えます。スッキリとした印象を与えるためにも、余白や行間を多く取りましょう。

かっこいいホームページ作成に活用可能なギャラリーサイト6選

自社でかっこいいホームページを制作する場合、ギャラリーサイトを活用するのがおすすめです。ギャラリーサイトには企業の成功事例が多数掲載されており、デザインやサイト設計の参考に役立てられます。

今回の記事では、多くの方から利用されている以下6つのギャラリーサイトについて特徴をまとめました。

複数のギャラリーサイトを活用すると、かっこいいホームページの制作に参考となる事例が見つけやすくなります。

SANKOU！

参照：SANKOU！

SANKOU！は、国内に拠点を置く一般企業を中心に3,406件（2023年9月時点）のWebサイト事例を掲載しているギャラリーサイトです。「かっこいい」や「シンプル」など、特定のキーワードを入力すると、条件に合致した事例が提示されます。

個々の事例にはSANKOU！に掲載された日時もあわせて記載されており、最新のトレンドやデザインの傾向を把握しやすい点も魅力です。ホームページやバナー広告を作成する際に使用する商用向けフォントの検索にも対応しています。

WebDesignClip

参照：WebDesignClip

WebDesignClipは、国内外のWebサイト4,811件（2023年9月時点）を掲載しているギャラリーサイトです。海外サイトのデザインやトレンドを取り入れると、オリジナリティ溢れたかっこいいホームページを制作できます。

サイト全体の特徴は幅広い種類の事例を扱っている点です。アパレルやインテリア、美術館など、さまざまな商材を扱ったWebサイトが掲載されています。

コーポレートサイトの事例も1,000種類近く掲載されており、参考になるホームページの事例が高確率で見つかるでしょう。

MUUUUU.ORG（ムーオルグ）

参照：MUUUUU.ORG

MUUUUU.ORGは、4,903件（2023年9月時点）のWebサイトを掲載しているギャラリーサイトです。掲載するサイトの品質にこだわっており、ユーザーの関心を引き付ける高品質なWebサイトを厳選しています。

検索機能が充実しており、業種やデザイン、色など、さまざまな条件から参考事例を探せる点も魅力です。検索条件でスタイリッシュを選択すると、さまざまな企業のかっこいいホームページを閲覧できます。

I/O3000

参照：I/O3000

I/O3000は国内外の高品質なWebサイトを厳選し、紹介しているギャラリーサイトです。カテゴリやタグ、色から自社の条件に合致した参考事例を探し出せます。

サイトの更新頻度も高く、毎日のように最新の事例が掲載されており、トレンドを把握しやすい点も魅力です。掲載されたWebサイトのサムネイルも大きく表示されており、一目見ただけで全体の雰囲気を感じ取れます。

Siiimple

参照：Siiimple

Siiimpleは海外のWebサイトを多数掲載しているギャラリーサイトです。サイトごとに星の数が表示されており、どのデザインのサイトが人気を集めているかを一目で把握できます。

白を基調としたサイトが多数掲載されており、シンプルでかっこいいホームページを制作したい企業におすすめです。

イケサイ

参照：イケサイ

イケサイは、国内企業のコーポレートサイトやプロモーションサイトなどを多数掲載しているギャラリーサイトです。飲食や旅行、販売など、さまざまな業種のサイト事例が掲載されています。

更新頻度が高く、毎日2つ〜4つの最新事例が掲載されるため、トレンドやデザインの傾向を把握しやすい点も魅力です。

かっこいいホームページの企業事例10選

かっこいいホームページを制作している企業事例を10個紹介します。

株式会社ゼロボード

参照：ゼロボード

株式会社ゼロボードはESG経営を目指す企業に向け、温室効果ガスの排出量可視化やコンサルティングサービスなどを提供する企業です。

同社のホームページは都市全体を白と緑で表現し、近未来的な印象を演出しています。上品さとかっこよさを兼ね備えたおしゃれなデザインです。

インタラクティブコンテンツの要素も含まれており、画面をスクロールすると、同社からのメッセージやアイコンボタンが表示されます。かっこよさだけではなく、良質な顧客体験を演出したい企業に参考となる事例でしょう。

株式会社ポニーキャニオン

参照：ポニーキャニオン

株式会社ポニーキャニオンは映像や音楽制作など、幅広い事業を手がけている企業です。同社のホームページは所属するアーティストや制作したアニメ映像などが、ページ上部〜中央にかけてスライドショーで紹介されます。

同社のキャッチコピーが画面左に配置され、時間の経過とともにサブタイトルが色を変えて表示される仕組みです。

ページ中央には「つくる」「つなげる」「つたえる」の3種類に事業を分類し、アイコンをクリックすると具体的な事業内容が提示されます。画像や写真、アニメーションの使い方が参考になる企業事例です。

神戸・甲陽音楽＆ダンス専門学校

参照：神戸・甲陽音楽＆ダンス専門学校

神戸・甲陽音楽＆ダンス専門学校は、プロダンサーやミュージシャンを多数輩出しています。今回の記事で紹介するのは、ダンスの専門学校を探している学生に向けた学校紹介サイトです。

同サイトはページ上部〜中央にかけて、在校生がステージでダンスをしている写真を大きくスライドショー形式で紹介しています。グレーを基調に黄色を織り交ぜた配色によって、明るさや活発さを際立たせている点が特徴です。

ページ下部からは校内施設やダンス講師、これまでの実績などに関する情報を映像を交えて紹介しています。学校のブランド力や実績をアピールし、学生の入学意欲を高めるのが狙いです。

株式会社ワカヤマヤモリ舎

参照：株式会社ワカヤマヤモリ舎

株式会社ワカヤマヤモリ舎は、和歌山県でサイクリスト特化型のホステル「チャーリーズベッド」を運営する企業です。宿泊者ではなくても利用できるスペースを設け、サイクリスト同士の交流を促します。

同社のホームページは背景にモスグリーンを使っており、落ち着いた雰囲気を演出している点が特徴です。ページ上部にはサイクリスト同士の交流や店舗の外観の様子などをスライドショーで展開し、施設利用への意欲を高めています。

ページ下部からはベッドやキッチンなど、宿泊部屋の内観を確認できる仕組みです。清潔感や利便性の高さをアピールし、宿泊を検討中のサイクリストに安心感を与えています。

浮月楼（ふげつろう）

参照：浮月楼

浮月楼は静岡県で130年以上の歴史を誇り、料亭や結婚式場を運営しています。ホームページは、黒を基調としたシックな雰囲気を醸し出すデザインです。洗練された印象を与えられるかっこいいホームページに仕上がっています。

ページ上部では料理や夜の庭園の様子などをスライドショーで紹介し、サイト訪問者の関心を引き付けています。サイト全体に余白を多く設けており、余裕のあるスッキリとしたサイトに仕上げている点も見逃せないポイントです。

奥伊吹観光株式会社

参照：奥伊吹観光株式会社

奥伊吹観光株式会社は、滋賀県でスキー場やグランピング施設などを運営する企業です。同社のホームページはサイトの滞在時間に応じて、背景の色がエメラルドグリーンやモスグリーンなどに変化する仕組みです。

ページ上部には奥伊吹の自然や運営施設の写真がスライドショーで大きく展開されており、風景と色の変化を両方楽しめます。サイト訪問者の旅行意欲を掻き立てる効果も望めるでしょう。

社名や企業理念などは色とフォントがシンプルなテイストに統一されており、情報を整理しやすいサイト設計です。

トヨタ自動車株式会社

参照：トヨタ自動車株式会社｜トヨタバーチャル工場見学

トヨタ自動車株式会社の、車の製造工程の様子を紹介するWebサイト「トヨタバーチャル工場見学」です。車体の組み上げや増し打ち、ドアの建て付けなど、溶接に関する一連の工程が映像で紹介され、サイト訪問者にインパクトを与えている点が特徴です。

画面左上に配置されているアイコンをクリックすると、製造工程に関する詳細な情報を把握できます。各工程を紹介するページはインタラクティブコンテンツを採用しており、クリックやスクロールによって表示内容が変動する仕組みです。

各工程をダイジェストでまとめた動画も掲載しており、車好きの方の関心や購買意欲を掻き立てられます。

Fudo Food

参照：Fudo Food

Fudo Foodは、有馬カンツリー倶楽部が運営するゴルフ場に併設された売店です。同店のホームページはページ上部に「牛肉ごろっとカレー」や「贅沢ビーフハヤシ」など、同店の看板商品がスライドショーで紹介されています。

背景には白が配色されており、商品との対比で清潔感や爽やかさを印象付けているのが特徴です。至近距離から撮影したカレーやビーフハヤシの映像は迫力があり、サイト訪問者は食欲や購入意欲が高まるでしょう。

ページ下部に進むと商品を購入できる仕組みが構築されており、自然な流れで新規顧客獲得や収益拡大につなげています。

株式会社コーセー

参照：株式会社コーセー｜Mymits（マイミッツ）

株式会社コーセーの30種類の選択肢を誇る「Mymits」のプロモーションサイトです。背景に白を基調としつつパステルカラーを織り交ぜることで、柔らかさと上品さを兼ね備えた雰囲気を演出している点が特徴です。

ページ上部では、Mymitsを使ってメイクを施した人気女性アイドルグループの顔写真が次々に展開され、10〜20代女性の関心を惹き付けます。

仕事用やプライベート用など、個々の状況に応じたアイテムが紹介されており、サイト訪問者は商品のミスマッチを避けられるでしょう。

株式会社HAPPY NUTS DAY

参照：株式会社HAPPY NUTS DAY

株式会社HAPPY NUTS DAYは、千葉県でピーナッツバターの製造と販売を手がけている企業です。同社のホームページは余計な情報や装飾を極力なくしており、シンプルでかっこいいホームページに仕上がっています。

余白や行間を多く残しており、ページを閲覧した際に情報を整理しやすい設計にしている点も特徴です。ページ上部では、ピーナッツバターを塗ったトーストがスライドショーで紹介されており、サイト訪問者の購買意欲を刺激します。

ページ全体の背景が白でまとめられており、清潔感や信頼感を演出している点も重要なポイントです。

かっこいいホームページの制作を依頼できる4つの外注先

かっこいいホームページを制作するには、デザインやコーディングなど、さまざまな専門知識が必要です。自社で制作した場合は従業員にかかる負担が増え、本業に支障が生じる可能性が高まります。

かっこいいホームページの制作とスムーズな業務運営を両立するためにも、外注先を活用しましょう。外注先の候補は以下の4つです。

ホームページ制作会社に依頼した場合はSEO対策や効果測定、ホームページの運用代行など、幅広い対応が望めます。

自社の条件に合致した制作会社を探すには「比較ビズ」を活用するのがおすすめです。必要事項を入力すると、1,000社の中から最短2分で条件に合った企業を探し出せます。

ホームページ制作会社

ホームページ制作会社に依頼するメリットは、対応力に優れている点です。豊富なノウハウを持つクリエイターが多数在籍しており、自社のイメージを汲み取りつつかっこいいホームページの制作が望めます。

SEO対策や広告制作など、さまざまな要望に対して柔軟な対応が望める点も魅力です。検索エンジンでの上位表示や広告掲載によって、多くの方にホームページを見てもらえる確率が高まり、企業認知度向上が期待できます。

注意点は制作会社によって料金設定や提案の質が異なる点です。費用の相場や提案のレベルを正確に把握するため、複数の会社から見積を取得するようにしましょう。

デザイン事務所

デザイン事務所に依頼するメリットは、イメージアップを図れる点です。コーポレートカラーやブランドイメージを守りつつ、最新のトレンドを織り交ぜたかっこいいホームページの制作が望めます。

オリジナリティに富んだホームページに仕上がり、サイト訪問者にインパクトや他社との違いを印象付けられる点が魅力です。

豊富な実務経験や優れたスキルを持つデザイナーが作業を担当するため、必要以上に進捗状況を気にする必要はありません。従業員が担当業務に集中して取り組める環境を整備できます。

ホームページ制作会社と比べると、依頼できる業務範囲が制限される傾向が強いため、慎重な見極めが必要です。

広告代理店

広告代理店を経由してホームページ制作会社やデザイン事務所を探す方法もあります。広告代理店を活用するメリットは、かっこいいホームページの制作実績を豊富に持つ外注先を紹介してもらえる点です。

条件に合致した外注先が見つかり次第、広告代理店から提案を受けられるため、自社で外注先を探す手間を省けます。反面、広告代理店に手数料を支払わなければなりません。手数料の相場は制作費×20%が相場です。

担当者のコミュニケーション能力が低い場合は、自社の要望を伝えるために何度も打ち合わせを重ねる手間が生じます。資金力に余裕がある企業、広告代理店とのつながりが深い企業に適した方法といえるでしょう。

フリーランスデザイナー

条件に合う企業が見つからない場合、フリーランスデザイナーへの依頼を検討してみましょう。フリーランスを活用するメリットは、費用対効果に優れている点です。基本的に1人または少人数チームで制作を進めていくため、企業に依頼したときよりも人権費がかかりません。

優れたスキルを持つ方に依頼した場合、相場以下の価格でかっこいいホームページを制作してもらえます。反面、オンライン上で人材を探すケースが多く、スキルの見極めが困難です。

ミスマッチを避けるため、ポートフォリオの提出や対面商談の実施など、スキルチェックの場を設けましょう。フリーランスは稼働時間が不規則のため、定期的に進捗状況を確認する必要もあります。

まとめ

かっこいいホームページを制作するには情報の優先順位やフォント、配色など、さまざまな点に気を配らなければなりません。自社でホームページを制作するには、デザインやコーディングなど、専門スキルを習得した人材の確保も必要です。

自社のリソースやノウハウに不安を抱えている場合、ホームページ制作会社やデザイン事務所に制作を依頼しましょう。「比較ビズ」を利用すると、必要事項を入力する2分程度で条件に合った企業を探し出せます。

ホームページ制作の外注先を探している方は「比較ビズ」を利用してみてください。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。