ECサイトとネットショップの違いとは?ECサイトの種類や6つの必要な機能を紹介

最終更新日:2023年07月04日
ECサイトとネットショップの違いとは?ECサイトの種類や6つの必要な機能を紹介
この記事で解決できるお悩み
  • ECサイトとネットショップの違いとは?
  • ECサイトの種類は?
  • ECサイト運営で必要な機能は?

ECサイトとネットショップは、立場により呼び方が異なるだけで同じものを指します。ECサイトは事業者が、ネットショッピングはユーザーが主に使います。

この記事では、ECサイト運営を始めたいと考えている事業者に向けて、ECサイトを運営するメリット・デメリットを解説します。

記事を読み終わる頃には、ECサイトの種類や運営で必要な機能を理解できるでしょう。「ECサイトを運営したい」「ECサイトの基本情報を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

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ECサイトとは

ECサイトとは、インターネットで商品やサービスを販売するサイトのことです。ECはElectronic Commerceの略で、Eコマースと呼ばれることもあります。

多くの店舗や販売業者が活用しており、ユーザーも店舗に行く必要がないため、容易に買い物を済ませられる点が魅力です。

ECサイトの例、Amazonや楽天、eBayなどのサイトが挙げられます。

ECサイトとネットショップの違いとは?

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ECサイトとネットショップに大きな違いはなく、利用する立場により呼び方が変わります。

ECサイトと呼ぶのは、事業者側です。事業者がECサイトの他に自社メディアやコーポレートサイトなどWebサイトを持っている場合、区別するためにECサイトと呼びます。

商品を購入するユーザーは、ネットショップと呼びます。商品を購入する際に「ネットショップで購入する」という言い方をする場合が多いです。

主なECサイトの種類

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ECサイトは1つの種類だけではなく、複数の種類があります。店舗や商品の特徴により、ECサイトを使いわけましょう。

ここでは、主なECサイトの種類を4つ紹介します。

  1. モール型ECサイト
  2. 自社型ECサイト
  3. SaaS型ECサイト
  4. ASP型ECサイト

1. モール型ECサイト

モール型ECサイトとは、複数の会社や販売元が1つのサイトで商品を出品・出店を行なっているサイトのことです。主なモール型のECサイトは以下のとおりです。

  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング

モール型ECサイトは誰でも知っているプラットフォームであるため、ユーザーからの信頼も厚く、商品を購入してもらいやすいです。自社の商品の知名度が低い場合でも、売れやすい傾向にあります。

モール型ECサイトは利用料や手数料を支払わなければ利用できません。販売に一定のコストがかかります。

2. 自社型ECサイト

自社型ECサイトは、自社で開発したECサイトで商品を販売するサイトのことです。自社型ECサイトの例として、アップルストアオンラインナイキ公式オンラインなどがあります。

自社型ECサイトは、自社ブランドを確立したい場合やブランドの知名度がある状態で行うことがおすすめです。モール型と異なり、サイトの使用料や手数料がかからない点がメリットです。

自社型ECサイトは自社の商品をユーザーが認知していないと、購入してもらえません。売上を上げるためには、集客面で工夫が必要です。

3. ASP型ECサイト

ASPとは、インターネットを通じてソフトウェアやアプリケーションのサービスを提供する企業や組織のことです。

ASP型ECサイトは、事業者が自社のECサイトを構築する代わりにASPプロバイダが提供するプラットフォームを利用するサイトのことです。サイトの基礎が整っているため、複雑なプログラミングが不要で以下のことができます。

  • 商品紹介
  • 買い物かご機能
  • 在庫管理
  • 顧客情報管理
  • データバックアップ

ASPが提供しているプラットフォームを利用するため、柔軟性やカスタマイズ性が低いことがデメリットです。自社のニーズに合わせたデザインにできない場合があります。

4. SaaS型ECサイト

SaaS型ECサイトは、インターネット上にあるソフトウェアを活用したECサイトで、ASP型ECサイトを発展させたものです。

特徴は、機能を拡張しやすく、デザイン性の自由度が高いことです。開発や運営にかかる初期費用や技術面のノウハウを最小限に抑えられる点がメリットです。

ソフトウェアを利用するため、サービスの安全性や契約条件を確認しましょう。

ECサイトを運営するメリット3選

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ECサイトを運営するメリットを3つ紹介します。

  1. 固定費が安い
  2. 世界中に販売できる
  3. 時間や場所に影響を受けない

1. 固定費が安い

ECサイト運営では、店舗の維持費や人件費などが発生しないため、毎月大きな固定費が出ていくことがありません。固定費がかからないECサイトは、事業拡大や収益向上がしやすく、より大きな利益が追求できるでしょう。

2. 世界中に販売できる

インターネットの普及により、商品を販売する場所に制約がかからず、世界中の人々に自社の商品を販売できます。より多くの売上機会ができ、会社の売上が向上するでしょう。

3. 時間や場所に影響を受けない

ECサイト運営のメリットは、時間と場所に縛られずに取引が可能な点です。店舗運営では、営業時間と立地場所の制約がありますが、ECサイトは24時間365日どこからでも利用できます。

ECサイトを利用するユーザーは、いつでも好きな商品を見て、購入できるため、両方にとってメリットがあります。利便性と顧客満足度アップにつながるため、利益向上を目指せるでしょう。

ECサイトを運営するデメリット2選

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ECサイトを運営するデメリットは以下の2つです。運営を失敗させないためにも、デメリットを把握しましょう。

  1. 集客が難しい
  2. サイト運営の知識が必要になる

1. 集客が難しい

インターネット上には、非常に多くのECサイトが存在しており、自社のECサイトを見つけてもらうことは難しいです。集客を成功させるためには、検索エンジン最適化(SEO)やSNSの活用など、特定の戦略を採用して、集客する必要があります。

ECサイト運営に大きなコストはかかりませんが、自社商品を認知してもらうための広告費や作業などにコストがかかります。

ECサイト運営では、継続的なマーケティング施策とSNSの活用スキルが求められます。

2. サイト運営の知識が必要になる

ECサイト運営を成功させるためには、Webサイトの設計やサイトのセキュリティ、検索エンジン最適化(SEO)など多くの要素が存在します。

具体的に、売上を増やすためのマーケティング施策の構築や、顧客データの管理など、専門的な知識が必要です。

ECサイト運営には多くの知識が必要となるため、継続的なスキルの学習と経験が求められます。

ECサイト運営で必要な6つの機能

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ECサイト運営で必要な機能を6つ紹介します。ECサイト運営は何から始めていいのかわからないという方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 決済機能
  2. 集客機能
  3. 受注管理機能
  4. メール配信機能
  5. ショッピングカート機能
  6. セキュリティ機能

1. 決済機能

決済機能は、ECサイト運営には欠かせない商品の代金の支払いをする機能です。ECサイトに導入できる決済方法は主に以下のものが挙げられます。

  • クレジットカード決済
  • コンビニ支払い
  • 代引き

ECサイトではユーザー数を増やすために、決済方法に幅を持たせましょう。自分に適した決済方法がないことで、ユーザーの離脱につながります。

決済方法を導入し過ぎると、導入手数料が増えるため、顧客層にあわせて導入しましょう。

2. 集客機能

ECサイトに集客機能があると、無駄な広告費を使わずに、ユーザーを集められます。ECサイトの集客機能は以下のとおりです。

  • SNS
  • 広告
  • メールマガジン

ECサイトに、商品販売ページだけではなく、商品に関連したコンテンツを増やすと、サイトとしての価値も上がる可能性があります。

3. 受注管理機能

受注管理機能は、購入された商品がきちんと配送されるように管理できる機能のことです。

受注管理機能がないと、購入数や配送場所がわからないため、配送関連のトラブルを起こしやすいでしょう。ユーザーに商品を確実に届けられるだけでなく、商品の欠品や在庫のあまりが発生しない体制を整えられます。

受注管理機能を活用することで、商品の売れ行きがわかり、どの商品を発注し在庫を減らすのかの判断が可能です。

4. メール配信機能

メール配信機能は、メールアドレスを登録してくれたユーザーに自社の情報をメールで配信できる機能です。

自社情報を配信することで、おすすめの商品の紹介やクーポンなどを配布できます。お得な情報を継続的に発信し続けることで、買い物をしてくれる可能性が高まり、リピーターを増やすことができます。

毎月のおすすめ情報を配信する以外にも、ユーザーの誕生日にメールを配信するなど特別感を与えることが大切です。

5. ショッピングカート機能

ショッピングカートは、ECサイトにおいて必要不可欠な機能の1つです。ユーザーが購入したい商品をひとまとめにする機能です。ショッピングカート機能があることで、ユーザーは何度も同じ商品を検索せずに済みます。

ショッピングカート機能は使いにくいと、ユーザーがサイトを離脱する可能性があるため、以下の工夫が必要です。

  • 決済までのクリック数
  • 決済総額の見やすさ
  • カートに入れた商品の見やすさ

決済をするまでに何度もページを遷移したり、決済する際に自分の支払う金額がわかる画面にしたりする必要があります。

商品を購入してもらえるように、シンプルなショッピングカート機能にしましょう。

6. セキュリティ機能

セキュリティ機能をつけることで、顧客情報や不正アクセスを守れます。ユーザーは、安全なECサイトを利用したいと考えるため、セキュリティ機能はユーザー数を増やすためにも非常に重要です。

セキュリティ機能には、サイトとユーザー間のデータを暗号化するSSL化があります。ユーザー名とパスワードだけではなく、電話番号やメールアドレスへのコードの送信など追加の認証手段を用いる2段階認証があります。

セキュリティ機能を充実させることも重要ですが、従業員の教育や管理マニュアルの作成を行いましょう。

まとめ

ECサイトの特徴やECサイトの種類、メリット・デメリットなどを解説しました。ECサイトは場所や時間に縛られず、ユーザーも店舗に行く必要がないため、両方にメリットがあります。

ECサイト運営は、集客が難しく、専門的な知識が必要になる場合があります。自社だけで運営が難しい場合は、ECサイトの運営を外注することも1つの方法です。

「比較ビズ」の場合、必要事項を入力する2分程度の手間で、ECサイトの外注先をスピーディーに探せます。複数の会社に無料で相談できる点もポイントです。ECサイトの外注先の選定に迷うようなことがあれば、利用してみてください。

比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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