評判からみるShopifyのメリットとデメリットを解説!利用が向いている方も紹介
- 評判からみるShopifyのメリットとは?
- 評判からみるShopifyのデメリットとは?
- Shopifyに向いている方とは?
Shopifyは、専門知識がなくても利用しやすいとの評判を多くのユーザーから集めています。Shopifyを利用すると、どのようなメリットが得られるでしょうか。
この記事では、評判からみるShopifyのメリットとデメリット、導入に適している方などを解説します。最後まで読めば、利用者の意見がわかり利用を検討する際の判断材料となるでしょう。
Shopifyの利用を検討している方、ECサイトの構築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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Shopifyとは
引用:Shopify公式サイト
Shopifyとは、世界中で利用されているECプラットフォームです。世界170カ国以上で導入されており、ShopifyでECサイトを構築した運営者の数は数百万人を突破しました。
Shopifyの特徴は、専門知識がなくてもECサイトの構築や運用ができる点です。ドラッグ&ドロップやキーボード入力でサイト構築を進められるため、特別なスキルは必要ありません。アプリも多数用意されており、必要な機能を随時追加できます。
ユーザビリティに優れており、はじめてECプラットフォームを利用する方も、安心できるでしょう。
よい評判からみるShopifyの6つのメリット
ユーザーからのよい評判をみると、Shopifyの導入によって以下6つのメリットが得られます。
- ECサイトを構築しやすい
- 初期費用や運用負担を抑えられる
- 拡張性に優れている
- 集客関連の機能も充実している
- 海外進出も検討できる
- 安全性に優れている
メリットの内容をみていきましょう。
メリット1. ECサイトを構築しやすい
Shopifyを活用すると、最小限の手間でECサイトを構築できます。サイト構築に必要な作業は、デザインテンプレートの選択に加え、画像やテキストを挿入するのみです。ソースコードを作成する必要がないため、専門知識がなくてもECサイトを構築できます。
デザインテンプレートは100種類以上用意されており、おしゃれなデザインにサイトを仕上げられるでしょう。
アイコンやフォント、色などを組み合わせると、無料のロゴも作成できます。サイト構築と同様、マウス操作のみで作業が完結するため、特別なスキルは必要ありません。
メリット2. 初期費用や運用負担を抑えられる
Shopifyは導入の際、サーバーやネットワーク機器の購入は不要であり、作業は必要事項を入力するのみです。
料金プランは3種類存在し、安いプランを選んでもオンラインストアや販売チャネル、ストア分析など、サイト運営に必要な機能がひととおり搭載されています。いずれのプランも、導入後1カ月は月額1ドル(日本円:147円)で利用可能です。
ベーシックプランは月額25ドル(日本円:3,653円)に設定されており、予算確保に不安を抱える企業も十分導入を検討できるでしょう。メンテンナンスやアップデートはShopify側が対応するため、システム管理者への負担が増大する心配はいりません。
メリット3. 拡張性に優れている
Shopifyには8,000種類以上のアプリが用意されており、必要な機能を随時追加できます。「Shopify Search & Discovery」や「Shopify Bundles」など、無料アプリが多数利用できる点も魅力です。
無料アプリの利用によって、費用をかけずにECサイトの利便性やShopifyのユーザビリティを高められます。
AmazonやeBayなど、認知度の高いマーケットプレイスとの連携も可能です。信頼性も高くユーザーも多いため、比較的スムーズにリピーターを確保できるでしょう。他にも物流サービスやPOSシステムとの連携にも対応しています。
メリット4. 集客関連の機能も充実している
SEO対策やSNSでの投稿など、集客関連の機能を豊富に搭載しています。SEO対策は、自社商品への関心や購入意欲が高いユーザーを獲得できる点が特徴です。自社で施策を実行した場合、外注費もかかりません。
SNSは拡散力に優れており、不特定多数の方へ効率的に情報を発信できます。有益な情報を投稿すると、シェアやリツイートによってユーザー同士が情報を共有する仕組みです。新たに広告を掲載する必要性も薄れるでしょう。
ShopifyはYouTubeやTikTokへの動画掲載にも対応しており、幅広い年齢層の方に情報を発信できます。
メリット5. 海外進出も検討できる
海外進出を検討している方にもShopifyはおすすめです。さまざまな地域の言語や通貨、税率に対応しており、越境ECとして利用できます。CDN機能も搭載しており、地域を問わずサイトを高速表示できる点も魅力です。
InstagramやFacebookで広告を掲載すると、不特定多数の方に自社商品の魅力を発信できるでしょう。在庫のリアルタイム更新やタグ付けなど、良質な顧客体験の提供によって、早期のリピーター確保につなげられます。
Webサイトに掲載された情報を保存やコピーしておき、最適な経路で配信するネットワークのことです。画像や動画など、大容量データを表示させる場合でも、高速表示を安定して実現できます。
アクセスを分散させられるため、多くのユーザーが利用してもサーバーダウンや通信障害が起きる心配もいりません。
メリット6. 安全性に優れている
Shopifyはセキュリティ対策も充実しており、情報漏えいや不正送金の不安を抱えずに利用できます。常時SSL化や2段階認証、ログ監視など、さまざまな対策を講じており、第三者が機密情報を盗み取るのは困難な状況です。
脆弱性やバグを発見した場合は、全世界のホワイトハッカーが24時間体制で修復するため、サイバー攻撃のリスクを最小化できます。
安全性への取り組みが評価され、ShopifyはPCI DSSでレベル1を取得しました。PCI DSSはクレジットカードの安全基準を評価する制度です。金融機関と同等の安全性を求められるため、国内でも限られた企業しか所得できていません。
悪い評判からみるShopifyの4つのデメリット
Shopifyには多くの評判が寄せられていますが、メリットばかりではありません。悪い評判からみたShopifyのデメリットは以下4つの内容が挙げられます。
- カスタマイズには専門知識が求められる
- サポート体制に不安を抱える
- 自動的に顧客が集まるわけではない
- 使用アプリを限定する必要がある
操作画面の高度なカスタマイズには、プログラミング言語の知識が必要です。電話サポートは英語でしか対応していません。ヘルプセンターやガイドなどを使い、自主的に問題を解決する姿勢が求められます。
デメリット1. カスタマイズには専門知識が求められる
Shopifyはユーザーインターフェースに優れ、Web制作の知識がなくてもECサイトの構築や運用ができます。商品の配置場所や文字の大きさ変更など、操作画面を微調整する場合、HTMLやCSS、Liquidなどの知識が必要です。
高度なカスタマイズを施したい場合は、外注への依頼を検討しましょう。新たにエンジニアやデザイナーの採用を検討したとしても、条件を満たす人材を短期間で採用できる保証はありません。制作会社へ依頼すると、社内リソースを割かずにカスタマイズを進められます。
デメリット2. サポート体制に不安を抱える
国産のECプラットフォームと比べると、サポート体制にやや不安が残る状態です。Shopifyはカナダ発のサービスで、日本支社のShopify Japanが創設されたのは2017年でした。
一部のページやアプリは英語で表記されており、場合によっては翻訳アプリの活用または英語に精通した人材が必要です。電話サポートも英語のみで、日本語への対応はしていません。
チャットサポートは24時間体制で稼働しています。近年はユーザーが増加しており、問い合わせをしてもすぐに回答が得られる保証はありません。ヘルプセンターやガイド、コミュニティフォーラムを活用し、積極的に情報を集めましょう。
デメリット3. 自動的に顧客が集まるわけではない
Shopifyには集客関連の機能が充実しているものの、Shopifyを導入するだけで自動的に顧客を集められるわけではありません。
新規顧客獲得には、SEO対策を踏まえた記事の制作やSNSでの投稿、Web広告の掲載など、さまざまな施策に取り組む必要があります。集客方法によって特徴も異なるため、顧客属性やビジネスモデルに応じて選択しましょう。
あわせてアクセス解析や広告測定を定期的に実施し、情報発信の成果や費用対効果の解析に努めることも重要です。サイトや広告にアクセスが集まっていない場合、ターゲット層や情報の内容を変更する必要があります。
検索エンジンで自社サイトが上位表示されるための施策全般のことです。上位に表示されるには、キーワード選定やトピッククラスター対策など、さまざまな施策を実行しなければなりません。
Googleで自社サイトが上位表示された場合、サイト認知度向上や新規顧客獲得など、さまざまなメリットが得られます。
デメリット4. 使用アプリを限定する必要がある
Shopifyには8,000種類以上のアプリが用意されていますが、すべてのアプリを無料で利用できるわけではありません。たとえば「Plug In SEO」はWordpressの機能を拡張するアプリです。検索順位の表示やSNSのシェアボタン設置などができます。
無料トライアルが14日間用意されているものの、無料プランはありません。有料プランは3種類あり、もっとも安いプランでも月額29.99ドル(日本円で約4,400円)です。
有料アプリは手軽にユーザビリティを高められる反面、使いすぎると毎月多額の費用を支払うことになります。有料アプリの使用数を限定し、徐々に増やしていくのが無難な対応です。
Shopifyの利用前に整理しておくべき3つの内容
Shopifyの導入前に以下3点の内容を把握しておきましょう。
- タイプ別のプラットフォームの特徴
- フルスクラッチ開発の必要可否
- 海外での販売方法
個々の内容を詳しくみていきます。
タイプ別のプラットフォームの特徴
ShopifyはASP型のECプラットフォームです。他にも4種類のプラットフォームが存在するため、ASP型が合っているか、事前に検討しておく必要があります。個々の特徴を以下の表にまとめました。
ASP型 | ECモール | クラウドEC | ECパッケージ | オープンソース | |
---|---|---|---|---|---|
概要 | ・インターネット上のシステムやサーバーを利用するタイプ ・はじめてECサイトを始める方向け |
・複数サイトの商品がサイト上に集結 | ・インターネット上のシステムやサーバーを利用するタイプ | ・ECサイトの運営に必要な機能が搭載されている状態 | ・ソースコードがインターネット上に公開されているタイプ |
メリット | ・サーバー確保やソフトウェアのインストールは不要 ・メンテナンスやアップデートは自動対応 ・初期費用や月額費用が比較的リーズナブルな価格設定 |
・サイト認知度の高さ ・リピーターの早期獲得 ・サーバーやドメイン取得が不要 |
・ASP型よりも自由度の高いカスタマイズが可能 ・メンテナンスやアップデートは自動対応 ・インフラ環境の構築が不要 |
・導入後すぐに運用が可能 ・優れた安全性 ・自由度の高いカスタマイズが可能 |
・ライセンス費用や月額基本料金の支払いが不要 ・ソースコードの改変によって、デザイン変更や機能の追加が可能 ・プラグインの利用によって、機能性が向上 |
デメリット | ・カスタマイズ性の低さ ・機能拡張にはオプションの利用が必要 |
・価格競争の激しさ ・カスタマイズ性の低さ ・ルールに沿った運営が必要 |
・ASP型よりも初期費用や月額費用は高額 ・収益確保には、最低でも1億円程度の年商が必要 |
・多額の初期費用が必要 ・運用や保守には専門知識が必要 ・数年単位でメンテナンスが必要 |
・サーバーやドメイン取得には、専門知識が必要 ・ソースコードの改変にもプログラミング言語の知識が必要 ・セキュリティ対策や障害復旧作業はすべて自社で対応 |
該当サービス | ・Shopify ・BASE |
・Amazon ・楽天市場 |
・ebisumart ・MakeShop for クラウド |
・EC-Orange ・コマース21 |
・EC-CUBE ・WooCommerce |
オリジナルのデザインや追加機能を多数搭載したい場合は、フルスクラッチ開発を検討しましょう。
フルスクラッチ開発の必要可否
Shopifyをベースに大規模なカスタマイズを求めている場合、フルスクラッチ開発の必要性を検討しておきます。フルスクラッチ開発とは、既存のテンプレートやフレームワークを活用しない開発手法です。ユーザビリティやデザイン性を最大限追求できます。
反面、1からECサイトを構築するため、多額の初期費用を用意しなければなりません。自社の要望に対する柔軟な対応力や高い技術力も必要になり、依頼先も限定されます。
Shopifyをベースに一部のカスタマイズで済む場合は、ECパッケージの選択がおすすめです。フルスクラッチ開発よりも、開発費と開発期間を大幅に削減できます。
海外での販売方法
Shopifyを越境ECとして利用する場合、以下4つの選択肢から商品の販売方法を選択します。
- 既存サイトに越境ECに必要な機能を追加する
- 海外のECモールに出店する
- 保税区を活用する
- 輸入会社へ依頼する
Shopifyは対応可能な言語や決済機能が豊富です。AmazonやeBayなどと連携しており、1や2を選んでも比較的スムーズに準備を進められます。
3は中国への進出を検討している場合におすすめの方法です。保税区の倉庫に商品を保管しておくため、配送料やリードタイムを削減できます。
4は輸出販売業者に商品を買い取ってもらう方法です。一定の費用はかかるものの、現地調査や輸出手続きをする必要がありません。手間をかけずに商品を販売したい企業に適した方法といえるでしょう。
評判からみてShopifyがあっている方
よい評判と悪い評判をみたうえで、以下4つの特徴に該当する方はShopifyの利用に適しています。
- はじめてECサイトを運営する方
- 低コストで使いやすいECサイトを求めている方
- 豊富な機能を実装したい方
- 越境ECとして利用したい方
有料プランの前に、無料トライアルの利用を検討しましょう。無料トライアルは一定期間、システムやサービスを無料で利用できる制度です。費用をかけずに機能性やユーザーインターフェースなどを確認できます。
Shopifyでは14日間無料トライアルの利用が可能です。一方、以下4つの特徴に該当する方は、Shopifyの利用に向いていません。別のECプラットフォームを探しましょう。
- 情報収集や調査が苦手な方
- IT全般に苦手意識を抱えている方
- すべて日本語表記のサービスを利用したい方
- 完全無料でECサイトの運営を始めたい方
まとめ
今回の記事では以下の4点に関して述べてきました。
- 評判からみるShopifyのメリット
- 評判からみるShopifyのデメリット
- Shopifyの利用前に整理しておくべき内容
- Shopifyに向いている方
Shopifyは多くのユーザーからよい評判を得ているECプラットフォームです。ユーザビリティに優れ、初心者でも簡単にECサイトを構築できます。必要な機能は随時プラグインで追加が可能です。
多くの言語表記や決済手段に対応しているため、越境ECとしても利用できます。海外で商品を販売するには、輸出の手続きや法律の把握など、さまざまな準備が必要です。リソースの確保や手続きに不安を抱える方は、輸出代行会社へ依頼しましょう。
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愛媛県でホームページ制作・SEO対策を行なっている会社。コーポレートサイトやECサイトの構築はもちろん、オウンドメディアの構築を行う。クライアントに寄り添ったWEB制作を心がけており、WEBマーケティングを通して見込み客の欲求に合わせたコンテンツ作成を行うことをモットーに行う。
また、WordPressの様にブログ機能も持ち合わせているため、将来的にブログでの集客も狙うことが可能です。また、shopifyはアプリを導入することでその利便性も向上しますので、どんな機能が自サイトには必要なのかをしっかりと見通しを立てて導入する様にしましょう。
デザイン面ではLiquidを用いていますので少し勉強が必要ですが、しっかりと扱える様になるとデザインの幅は広がるはずです。これからECサイトを作成しようと思われている方にもおすすめのプラットフォームです。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- どの制作会社に依頼したらいいかわからない
- 実績豊富な会社に依頼したい
- 名刺代わりにホームページがほしい
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
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