LPとはいったいどんなページ?効果的に活用する6つの方法

株式会社Mun
監修者
株式会社Mun 代表取締役 高沼 知宜
最終更新日:2023年12月28日
LPとはいったいどんなページ?効果的に活用する6つの方法
この記事で解決できるお悩み
  • LPとはどんなページ?
  • LPを作るメリット・デメリットは何?
  • LPを効果的に使う方法は?

LPを作成したいと考えている方であれば「LPとはそもそも何のために作るの?」「どんなメリットがあるの?」と疑問に思うことでしょう。LPは成約率を高めたり、Webサイトからの離脱率を下げたりするのに効果を発揮します。

この記事では、LPを作成するメリット・デメリットに加え、効果的に使う方法について解説するため、これからLP制作に取りかかる方はぜひ参考にしてください。

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LPとは訪問者が最初にアクセスするページ

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LPとは「ランディングページ」のことで、サイトの訪問者が最初にアクセスするページを指します。ユーザーがインターネット上の広告やSNSのリンクからサイトを訪問する様子が、飛行機の着地に似ていることからランディングページと呼ばれるようになりました。

一方、サイトにアクセスしたユーザーを契約や予約に誘導するために作成されたページを狭義のLPと呼びます。商品やサービスの内容を解説し、ユーザーに興味を持ってもらうことに特化したページです。Webマーケティングでは、狭義のLPがよく用いられます。

本記事では、契約や予約の誘導に特化した狭義のLPについて見ていきましょう。

LPの特徴4つ

LPには、他のページにはない特徴が4つあります。

  1. 縦長1ページのデザイン
  2. 他のページと比べて派手なデザイン
  3. 制限された数のリンク
  4. 自由度の高いデザイン

1. 縦長1ページのデザイン

LPの大きな特徴の1つは、縦長で1ページのデザインである点です。LPは他のページへの誘導は必要なく、商品やサービスの説明に特化しています。営業担当者のセールストークを1ページにまとめた形であるため、縦型のレイアウトが最適です。

一般的なホームページよりも、チラシに近いレイアウトになっている点も特徴的です。縦長1ページで完結するように作られているため、ユーザーの離脱を防ぐためにも効果的です。

2. 他のページと比べて派手なデザイン

LPは、ユーザーに行動を促す目的で作成されるため、他のページと比べて派手で目立つデザインが採用されます。契約や注文のボタンは大きく、数カ所に設置されており、素早く入力フォームに遷移できるようなレイアウトです。

通常のページと比較して、画像が多用される点もLPによく見られるポイントです。ユーザーにインパクトを与え、短時間で読み進めてもらえる工夫が凝らされています。訪問者が楽しみながら閲覧し、注文したいと思わせるデザインも少なくありません。

3. 制限された数のリンク

LPでは、リンクの数が制限されている特徴があります。LPは、他のページへの誘導が行われず、成約に特化しているページであるためです。注文フォーム以外のリンクが設置されていると、ユーザーが他のページに流れてしまうおそれもあります。

訪問者のなかから成約にいたる割合(コンバージョン率)を高めることがLPの主な目的です。コンバージョン率に直結しないリンクは排除することにより、LPの効果性を高められます。

4. 自由度の高いデザイン

LPは他のページに比べて、デザインの自由度が高い特徴があります。LPは他のページへの誘導が必要ないため、メニューバーや他のアイコン、広告も必要ありません。

パソコンやスマートフォンの画面をいっぱいに使ったデザインやレイアウトが可能になり、よりユーザーに訴えかける内容を追求できます。自由度が高い分、他のページにはないデザインを試せるでしょう。

LPを作成するメリット5つ

メリット

LPを作成することには、以下の5つのメリットがあります。

  1. 成約率を高められる可能性がある
  2. ページ移動による離脱を防げる
  3. 伝えたい情報が1ページに集約される
  4. ブランドイメージを維持してセールス強化が行える
  5. 改善点を簡単に見つけられる

1. 成約率を高められる可能性がある

LP最大のメリットは、成約率を高められる可能性がある点です。ホームページを運営していくうえで、非常に重要になる点がコンバージョン率です。訪問者が多くても成約につながらなければ業績向上にはつながりません。

LPを活用することで、訪問者を成約まで無駄なく誘導することが可能です。ユーザーが興味を持つ情報だけをインパクトのある仕方で表示するため、成約率を高められるでしょう。

2. ページ移動による離脱を防げる

LPでは、ページ移動による離脱を防げるメリットもあります。通常のホームページの場合、他のページや他サイトへのリンクが設置されているため、ユーザーが離脱することは少なくありません。他のサイトへ移動されると、成約にいたる確率は大きく下がるでしょう。

LPは1ページのなかに注文フォームもしくは問い合わせフォームへのリンクのみ設置されています。ユーザーが無駄にページ移動することがないため、離脱を最小限に抑え、成約につなげやすい作りになっている点が特徴です。

3. 伝えたい情報が1ページに集約される

LPを作成する別のメリットは、ユーザーに伝えたい情報が1ページに集約されている点です。ユーザーは商品やサービスの情報をLPからすべて得られるため、最小限の労力で成約するかどうかを決定できます。

通常のホームページの場合、必要な情報が複数のページにまたがって掲載されていることも多く、ユーザーにとって情報を収集することが負担になることがあります。商品やサービスの情報を十分与えなければ成約への動機づけができないため、情報が集約されているLPは非常に効果的です。

4. ブランドイメージを維持してセールス強化が行える

LPを活用することで、ブランドイメージを維持しつつセールスで強化できるメリットがあります。ブランドイメージを大切にしている企業にとって、LPは非常に心強い味方です。

ホームページ全体をとおしてセールスを強化した場合、押しつけがましいと感じてファンが離れてしまうおそれもあります。LPだけでセールスを最大限に強化することで、ブランドイメージの維持と成約率の向上の両方を達成できる可能性があるでしょう。

5. 改善点を簡単に見つけられる

LPを作成するメリットとして、改善点を簡単に見つけられることが挙げられます。LPは通常のホームページに比べ、情報量が非常に少ないため、分析や改善策の検討が容易です。

通常のホームページは、各ページの閲覧数やUU数、滞在時間、クリック率などさまざまな指標を測定し分析しなければなりません。LPは1ページ内のどの部分がよく閲覧されているか、どの部分で離脱が発生しているかを測定するだけですむため、改善点の把握と対策が簡単に行えます。

LPを作成するデメリット3つ

デメリット

LPには多くのメリットがありますが、以下のデメリットも覚えておくことが重要です。

  1. コストがかかる
  2. LP以外のページを見てもらえない
  3. SEO対策には効果が期待できない

1. コストがかかる

LP作成のデメリットといえるのがコストです。LPはページ数こそ1ページであるものの、内容やデザインは緻密な計算のうえに成り立っています。訴求効果のあるポイントをいくつも散りばめなければならず、未経験者が作成するのは困難です。

LPを作成する場合、実績のある制作会社に依頼するのが一般的な方法です。制作会社によりますが、費用相場は30万円〜60万円です。さらに安い価格を提示する制作会社もあるものの、あまりに安いLPは効果が低いおそれがあります。

2. LP以外のページを見てもらえない

LPはそのページでのコンバージョンに特化していることから、他のページを見てもらえないデメリットがあります。商品やサービスの販売以外にも、自社の知名度を上げたい、他の商品の情報も知ってほしいケースでは、LP以外の方法を探さなければなりません。

LPでは直帰率が高くなる点にも注意が必要です。直帰率とは、ユーザーが最初にアクセスしたページ以外に移動せず離脱する割合を示します。LPには他のページへのURLが設置されていないため、直帰率が高くなるのは避けられません。

3. SEO対策には効果が期待できない

LPのデメリットとして、SEO対策では効果を発揮しない点が挙げられます。SEO対策は検索エンジンでホームページを上位表示するために必須の対策です。LPは文字情報が少ないことに加え、文字を画像化して表示することが多いため、検索エンジンからはレベルの低いサイトと判断されます。

LPでは画像素材を多く使用するため、スマートフォンで表示速度が遅くなる点もSEO対策では不利な要素です。LPは成約率を高めるためだけのページと考え、他のページでSEO対策を行うようにしましょう。

LPを効果的に使う6つのポイント

LPを作成し効果的に活用するためには、以下の6つのポイントを意識することが重要です。

  1. 通常ページとLPの連携を強化する
  2. ユーザー視点で訴えかけるデザインにする
  3. 申し込みフォームの使い勝手をチェックする
  4. スマホに対応したデザインにする
  5. ファーストビューを意識する
  6. 定期的に効果測定・改善策を講じる

1. 通常ページとLPの連携を強化する

LPを効果的に活用するために重要なのは、通常ページと連携することです。通常ページはSEOに強いもののコンバージョンに弱く、LPはコンバージョンに強い一方でSEO効果は期待できない特徴があります。

通常ページとLPを連携させることで、広告だけではなく通常ページからLPへの誘導を行うことで、成約率を高められるでしょう。通常ページの下部にLPへのリンクを設置することで、効果的な連携が実現できます。

2. ユーザー視点で訴えかけるデザインにする

LPで忘れてはいけない点が、ユーザー視点でのデザインです。運営者側がかっこいい、洗練されていると感じるデザインと、ユーザーが商品・サービスを購入しようと感じるデザインには差があります。

やってしまいがちな失敗は、商品やサービスの説明がメインになり、ユーザーが得られる利益の説明が不足しているLPです。ユーザーにとって主な興味は商品購入のメリットであり、企業のこだわりではありません。ユーザー視点を常に意識し、デザインやキャッチコピーを検討する必要があります。

3. 申し込みフォームの使い勝手をチェックする

LPの効果を高めるために、申込みフォームの使い勝手をチェックすることは必要不可欠です。入力フォームの使い勝手は、成約率に直結するポイントになります。入力項目が多い、必須項目がどれかわかりにくいなど細かい点でも成約率を大きく下げる要因になりえるでしょう。

入力フォームは可能な限りシンプルにし、ユーザーの手間を少しでも少なくすることが成功の秘訣です。LPからワンクリックで入力フォームに飛ぶタイプのページよりも、LP内に入力フォームを設置する方の成約率が高くなる可能性があります。

4. スマホに対応したデザインにする

LPを作成する際には、レスポンシブ対応にしてスマホでもユーザーを獲得することを意識しましょう。スマホを使用して情報収集しているユーザーは急増しており、スマホに対応していないLPからはすぐに離脱する傾向があります。

とくにSNSを使ってLPへの誘導を行うことを検討している場合、レスポンシブ対応にすることは必要不可欠です。長文でスマホの画面に表示しきれない、画像を使いすぎて表示速度が遅いLPは、十分な効果を発揮できません。

5. ファーストビューを意識する

LPで重要なポイントとなるのが、ファーストビューです。ファーストビューとは、ユーザーがLPにアクセスした際、最初に表示されるページ上部を指します。ファーストビューでユーザーに興味を持ってもらえなければ、そのままLPの画面を閉じられてしまうでしょう。

ユーザーの心をつかむために、相手に訴えかけるキャッチコピーや興味を抱かせる画像、インパクトを残すデザインを心がけなければなりません。ほんの数秒間、ユーザーの目線をファーストビューで留めることができれば、成約率は大きく向上する可能性があります。

6. 定期的に効果測定・改善策を講じる

LPを効果的なものにするため、定期的に効果測定と改善策の実施を行わなければなりません。効果的なLPを作成しても、ユーザーのニーズにあわせて改善していかなければ、いずれ成約率は下がっていきます。

サイト分析ツールを使用し、ユーザーの属性やLPの閲覧数、コンバージョン率などからLPの現状を把握できます。現状の課題を明確にし、PDCAを回して改善を図ることで、LPの効果性を維持し続けられるでしょう。

まとめ

LPは、サイトにアクセスしたユーザーを成約に誘導することに特化したページで、目を引くデザインや情報が集約されている特徴があります。通常ページとの連携、申込みフォームの最適化により、成約率の向上を期待できるでしょう。LPの効果測定と改善策の実施により、常に効果的な状態を維持できます。

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監修者のコメント
株式会社Mun
代表取締役 高沼 知宜

WEB制作会社を設立後、4年で上場企業を含めて50社以上の案件を担当。地域に密着したWEB制作をメインに、地元千葉をはじめとした関東一円で活動している。強みである集客以外にも、採用、物販など目的に応じたサイト制作を得意とする。多様な顧客先のWeb制作実績があるため、初心者の方でも安心して相談可能。

効果的なLPを作成する際にはまず、LPは特定の目的に特化して設計されるべきです。

この目的は、製品の購入促進、メール登録の勧誘、情報提供など、訪問者に対して明確な行動を促すものでなければなりません。目的が不明確だと、訪問者は混乱し、結果的にコンバージョン率が低下する可能性があります。

またLPは1度作成して終わりではなく、A/Bテストなどを通じて異なる要素の効果を評価し、データに基づいてLPを継続的に最適化することが、コンバージョン率の向上につながります。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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