業界別ECサイト成功事例10選｜ポイントも解説

ECサイトの成功事例10選

ECサイトは、企業にとって新しい市場を開拓できる重要なビジネスツールです。ECサイトを成功させるためには、適切な戦略と実行力が必要です。
ここでは、業界別ECサイトの成功事例10選を紹介し、それぞれ成功の秘訣を探っていきます。

1. 【アパレルEC】ユニクロ

参照：ユニクロ公式オンラインストア

ユニクロのECサイトは、シンプルで使いやすいデザインが特徴です。商品を探しやすく、購入手続きもスムーズに行えます。ユーザーがよく利用するスマートフォンにも最適化されているため、いつでもどこでも簡単に商品を注文できます。

ユニクロはオムニチャネルも導入しており、オンラインストアと実店舗を連携させ、ユーザーが好きな方法で商品を購入可能です。オンラインストアで注文した商品を実店舗で受け取ったり、実店舗で試着した商品をオンラインストアで注文したりできます。

2. 【アパレルEC】ZOZOTOWN

参照：ファッション通販ZOZOTOWN

ZOZOTOWNは、オンライン限定アイテムの提供を積極的に行っています。店舗では手に入らない希少なアイテムや、先行して販売されるアイテムを購入でき、ユーザーのニーズに合わせた商品提供を行っています。

最新のテクノロジーを活用し、商品の3D採寸やオンラインフィッティングなどのサービス提供も特徴的です。これにより、消費者が商品をより正確に評価し、購買意欲を高められます。

3. 【雑貨EC】無印良品

参照：無印良品

無印良品は、シンプルで機能的な商品を提供するブランドイメージが強く、その信頼性から多くのユーザーに支持されています。家具や生活雑貨、食品や化粧品など、幅広い商品ラインナップを持っており、1度のショッピングで多数のアイテムを購入可能です。

無印良品は、ECサイトでしか販売されていないオンライン限定商品を提供することで、消費者の注目を集めています。これにより、ECサイトの利用促進につながっています。

4. 【雑貨EC】コメリ

参照：ホームセンター通販コメリドットコム

コメリは、従来から全国展開している店舗網を活用し、オムニチャネル戦略を実践しています。ECサイトでは、店舗での受け取りや返品ができる「店舗受け取りサービス」を提供し、店舗とECサイトをつなぐネットワークを構築しています。

さらに、SNSを活用し、ユーザーとのコミュニケーションを図っていることも特徴的です。たとえば、DIYに関するアドバイスや、商品の使い方などを投稿し、ユーザーとの交流を深めています。他にもユーザーの投稿をサイト内で紹介することで、ユーザーとの信頼関係を築いています。

5. 【家具家電EC】カメラのキタムラ

参照：【カメラのキタムラ】

カメラのキタムラは、写真プリントやカメラ販売など、カメラに関する専門知識や技術を持っており、ユーザーから高い信頼を得ています。ECサイトでは、専門知識を活かした商品選定や商品説明などを提供し、ユーザーに安心感を与えています。

ECサイトで注文した商品は、店舗で受け取ることもでき、オンラインとオフラインの利便性を組み合わせた取り組みがあることも特徴的です。店舗で購入した商品でをECサイトで返品できるため、ユーザーにとって返品が簡単に行える環境を整備しています。

6. 【家具家電EC】Wayfair

参照：wayfair.com

wayfair（ウェイフェア）は、家具やインテリア用品、照明器具など、幅広い商品カテゴリーをそろえています。独自のブランドも展開しており、ユーザーが自分にあった商品を選びやすくしています。

迅速で確実な配送と返品ポリシーの柔軟性があることも特徴的です。配送は、ユーザーが希望する日時に配達するオプションや、大型家具の組み立てサービスを提供しています。返品は、返品期限を長く設定したり、送料無料の返品を実施したりと、ユーザーの利便性を高めています。

7. 【美容EC】ライスフォース

参照：ライスフォース

ライスフォースは、米ぬかを原料にしたスキンケア製品を展開しています。ユニークなコンセプトにより、ライスフォースは独自の商品価値を確立し、ユーザーからの注目度が高いです。

一部の商品をオンライン限定販売したり、定期的にキャンペーンや特典も実施したりと、ユーザーの購買意欲を高めています。顧客対応として、質問や相談に迅速に対応するほか、商品の選び方や使用方法のアドバイスも提供しています。

8. 【美容EC】資生堂

参照：SHISEIDO｜資生堂

資生堂のECサイトは、スキンケアやメイクアップ、ヘアケア、フレグランスなど、多岐にわたる製品を取り扱っています。肌質に合わせた製品の選び方がわかる「ビューティコンシェルジュ」や、オリジナル化粧水を作成する「エイジングケアオイル」のサービスが特徴的です。

オンラインとオフラインを組み合わせたオムニチャネル戦略も展開しています。ECストアと店舗での商品の受け取りや返品が可能で、店舗での購入履歴をオンライン上で閲覧できるなど、シームレスな購買体験を提供しています。

9. 【食品EC】職人醤油

参照：職人醤油ストア

職人醤油のECサイトで販売してる醤油は、天然の醸造酵母や無添加であるなど、品質に高いこだわりがあります。醤油を作る職人たちのストーリーや地域の歴史など、商品にストーリー性を持たせることでユーザーの心をつかんでいます。

顧客満足度を高めるため、商品の品質や発送などのサービスも柔軟に対応していることが特徴的です。ユーザーからの問い合わせに迅速に対応し、顧客ファーストの姿勢を貫いています。

10. 【食品EC】いづるや

参照：＜公式通販＞元祖手打ちそば いづるや

いづるやは、栃木県の手打ち田舎そばや生そばなどを取り扱っています。地域性に特化した商品ラインナップは、ユーザーにとって魅力的であり、地域ファンの獲得につながっています。

いづるやのECサイトでは、独自サービスを提供しているのも特徴的です。お中元やお歳暮などの贈答用商品のセット販売や、贈答用の包装サービス、無料でメッセージカードの付属などがあります。これらのサービスが、ユーザーのニーズに合致し、ECサイトの成功につながっています。

ECサイトの売上を伸ばすポイント4つ

ECサイトの成功には、多くの要因が絡み合っています。しかし、売上を伸ばすポイントとして、いくつか共通する要素があります。
ここからは、ECサイトの売上を伸ばすためのポイントを4つ解説します。

1. ユーザー体験を改善する

ECサイトのデザインは、シンプルでわかりやすいことが求められます。複雑なデザインや操作性の悪いレイアウトはユーザーにとってストレスとなり、離脱率を高める原因です。

近年はスマートフォンでのECサイト利用が増加していることから、レスポンシブデザインを採用する企業が増えています。レスポンシブデザインとは、スマートフォンやタブレット端末などのデバイスに対応したデザインを採用することです。

レスポンシブデザインを採用することでユーザーがスムーズにサイトを利用でき、離脱率の低減につながります。

2. マーケティング戦略を練る

ターゲットとするユーザー層を明確にし、そのユーザー層に合わせたマーケティング戦略を練ることが大切です。たとえば、SNSを活用することで、広く多くの人々に自社の商品やサービスをアピールできます。

他にも、ECサイトに登録したユーザーに対して、定期的にメールを送信することで、商品やサービスの情報を提供し、購買意欲を高められます。キャンペーンやセール情報を提供することで、リピート率を高めることも可能です。

3. SEO対策の実施

ECサイトを検索エンジンの上位に表示させることで、より多くのユーザーにアクセスしてもらえるようになります。

扱っている商品やサービスに関連するキーワードを選定し、適切な位置に配置することで、検索エンジンのロボットに認識されやすくなります。過剰なキーワードの使用は避け、自然な文章を意識しましょう。

他にも、ECサイト内のページ間リンクを設定すると、情報アクセスが向上し、検索エンジンもサイト構造を理解しやすくなります。

4. 商品購入までのストーリー設計をする

ECサイト内で、ユーザーの商品選択から購入までの一連の流れを、物語のように構築しましょう。商品選択から購入までの流れは、単なる手続きではありません。

商品を探すきっかけや、購入に対する期待、商品が持つ特徴や魅力、得られるメリットなど、各ストーリーが絡み合っています。これらストーリーを考慮した商品説明文や画像、商品ページのデザインや構成、カートや決済画面のデザインなど、多くの要素に表現しましょう。

商品購入までのストーリー設計をすることで、ユーザーが商品に対して強い興味関心を持ち、購入意欲を高められる期待ができます。

ECサイトの運営や改善をコンサル会社に依頼するメリット

ECサイトの運営や改善に必要な知識と経験を持つコンサルティング会社に相談することで、専門的なアドバイスを受けられます。ECサイトに関して最新トレンドや情報を把握しているため、最適な戦略を提供してくれるでしょう。

自社でECサイトの運営や改善を行う場合、専門的な知識や経験がない場合はトライアンドエラーで学ぶ必要があります。そのためコストがかかるだけではなく、効果的な改善が遅れる可能性があります。

コンサルティング会社に依頼することで、効率的に改善が進み、コストパフォーマンスから見ても最適です。

まとめ

ECサイトの成功には、さまざまなポイントがあります。成功事例からは、ユーザーのニーズに合った商品やサービスを提供し、ユーザー体験の改善が重要です。

売上を伸ばすためには、マーケティング戦略やSEO対策の実施も欠かせません。さらに、ECサイトの運営や改善をコンサル会社に依頼することで、専門的な知識や経験を活用し、より効果的な改善ができるメリットがあります。

ECサイトの運営や改善にあたり「比較ビズ」の活用がおすすめです。比較ビズは、ECサイトの運営や改善を得意とする多数のコンサル会社を一括見積もりができ、自社サイトの課題や改善点を見つけることに役立てられるでしょう。

監修者のコメント

株式会社レオリンク

代表取締役 高野 和博

株式会社レオリンク代表の高野和博。フリーランス時代に独学でアフィリエイト・SEO対策を学び、多くのノウハウやメソッドを確立し起業。現在は集客ホームページ制作は勿論の事、集客に特化したECサイト制作が大好評。リリース後も複数の企業様やショップ様のSEO対策からSNS、広告運用など手厚い保守管理・コンサルタント業務まで行う。

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無数にあるECサイト。何も知識がないままライバルの同業他社に勝っていくのは至難の業です。記事では色々な成功事例や色々なコツをご紹介してまいりましたが、全てあれもこれも取り入れてしまうとなんだか分からないECサイトが出来上がりお客様から見るとブレブレのお店感が出てしまいます。

まず一番初めに下記を行ってみましょう。
【同業で3大大手のECサイトを隅々まで観察】
A社はこんな特徴がある、B社はこんな独自サービスがある、C社は主だったものはないけど検索やSNSがめっぽう強い等の分析が出来るかと思います。

どのタイプの方針が一番自社に合っているか、どのタイプの方針なら継続的に行いやすいかを見極めライバル他社よりほんの少し優位性を保ちそれをウリにする事で売り上げはアップしてまいります。

とは言ってもなかなか難しいものですよね。弊社はこちらのECコラムだけでなくSEO対策コラムの監修者としても活動しておりますので、このようなお悩みや問題解決を得意としております。ご依頼業者が決まらない際にはお気軽にお声掛けくださいませ。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。