中国の越境ECの市場規模は?【2024年最新情報】

最終更新日:2024年02月02日
Takanal
監修者
中村 駿輝
中国の越境ECの市場規模は?【2024年最新情報】

越境ECを考えるときに中国はとても魅力的な市場です。世界の中でも高度経済成長を続けている国であり、近年では成長速度が鈍化していると言われていますが、それでも先進国と比べても高い成長率を維持しています。現在において、市場規模は米国を凌駕するほどであり、実質的には世界一といってもいいでしょう。そのため、中国での越境ECは当たればまさに一攫千金と言えます。そのため、中小企業だけではなく、零細企業や個人事業主でもアイデア次第では大きなチャンスがありますし、マーケティングをしっかりと行うことで、堅実な成長曲線を描くことも可能です。ここでは、中国の市場規模を詳しくご紹介します。

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中国越境ECの市場規模

越境ECを行おうとする場合、世界でもっとも市場規模が大きいのが中国市場です。米国も越境EC試乗としては魅力的なのですが、2018年の日本の越境ECサイトからの中国の購入額は1兆5,345億円でした。

一方の米国の購入額は1兆3,921億円だったのです。これだけを見ても中国市場の魅力、さらには市場規模の大きさが分かるというものです。

中国は、米国の越境ECサイトからの購入額が1兆7,278億円ですから、日米両国から3兆2,623億円を購入したことになります。

日本、米国、中国の3ヵ国で考えた場合、日本の中国からの購入額は261億円、米国からの購入額は2,504億円です。中国・米国からの購入額の合計は2,765億円です。

日本の購入額も決して少ないものではありませんが、それでも中国の10分の1以下の規模(市場規模)となっているのです。ちなみに米国は、日本から8,238億円、中国から5,683億円の購入金額です。

米国の購入額の合計は、1兆3,921億円です。日本よりも多いのは当然ですが、中国の半分以下の購入額です。

GDPでは世界一の米国ですが、越境ECの購入額では中国に遅れを取っているということになります。

これは、2018年の実数ですが、2019年以降もこの傾向は変わらず、中国の市場規模はさらに大きくなることが予想されています。

中国の越境EC市場規模の予想

日本・米国・中国の2018年に実データから2022年までの市場規模予想が出ています。

消費国:日本 越境EC市場規模推計(2018年〜2022年) ※単位:億円 ※2018年は実データ

販売国 2018年 2019年 2010年 2021年 2022年
米国 2,504 2,604 2,698 2,782 2,857
中国  261  271  281  290  298
(合計) 2,765 2,876 2,979 3,071 3,154


消費国:米国 越境EC市場規模推計(2018年〜2022年) ※単位:億円 ※2018年は実データ

販売国 2018年 2019年 2010年 2021年 2022年
日本 8,238 9,457 10,810 12,291 13,925
中国 5,683 6,524 7,457 8,479 9,606
(合計) 13,921 15,981 18,267 20,769 23,531


消費国:中国 越境EC市場規模推計(2018年〜2022年) ※単位:億円 ※2018年は実データ

販売国 2018年 2019年 2010年 2021年 2022年
日本 15,345 18,184 20,730 23,217 25,144
米国 17,278 20,474 23,341 26,142 28,312
(合計) 32,623 38,658 44,070 49,359 53,456


2018年の実データを元に、日本・米国・中国における越境EC市場規模を2022年まで予測したものです。日本市場は微増であるのに対して、米国と中国は急速に伸びています。

そして、米国よりも中国の市場の拡大規模は大きく、中国は世界市場を牽引する市場といっていいでしょう。ただし、越境ECの取引額というのは、そのときの法規制や為替の変動に大きく影響を受けます。

中国については、越境ECについての法規制は緩和政策がとられています。この法規制に変更がない限り、予想値あるいはそれ以上の拡大市場になるといっていいでしょう。

日本でも、インバウンドの増加や東京オリンピックの開催などで、微増よりももう少し上昇傾向にあると予想されますが、不確定要素もあるので、期待的観測については加味していません。

中国越境ECの主力商品

中国越境ECでよく売れている商品は、越境EC黎明期といえる2012年から一貫してマタニティ商品となっています。中国人は子どもにたくさんのお金をかけます。

その象徴とも言えるのが、ベビー用紙おむつです。日本製の紙おむつは品質がよく、越境ECが始まってこれまでとても良く売れています。

安定した商品と言えるのですが、すでに販売ルートやECサイトが固定されているので、この分野に参入するのは難しいでしょう。他には、ヘルスケア製品…化粧品などの人気が高く、これも初期からよく売れています。

現在売れている商品についての参入はよほどのPR効果を出さないと、難しいものがあるでしょう。現在はそれほどでもなく、これから「売れる」商品を見つけることが大切です。

それでも、カテゴリーとしては生活雑貨、ヘルスケア、マタニティ製品などは安定して売れているので、このカテゴリーの中から、新規製品を考えるようにするのがセオリーと言えます。

特に身につけるもの、口にいれるもの(食品やサプリ)などは、自国製品に対して不安を抱える人も多く、日本製品の人気の高い分野です。

『品質が良い=高価』『日本製は品質が良くて高価』といった図式ができているのも、越境ECに参入する大きな魅力といえます。

中国で越境ECに参入するべきか

次にあげる人は越境ECに参入してもいいでしょう。

  • ECサイトの運営をしている
  • 売りたい商材が決まっている
  • ある程度の資金がある

以上の3点です。

これ以上に中国リスクがあるのでは?と思う人も少なくないでしょう。国内法が通用しないところに参入するのですから、それが一番のリスクになるのは間違いありません。

商品も品目数が決まっている点にも注意が必要です。しかし、ある程度の規制があってその範囲内で行うのですから、選択肢はそれほど多くはないといっていいでしょう。

商材も奇抜なものを売る必要はなく、先述した人気のマタニティ製品で攻めてみるのもいいかもしれません。

すでにレッド・オーシャン?

レッド・オーシャンという言葉があります。越境ECに参入しようと考えている人がどこかでぶつかる言葉です。

というよりもECサイトを運営しているひとであれば、耳に入っている言葉かもしれません。レッド・オーシャンはすでに競争が激化している市場という意味です。

これは、中国市場においては当たらずとも遠からず…と考えていいでしょう。中国市場について、中国全土で越境ECが開放されているわけではありません。

随時広がっていて、2019年に中国の主要都市がほぼカバーされたにすぎないのです。ちなみに北京市で越境ECができるようになったのが2019年です。

また、扱う品目についても規制があります。そのため、すでに市場が開放されている都市での既存の品目では、レッドオーシャンになっているといってもいいかもしれません。

ブルー・オーシャンかレッド・オーシャンか…

先述したように、現状ではレッド・オーシャンともブルー・オーシャンとも判断がつかないというのが現実といっていいでしょう。中国リスクや中国の経済成長の減速などが言われています。

経済成長についてはこれまでの高度経済成長とまでは行かなくて、まだまだ6%台での経済成長が可能と予測されています。

中国の経済規模で毎年6%の経済成長というのはものすごいことです。気になる中国リスクは、これはどの国であっても行き過ぎると規制がかかることはよくあります。

現状の中国では規制緩和に走らず、この5年くらいは規制強化には至っていません。まだ、競争のないブルー・オーシャンは中国市場にもまだまだあります。

これまでにない品目の追加やさらなる都市の開放があれば、そこがすなわちブルー・オーシャンとなるのです。

これから中国越境ECに参入する注意点

2019年の時点で中国の越境ECの市場規模は世界第一位です。というよりも購買力が世界一です。

日本国内の市場の閉塞感を直に感じている国内ECサイト運営者であれば、中国での越境ECサイトの開設はとても魅力的に映るでしょう。

参入に関して注意する点としては、中国での越境ECにかかる新制度について熟知しておく必要があります。基本的には、中国当局での審査があるので、指定された都市で指定品目のみ扱うことになるので、それに従わなければいけません。

輸出できる品目について詳しく知りたい方は中国の越境ECのポジティブリスト【販売していいものは?】を参考にしてください。

規制が多く感じますが、市場規模が大きいので当たれば大きな利益を生み出すのは言うまでもありません。すでにレッド・オーシャンで中国ドリームは終わったという声がありますが、まだまだ、これから伸びる分野もあるので、そういった部分にしっかりとアンテナを張り、越境ECにできるだけ早く参入しておいたほうがいいでしょう。

監修者の一言

越境ECを始めるのであれば、代行業者を探して依頼することをおすすめします。中国は市場規模が大きくビジネスチャンスがある一方で、販売するために突破する必要がある規制などが複雑で、ハードルが高いからです。

そもそも中国で販売してもいい商品なのか確認して、規制や関税をクリアするために申請などをする必要があります。また、販売方法はモール型ECに出店するのか自社ECを立ち上げるのか、現地でのマーケティングはどうするのかなど、初心者が自身で全て行うのは難しいです。

信頼できる代行業者を探して、販売するための環境づくりは任せてしまった方がいいでしょう。そうすることで、商品開発など自社でしか行えない業務に集中することが可能です。

Takanal
中村 駿輝
監修者

フリーランスとしてECサイトの構築代行を中心に活動中。自身でもECサイトを運営しており、その経験からクライアントの目線に立った提案を行う。サイトの構築だけでなく、SNS等での集客、運用方法の解説、商品画像の作成など、納品後もサポートするパートナーになれる。他にもホームページ制作、WEBサービス開発、スマホアプリ開発などの経験があり、WEBやITに関する困りごとを幅広く相談が可能。

比較ビズ編集部
執筆者
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