【厳選】オウンドメディアの成功事例10選!ポイントや注意点も解説
- オウンドメディアの役割とは?
- オウンドメディアの成功事例は?
- オウンドメディアを成功させるポイントは?
オウンドメディアとは「自社で保有するメディア」のことを指し、主にブログやその他Webコンテンツなどで知られています。自社製品やサービスの魅力を多くの人に広めるために活用され、その効果は絶大です。
この記事では、「オウンドメディアを活用して自社製品やサービスを広めたい」と考えている方にオウンドメディアの成功事例を紹介します。
オウンドメディアの役割や成功させるポイントについても詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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オウンドメディアとは
オウンドメディアの概要
オウンドメディアとは、「自社で運用するメディア」のことです。オンラインコンテンツや、チラシなどの媒体も含みますが、一般的にはオンラインマーケティングで利用されるデジタル媒体を指します。
オウンドメディアはWebサイトが軸となっており、情報を補完するためにメルマガやSNSなどの連携が必要です。
オウンドメディアの目的や特性
利益を得る目的もあり、会社ごとに目的を特定したり適した媒体を利用することで効果を見出せます。
オウンドメディアの強みは、広い層に訴求でき、媒体によってターゲットを絞り込める二面性です。また、メディアに含まれる情報を自由に編集できる特徴も持っています。
オウンドメディアの役割と目的を5つ紹介
1. 認知度アップ
オウンドメディアの目的として、商品やブランド、会社そのものの認知度を高めることが挙げられます。
単に名前を覚えてもらえるだけではなく、詳細な商品知識を説明できます。動画や魅力的なデザインを駆使して、ブランドイメージを同時に作っていく使い方もできるでしょう。
使う媒体やコンテンツの作り方によって、ターゲットの絞り込みや情報量、内容を選べたりと、自由度が高いです。オウンドメディアを活用して、ブランドの認知度をアップさせましょう。
2. 見込み顧客へのアプローチ
オウンドメディアでは、宣伝用の情報を流すだけではなく、問い合わせや申し込み、購買などの行動へと誘導が可能です。
SNSでイメージアップして、商品申込ページへリンクで誘導する具体的な使い方ができます。場合によっては、ランディングページに直接誘導して、すぐに購買へと行動させることも可能でしょう。
オンラインの世界では、ユーザーの決断と行動が早いため、初見だったユーザーが一気に見込み顧客、購買客へと変化してくれる可能性を持っています。オンライン世界の特徴を理解して、見込み顧客を得ることを目的としたオウンドメディアを構築しましょう。
3. 新規購買者の獲得
商品販売や契約獲得のためにオウンドメディアを持つ会社も多いです。特に、オンラインコンテンツの販売、個別の契約がいらない物品の販売などに向いています。
オウンドメディアで一気に新規購買者を獲得できれば、営業のための人材コストがかからないうえ、実店舗の維持費も必要ありません。
新規購買者を獲得するために、アクセスが多ければいいわけではなく、商品の魅力を伝える説明とコピーが売り上げに大きく関わってきます。
4. リピーター数の増加
オウンドメディアは、リピーターを獲得するための手段として活用できます。ほとんどのサービスや商品において競合が激しく、リピーター確保は1つの課題です。
オウンドメディアは、購買経験ユーザーにブランドを思い出してもらい、再度購買を促せられます。商品を買ってもらったユーザーであれば信頼があるので、自社ブランドを思い出してもらうだけでもいいケースが多いです。
オウンドメディアはリピーターを増やすための手段として有用でしょう。
5. 人材採用
オウンドメディアは、人材採用のためにも利用できます。多くの業界で人材不足が問題となっており、優秀な人材の確保が必要です。
遠方に住んでいる人であっても動画を活用することで、業務内容や企業内の様子などを知ってもらうことが可能です。さらにオンライン応募も用意すれば、応募に対してのハードルを下げることが期待できます。
採用サイトを単体で立ち上げることもできますが、すでにコンテンツを運用している場合、拡充させてオウンドメディアを作った方が効率的です。
【BtoB】オウンドメディア成功事例5選
BtoB向けのオウンドメディアの成功事例は以下の5つです。
- ferret(株式会社ベーシック)
- ボクシルマガジン(スマートキャンプ株式会社)
- ボーグル(株式会社ベネフィット・ワン)
- LIGブログ(株式会社LIG)
- サイボウズ式(サイボウズ株式会社)
ferret(株式会社ベーシック)
引用元:ferret
ferretは、オンラインマーケティング向けのツールを開発、販売している株式会社ベーシックのオウンドメディアです。ferretの事例では、特に見込み顧客からの問い合わせを獲得することを目的としています。
オンラインマーケティングにおける有用な情報をアップして、SEOによる検索サイトからの流入が多いです。また、SNSを上手に連動させ、複数のルートを確保しています。
多数のアクセスを獲得しているため、問い合わせだけではなく、広告収入を得たり、求人案件の掲載を行ったりしてさまざまな工夫を行っているでしょう。アクセスを無駄にすることなく、利益に結びつけているのも賢い戦略です。
ボクシルマガジン(スマートキャンプ株式会社)
引用元:ボクシルマガジン
ボクシルマガジンは、スマートキャンプ株式会社が運営しているオウンドメディアです。クラウドツールの利用を検討している企業を対象に、役立つツールの資料請求を受けることを目的としています。
サイト内のツールで一括比較が無料でできるのも1つの特徴です。
SEO対策を徹底して、対象キーワードにおいて上位表示を達成するためのさまざまな工夫を行っています。
さまざまなツールの紹介と同時に詳細なスペックや価格を説明しており、ユーザーは商品について理解しやすいでしょう。
ボーグル(株式会社ベネフィット・ワン)
引用元:ボーグル
ボーグルは、株式会社ベネフィット・ワンが運営しているオウンドメディアです。福利厚生システムの導入を促すサービスを展開しています。
ボーグルは、見込み顧客を獲得するためのオウンドメディアです。
企業におけるサービス導入の事例を取り上げており、ユーザーが有益と感じるコンテンツを多数用意しています。
サービスの表面的な説明に終わらず、わかりやすいページ構成や具体例を取り上げる説明がオウンドメディアの質を高めているでしょう。SEOの高い効果を生み、検索サイトからのアクセスを安定させています。
LIGブログ(株式会社LIG)
引用元:LIGブログ
LIGブログは、サイト制作やコワーキングスペースなど、見込み客を獲得するために株式会社LIGが運営しているオウンドメディアです。クリエーター向けの専門的で質の高いコンテンツを提供しているのがメディアの特徴です。
それぞれの分野において実績を挙げているプロが記事を定期的に執筆するスタイルで運営しています。最新の情報を知りたい層に向けて、SNSを活用しており集客に成功しているでしょう。
サイボウズ式(サイボウズ株式会社)
引用元:サイボウズ
サイボウズは、サイボウズ自身のブランド力を高めることを目的にしているサイボウズ株式会社のオウンドメディアです。実際に自社で活躍しているメンバーをテーマにした記事を書いたり、新しいビジネスのあり方についての情報を提供したりしています。
専門家のインタビュー記事を掲載していて、宣伝サイトというよりもWebマガジンのような情報発信力の強いサイトです。Webマガジンのようなサイトを運営することで、ブランドの認知度を高めることに成功しています。
【BtoC】オウンドメディア成功事例5選
BtoC向けのオウンドメディアの成功事例は以下の5つです。
- メルカン(株式会社メルカリ)
- 北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)
- 侍エンジニアブログ
- グーネットマガジン(株式会社プロトコーポレーション)
- 明治の食育(株式会社明治)
それぞれ特徴を解説します。
メルカン(株式会社メルカリ)
引用元:メルカン
メルカンは、フリマアプリで有名な株式会社メルカリのオウンドメディアです。主に人材採用を目的として運営されています。メルカリという会社の中で、どのようにスタッフが活躍しているかをピックアップした記事が多いです。
サイトだけではなく、社員がSNSで情報を発信することにも力を入れており、等身大のメルカリ社員像をイメージできるのが特徴でしょう。自分がメルカリで働く姿を想像できるように、ユーザー目線でコンテンツを作っているのが参考になります。
北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)
引用元:北欧、暮らしの道具店
北欧、暮らしの道具店は、インテリア雑貨やオリジナル商品を扱っているECメディアです。
サイトのコンテンツは、取材記事やレビュー記事、スタッフが実際に使っている商品紹介などがあります。実際に商品を使っている人の声は、商品を買ううえで非常に参考になるでしょう。
商品ページでは、特徴や使い方が詳しく解説されているため、ページを読むだけで商品を買うか判断できます。
ECサイトでインテリア雑貨やオリジナル商品を扱っている企業は、参考にしましょう。
侍エンジニアブログ(株式会社SAMURAI)
引用元:侍エンジニアブログ
侍エンジニアブログは、プログラミングスクールの成約を高めるために株式会社SAMURAIが運営しているオウンドメディアです。
SEOを意識した記事構成や、重要なキーワードを盛り込むなどの工夫が見られるでしょう。
しかし、誇大広告を行ったため、炎上した過去もあります。
侍エンジニアブログは、成功と失敗の両方を経験したオウンドメディアなので学ぶことはたくさんあるでしょう。
グーネットマガジン(株式会社プロトコーポレーション)
引用元:グーネットマガジン
グーネットマガジンは、車の情報を発信している株式会社プロトコーポレーションのオウンドメディアです。車を持っている人から購入を考えている人まで幅広いユーザーをターゲットにしています。
購入前に知るべきことや新車情報、車の税金、ローンまで幅広い知識を学べるでしょう。
試乗レポートが掲載されているため、車の購入を考えている人は参考になります。車の特徴や燃費、乗り心地などがレポートを読むことでわかるので、読んで損はありません。
1つのジャンルに特化しているオウンドメディアを運営する際は、参考にしましょう。
明治の食育(株式会社明治)
引用元:明治の食育
明治の食育は、食に関する情報を発信しており、小学生から中学生、成人、シニアまでそれぞれに合わせた内容が記載されています。
株式会社明治が運営しているため、明治の商品を利用した料理や料理教室の案内などを配信がメインです。また、食文化や賞味期限など知っておいて損がない情報もたくさんあります。
教育系のメディアや食に関する発信を行なっている企業は参考にしましょう。
オウンドメディアを成功させるための6つのポイント
- 目的をはっきりとさせる
- 成果目標の基準を立てる
- マーケットとターゲットの分析をする
- 戦略設計を行う
- 狙い通りにメディアを構築できているか確認する
- 解析と改善を継続する
1. 目的をはっきりとさせる
オウンドメディアは、様々な部署から「こんな事をしてほしい」要望が集まり、収拾がつかなくなることがあります。
さらに、掲載する情報が多くなり、コンテンツを見たユーザーに意図が伝わらなくなる恐れもあります。
規模が大きなメディアとなり、予算も手間も必要です。そのためにも、課題について優先順位を定めて、優先度の高いものからメディアの中に盛り込んでいきましょう。
2. 成果目標の基準を立てる
スタート前に自社メディアの成果が出ているかを判断する基準を決めておきましょう。
物販であれば、販売数量がわかりやすい成果目標の基準となり、人材採用であれば、サイト経由での応募者数や内定者数を計測可能です。
しかし、認知度の向上などの数値目標が立てにくいものについては、目標設定があいまいなままコンテンツをスタートしてしまうことがあります。そうなると、メディアを作った後も、目的のない運用をするだけに終わる可能性が高いです。
無駄な運用にならないために、必ず事前に数値目標を立てる必要があります。
3. マーケットとターゲットの分析をする
オウンドメディアに限らず、マーケティングの基本です。売りたい製品の分析とターゲティングを済ませておきましょう。
競合ブランドの調査も必須です。オウンドメディアでは、単に商品についての情報を述べるだけでなく、イメージアップを積極的に推し進めていきます。イメージアップを成し遂げるためにも、競合とのイメージ的な差別化を図らなければなりません。
そのため、性別や年齢層、購買傾向、収入層などの要素で細かくターゲットの分析を行いましょう。そのうえで、対象となるターゲットが、実世界ではなくオンライン上でどんな行動傾向を取るのかを確認します。
4. 戦略設計を行う
主に媒体選びやデザインコンセプト決めのことです。
提供するブランド商品についての情報はどこまで深堀りするのか、テキストのみの説明をメインとするのかなど詳細を決めましょう。
さらに、予算と人員決めも行います。制作のためだけでなく運用のためにどのくらいの予算をかけられるのかを把握し、適切に配分しましょう。
5. 狙い通りにメディアを構築できているか確認する
実際の制作段階に入ったら、戦略に沿った形でコンテンツが作られているかをチェックしましょう。ユーザーの動線では、キャンペーンページや商品説明、購入ページなどに行きやすい構造なのか、誘導がスムーズかを実際に確認します。
ユーザーによる商品購入までのステップを意識して、動線チェックを行うと効果的です。
ユーザーは以下の順番でページを見ます。
- 商品の名前
- 特徴やスペック
- 価格
- 別の商品の比較
- 決済
上記の流れに沿って無駄なくページが構成されているか、別ページに飛ぶリンクが適切な場所にあるかなどをチェックする必要があります。
6. 解析と改善を継続する
オウンドメディアを実際に運用し始めたら、定期的に分析が必要です。分析では、目標達成の達成度や流入経路をチェックします。
特に、ターゲットにマッチしているかを確認することは重要です。アクセスを解析したり、問い合わせフォームからの情報を見たりしてある程度関心を持ってくれているか理解できます。
成果をチェックした後は、課題と解決策を出して改善しましょう。特に課題がなくても、情報を更新し続けてよりアクセスと見込み顧客を獲得できるように質を向上させましょう。
オウンドメディアを始める際の3つの注意点
1. 成果が出るまでに時間がかかりやすい
オウンドメディアは、成果が出るまでに時間がかかります。
メディアを立ち上げてから1カ月で売上が立つことは少ないです。一般的に半年以上時間がかかる場合がほとんどでしょう。
オウンドメディアを始めるには、継続力と忍耐力が必要なので長期的な目線で運営する必要があります。
2. 初期費用や運用コストがかかる
オウンドメディアを運営するためには、初期費用や運用コストがかかります。
メディアを立ち上げるために、ドメイン代やサーバー代が必要になり、記事作成の外注や人件費などがかかるでしょう。
また、オウンドメディアを分析するための有料ツールも必要です。
オウンドメディアには、継続的に支払わないといけない費用があるので事前に予算を考えておきましょう。
3. オウンドメディアの担当者が必要になる
オウンドメディアを運営するうえで、担当者を決めなければなりません。
担当者はメディアの方向性の決定から記事の品質管理まであらゆる業務を行います。メディア運営の経験があることが望ましいです。
社内にメディア運営経験やノウハウを持つ人材がいない場合、外注する方法もあります。
社内のリソースやオウンドメディアの目標などを考慮し、検討しましょう。
まとめ
オウンドメディアの事例や役割、目的について紹介しました。オウンドメディアにより、見込み顧客の獲得やブランディング、人材採用などさまざまな目的を成し遂げられます。
単に商品についての情報を流すのではなく、ユーザー目線で情報を共有したり、オリジナリティ豊かなコンテンツを発信したりすることが重要です。
自社でオウンドメディアの運営が難しい場合は、制作を会社に依頼してみましょう。
「比較ビズ」では、無料で制作費の見積もりができるので、予算が気になっている場合は一度試してみましょう。
オウンドメディアはGoogleなどの検索エンジンと非常に相性が良いため、SEOの効果が期待でき、結果多くの方にWEBサイトを見てもらうという事に繋がります。Googleのガイドラインには「優れたユーザーエクスペリエンスを提供する」という言葉が用いられています。
オウンドメディアでは、自社サービスや製品がユーザーにとってどれだけ優れた価値を提供できるものなのか、プロとして有益なハウツーなど価値ある情報を提供できるのかが、成功のポイントとなります。記事中にオウンドメディアの成功事例の記載がありますが、どれも「優れたユーザーエクスペリエンスを提供する」ための有益な情報を掲載しているサイトばかりです。
有益な情報は、SNSに最適なハッシュタグを使って発信することで、それらの情報を必要としているユーザーのフォロワーを増やす事ができるため、潜在顧客にもアプローチする事につながります。目的のユーザーにとって価値ある情報は何なのか、それを丁寧に考えていくことが、オウンドメディアで成果を出す近道となります。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- どの制作会社に依頼したらいいかわからない
- 実績豊富な会社に依頼したい
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上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
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