コーポレートサイトの作り方は?CMS活用や業者依頼のメリットデメリット解説
- コーポレートサイトの作成手順は?
- テンプレート活用と業者外注のメリット・デメリットは?
- どのようなコーポレートサイトがある?
コーポレートサイトは世間一般に対する企業の認知度を高める役割があります。企業としての取り組みや強みを効果的にアピールすることで、インバウンドマーケティングの強化にもつながることでしょう。
この記事では、コーポレートサイト制作においてテンプレートを利用することのメリットや注意点を解説します。
効果的な選び方やおすすめのテンプレートも紹介するので、コーポレートサイトをこれから作成する方、既存のサイトをよりよくしたい方はぜひ参考にしてください。
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コーポレートサイト作成するメリット
コーポレートサイトは、企業が自社の商品やサービスを紹介したり、企業情報を掲載したりするWebサイトです。作成には次のメリットがあります。
- 会社の信頼が高まる
- 会社情報を発信できる
- ビジネスチャンスが広がる
- 会社のブランディングができる
会社の信頼が高まる
コーポレートサイトがあることで、会社の信頼感が高まるメリットがあります。数年以上経営を維持している企業の大半はコーポレートサイトを所有しています。反対にWebサイトがないと企業の情報を公式に得られる場がなく、不審がられる可能性が高まるでしょう。
会社情報を発信できる
コーポレートサイトを所有することで、会社に関する情報を発信する場ができます。会社として公式に発表できる場があることで、顧客に対する正確な情報提供が可能です。
新商品や新サービスに関する情報発信や、会社紹介などさまざまな用途でコーポレートサイトを活用できます。
ビジネスチャンスが広がる
コーポレートサイトがあることで、新たなビジネスにつながる可能性が高まります。コーポレートサイトは検索流入やSNSからの流入も見込めるため、検索やSNS経由で仕事の依頼が来ることもあります。
すでにビジネスの販路を確保している会社であっても、常に新規顧客の獲得を目指すことが大切です。コーポレートサイトは、顧客拡大のチャンスを広げビジネスを活発にする効果があります。
会社のブランディングができる
コーポレートサイトに掲載する内容やWebサイトのデザインは、そのまま会社の顔として認識されます。ビジネスに対する思いや、ユーザーに伝えたいメッセージをコーポレートサイトに込めることで、会社のブランディングにつながります。
コーポレートサイトの作成の前準備
コーポレートサイトを作成する前にあらかじめ準備しておくポイントがあります。次の3つを押さえてからコーポレートサイト制作に取りかかれば、スムーズに作業が進むでしょう。
- ターゲットを明確にする
- サイトに掲載する情報を選定する
- サイトのおおまかな構造を決める
ターゲットを明確にする
まずは、Webサイト活用のターゲット決めです。コーポレートサイトの「ターゲット」は一般的に「商品を売りたい相手」つまり顧客を指します。
コーポレートサイトは、取り扱うビジネスがBtoBかBtoCかによってデザインが異なります。たとえば、BtoBの企業のWebサイトはPC閲覧を意識した構造が多いのに対し、BtoC企業ではスマホ閲覧にフォーカスするでしょう。
顧客にどのような行動をしてほしいかを前提にWebサイトを構築する必要があるため、まずはターゲットを絞ることが大切です。
サイトに掲載する情報を選定する
コーポレートサイトのターゲットを決めて方向性が固まったら、どのようなコンテンツをWebサイトに掲載するかを決めます。商品やサービスの紹介はもちろん、企業がどのような歴史でここまで歩んできたかを記すのも一般的です。
コーポレートサイトは、幅広く自社にかかわりを持つ人に向けたサイトです。この会社で働きたいと思っている人が採用ページを確認するためにWebサイトを訪れることもあります。
コーポレートサイトに足を運ぶすべての人が目的に情報を得られるよう、掲載する情報をまとめておきましょう。
サイトのおおまかな構造を決める
コーポレートサイトに掲載する内容が固まったら、続いておおまかなサイトの構造を決めます。サイト上に含む要素の配置をまとめたものをサイトマップといい、サイトマップにしたがってWebサイトを構築します。
この際作成するサイトマップは、専門業者に外注してWebサイトを作ってもらう際の指示書の基本になります。
なるべく具体的に作成する必要がありますが、便宜上変更になることを想定しある程度柔軟に構造を考えておきましょう。
コーポレートサイトの作り方:CMS
コーポレートサイトの作り方には、CMSを活用するパターンがあります。
CMSはContents Management Systemを指し、WordPressに代表されるようなWebサイト管理システムです。
コーポレートサイトをCMSで制作する際はメリットとデメリットの両方を把握しておきましょう。
CMSで作るメリット
CMSでWebサイトを作成するメリットは、以下のとおりです。
- 制作コストが抑えられる
- 有料CMSはデザイン性が比較的高い
制作コストが抑えられる
CMSでWebサイトを作るメリットは、費用を抑えられる点です。
WordPressでコーポレートサイトを制作した場合、開設費用は数千円程度、年間維持費は1万円程度です。
立ち上げ作業は、ある程度パソコン作業に慣れている人なら誰でも可能で、社員がコーポレートサイト立ち上げを主導できます。
有料CMSはデザイン性が比較的高い
通常CMSにはすでにテンプレートが搭載されており、デザインやプログラミングの知識がなくても操作可能です。とくに有料CMSのデザインは種類が豊富でおしゃれなものが多く、短期間で見栄えのいいコーポレートサイトが完成します。
CMSで作るデメリット
CMSでコーポレートサイトを作るデメリットは、以下の3点です。
- 制作に手間がかかる
- 理想どおりの仕上がりにならない可能性がある
- 搭載できない機能がある
制作に手間がかかる
CMSでのコーポレートサイト制作は業者に外注しない分費用が抑えられる一方、手間がかかります。慣れれば操作は難しくありませんが、数日から数週間はCMS作成にかかりきりになる可能性があります。
理想どおりの仕上がりにならない可能性がある
CMSの有料デザインテンプレートは種類もデザインも豊富ですが、必ずしも理想的なものが見つかるとは限りません。自社ブランドに最適なデザインを探し当てるのは簡単ではなく、デザインに妥協できる場合のみCMSを利用しましょう。
搭載できない機能がある
CMSで作成したコーポレートサイトでは、搭載できない機能があります。CMSは元来コンテンツの一元管理を目的としたツールであるため、特殊ページの作成には制限がかかります。
Webサイト全体とデザインが大きく異なるページを作成することはできず、常にテンプレートのデザインをベースにしなければなりません。
CMS選びのポイント
CMS選びの際は、次の2つのポイントに注意しましょう。
- デザイン自由度の高さ
- 操作に関する情報の多さ
デザイン自由度の高さ
CMS選びでは、デザイン自由度の高さが大切です。よいテンプレートではテーマやパーツが豊富で、だれでも簡単に見栄えのよいWebサイトを制作できるものが理想的です。WordPressのテーマである「cocoon」はデザイン性も操作性も高く、人気があります。
操作に関する情報の多さ
CMSは基本的に自身で情報を集めながらコーポレートサイトを制作することになるため、オンライン上で情報が多いものがおすすめです。
すでに多くの人に支持されているCMSはテーマやネット上で見つけられる情報が豊富で、わからないことがあっても比較的すぐ解決できます。
コーポレートサイトの作り方:専門業者に依頼
CMS活用以外のコーポレートサイトの作り方は、専門業者への依頼です。専門業者に依頼することで、CMS利用のデメリットである機能性や仕上がりの問題が解決されます。
ここでは専門業者に依頼するメリット、デメリットなどを紹介します。
専門業者に依頼するメリット
専門業者に依頼してコーポレートサイトを制作するメリットは、以下のとおりです。
- クオリティの高いWebサイトができる
- セキュリティが守られる
- 不安や不明点を解消できる
クオリティの高いWebサイトができる
専門業者へコーポレートサイト制作を依頼する場合、プロのエンジニアが担当するため高いクオリティのWebサイトが作れます。CMSのように制限のあるデザインではなくゼロからサイトを構築してくれるので、理想に近いWebサイトが期待できるでしょう。
セキュリティが守られる
専門業者にコーポレートサイト構築を依頼すると、セキュリティ面でも安心感があります。専門的な知識を持ったプロが、ウィルス対策やパスワード保護などの安全対策を講じてくれるのがメリットです。
サイト構築時だけではなく、定期的なサーバーメンテナンスやソフトウェアアップデートなどにも対応してもらえます。
不安や不明点を解消できる
専門業者にコーポレートサイト作成を依頼する場合、サイト完成後も中長期的にサポートが受けられます。安心感のあるWebサイト運営のために、保守管理サービスや運用保守サービスを契約できるためです。
サイト運用でわからないことがあれば気軽に相談でき、いつでも頼りになる存在がいることを心強く感じるのではないでしょうか。自作Webサイトの場合、トラブルがあっても基本的には自分で解決するしかありません。
専門業者に依頼するデメリット
専門業者に依頼するデメリットは、次の2点です。
- 自社制作に比べて費用が高い
- 自由に更新できない
自社制作に比べて費用が高い
専門業者に依頼してコーポレートサイトを制作すると、CMSを活用するよりも費用がかかります。
Webサイト制作にかかる費用はコンテンツの内容やデザインによって異なるため、価格の幅は広いです。数十万円で完成するものから数百万単位のものまであり、通常費用が高いほど複雑で工期も長くなります。
自由に構造を変更できない
自社制作ではないコーポレートサイトは、自由にWebサイト構造を変更できないところがデメリットです。専門業者に外注したWebサイトは複雑な構造であり、正しい知識がない人が操作するとWebサイトに影響が出てしまうこともあります。
専門業者選びのポイント
専門業者を選ぶ際に注目すべきポイントは、次の3つです。
- 制作実績と企業の歴史
- 開設後のサポート体制の有無
- 専門業者自身のWebサイトの品質
制作実績と企業の歴史
専門業者選びでは、企業のWebサイト制作実績と歴史を確認することが大切です。その業者が実際に取り扱った案件を実績として掲載しているかをチェックしましょう。会社が設立してすぐであれば注意が必要です。
開設後のサポート体制の有無
コーポレートサイトは、開設だけではなくその後の運用も大切です。Webサイト制作を専門業者に依頼する際は、開設後サポートの内容や料金を確認しておきましょう。
コーポレートサイトは企業の成長とともに編集していくものです。コンテンツを追加するたびに〇万円と、高額な追加料金が発生する制作会社には注意しましょう。
専門業者自身のWebサイトの品質
専門業者を選ぶ際は、その会社自身が運営するコーポレートサイトやオウンドメディアの品質をチェックしましょう。専門業者のWebサイトは、依頼できるWebサイトのレベルを知れる指針です。
同程度(もしくはそれ以下)のWebサイトを納品されて納得できるかどうか、細部まで確認してから判断するのがおすすめです。
参考になるコーポレートサイトの例
コーポレートサイト制作を検討する場合、他の会社のコーポレートサイトを参考にするとイメージがわきやすくなります。専門業者に依頼するのであれば、理想に近い他社のWebサイトを参考にしてもらうことで、デザインの方向性を伝達できます。
以下、参考になるコーポレートサイトの3つの例です。
ROPÉ PICNIC
ROPÉ PICNICは女性向けアパレルブランドです。ROPÉ PICNICのコーポレートサイトの特徴は、大胆に分割された画面に大きくモデルが掲載されている点です。写真の横にはブランドコンセプトが記されており、Webサイトを訪れた人に世界観を伝えています。
京都芸術大学 アートプロデュース学科
京都芸術大学 アートプロデュース学科のWebサイトでは、キャッチーなトップページからスクロールすると自然と学科のニュースに到達できます。アートをメインテーマに据えており、ダイナミックで力強いデザインが特徴です。
新しい暮らし、ここから clasico くらしこの家|株式会社野村建設
野村建設の新しい暮らし、ここから clasico くらしこの家のWebサイトはトップページから画面全体を大きく分けているのが特徴です。
縦書きをうまく活用することで分断された2つのパーツをつなげており、洗練された美しいバランスが特徴です。2つの画像の大きさがそろっていないことで目を惹きますが、それ以外の構成要素はシンプルにまとめられています。
まとめ
コーポレートサイトは企業の顔ともいえるものです。デザインやコンテンツにこだわりを持って制作すると、相応の時間と費用がかかります。
しかし、コーポレートサイトは1度制作してしまえば長く使えるので、お金をかけてでも品質がよく納得のできるものを作るのがおすすめです。
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福岡県のホームページ制作会社代表。福岡県出身。趣味はフットサル。システム会社、ホームページ制作会社に勤務した後、SeekNext合同会社を立ち上げる。福岡を中心に全国のサイト制作・運用に携わっている。中小企業はもちろん大手企業との制作実績あり。制作したホームページは100件以上。SEO対策やSNS運用でも実績あり。動画制作や名刺・チラシ・パンフレット・パッケージデザインなども手がける。
デザインというのは、写真一つで印象が変わったり、フォントの種類や使用する色によっても大きく変わってしまいます。今、世の中に出ているテンプレートはデモ用に綺麗に制作されています。例えるなら、モデルルームが綺麗なのと同じようなものだと思います。
ですので、お客様にはいつも、テンプレートを使用するのであれば、「極力テンプレート通りに制作した方が良いですよ」とアドバイスしています。テンプレートのデザインとほとんど同様に制作することでテンプレートでもクオリティの高いサイトを制作することができます。
そのため、自社のイメージや作りたいサイトのイメージに一番近いテンプレートを選定し、制作を進めることをお勧めします。もちろん、記事の中にある通り、セキュリティやサポート、日本語対応可など自分にとって必要な機能が搭載しているかの確認も忘れずに行いましょう。
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