【2023年】スマホアプリ開発ツールのおすすめ15選!ツールの選び方も解説

最終更新日:2023年04月27日
Takanal
監修者
中村 駿輝
【2023年】スマホアプリ開発ツールのおすすめ15選!ツールの選び方も解説
この記事で解決できるお悩み
  • スマホアプリはどうやって開発するの?
  • スマホアプリを開発するツールにはどんな種類があるの?
  • アプリ開発ツールはいくら?

スマホアプリの開発ツールを活用すれば、初心者でもスマホアプリを作ることができます。この記事では、スマホアプリ開発ツールの選び方や無料版を含むおすすめ15選を紹介します。数多くある開発ツールの中で、何を基準に選ぶべきか悩んでいる方は必見です。

最後まで読めば、自分の目的に合ったスマホアプリ開発ツールを選べるようになるでしょう。ぜひ参考にしてください。

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アプリ開発に必要な3つの基礎知識

スマホ見てる2人

初めてアプリを開発する場合でも、簡単な基礎知識があれば理解が深まります。 実際にアプリを開発する前に次に挙げる点を知っておくことで、開発をスムーズに進められるでしょう。

  • アプリは大きく3種類ある
  • 使われるプログラミング言語はアプリの種類により異なる
  • 「ノーコード開発ツール」を使えば簡単にアプリが作れる

1. アプリは大きく3種類ある

スマートフォンで動くアプリは、Webアプリ、スマホアプリ、デスクトップアプリの3種類です。スマホアプリは「ネイティブアプリ」とも呼ばれています。それぞれの特徴は下記のとおりです。

  動かす場所 代表的なアプリ
Webアプリ スマートフォンのWebブラウザを立ち上げる YouTube、GoogleのG-mailなど
スマホアプリ スマートフォン本体にインストールする LINE、写真加工アプリなど
デスクトップアプリ スマホで利用できるサービスをパソコンにインストールする Microsoft Office、Zoom、Chatworkなど

スマホアプリは、作りたいアプリの種類により開発方法や環境に違いがあることを頭に入れておきましょう。

2. 使われるプログラミング言語はアプリの種類により異なる

アプリの種類によって、必要なプログラミング言語が異なります。プログラミング言語とは、機器を動かすときに使用する言語のことです。言語には複数の種類があり、プログラミング言語ごとに得意とする分野が異なります。

アプリを動かす機器に応じて、使用する言葉を変える工夫が必要です。 アプリの種類別ごとのプログラミング言語は、次のとおりです。

Webアプリ Ruby/PHP/Python/JavaScript
iOSスマホアプリ Swift
Androidスマホアプリ Kotlin/Java
Windowsデスクトップアプリ C#/C++
Macデスクトップアプリ Swift/Objective-C

3. 「ノーコード開発ツール」を使えば簡単にアプリが作れる

ノーコード開発ツールの登場により、プログラム経験がなくてもスマホアプリを開発できるようになりました。 ノーコード開発ツールとは、部品化された1つひとつのコードを適切に組み合わせてアプリを完成させる仕組みです。

具体的には、すでに完成しているパーツやテンプレートを組み合わせてプログラムを組みます。完成形に近いものが簡単に作れるほか、開発工数を格段に短縮できることがメリットです。

自社でシステムを作ることでコスト削減にもつながります。専門知識が不要で、コスト削減にもつながるノーコード開発ツールは、企業にとって大きな武器といえるでしょう。

スマホアプリ開発の流れ

SNS

スマホアプリは、以下の流れと工程内容で開発します。

1. 要件定義 ・「どのようなアプリにするか」を決める
・開発の目的や必要な機能が何か明確にする
2. 基本設計 ・構成、処理の流れ、画面イメージ、開発スケジュールなど、必要事項の概要を決める
3. 詳細設計 ・基本設計の内容を細かく詰める
・アプリの内容はここまでできっちり詰めておく
4. 開発 ・詳細設計に基づいて開発の実作業をする
5. テスト ・あらゆる環境で設計どおり正常に稼働するか、手順に従って実機でテストする
・正常に安定した動作ができるまで行う
6. 申請・審査 ・リリースの申請
・iOS向け:App Store
・Android向け:GooglePlayストア

【状況別】おすすめアプリ開発ツール15選

アプリ開発ツールの中でも、使いやすさに定評のあるツールを以下のジャンル別に15個紹介します。

  • 無料のアプリ開発ツール
  • ゲーム開発向け開発ツール
  • ノーコード開発ツール
  • 店舗向け開発ツール
  • iPhone・Android向け開発ツール

無料のアプリ開発ツール

無料のアプリ開発ツールとして紹介するのは、下記5つです。

  App Gyver Monaca Appy Pie bubble Adalo
ノーコード ×
種類 Web/スマホ/デスクトップ Web/スマホ/デスクトップ Web/スマホ
(プランによってAndroidのみ)
Web/スマホ Web/スマホ

1. App Gyver

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参照:App Gyver

App Gyverは無料で会員登録し、公式チュートリアルから使い始めることができます。

基本的にドラッグ&ドロップで簡単に画面を作成可能です。画像やテキスト、ボタンのほか検索バーやスクロールビューなども配置できます。色やサイズ、フォント、位置も細かく調整可能です。

公式アプリを使えば、実装中のアプリでも手元で確認することができます。

2. Monaca

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参照:Monaca

Monacaは、日本の企業が開発した人気のツールです。無料で利用できますが、ノーコードではありません。 Web開発の知識を活かしてアプリ開発をする際には、使いやすいサービスと言えます。

3. Appy Pie

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参照:Appy Pie

Appy Pieは無料で試すことができる開発ソフトです。デザイン知識もプログラミング知識も必要なく、少ない動作でアプリ開発ができます。 カテゴリと基本レイアウトを選択し、デモを見ながらテキスト変更や色、写真、リンクなどを追加するだけでアプリの完成です。

無料版はお試しのみで、基本は月額1,800円となります。

4. bubble

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参照:bubble

bubbleは、無料で使うことができるアプリ開発ツールです。 課金プランは3種類ですが、無料のプランもあります。操作方法がわかりやすく、ノーコード開発ツールの中でトップクラスの知名度を誇ります。

グラフィックをドラッグ&ドロップするだけで、自由に設定できるのが特徴です。 WebアプリのCPU使用率やページビューのチェックなども可能です。顧客行動測定などビジネスにも役立ちます。

5. Adalo

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参照:Adalo

Adaloは、PowerPointのように直感的に操作できるツールです。 無料で利用可能ですが、有料ユーザーになるとストアへの公開も自動で実行できます。

 配色やレイアウトなどを自動で最適化するため、初心者でも簡単にアプリを作成可能です。こだわって作成したい方は、1からカスタマイズもできる仕組みです。

ゲーム開発向け開発ツール

ゲーム開発向けの開発ツールとして、2種類を紹介します。両方ともノーコード開発ツールです。

  Buildbox GameSalad
ノーコード
種類 スマホ Web/スマホ

6. Buildbox

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参照:Buildbox

Buildboxは、コーディング不要で2D、3Dのモバイルゲームを作成できるツールです。使用アイテムをタップするだけで、配置可能です。 公式サイトには、実際にBuildboxで作られたゲームアプリが100種類以上公開されています。

7. GameSalad

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参照:GameSalad

GameSaladは、ドラッグ&ドロップでゲームアプリが開発できるツールです。5日間のフリートライアルの後は有料プランとなります。GameSaladは日本語非対応のため、使用の際は注意しましょう。

ノーコード開発ツール

ノーコード開発ツールとして3種類を紹介します。3種類とも、スマホアプリのみ対応です。

  Glide AppSheet Appery
ノーコード
種類 スマホ スマホ スマホ

8. Glide

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参照:Glide

Glideは、Googleスプレッドシートからアプリを作成できるノーコードツールです。自動生成されたものを見ながら画面レイアウトをタップし、必要なUIや部品を組み込むだけでアプリが完成します。

業務で使用しているスプレッドシートをGlideにインポートするだけで、無料でアプリの自動生成ができる点も魅力です。

9. AppSheet

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参照:AppSheet

AppSheetは、用意したデータをもとに作られたベースを編集する形で、UXや動作などをカスタマイズします。 Freeプランは無料で利用できますが、オフラインやサインインでの利用不可などの制限があります。GameSaladと同様、すべて英語表記です。

10. Appery

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参照:Appery

Apperyはクラウド型開発ツールで、テンプレートからドラッグ&ドロップで簡単にアプリが作成できます。 チームによる作業にも対応し、権限の割り振りやバージョン管理などもできるため、プロジェクト単位でも利用可能なのが特徴です。

料金は月額70ドルからです。コミュニケーションや情報共有などプロジェクト管理ツールとしても機能します。英語表記のため、注意が必要です。

店舗向け開発ツール

店舗向け開発ツールとして、以下の3種類を紹介します。

  SmartApps mobile GMOおみせアプリ Yappli
ノーコード ×
種類 スマホ スマホ スマホ

11. SmartApps mobile

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参照:SmartApps mobile

SmartApps mobileは、アプリの制作からアプリストアへの申請まで対応しています。クーポンや来店スタンプ、レストラン予約や料理注文など、実店舗運営に特化した機能が充実しているのが特徴です。

タイトルロゴや各種アイコン、メニューのオリジナル制作など、店舗の独自性をアピールできるアプリが制作できます。各種SNSとも連携可能で、投稿を自動反映することも可能です。初期費用が15,000円〜、月額は8,000円以上です。

12. GMOおみせアプリ

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参照:GMOおみせアプリ

GMOおみせアプリは、スタンプカード・ポイントカード・会員証などの販促手段をアプリにでき、自社アプリが簡単に作成できます。顧客データの分析が簡単で、集客の強化に使えることも特徴です。

13. Yappli

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参照:Yappli

Yappli(ヤプリ)は、アプリ開発・運用・分析をノーコードで提供する開発ツールです。年間200回以上の機能改善や、効果につながる新機能を続々リリースしています。費用は、見積もりの問い合わせが必要となります。

iPhone・Android向け開発ツール

iPhone向け開発ツールは「Xcode」Android向けの開発ツールは「AndroidStudio」となります。どちらも、ノーコードではなく、プログラミング言語が必須です。

  Xcode AndroidStudio
ノーコード × ×
種類 スマホ(iOS)
デスクトップ(Mac)
スマホ(Android)

14. Xcode

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参照:Xcode

Xcodeは、Apple社がリリースしている開発者向けツールです。わかりやすく作られており、はじめてでも完成できるよう設計されている点が秀逸です。 XcodeがなければiPhoneアプリは作れないため、習得必須のツールです。

15.  AndroidStudio

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参照:AndroidStudio

AndroidStudioは、XCodeのandroid版です。コードを自動的に補完する「インテリジェンスコードエディター」により、ある程度コードの知識があれば簡単にAndroidアプリが作成できます。AndroidStudioは、公式サイトよりダウンロードできます。

アプリ開発ツールを選ぶ際に意識したい3つのポイント

チェック

スマホアプリ開発ツールを選ぶ際に気をつけたいポイントは、次の3点です。

  1. 開発するアプリを基準にツールを選ぶ
  2. ツールの機能を確認しておく
  3. 料金プランを確認しておく

それぞれ詳しく解説します。

1. 開発するアプリを基準にツールを選ぶ

極端な例ですが、ゲームアプリを開発したいのに店舗用開発ツールを使っても仕方がありません。アプリを開発する際は、どのようなアプリを開発したいか決めてから、開発したいアプリに合ったツールを選びましょう。

2. ツールの機能を確認しておく

無料プランの場合、機能に制限がかけられている場合もあります。 使い始めてから改めて有料プランに移行する場合、1から契約のやり直しになるケースもあります。 サポートが英語のみのツールも多いため、どこまで利用可能なのか事前にしっかり確認しましょう。

個人利用は無料でも、企業や団体の場合は条件がある場合もあります。 規約違反にならないよう、ルールをきちんと理解したうえで使い始めることが大切です。

3. 料金プランを確認しておく

開発ツールの価格は「アプリ全体」と「利用する1ユーザーあたり」の2パターンです。複数名でツールを利用する場合、使用料が高くなる場合も考えられます。

機能によって月額プランが変わるツールもあります。自分たちが使える機能が入っていて、余計な機能がないプランを選ぶことがおすすめです。

まとめ

スマホアプリを開発するのに、プログラミング知識が必要ない時代となりました。自社内で簡単にアプリの開発ができれば、一気に業務効率化を図れる期待も高まります。

自社でアプリの開発が難しい場合は、弊社「比較ビズ」での外注がおすすめです。「比較ビズ」では、複数のシステム会社に一括で見積もりを請求できます。相談も一気にできるため、自社にあったシステム会社と出会える確率が高まるでしょう。

スマホアプリは、ツールと環境さえあれば自動的に完成するわけではありません。 何を目的としてどのような機能を持たせるか、要件定義や相談を事前にしっかり行い、目的に合ったアプリを作成しましょう。

監修者の一言

予算は少ないが時間はある、という場合にノーコードは大変有効な選択肢です。普段から色々なアプリやシステムを利用している方であれば、一般的な機能の組み合わせで様々なアプリを作れるでしょう。

また、プロトタイプ(試作品)の開発にもノーコードはおすすめです。例えば、最初はノーコードで安く作ってリリースしてみて、反応が良ければエンジニアを雇って開発するといったことができます。他には、作りたいアプリを社内で提案するために、プロトタイプを作って提案時に見せれるようにすることも可能です。

実現できる機能に制限はありますが、低コストで開発できるのは便利ですね。最終的にはエンジニアに依頼して開発する場合でも、一度自分で作ってみた経験があると仕様を正確に伝えられたり、開発をスムーズに進められるようになるはずです。

Takanal
中村 駿輝
監修者

フリーランスとしてECサイトの構築代行を中心に活動中。自身でもECサイトを運営しており、その経験からクライアント様の目線に立った提案を行う。サイトの構築だけでなく、SNS等での集客、運用方法の解説、商品画像の作成など、納品後もサポートするパートナーになれる。他にもホームページ制作、WEBサービス開発、スマホアプリ開発などの経験があり、WEBやITに関する困りごとを幅広く相談が可能。

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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