ソシャゲ、スマホゲームの開発費はどれぐらい?スマホゲーム市場の現状とは

更新日:2020年07月03日 発注カテゴリ: スマホアプリ開発
ソシャゲ、スマホゲームの開発費はどれぐらい?スマホゲーム市場の現状とは

スマートフォンの普及率が60%を越えている現在、スマホゲームは私たちの身近な存在です。気楽な娯楽としても、また趣味としてのめり込むことのできるゲームがあるという人も多く見かけるようになりました。グラフィックもキレイで音声も有名な声優が起用されているスマホゲームは、テレビのコマーシャルで目にする機会も多いです。これほど普及が進んだスマホゲームですが、かつては少ない投資で大きなリターンを得られる(ことがある)ビジネスといわれていました。現在はその状況はどうなったのでしょうか?本記事では、ソシャゲ、スマホゲームの言葉の定義、現在の状況から開発や運用の費用について触れていきます。

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ソシャゲ(ソーシャルゲーム)とは?スマホゲームとの違いは?

そもそもソーシャルゲームとは、SNS(Social Network Servise)上で提供されるブラウザで遊べるゲームを指す言葉でした。2010年前後はmixiやGREE、モバゲーなど国内SNSがゲームを提供して活況を呈していました。

しかし、昨今ではFacebook、Twitter、Instagram、LINE等のSNSの勢いがまし、ソシャゲを提供していたサービスは衰退してきている状況です。これにはフューチャーフォン(ガラケー)からスマートフォンへ携帯電話が移り変わり、ゲームのプラットフォームも影響を受けたことが関係しています。

現在では、スマホゲーム(スマートフォン向けのゲーム)がソシャゲが作った市場と課金システムを継承しているといえるでしょう。このため、現在ソシャゲといった場合、ガチャ等で課金システムのあるスマートフォン向けゲームが指される事が多いです。本来的にはソシャゲとスマホゲームが混同されていますが、言葉は時代に合わせて変化していくため、今後は定着していくのかもしれません。

スマホゲームの現状は?

スマホゲーム市場は2017年に1兆円を越えるなど巨大なマーケットです。国内の市場規模は拡大傾向ですが、その伸び率は鈍化してきています。市場規模としては飽和状態が近いとも言われています。近年では、国内のヒット作はIP(知的財産権)を活用したコンテンツが強く、また国内シェアにも海外のゲームが食い込んできている状況です。

スマホが普及しきって来ていることもあり、スマホゲーム人口の伸びは市場規模の伸びよりさらに鈍化しています。スマホゲーム市場は限られたパイの取り合いとなっている状況です。

業界の成熟と海外勢力の台頭

狭義のソシャゲの全盛期といえる2010年前後から考えると、携帯電話向けのゲームの品質は大幅な向上が見られます。グラフィックやゲームシステムも底上げがされ、ユーザの目が肥えたため、品質の低いものは見向きもされなくなってきています。IP活用も進み、有力なコンテンツは残り少なくなってきているともいわれています。

海外でもスマホゲームは成熟を見せ、アメリカ、中国をはじめとした海外のゲーム作品が日本国内でも普及してきています。例えば「荒野行動」というタイトルは2019年のAppStore国内売上ランキング4位ですが、中国の企業により制作、運営されているゲームです。

資本が大きい方が有利な状況

ゲームの製作には大きな資金を調達し、しっかりと投資して、高品質な物を作成しないと競争に勝てなくなってきています。かつては、アイデアさえよければ他は目をつぶってくれるユーザも多くいました。しかし、高品質なゲームが無料でプレーできる環境がユーザの目を肥えさせてきたため、ゲームのクオリティは各方面において高い要求がされるようになっています。大手海外パブリッシャーなどの巨大資本が有利な状況となっているのです。

ヒット作が出れば・・・ギャンブル的な側面

スマホゲームを作成する主要メーカーの7割が赤字転落主要メーカーの7割が赤字転落というニュースも出てきました。ヒット作が出ないことがゲーム業界全体でも悩みとなっています。しかしながら2019年の売上ランキングを見てみると、首位の作品は700億円を超える売り上げを叩き出しており、ヒットした場合の売上の大きさはギャンブル的な面が残っているといえます。

以前より低投資で大きなヒットを目指すのは難しくなっていますが、斬新で面白いゲームが生み出せればその限りではないのかもしれません。

スマホゲームの開発と費用

開発対象

ゲームの製作の開発における対象としてあげられるものは、下記があげられます。今回はゲームの開発部分のみを想定しているためあげてはいませんが、開発の前段階として企画、設計といった工程、開発の後にはテストおよびリリースに関連する作業も発生します。

  • ゲームシナリオ
  • プログラム
  • グラフィック(静止画、動画)
  • 音楽
  • 音声

開発費用

開発費用のメインとなるのはプログラム作成によるものです。ゲームの開発で一番お金が必要となる部分かもしれません。プログラマ1名を一カ月雇うには、50万円〜の費用が掛かります。ゲームの種類や規模にもよりますが、例えばプログラマ3人体制で開発を3カ月行うのならば450万円の費用が必要となってきます。

また、ゲームによってはイラストレーターにグラフィック作成を依頼したり、声優に音声をあててもらう事もあります。有名なイラストレーターや声優を採用している事をゲームの売りにしていることもあります。

メジャー

メジャーなタイトルの開発については、平均の開発費は2014年の調査で1億円を越えた平均の開発費は2014年の調査で1億円を越えたという情報があります。2020年現在ではさらに増え、開発費用5億円程度といった話はよくでるようです。中国トップ企業のAAA作品への投資は30〜40億円規模に達したという情報もあり、開発費用は拡大していく傾向です。

インディーズ

品質と規模によるのですが、個人や小規模なグループでゲームを作成する場合には、メジャー作品と比べれば少ない費用でゲームを作っています。一人のプログラマが一年かけて作成するレベルの作品であれば、イラストおよびプログラム作成の部分を開発費として勘案すると数百万円で作ったという事例があるようです。

音楽などはフリー素材を利用することも検討します。もちろんそこからクオリティを向上させ、規模を拡大していくと、費用も拡大するため、数百万というのは最低ラインといえそうです。

収益モデル

メジャーなタイトルは課金モデルが主流です。ゲームそのものは無料で遊べる状態で配布し、いわゆるガチャと呼ばれるゲーム内で利用できるキャラクターや、ゲームを行うためのスタミナ回復等をユーザに購入してもらう仕組みです。この収益モデルでは、ゲーム内に課金要素を取り入れ、ユーザ数を増やし、アップデートし続けてユーザを飽きさせないことが必要となります。

ソフト買い切り型も過去のゲームのリメイクなどで見られます。ソフト買い切り型の場合、ゲームの運用費用など開発以降の支出を抑えることができることがメリットとなります。

インディーズのゲームでは買い切り型や広告による収益モデル、課金型などが存在しています。

メジャーなスマホゲームのビジネスモデルは、大きな資金を投入して開発し、お金をかけて運用、広告し続け、ユーザを増やし続けることが必要となってきています。資本力が無いと売れない状況といえます。

インディーズや小型のタイトルではクラウドファンディングを利用して資金調達することも増えてきました。新たな収益モデルと組み合わせたゲーム(と開発方法)の台頭が待たれる状況です。

開発後も費用が発生する

スマホゲームでビジネスを考える場合、ゲームの開発、リリース後も費用が発生し続けることにも注意して、事業計画を立てておかなければなりません。特に課金モデルの場合には、下記の様な項目で費用が発生します。

  • 運用保守
  • 改善、アップデート
  • 広告費用
  • GoogleやAppleなどプラットフォームの手数料

スマホゲームの未来は?

スマホゲームでのビジネスは、大手ゲームベンダーも苦戦している状況です。事業として成り立たせるには、ある程度の資本と定期的なヒット作を生み出すことが必要となってくるためです。

しかしながら、ゲームでのビジネスの魅力である1本ヒット作が当たれば大きいことは変わっていません。5Gなど新たな技術による環境の変化をチャンスと捉え、新たな発想、ジャンルのゲームを生み出せれば、そこにビジネスチャンスがあるでしょう。

総括

昔のようにゲーム開発で低投資で大ヒットを望むのは難しくなっていきています。しかし、ゲームというコンテンツの特性として斬新かつ面白いアイデアで大ヒットが生まれることもありえます。ビジネス市場は海外にも広がっているため、とてつもなく大きいのです。新規参入するなら、ゲームのアイデアとビジネス的な戦略を持って取り組む必要があるでしょう。

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