【アプリ開発前に押さえたい】スマホアプリのデザインで重要なUI/UXを徹底解説
- UI/UXとは
- スマホアプリのデザインについて知りたい
アプリデザインとは目に映るものだけでなく、アプリを通して得られる体験も指しており、総称して「UI/UX」と呼ばれます。重要な概念である「UI/UX」について解説し、デザイナーも利用しているギャラリーサイトをまとめました。アプリのデザインについて概要を知りたい方必見です。
アプリデザインにはUI/UXの理解が大切
アプリのデザインを考える上で押さえておきたいのが「UI/UX」です。UI/UXによってアプリのダウンリード率や利用率が決まるといっても過言ではありません。現に、LINEやPayPayなど、知名度が高く、多くのユーザーを獲得しているアプリはUI/UXが優れています。ここではUI/UXとはどのようなものか、デザインを考える上でなぜUI/UXが重要なのかを解説していきます。
UI/UXとは
「UI/UX」は「UI」と「UX」2つの概念を総称した呼び方であり、2つの概念はそれぞれ意味が異なります。それぞれ解説していきましょう。
「UI」
「UI」とはユーザーインターフェースの略で、スマホに表示されている目に映る情報全てがUIです。文字のフォント、クリックボタンの形、レイアウトのデザインは全てUIであり、これらはユーザーが使いやすいと思える利便性の高いデザインが求められます。
クリックボタン一つをとっても、グラデーション、立体的な表現など様々な表現方法があります。これらは時代と共にトレンドが変わるのでデザインの参考サイトなどで今流行っているデザインは何であるかアンテナを張っておきましょう。
クリックボタンは、角を丸め、影を付けて立体感を表現した「ボタンらしいデザイン」が最近の流行りのようです。
「UX」
続いて「UX」ですが、ユーザーエクスペリエンスの略でユーザーが得られる体験のことを指します。わかりやすいようにGoogleのUXを例に挙げます。
下記画像のようにGoogle検索した際、赤枠の表示がでることがあるかと思います。これは「ページに移動しなくても検索結果ですぐに欲しい情報が手に入る」という快適な体験を提供しており、Google検索画面のUXといえます。
このようにUIとUXは違う意味で使われますが、優れたUIによってUXが向上し両者には強い結びつきがあるため、「UI/UX」とひとまとめに使われることが多いです。
UI/UXのまとめ
アプリの強みから考えるUI/UX
「UI/UX」についてわかったところで、次はアプリのUI/UXの特徴について解説していきます。デザインを外さないためにも、アプリにはどのような特徴・強みがあるかを押さえておきましょう。下記の通り主に3つのポイントがあります。それぞれ解説しましょう。
- ブラウザより利便性が高い
- プッシュ通知でUXを向上
- アプリの強みから考えるUI/UXのまとめ
ブラウザより利便性が高い
アプリの特徴の1つが、Webに比べてサービスを立ち上げるスピードが速い点です。Webの場合はブラウザを経由して検索結果からサービスページに移動しなければなりませんが、アプリであれば、インストール後にアイコンをタップするだけでサービスを立ち上げることができます。
求めるサービス・情報にすぐにアクセスできる点がアプリの強みですので、アプリ起動後もなるべく、ユーザーがすぐにサービスを利用できるように、直観的かつシンプルなデザインがオススメです。
キャッシュレス決済サービスのPayPayでは上記画像のようにアプリ起動後、すぐに決済バーコードが画面に表示されます。他にも下のナビゲーションメニューで「支払う」だけ目立つようデザインされているなど、ユーザーの利便性を考慮していることがわかります。
プッシュ通知でUXを向上
また、アプリの特徴としてプッシュ通知があります。アプリのプッシュ通知を利用すれば最新情報やお得情報を高い確率でユーザーに届けることができます。
プッシュ通知をユーザーが許可してくれることが前提ですが、プッシュ通知はスマホ画面に直接通知されるので、メールよりも確認される可能性が高いです。有益な情報をユーザーが見逃しづらい点がUXの向上につながりますので、積極的に活用しましょう。
アプリの強みから考えるUI/UXのまとめ
- サービスをすぐ利用できる利便性の高いデザインを心掛ける
- 有益な情報をユーザーが見逃しづらいプッシュ通知を積極的に活用する
アプリデザインで参考になるUIまとめサイト4選
ここまで、アプリのデザインを考える上で重要なUI/UXの概念を解説してきました。実際にデザインを設計する段階では、参考サイトの活用がオススメです。優れたUI/UXの事例からアイデアやインスピレーションを得ましょう。
まずは、UIのトレンドを知るのに使えるギャラリーサイトを紹介します。
MOBILE PATTERNS
参照元:MOBILE PATTERNS
- 実際のアプリ内の動きを確認できる
- 掲載されているUI画像数が豊富
- アプリのUIも簡単に確認したいときに最適
MOBILE PATTERNSはアプリのUIを簡単に確認したいときに最適なサイトです。気になるUIの画面にマウスカーソルを合わせると動画が再生され、アプリ内の実際の動きを確認できます。
住所:北海道 新宿区
lovely ui
参照元:lovely ui
- ボタン・アイコンデザインの参考にオススメ
- タグでまとまっておりデザインを探すのが簡単
- 円・グラデーションなどトレンドのデザインも確認可能
他サイト同様おしゃれな海外アプリのデザインがまとめられており、絞り込みでiPhone・androidといったデバイス毎のデザイン、起動画面や通知などシーンごとのデザインを探せます。最大の特徴はボタンやアイコンデザインがまとめられている点で、これらのデザインのインスピレーションを得たい方にオススメです。
住所:東京都 新宿区
Pttrns
参照元:Pttrns
- Pttrnsは、iPhoneやiPadのUIパターンを集めてカテゴリ分けしたサイト
- 目的ごとに分けられたカテゴリで事例が探しやすい
- 無料版だと一部しか確認できないので注意
Pttrnsは、iPhoneやiPadのUIパターンを集めてカテゴリ分けしたサイトです。カテゴリはアプリ起動時の画面といったように目的ごとでわけられており、事例が探しやすいのが特徴です。今の流行りはどのようなUIなのか、自分のアプリと同じカテゴリのアプリはどのようなUIを採用しているのかなどを考える際に非常に役立ちます。現在は有料版でないと一部しか見れなくなり、課金が必要ですが、とても参考になるサイトの一つです。
住所:東京都 新宿区
Inspired UI
参照元:Inspired UI
- おしゃれな海外アプリのUIを参考にできる
- カテゴリ別にUIが整理されている
- iPhone、iPad、Androidとデバイス別に探せる
UIのインスピレーションを得たいときに参考になるサイトです。海外サイトですが日本語にも対応しており、iPhone、iPad、Androidに表示を切り替え可能な使い勝手が良いサイトです。カテゴリからナビゲーション、サイドバー、通知画面など細部を絞って検索ができます。
住所:東京都 新宿区
アプリデザインで参考になるUXまとめサイト3選
UXの優れたアプリは導線・設計がユーザーの利便性を追求して作られています。ここでは、実際にリリースされている優れたUXのアプリを解説・まとめているサイトを紹介します。
First Time Experiences
- 初めてアプリを利用したときのUXを解説した海外サイト
- サンプル数が豊富
- 既存アプリのUXの長所・短所がわかる
「First Time」からもわかる通り、初めてアプリを利用したときのユーザー体験を解説した海外サイトです。UXのパターン別に長所と短所、デザイン上の課題、事例を丁寧に解説しています。サンプル数も豊富で、作りたいアプリをイメージするのに参考になります。
住所:東京都 新宿区
User Onboarding
参照元:User Onboarding
- 使っていくうちに操作方法がわかるアプリを設計したい方にオススメ
- Instagramなど海外の有名アプリを解説
- 専門家の指摘を読める
サービスを始めて使うユーザーでも使っていくうちに操作方法がわかるアプリに設計したい際に参考になるサイトです。Instagramなど海外の有名アプリを解説しており、画面単位で切り分けて、参考になる点と改善が必要な点をピックアップしています。海外サイトのため英語表記ではありますが、専門家の指摘を読めるので実践ベースの知識を得たい方にオススメです。
住所:東京都 新宿区
UX Archive
参照元:UX Archive
- アプリ内の導線設計の参考にオススメ
- 有名アプリを網羅
- iOS6と7でUI/UXを比較
UX Archiveでは登録画面から管理画面までの導線を一覧で確認できるサイトです。gmailやAirbnbなど有名アプリの導線がまとめられています。更にiOS6と7のUXの違いを比較できるので、UXがどう向上しているか考察ができます。UX Archiveは画面が横一列に並び、視覚的に導線を確認できますが、解説はありません。UXの解説をじっくり読みたい方には向いていませんが、事例からUXのインスピレーションを得たい方にオススメのサイトです。
住所:東京都 新宿区
まとめ
今回はアプリのデザインで重要なUI/UXについて解説しました。普段使っているアプリで「ここが使いやすい」「この表示はわかりづらい」など、UI/UXを確認してみるのもデザイン設計の参考になります。また、アプリ開発会社に相談・発注するのも一つの手段でしょう。アプリ開発会社にはUI/UXデザイナーが在籍しているので、専門的なアドバイス・提案が受けられます。
画期的なアイデアがあっても、アプリの利用者を獲得するためには優れたデザインであることが必須です。妥協せずに、ユーザーの利便性を追求したデザインにしましょう。
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