iPhoneアプリの開発費用は?開発手順や費用を抑えるポイントも解説

株式会社CHEAT
監修者
株式会社CHEAT セールスマネージャー 北居洋平
最終更新日:2023年04月20日
iPhoneアプリの開発費用は?開発手順や費用を抑えるポイントも解説
この記事で解決できるお悩み
  • iPhoneアプリの開発費用はいくら?
  • エンジニアのスキル別開発費用の相場は?
  • アプリの開発費用を抑えるポイントは?

「iPhoneアプリの開発をしたいが、どのくらい費用がかかるのかわからない…」という方は必見!

この記事ではiPhoneアプリを開発しようとしている方に向けて、費用相場やその内訳を解説します。最後まで読めば、iPhoneアプリを開発する流れがわかります。

アプリの目的やユーザーのニーズを明確にすることで、より効率的な開発が行なえるでしょう。開発費用を抑えるためのポイントも紹介しているため、アプリ開発に興味がある起業家や開発者などはぜひ参考にしてください。

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iPhoneのアプリ開発にかかる外注費用

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iPhoneのアプリ開発にかかる外注費用は、アプリの規模や機能、デザイン、開発会社の経験やスキルなどによって異なります。一般的には、アプリのプロトタイプ開発やUI/UXデザイン、プログラミング、テスト、リリース、サポートなどの工程で費用が発生します。

開発会社により、固定料金や時間単価制の料金プラン、成功報酬型の料金プランを提供しているため、予算をしっかりと考慮してプランを立てましょう。

エンジニアのスキル別開発費用の相場

一般的なiPhoneアプリ開発における、エンジニアのスキル別開発費用の相場を一覧にしています。
実際の費用はプロジェクトにより異なるため、あくまで参考値として確認してください。

初級プログラマー 60,000円〜150,000円/月
中級プログラマー 150,000円〜300,000円/月
上級プログラマー 300,000円〜500,000円/月
リードエンジニア 500,000円〜1,000,000円/月

iPhoneアプリ開発に関する費用相場

iPhoneアプリ開発には、さまざまな費用がかかります。アプリの規模や機能、開発者の経験やスキルなどにより、費用相場は大きく異なるため、一概にはいえません。

開発者や企業により、費用の計算方法や契約形態も異なるため、しっかりと相談や見積もりを行い、費用面を考慮したうえで、開発を進めましょう。ここでは、一般的な相場としてゲームアプリとマッチングアプリの開発費用の大まかな相場を紹介します。

ゲームアプリの開発費用相場

ゲームアプリの開発費用相場は、アプリの機能やジャンル、グラフィックの品質、プラットフォーム、開発会社の経験やスキルなどにより異なります。一般的な費用相場は以下のとおりです。

シンプルな2Dゲーム 10万円〜50万円
中程度の2Dゲーム 50万円〜150万円
大規模な2Dゲームやシンプルな3Dゲーム 200万円〜500万円
大規模な3Dゲーム 1,000万円〜

実際の開発費用はプロジェクトの規模や要件により異なります。開発会社によっては、固定料金や成功報酬型の料金プランを提供している場合もあるため、費用相場を比較し、最適なプランを選びましょう。

開発には膨大な時間と労力が必要となるため、スケジュール管理や品質管理も考慮しましょう。

マッチングアプリの開発費用相場

マッチングアプリの開発費用相場は、アプリの機能範囲やデザイン、開発会社の経験やスキルなどによって異なります。一般的な費用相場は以下のとおりです。

シンプルなマッチングアプリ 50万円〜200万円
中程度の機能を備えたマッチングアプリ 200万円〜500万円
大規模なマッチングアプリ 500万円以上〜1,000万円

これらの金額はあくまでも目安であり、実際の開発費用はプロジェクトの規模や要件により異なります。運用費用やマーケティング費用なども発生するため、開発費用だけではなく総合的な費用を考慮する必要があります。

開発会社によっては、固定料金や成功報酬型の料金プランを提供している場合もあるため、費用相場を比較し、最適なプランを選びましょう。

iPhoneアプリ開発費用の内訳

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iPhoneアプリを開発する際には、開発費用だけではなく、運用やマーケティング費用も考慮する必要があります。アプリの開発に必要な作業は多岐にわたるため、それぞれの作業に必要な費用を把握しましょう。

  1. 設計・企画費用
  2. 開発費用
  3. サーバー費用
  4. 運用・保守費用
  5. マーケティング費用

1. 設計・企画費用

iPhoneアプリの開発において、設計・企画費用は重要な部分を占めます。アプリの目的やコンセプト、機能要件などを明確にし、アプリの全体像を設計しましょう。

アプリユーザーに向けた市場調査や、競合分析も必要です。アプリの成功に必要な要素を把握し、開発の方向性を確定できます。設計・企画費用は、開発費用全体の中でも比較的高い傾向がありますが、アプリの品質やユーザビリティを高めるうえで、非常に重要な費用です。

2. 開発費用

開発費用には、アプリの機能開発やテスト、デバッグ、UI/UXデザイン、プログラムの作成などが含まれます。

アプリのプラットフォームによっても開発費用に差があります。iOSアプリの場合、SwiftやObjective-Cなどの言語を使用して開発を行います。開発者のスキルや経験、開発期間などにより費用相場は大きく異なるため、開発会社のスキルと費用を比較しながら選択しましょう。

3. サーバー費用

サーバー費用には、サーバーのレンタル費用やインターネット接続費用、データベースの利用料などが含まれます。

iPhoneアプリ開発において、サーバー費用はアプリの種類や規模により異なります。たとえば、インターネット接続が必要なアプリや、データベースを利用するアプリでは、サーバー費用がかかる傾向です。

サーバー費用は、アプリの運用において欠かせないものであり、予算に十分な余裕を持って計画しましょう。

4. 運用・保守費用

iPhoneアプリは開発が完了した後も、運用・保守費用が必要になります。運用・保守費用には、アプリのアップデートやバグ修正、セキュリティ対策、サーバーの運用管理などが含まれます。

アプリのアップデートやバグ修正は、ユーザーにとって重要なものであり、定期的なメンテナンスが必要です。運用・保守費用は、アプリの品質やセキュリティに直接影響するため、継続的な投資をしましょう。

5. マーケティング費用

アプリを知ってもらうための広告宣伝費用です。アプリストアでの広告出稿、SNS広告、PR活動、SEO対策などが含まれます。

これらに投資することで、アプリを知ってもらい、ダウンロード数の増加に期待できます。特に競合が多い分野では、マーケティング費用を割り当てることが重要です。

iPhoneアプリを開発する流れ

iPhoneアプリを開発する際は、開発の流れを把握し、段階ごとにプロセスを進めましょう。プロセスを正確に把握し、実践することで、クオリティの高いアプリを開発できます。

本格的な開発に入る前に、アプリの概要をまとめ、設計や詳細な仕様書の作成などを行ないましょう。以下でiPhoneアプリを開発する大まかな流れを解説します。

1. アイデアの検討 ・アプリの目的やコンセプト、ターゲットユーザー、機能要件などを明確にする
2. 要件定義 ・アプリの開発に必要な機能要件を洗い出し、仕様書や設計書を作成する
・UI/UXデザインを決定することも重要
3. 開発環境のセットアップ ・開発に必要な環境を整える
・Xcodeをインストールし、Apple Developer Programに登録
4. コーディング ・機能要件やUI/UXデザインに基づいて、コードを書く
・開発にはSwiftやObjective-Cなどのプログラミング言語を使用
5. テスト ・開発が進んできたら、アプリの機能をテストしてバグを修正する
・テストには手動テストや自動化テストを使用
6. リリース ・アプリのテストが終わったら、App Store Connectにアプリを登録する
・Appleの審査に合格したらリリース

自社内や個人でiPhoneアプリを開発する際に準備すること5つ

自社内や個人でiPhoneアプリを開発する際は、さまざまな準備が必要です。適切な準備を行うことで、よりスムーズに開発を進めることができます。

自社内や個人でiPhoneアプリを開発する際に、準備すること5つを一覧にしています。

1. コンセプトの決定 ・どのアプリを作るか、機能やデザインのコンセプトを決定する
・必要な機能を明確にし、見た目や操作性にもこだわる
2. 開発の進め方の決定 ・アジャイル開発やウォーターフォール開発を決定する
・タスクやスケジュールの管理ツールも利用
3. 開発環境の構築 ・ソフトウェアやツール、開発言語などをインストールする
・XcodeというAppleが提供する開発ツールが一般的
4. テストの準備 ・テスト用のデバイスやテスト計画の作成する
5. アプリのリリース ・Apple Developer Programへ登録する
・アプリストアにアプリを申請する手続きも必要

iPhoneアプリ開発の費用を抑えるポイント4つ

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iPhoneアプリ開発は、高い技術力や豊富な経験が必要とされ、多くの場合高額な費用が必要です。しかし、費用を抑える方法はあるため、自社や個人でもiPhoneアプリ開発を始められます。

ここからは、iPhoneアプリ開発の費用を抑えるポイント4つを紹介します。

  1. 詳細な仕様をまとめる
  2. オープンソースのライブラリを使用する
  3. 適切な開発者を選ぶ
  4. 補助金を使う

1. 詳細な仕様をまとめる

アプリの仕様を明確にすることで、開発者に必要な情報を提供し、開発の進行を効率化できます。詳細な仕様をまとめることで、後々の修正や変更が発生するリスクを低減することも可能です。

アプリの機能やデザイン、使用するデータやAPIの仕様など、開発に必要な情報を可能な限り詳細にまとめましょう。

2. オープンソースのライブラリを使用する

オープンソースのライブラリは、無料で利用できるため、自社や個人でも開発に必要な機能を簡単に導入できます。画像処理やデータベース管理など、汎用的な機能は、すでに多くのオープンソースライブラリが存在しているため、開発コストを大幅に削減できます。

3. 適切な開発者を選ぶ

適切な開発者を選ぶことが費用削減につながります。開発者の経験やスキルに基づいて、費用対効果の高い選択をすることが重要です。開発者の過去の顧客からのリファレンスやレビューも確認し、信頼性や実績を確認することで、適切な開発者を選べるでしょう。

4. 補助金を使う

中小企業・小規模事業者が対象の、アプリ導入に関する補助金を利用することで費用を抑えられます。詳細な条件や申請方法は、各補助金の公式HPで確認しましょう。

  上限額
ものづくり補助金 ・一般型 1,000万円
・グローバル展開型 3,000万円
・ビジネスモデル構築型 1億円
IT導入補助金 ・A類型 30万〜150万
・B類型 150万〜450万
小規模事業者持続化補助金 50万円
事業再構築補助金 ・20人以下で2,000万円
・21人〜50人以下で4,000万円
・51人〜100人で6,000万円
・101人以上で8,000万円

iPhoneのアプリ開発で注意すること4つ

iPhoneのアプリ開発は、iOSの仕様や規約に沿った開発が必要であり、iPhoneの特性を理解して設計・開発する必要があります。ここでは、iPhoneのアプリ開発で注意すること4つを解説します。

  1. アプリの目的を明確にする
  2. ユーザーのニーズを考慮する
  3. セキュリティに気をつける
  4. Appleのガイドラインに従う

1. アプリの目的を明確にする

アプリを開発する目的やターゲットユーザーを明確にすることで、不必要な開発コストやユーザーからの不評を回避できます。

必要な機能やデザインを正確に把握できるため、開発者やデザイナーが効率的にアプリを設計・開発できるでしょう。

2. ユーザーのニーズを考慮する

アプリはユーザーが使うものであるため、ユーザーのニーズを考慮することが大切です。ユーザーが求める機能や使いやすさを提供できなければ、成功することはできません。

アプリの開発前にユーザーのニーズや行動パターンを十分に調査し、それに基づいてアプリの設計や機能、デザインなどを決定しましょう。

リリース後にもユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、アプリの改善や機能追加を行い、ユーザーのニーズに応え続けることが求められます。

3. セキュリティに気をつける

iPhoneアプリ開発では、セキュリティに十分な注意を払う必要があります。ユーザーが個人情報や機密情報を扱うことがあるため、アプリは脆弱性がないように設計されている必要があります。

開発者は、暗号化や認証、アクセス制限などのセキュリティ機能を備えた開発プランを立てましょう。

4. Appleのガイドラインに従う

iPhoneのアプリ開発では、AppleのApp Store Reviewガイドラインに準拠しなければいけません。

ガイドラインには、アプリの動作やセキュリティ、コンテンツ、デザインなど、さまざまな項目が含まれているため、事前に確認しましょう。アプリ開発者はガイドラインを厳密に守り、Appleによる審査を通過する必要があります。

まとめ

アプリ開発においては、目的やユーザーのニーズを明確にすることが重要です。必要な機能やデザインを正確に把握し、より効率的な開発が行えるでしょう。

外部の開発企業に依頼する場合は、ぜひ比較ビズを活用し適切なパートナーを選定してください。比較ビズには、多くのアプリ開発企業が登録しており、開発目的や予算などから一括見積りを立てることが可能です。

監修者のコメント
株式会社CHEAT
セールスマネージャー 北居洋平

株式会社CHEATのセールスマネージャー。高校・大学在学中にIT系の資格を取り、卒業後は関東へ渡り某財閥系データセンタで勤務。大震災を経験後、地元へ避難しマルチメディア系電設会社で官公庁むけシステム開発(ハード・ソフト)の営業を経て現在に至る。IT業界の幅広い分野の知識を武器にクライアントの課題をワンストップで解決。相談可能な分野はWeb制作・アプリ開発・Webシステム開発・AR・VRなど多岐にわたる。

OS別での開発費用に差はありませんが、ネイティブアプリ開発とハイブリッドアプリ開発によって大きく金額が変わります。また、昨今増えているご依頼でも、ヒアリングしながら軽い要件定義をしてみたところ、Webアプリでの開発で十分ということも少なくありません。

Webアプリについては基本はブラウザで動くものなので、どうしてもブラウザが持つメニューやURLバーなどの表示が気になるところですが、PWAという開発手法を用いることで、Webアプリでありながら普通のアプリのようにデザインを損ねることなく端末にインストールできるようになります。

金額相場の高い安いの順で言えば、【ネイティブ>ハイブリッド>PWA】となっており、要件に併せて開発手法を選ぶことでコストメリットを最大化できます。ただし、PWAは2021年秋現在において、iOSにPush通知を送ることができないデメリットがあります。

なので、アプリ開発をご検討される際は、(マーケティングは一旦置いておいて)

 1.スマートフォンが持つ独自機能(主にセンサーなど)が必要かどうか
 2.1が不要で且つ、iOSに対してPush通知が必要かどうか
 3.2が不要で且つ、端末にインストールが必要かどうか
をよく考えてみてください。

 1.ネイティブ開発によってiPhoneとAndroid別々に開発が必要かどうか
 2.ハイブリッド開発か、PWA開発でも良いか
 3.そもそもアプリじゃなくWebシステムでも良いのではないか
が判別できます。

もし判断に迷うようでしたら、上記を含めアプリ開発会社に相談すると良いでしょう。適切なアドバイスをもらえるはずです。

比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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