Webサイトにおけるミニマルデザインとは?効果・ルールや5つの事例を解説
- ミニマルWebデザインとは?
- ミニマルWebデザインのルールは?
- ミニマルデザインのWebサイト例は?
ミニマルデザインを意識したWebサイトにすることで「重要なメッセージが届く」「商品の魅力が伝わる」効果が見込めるでしょう。
この記事では、ミニマルデザインでWebサイト制作をしたい方に向けて、定義・効果・ルールを紹介します。ミニマルデザインのWebサイト例も解説するため、ぜひ参考にしてください。
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ミニマルWebデザインとは:構成する要素を最小限にしたデザイン
ミニマルデザインは、構成する要素を最小限にしたデザインです。シンプルですっきりとしたデザインは、伝えたいメッセージをダイレクトに伝える利点があります。
目に付くように目立たせたデザインは、結局目を引くものが何もない状態になってしまうでしょう。はっきりと何かを伝えるためには、ユーザーの視点を一点に集中させることが有効です。
たとえば「無印良品」は、現代のミニマルデザインの代表でしょう。見た目も含め、実用性・品質を重視したコンセプトは世界中で人気です。
ミニマルWebデザインの定義
ミニマルデザインに定義はありません。あえて定義する場合、余計な装飾なくシンプルに、はっきりとしたメッセージ性があることが条件といえるでしょう。「ミニマル(minimal)」は、日本語で「最小限であるさま」の意味になります。
ポイントはすべての要素をなくすのではなく、最小限にすることです。派手な装飾やデザインよりも、最小限の要素で表現されたミニマルデザインの方が、読者により強い印象やメッセージを与えることもあるでしょう。
シンプルなレイアウトに、メッセージを視覚的にわかりやすく伝えることができれば、完成されたミニマルデザインといえます。
ミニマルWebデザインに期待できる4つの効果
ミニマルWebデザインに期待できる効果を4つ紹介します。
- 重要なメッセージが届きやすい
- プロダクトの魅力が最大限に伝わりやすい
- ユーザビリティが向上しやすい
- インパクトを残しやすい
重要なメッセージが届きやすい
内容が少なくなると、残された内容はより際立ち、印象が強まります。伝えたい重要なメッセージが届きやすいところが利点でしょう。
プロダクトの魅力が最大限に伝わりやすい
ビジュアルを目立たせたいときに邪魔となる要素を削ぎ落とすと、プロダクトの魅力が最大限に伝わりやすいでしょう。ポートフォリオサイト・商品紹介サイトなどは、作品や商品が目につきやすいため、ミニマルデザインとの相性がいいです。
ユーザービリティが向上しやすい
サイトの意図が明確なミニマルデザインのサイトは、コンテンツ情報が得やすいです。ユーザーの視覚や行動を邪魔することなく、使いやすいサイトになるでしょう。
インパクトを残しやすい
インパクトがあるため印象を強く残せて、サイトに再訪してくれる可能性が高まるでしょう。情報量が多すぎて見づらいサイトはたくさんあります。
洗練されたミニマルデザインのサイトは、他サイト・広告などと差別化を図ることができます。
ミニマルWebデザイン5つのルール
ミニマルWebデザインのルールを5つ紹介します。
- 無駄な要素を省いてシンプルにする
- 余白を効果的に使用する
- 色使いを最小限にする
- 認識しやすくインパクトのあるフォントを選択する
- 鮮やかな色の写真を使用する
無駄な要素を省いてシンプルにする
無駄な要素をいれずにきわめてシンプルにすることが最も重要です。デザイン上にある内容は、すべて必要最小限にしましょう。
画像・テキストなどで必要ない内容は排除します。伝えたい情報のみを残し、レイアウトする理由がないものはデザイン上から消しましょう。
余白を効果的に使用する
無駄を排除すると自然と余白が多くなります。空間の使い方で美しさをつくるのがポイントです。たとえば、真っ白なレイアウトの中に小さな文字が急にあらわれると、芸術を感じる場合があります。
余白は、視覚的な美しい芸術性を生み出す特徴といえます。余白が多いデザインは、メッセージがわかりやすいことが利点でしょう。
色使いを最小限にする
デザインに使う色はなるべく少なくしましょう。シンプルかつ色のアクセントがつきやすいため、メッセージを強く打ち出すことができます。
コントラストが明確であると、より伝えるべき内容がはっきりしてくるでしょう。
認識しやすくインパクトのあるフォントを選択する
文字は大きく・わかりやすく・印象強いものを選択しましょう。すっきりとした無駄のないデザインはフォントが目立ちます。
フォント選択は、デザイン全体の印象に影響します。フォントですっきりとした美しさを表現しましょう。
鮮やかな色の写真を使用する
画像は、最も目をひく部分です。色彩がある画像は、まるで感情表現のように鮮やかにデザインの雰囲気を決定づけます。
写真を選択する際のポイントは、選んだ画像にもミニマリズムの特徴が含まれているようにしましょう。気が散る・騒がしいイメージの画像を選択すると、ミニマリズムが本来持つよさが損なわれる可能性があります。
ミニマルWebデザインで成功したサービス事例
「ミニマル」の概念は、Webサイト以外でもさまざまな物・事に当てはまります。ミニマルデザインで成功したサービス事例は以下です。
- note
Twitterは、文字数を140字に制限したコミュニケーションツールです。Instagramは日常の切り取りをシェアすることに特化したコミュケーションツールで、特に画像投稿に特化しています。
noteは、クリエイターがブログ・写真・音声などで発信できるメディアプラットフォームです。余計な機能を排除して何かの機能に特化したことが、多くの人に利用されるサービスに成長した要因でしょう。
ミニマルデザインのWebサイト例5選
ミニマルデザインのWebサイト例を5つ挙げます。
- apple
- MUJI HOUSE VISION
- DRAFT
- bulan
- Milano Contract District
apple
引用:apple公式サイト
apple社は、ミニマルデザインの世界的な代表例です。シンプル・無駄がない・優れたプロダクトデザインなどのコンセプトがメッセージ性をより際立たせます。
印象的な商品写真・インパクトのあるキャッチコピー・スクロールするたびにある動的な変化が、最小限の要素で最大限の訴求力を引き出しています。
MUJI HOUSE VISION
引用:無印良品公式サイト
無印良品も、日本のみならず世界的な代表例です。無印良品の家の暮らしの作り方に関するページは、白い空白を活かしたレイアウトになっています。
メッセージ・イメージが届きやすい効果が有効にはたらいています。無印良品のシンプルなブランドイメージをそのままに、強力なメッセージ性のあるよい例といえるでしょう。
DRAFT
引用:DRAFT公式サイト
DRAFTは東京のデザイン会社です。ホームページでは画像とともにプロジェクト名のみ表示されます。建築物の写真が際立って見えますが、文字の大きさ・配置・フォントによるところが大きいでしょう。
文字のデザインを調整して、効果的に見せる手法をタイポグラフィといいます。ミニマルデザインはタイポグラフィと相性がよいため、うまく活用することでおしゃれなページに仕上げることが可能です。
bulan
引用:bulan公式サイト
中目黒の古着屋のページで、ファーストビューに表示されている内容が「bulan」の文字と会社の説明だけです。左上と右下に入っている線がアクセントになっており、シンプルなだけではなく目をひくサイトに仕上がっています。
最小限の必要な情報のみにしぼっているため、ブランドイメージ・おしゃれさなどが際立つデザインといえるでしょう。
Milano Contract District
引用:Milano Contract District公式サイト
ミラノにある建設会社のホームページです。ミニマルデザインのサイトは背景に白・黒などの彩度が低い色を使うことが多いです。思い切って黄色の背景色を採用しているところが、サイトのインパクトをより引きたてています。
グリッドレイアウトを組みあわせている点が、印象強さのあるサイトにしています。グリッドレイアウトとは、テキスト・画像などの各要素を格子状(グリッド)に配置するレイアウト手法のことです。
まとめ
ミニマルWebデザインの定義・効果・ルールやミニマルデザインのWebサイト例を解説しました。
ミニマルデザインは、もはやデザインのいちトレンドに留まらず、定番のデザイン手法のひとつとなりつつあります。サイトの種類・目的によっては、ミニマルデザインに適さない場合もあるため、注意しつつ取り入れていきましょう。
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また、業種や提供するサービスによってもミニマルデザインは向き不向きが出やすいです。私個人の感覚としては、ミニマルデザインであれば伝えることは1つだけに絞った方が良いと考えています。多くても情報の見出しは2つまで。それ以上であれば中途半端に削ぎ落とすよりも「3つの特長」など少しボリュームのあるコンテンツにするのがおすすめです。
自社のサービスや商品を1フレーズで説明できるようなものであれば、いわゆる「洗練された」といわれるミニマルデザインのWEBデザインも成功しやすいのではないでしょうか。
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