リモートアクセス・VPN接続の違いと切れる問題の対策

更新日:2020年09月15日 発注カテゴリ: Web制作会社・システム開発会社
リモートアクセス・VPN接続の違いと切れる問題の対策

新型コロナウイルスの影響でリモートワークの普及が進んでいます。それを可能にするのが、リモートアクセスという社外から社内のネットワークに接続する方法です。なお、リモートデスクトップというよく似た言葉もありますが、少々異なる点もあります。そこで、ここではリモートアクセスやリモートデスクトップの基本と、安全な通信を行うためのVPNについて、VPN接続が切れる問題の対処法についてまで説明していきます。

関連する記事

リモートアクセスとリモートデスクトップの違い

リモートアクセスもリモートデスクトップも、同じように社外から社内に接続するためのものですが、これらは概念のカテゴリーが異なります。最初にそれを整理しておきましょう。

リモートアクセスとは

リモートアクセスとは、離れた場所にあるパソコンやネットワークに対して接続することです。そのために、リモートアクセス用のツールを使ってネットワークに接続するための環境を作ります。

ただ、インターネット回線を介して接続を行うため、社内の情報が漏れてしまうことがセキュリティ面でのリスクです。そこで、セキュリティ対策として、VPNを構築して安全に接続できる環境を作ったり、SSLによる通信の暗号化をしたりなどが行われています。

リモートデスクトップとは

リモートデスクトップとは、リモートアクセスをするためのツールの一種です。遠隔地にあるパソコンのデスクトップ画面を、自分のパソコンに転送して操作できるようにします。

リモートアクセスが離れた場所のネットワークに接続すること自体を指すのに対して、リモートデスクトップは、リモートアクセスによって離れたパソコンのデスクトップ画面を自分のパソコンに転送することを指します。

VPN接続をしなくてもリモートデスクトップは可能ですが、やはりセキュリティ面にリスクがあるため使用する際は対策を取っておくべきです。

リモートアクセスとVPNの関係

リモートアクセスとは、先ほども述べたように、離れた場所のネットワークにインターネット回線を通じて接続することですが、インターネット回線を使用するのは不特定多数のユーザーですから、場合によっては通信が漏れてしまう可能性があります。それを防ぐ対策としてVPNを構築するのですが、そのVPNとは何なのかを確認しておきましょう。

VPNとは

VPNとは「Virtual Private Network」のことで、日本語では「仮想プライベートネットワーク」と呼びます。インターネット回線を使って安全に通信するための環境と言ってよいでしょう。

インターネット回線を使いながら、認証済みのユーザーのみが利用できるようプライベートネットワークを構築するため、さながら専用回線のように安全な通信ができるのが特徴です。接続先がどれほど離れていても問題ありません。

VPN接続でなぜ安全な通信ができるのか

VPN接続によって、インターネット回線を使うのになぜ安全な通信が可能になるのかを説明しましょう。それには、トンネリング、カプセル化、暗号化、認証の4つの要素が鍵を握っています。

トンネリング

トンネリングとは、文字通りインターネット回線のなかにトンネルを作ることによって、データの送受信を安全に行うための仕組みです。VPNではトンネルの中を通って目的のネットワークに接続するため、不特定多数が使用する一般のインターネット回線とは区別されます。

カプセル化

カプセル化とは、トンネル内にデータを送り込む時の安全対策です。こちらも文字通り、カプセルのようなものでデータを包み込むことで目的地にまで安全に送り届けます。いわば、郵便物に対する封筒のようなものと言えるでしょう。

暗号化と認証

暗号化と認証は、トンネリングとカプセル化によっても防ぎきれない脅威に対する安全策です。トンネリングによってインターネット回線に専用回線を構築しても、そのトンネルの中までウイルスなどの脅威となる存在が侵入してくることも考えられなくはありません。ウイルスなどの脅威は年々進化しており、手口も巧妙化しているため、カプセル化での送受信でもデータを盗まれてしまう可能性もあります。

そこで、データ自体を暗号化することによって鍵をかけ、たとえ盗まれたとしても何のデータなのか中身まで見られることを防ぐ対策が有効になります。暗号化して送信したデータは、正しい受信者と認証できた相手だけが中身を確認可能です。

VPNは、カプセル化したデータをトンネリングで送受信し、さらにそれを暗号化して認証できたユーザーだけが中身を見られるようにするという仕組みで安全性を高めています。一般のインターネット回線を使って安全にリモートアクセスができるのはこのためです。

2種類に大別されるVPN

VPNは、接続する回線と接続する形態によって大きく2種類に分けられます。

接続する回線の違い

VPNの回線には、通常のインターネット回線を使用するインターネットVPNと、独自に通信事業者が作ったネットワーク回線を使用するIP-VPNがあります。

通常のインターネット回線を使用するインターネットVPNの方が導入コストは低いです。一方、IP-VPNの方がコストはかかりますが、セキュリティはより強固になります。

接続する形態の違い

VPNを接続する形態には、拠点同士を接続する拠点間VPNと、拠点にパソコンやスマホなどの端末で接続するリモートアクセスVPNがあります。

前者は、2つの拠点にVPNゲートウェイという接続口のようなものを設置して、拠点同士を常時接続します。後者は、ユーザーが自分のパソコンやスマホなどにVPN接続を行うためのアプリをインストールし、必要な時だけそのアプリを使って拠点にVPN接続する方法です。

リモートデスクトップが切れる場合の対策

リモートアクセスやリモートデスクトップ、VPN接続について詳しく見てきましたが、特に異常がないように見えても時々リモートデスクトップが切れることがあります。そこで、リモートデスクトップが切れる時の対策を、Windows10を例に設定方法を解説しますので、状況に応じて試してください。

RDPクライアントを変更

Windowsボタンをクリックし「gpedit.msc」と入力すると、「リモートデスクトップ接続のクライアント」が表示されます。それをクリックし、「ローカルコンピューターポリシー」から、「コンピューターの構成」内の「管理用テンプレート」を選んでください。

「Windowsコンポーネント」から「リモートデスクトップサービス」を選び、「リモートデスクトップ接続のクライアント」から「クライアントのUDPを無効にする」をクリックしてみましょう。もしそれが「無効」や「未構成」となっていたら、「有効」にしておきます。

RDPホストを変更

先ほどと同じ手順で「リモートデスクトップサービス」まで開いたら、「リモートデスクトップセッションホスト」をクリックし、「接続」から「RDPトランスポートプロトコルの選択」を選んでください。

「無効」や「未構成」となっていたら「有効」にし、「トランスポートの種類の選択」のオプションから「TCPのみを使用」を選択します。それで「適用」をクリックすれば、リモートデスクトップが切れる問題が解決する可能性があります。

まとめ

リモートアクセスやVPN接続、リモートデスクトップが切れる問題を見てきましたが、それらの仕組みについてしっかり理解しておくことが大切です。また、セキュリティ対策も重要なので十分に考慮してください。

Web制作会社・システム開発会社を一括見積もりで発注先を楽に探す

Web制作会社・システム開発会社の案件一覧

Web制作会社・システム開発会社のお見積り案件の一覧です。このような案件に対応したい場合は「資料請求フォーム」よりお問い合わせください。

比較ビズへ掲載しませんか?

カテゴリ一覧

人気記事

Web制作会社・システム開発会社の最新記事

一括見積もりで発注業務がラクラク!

  • 無料一括見積もりで募集開始
  • 複数の業者・専門家から提案が入る
  • ピッタリの一社を見つけよう

不透明な見積もりを可視化できる「比較ビズ」

比較ビズは「お仕事を依頼したい人と受けたい人を繋ぐ」ビジネスマッチングサービスです。
日本最大級の掲載企業・発注会員数を誇り、今年で運営15年目となります。
比較ビズでは失敗できない発注業務を全力で支援します。

日々の営業活動で
こんなお悩みはありませんか?

営業活動でよくある悩み

そのお悩み比較ビズが解決します!

詳しくはこちら
お電話での見積もりはこちら