CMSとは?CMS開発のメリット3つや手順を徹底解説!

合同会社なまけもの
監修者
合同会社なまけもの 代表社員 金谷 道
最終更新日:2024年04月03日
CMSとは?CMS開発のメリット3つや手順を徹底解説!
この記事で解決できるお悩み
  • CMSとは?
  • CMS開発のメリットは?
  • CMS開発の手順は?

「CMS開発を計画したいが、手順がわからない…」という方必見!一般の方でもCMS開発に挑戦できますが、成功するためには時間と労力をかける必要があります。

この記事ではビジネスオーナーやWebサイト運営を検討している方に向けて、CMS開発の手順を分かりやすく解説します。最後まで読めば、CMS開発のメリットもわかります。

CMS開発の注意点も紹介しているため、デジタルマーケターもぜひ参考にしてください。

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CMSとは

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CMSは、Webサイトやデジタルメディアのコンテンツを効果的に管理・編集・公開するためのソフトウェアやプラットフォームのことです。

CMSはテキストや画像、ビデオなどのコンテンツを組織的に管理し、編集できるインターフェースを提供します。CMSを使用して新しいWebページを簡単に作成し、既存のテンプレートを利用したり、カスタマイズできます。

一般的なCMSにはWordPressやJoomla、Drupalなどがあり、異なるニーズや用途にあわせてカスタマイズすることが可能です。CMSはWebサイトの所有者にとって、コンテンツを管理し、Webプレゼンスを効果的に維持するための利便性を提供します。

CMS開発のメリット3つ

ここからは、CMS開発のメリットを3つ紹介します。

  1. コンテンツの簡単な管理ができる
  2. SEO対策につながる
  3. コスト効率が上がる

1. コンテンツの簡単な管理ができる

コンテンツの簡単な管理ができることは、CMS開発の主要なメリットの1つです。CMSはWebサイトやアプリのコンテンツを簡単に管理できるため、プログラミングやテクニカルスキルを持っていない方に非常に有用です。

CMSは複数のユーザーを管理でき、それぞれのユーザーに異なるアクセス権を設定できます。複数人が同時にコンテンツを編集し、協力して作業できるでしょう。

ユーザーインターフェースは直感的で、テキストや画像の追加、編集、削除が簡単に行えます。

2. SEO対策につながる

CMSを使用することでコンテンツの最適化と管理が簡単になり、SEO対策の実施が効果的になります。

CMSを使用すると、新しいコンテンツの追加や古いコンテンツの修正、ブログ記事の投稿などを簡単に行うことが可能です。迅速なコンテンツ更新は、検索エンジンのクローラーに対して新鮮なコンテンツを提供でき、検索結果のランキング向上に寄与します。

検索エンジンはユーザーエクスペリエンスと品質の高いコンテンツを評価するため、CMSの使用はランキングに影響を与えます。

3. コスト効率が上がる

CMSを使用するとコンテンツの更新や変更が迅速に行えるため、更新にかかる時間とリソースを削減できます。カスタムCMSを使用する場合、多くのコア機能が事前に用意されており、カスタマイズが簡単です。ゼロからカスタムCMSを開発する必要がなく、開発時間とコストを節約できます。

CMS開発でコスト効率が向上し、コンテンツ管理やWebサイトの運用にかかるコストが削減されます。

CMS開発の手順

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ここからは、CMS開発の手順を紹介します。

  1. プロジェクトの計画とニーズの定義
  2. データベース設計
  3. コンテンツ管理機能の開発
  4. テーマやデザインのカスタマイズ
  5. プラグインや拡張機能の開発
  6. セキュリティ対策
  7. テストとデバッグ
  8. デプロイメントとホスティング

1. プロジェクトの計画とニーズの定義

プロジェクトの目的やターゲットオーディエンスを明確に定義することは、コンテンツや機能の方向性を確立します。機能要件を具体化し、プロジェクトのスケジュールと予算を設定することで、開発プロセスを効率化できます。

情報アーキテクチャとコンテンツストラクチャの設計は、ユーザーフレンドリーなWebサイトを構築するために不可欠です。

2. データベース設計

データベース設計は、コンテンツとデータの効率的な管理を保証する基盤です。適切なデータモデルを設計し、データの正規化を行うことで、データベース内の情報の整合性を確保します。

データベースのパフォーマンスを最適化するために、クエリの最適化やインデックスの設定を行いましょう。データベースの設計段階での注意深いプランニングは、後のステップでのスムーズな運用を支えます。

3. コンテンツ管理機能の開発

コンテンツ管理機能の開発は、Webサイトやアプリの中核を形成しましょう。ユーザーがコンテンツを作成、編集、削除できる機能を提供することは、運用効率と柔軟性の向上に貢献します。

ワークフロー管理の導入により、コンテンツの承認プロセスを最適化し、複数のユーザーが協力してコンテンツを管理できます。

4. テーマやデザインのカスタマイズ

テーマやデザインのカスタマイズは、Webサイトやアプリのビジュアルアイデンティティを形成し、ユーザーエクスペリエンスを向上できます。レスポンシブデザインを導入して、異なるデバイスでWebサイトが適切に表示されることを確保しましょう。

ブランディング要素(ロゴ、色、フォントなど)をカスタマイズし、ブランドイメージをWebサイトに反映させます。デザインはユーザーの印象に大きな影響を与えるため、注意深い設計が必要です。

5. プラグインや拡張機能の開発

プラグインや拡張機能の開発により、CMSの機能を拡張し、特定の要件に合致させることが可能です。カスタムプラグインの開発を通じて、新しい機能や機能拡張を導入します。

プラグインのセキュリティを確保し、悪意のあるコードや攻撃からWebサイトを守るための対策も重要です。

6. セキュリティ対策

セキュリティ対策は、Webサイトやアプリの運用において不可欠です。ユーザー認証と権限管理を実装することで、ユーザーアクセスを制御し、不正アクセスを防ぐことが可能です。

セキュアコーディングプラクティスを採用し、脆弱性を最小限に抑えます。データの暗号化を導入して、ユーザーデータや重要な情報を保護し、データ漏洩を防止します。セキュリティは持続的なプロセスであり、定期的な監視とアップデートが必要です。

セキュアコーディングプラクティスとは

セキュアコーディングプラクティスは、コードを記述する際に潜在的なセキュリティの脆弱性を防ぐ手法を指します。
ソースコードだけではなく、サードパーティライブラリも安全な状態に維持することが含まれます。

7. テストとデバッグ

テストとデバッグは品質保証の重要なステップです。ユーザーエクスペリエンスを確認し、ユーザーが問題なく操作できることを確保しましょう。ユーザーフレンドリーなナビゲーション、フォームの機能性、コンテンツの可読性などを検証します。

テスト中に発見されたバグや問題を記録し、デバッグプロセスを通じて修正します。品質を維持するために継続的なテストが必要です。

8. デプロイメントとホスティング

開発したCMSを本番環境にデプロイし、Webサイトやアプリをホストしましょう。適切なサーバー環境をセットアップし、必要な設定を行います。Webサイトの運用中は、監視とバックアップの設定を行い、トラブルシューティングに備えます。

デプロイ後、Webサイトが正常に運用され、ユーザーに提供されることを確認しましょう。

CMS開発の注意点2つ

ここからは、CMS開発の注意点を2つ紹介します。

  1. モバイルフレンドリーな設計をする
  2. 適切な拡張機能を導入する

1. モバイルフレンドリーな設計をする

CMS開発において、モバイルフレンドリーな設計をすることは非常に重要です。検索エンジンはモバイルフレンドリーなWebサイトを評価し、モバイルファーストインデックスを導入しています。モバイルフレンドリーなデザインは、検索結果のランキングに影響を及ぼすため、設計漏れがないようにしましょう。

モバイルユーザーは高速な読み込み速度を求めます。画像やメディアの最適化、ブラウザキャッシュの活用など、ページの読み込み速度を向上させる対策を行いましょう。

モバイルフレンドリーな設計は、Webサイトの成功とユーザーエンゲージメントの向上に不可欠な要素です。

2. 適切な拡張機能を導入する

CMSは基本的な機能を提供しますが、特定のプロジェクトや業界に特有のニーズに合致するためには拡張機能が必要です。

CMSに適切なワークフロー管理やタスク自動化の拡張機能を導入することで、コンテンツ管理の生産性を向上できます。作業プロセスが効率化され、時間とリソースを節約することが可能です。

拡張機能は、Webサイトのパフォーマンスに与える影響を評価します。パフォーマンスの低下を招かないように最適な選択を行いましょう。

まとめ

一般の方でもCMS開発に挑戦できますが、成功するためには時間と労力をかける必要があります。CMSの運用とカスタマイズに知識が不足していると感じる場合は、システム開発会社に依頼することを検討してみてください。

比較ビズには、CMS開発を依頼できるシステム開発会社が多数在籍しているため一括見積が可能です。比較ビズの活用は完全無料であるため、自身のプロジェクトにあった開発会社を比較・検討してみてください。

監修者のコメント
合同会社なまけもの
代表社員 金谷 道

組み込みエンジニアからキャリアをスタートし、Techベンチャー数社と大手SIerで技術責任者と事業開発を経験。技術とデザインの両面から設計が出来ることが強み。現在は各社の経営層の相談相手・新規事業企画をメイン業務としている。大手金融機関のポータルサイト、AIを使用したタレントマネジメントツール、ウェビナーメディアの立ち上げなどの実績がある。

コンテンツの編集や管理の利便性から、サイト構築時にはCMSを導入することが一般的です。WordPressやMovable TypeなどのメジャーなCMSや近年ではヘッドレスCMSという選択肢もあり、予約システムなどのWebシステムと統合した環境構築も可能です。

よく見かけるパターンとして、せっかくCMSを構築しても運用や更新がなされていないケースです。そのような事態にならないように、構築時には運用を見越して管理画面の設定や必要であれば説明をうけるとよいでしょう。

更新イメージが明確であれば開発時に更新しやすい入力画面を用意することも可能です。どのCMSでも非公開で記事を作成することができるため触ってみることが一番早いです。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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