WEBアプリ開発に必要な知識は？WEBアプリの仕組みや開発言語も解説

WEBアプリ開発に必要な知識4つ

WEBアプリを開発するためには、以下4つの知識が必要です。

アプリの種類

アプリには、以下の3種類があります。

WEBアプリ

WEBアプリとは、GoogleやBingなどのインターネット上で利用できるアプリのことです。Yahoo!JAPANやYouTubeなど、私たちの生活に浸透しているアプリも多くあります。

WEBアプリが動く仕組み

WEBアプリは、WEBブラウザを操作することで利用できますが、実際にWEBアプリが動作しているのはWEBサーバー上です。WEBブラウザで操作した内容をWEBサーバーに伝え、WEBサーバーがリクエストどおりに操作しています。

WEBブラウザで「『WEBアプリ』に関する記事を探したい」とWEBサーバーにリクエストを送ると、WEBアプリに関連した記事が表示される仕組みです。

ネイティブアプリ

ネイティブアプリとは、スマホ用のアプリを指します。ネイティブアプリは、スマホ本体にデータが保存されているため、インターネットにアクセスする必要がありません。オフラインの状態でも利用できることは、WEBアプリと大きく異なるポイントです。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリとは、WEBアプリとネイティブアプリ、それぞれの特徴を備えたアプリを指します。WEBブラウザでの利用と、スマホ内へのインストールが両方できるアプリです。たとえば、YouTubeやAmazonなどのアプリがあります。

WEBアプリの構成

WEBアプリの構成は、主に以下の3つです。

フロントエンド

フロントエンドとは、WEBアプリの見た目や、入力した情報をサーバーに送信する機能など、ユーザーの目に見える部分のことです。「HTML」や「CSS」などの言語を用いて、WEBページの見た目を構成しています。

バックエンド

バックエンドとは、WEBアプリの動的処理や設計・運用など、ユーザーの目に触れない部分のことです。バックエンドは、WEBサーバーに触れる部分が多いため「サーバーサイド」と呼ばれることもあります。

データベース

データベースとは、決まったデータ構造で整理されたデータの集まりのことです。WEBアプリのデータ構造を一定の形式にすることで、複数の媒体で共有したり、検索したりできます。データベースの保存形態は、以下の3種類です。

階層型データベース

階層型データベースは、樹形図のようにデータを関連付けて保存しています。上層から特定したいデータまでのルートが1本しかないため、データ検索速度が早いです。

しかし、他のルートと情報共有されていないため、データが重複する場合は、複数の場所にデータを保存する必要があります。

ネットワーク型データベース

ネットワーク型データベースは、関連性のあるデータを相互に結び付けて保存しています。階層型データベースを元にし、途中のルートもつながっている形式です。

他のルートと情報共有されているため、データが重複する場合も、複数の場所にデータを保存する必要がありません。

リレーショナル型データベース（RDB）

リレーショナル型データベースは、表の形式でデータを管理しています。現在主流なデータベースは、リレーショナル型データベースです。

情報整理がしやすく、データがわかりやすいメリットがありますが、データ管理プログラムが複雑になるデメリットもあります。

WEBアプリ開発で使用する開発言語の種類3つ

WEBアプリ開発に必要な開発言語の種類は、以下の3つです。

ブラウザ表示で使用する開発言語

WEBブラウザにWEBアプリを表示させるためには、ブラウザ表示に関わる開発言語が必要です。ブラウザ表示に必要な開発言語は、以下の4つがあります。

• HTML：ブラウザに文字や画像を表示させる
• CSS：HTMLで表示している文字や画像に装飾を加える
• PHP：動的WEBページを作成するために使用する
• JavaScript：文字や画像などへ複雑な動きを加える

サーバー処理で使用する開発言語

WEBブラウザでアプリを表示させるためには、WEBサーバーからWEBブラウザに情報を送信する処理をしなければいけません。WEBサーバーが処理を実行するために使用する言語は、以下の3つです。

• Java：動作速度が早く動作環境の影響を受けない
• JavaScript ：ブラウザ表示だけではなくサーバーの処理にも使われる
• Python ：サーバー処理や機械学習アルゴリズムなどを組み込める

データベース処理で使用する開発言語

データベースにデータを保存したり、取得や削除したりする場合に使われる開発言語は「SQL」です。SQLは、データベースを操作するための言語であるため、プログラムは動かせません。

アプリ開発の効率性を高める場合はWEBフレームワークが必須

WEBフレームワークとは、アプリ開発の効率性を高める開発専用ツールです。WEBアプリを開発するために、コードをすべて書こうとすると、とても時間がかかるでしょう。

WEBフレームワークを用いると、WEBアプリ開発の基盤となる骨組み部分を組んでくれるため、機能を追加するだけで開発可能です。骨組みだけではなく、アプリの機能を追加するコードを書く手助けもしてもらえるため、開発の手間がかなり省けます。

Pythonのアプリ開発手順を解説！活用できるウェブフレームワーク3つ

WEBアプリの開発は初心者でも可能？

初心者がWEBアプリを開発することは難しいです。WEBアプリを開発するためには、開発言語や言語同士が連携する仕組みを理解している必要があります。

サーバーやインターネットに関する知識なども不可欠です。言語や仕組みを理解するまでには、かなりの時間がかかるでしょう。

まとめ

WEBアプリは、インターネット上で利用できるアプリのことを指し、私たちの生活に深く関わっています。インターネットが身近な現在、自社のサービス認知度向上を目指すために最適な手段です。

WEBアプリ開発に慣れておらず、自社のサービスを効果的に使えるアプリの開発が難しい場合もあるでしょう。比較ビズには、さまざまな得意分野をもったシステム開発会社が数多く在籍しています。

2分程度の入力で、全国から自社にぴったりなシステム開発会社が見つかるでしょう。自社のサービス認知度を効率的に上げられるWEBアプリを制作したい方は、ぜひご利用ください。

監修者のコメント

PJ-T&C合同会社

代表　藤本篤志

自身の海外経験や各国知日人材とのネットワークを活かし、2019年5月に多言語ウェブ制作会社を設立。知日ネイティブが翻訳やデザインを担当する、「多言語サイト制作」を得意としている。同時に、Yubico社やAuthenTrend社等、海外の先進セキュリティ機器を、正規代理店として日本で展開。「認証セキュリティ」の普及と中小企業での導入をサポートしている。

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企業がビジネスツールとしてアプリを開発する場合、比較的低コストで開発できるウェブアプリが選択されることが多いです。自社業務用アプリなど、ユーザーが使用するブラウザやデバイスが限定されている場合は、それに対応させれば問題ありません。

しかし、使用されるブラウザやデバイスが限定されない場合は、それぞれに対応させ、テストをする必要が生じます。そのため、Webアプリ開発に当たっては、ユーザーの条件を明確にし、それに沿って要件を定義していくことが重要です。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。