WordPressのサーバ移行・引越し方法・手順を解説!手動とプラグインどちらがおすすめ?

更新日:2021年04月15日 発注カテゴリ: ホームページ制作・デザイン
WordPressのサーバ移行・引越し方法・手順を解説!手動とプラグインどちらがおすすめ?

WordPressサイトを新しいサーバに移行したい・引越ししたい。そう考えている企業・店舗担当者の方は多いのではないでしょうか?WordPressに対応するレンタルサーバは多数存在しますが、そのすべてが自社サイトにマッチしているとは限らないから。ただし、WordPressの移行はコピー&ペーストというわけにはいきません。WordPressをまるごと新規サーバに移行したい、ドメインも同時に変更して心機一転再スタートしたい、しかし移行・引越しの方法がわからないという方も少なくないはずです。そこで本記事では、代表的な2つの手法に絞って、WordPressのサーバ移行・引越し方法を具体的な手順とともに解説!どちらの移行手法がおすすめなのか?ヒントとなるポイントも紹介していきます。

移行する前に!WordPressの構造・基本を理解

WordPressの移行・引越しとは、既存サーバに構築・保存されているWordPressデータを、新規サーバに移行(マイグレーション)すること。ITに詳しくない方なら、WordPressデータをまるごとコピーして、新しいサーバにペーストすればいいのでは?と感じるかもしれませんが、それではWordPressが「正常に動作」しません。移行・引越しを実行する前に、まずはWordPressの構造・基本を理解しておくことが重要です。

WordPressファイル

一般的なHTMLサイトと異なり、WordPressはユーザーのリクエストに応じて静的ページを生成する「動的CMS」であるのが特徴。そのため、WordPressは大きく「ファイル」「データベース」から成り立つ構造を持っています。WordPressファイルに含まれるものは以下の通り。

WordPress本体 インストールされたWordPressのシステムファイル
WordPressテーマ・プラグイン インストールされたテーマ・プラグインファイル
静的ページ HTMLで記述されたWebページ
画像ファイル コンテンツなどに挿入される画像データ

WordPressデータベース

動的CMSであるWordPressは、ユーザーのリクエストを受け、必要なデータを集めたうえで静的ページを「都度生成」しています。こうした静的ページを生成するため、WordPressで必須とされているのが「データベース」です。MySQLデータベースが利用されるWordPressでは、以下のようなものがデータベースに保存されています。

テーマ設定 インストールされたテーマをどう表示するか
ウィジェット設定 インターフェースのウィジェットをどう表示するか
プラグイン設定 インストールされたプラグインをどう活用するか
コンテンツ テキスト・HTMLタグなどを含むブログ記事

データベースに保存されるデータが、静的ページを生成するためWordPressに欠かせない情報であることがおわかりでしょう。このため、WordPressファイル・データベースは、同じサーバで保存・管理されるものの、データベースの「保存場所」はファイルとは異なります。

WordPressの移行・引越し方法は2つ

つまり、WordPressの移行・引越しをする際には「どんなファイルがどこにあるか?」ファイルとデータベースの関連性をキープしなければ「正常に動作」しません。では、正常に動作するようにWordPress移行するにはどうすべきか?大きく「手動」で移行する方法、「プラグインを活用」して移行する方法があります。

手動でWordPressを新規サーバへ移行

「FTPソフトウェア」「phpMyAdmin」ツールを利用し、ステップバイステップで「データを手動で移行する」方法です。phpMyAdminツールは、既存サーバ・新規サーバどちらでも標準で用意されていますが、FTPソフトウェアは、移行作業するデバイスに応じて最適なものを入手する必要が。

ただし、無料で使えるツールも多いため、入手が難しいということはありません。「Mac」「Windows」どちらでも使える「Cyberduck」などがおすすめ。注意点としては、WordPress移行作業は「Mac」「Windows」どちらか一方で行うこと。手順ごとにデバイスを変更すると、ファイルが壊れるなど「移行失敗」の要因になります。

https://cyberduck.io

WordPressプラグインで新規サーバへ移行

WordPressの大きな魅力は、必要な機能をプラグインで追加していける柔軟性です。当然のことながら、WordPress移行(マイグレーション)に最適なプラグインもあります。これらのプラグインを活用し、簡単かつ手軽にWordPressを移行・引越しできます。

代表的なプラグインとしては、日本語化されていて使い勝手のいい「All-in-One WP Migration」や、バックアップツールとしても非常に強力な「Duplicator」などがあり、ニーズに応じたチョイスが可能です。

https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-migration/

https://ja.wordpress.org/plugins/duplicator

手動でWordPressを新規サーバへ移行する手順

それでは、まずは「手動」でWordPressを新規サーバへ移行・引越しする手順を紹介していきましょう。「手動」「プラグイン活用」どちらの場合でも、WordPressの移行先となる「新規サーバ」を用意(レンタルサーバ・ホスティングサービス)しておくことが前提です。

1. 新規サーバでサイトを追加

WordPressの移行先となる新規サーバで「サイトを追加」し、受入れの準備を整えます。やるべきことは大きく以下の2つ。

  • 新規サイトでドメインを設定する
  • 既存WordPressと新規サイトのPHPバージョンをあわせる

WordPressサイトを運営する多くの方は「独自ドメイン」を取得しているはず。新規サーバでも継続してドメインを使うため、独自ドメインを「追加設定」しなければなりません。設定方法はレンタルサーバごとに異なるため、それぞれのマニュアルを参照してください。

また、PHPで構築されるWordPressは、バージョンによる不具合を起こしがち。リスクを最小化するためにも、新規サイトのPHPバージョンを既存WordPressサイトにあわせておくことがポイントです。こちらもレンタルサーバごとに設定方法は異なります。

2. 既存サーバからWordPressファイルをダウンロード

次に、FTPソフトウェアを使って既存サーバから「WordPressファイル」のみをローカル環境(Mac or Win)にダウンロードします。FTPソフトウェアで既存サーバに「接続」すると、保存されているデータがすべて一覧表示されます。WordPressサイトのデータをすべて選択し、ローカル環境へドラッグ&ドロップして保存します。専用のフォルダーを作成しておくといいでしょう。

3. 既存サーバのWordPressデータベースをエクスポート

次に、既存サーバの「phpMyAdmin」ツールを利用して「既存WordPressデータベース」をエクスポート・ローカル環境に保存します。以下は「Bluehost」の例ですが、phpMyAdminを見つけてクリック、表示されたツールから「エクスポート」タブを選択し、各種設定を確認した後「実行」ボタンでエクスポート・保存するという流れです。

ここまででローカル環境に保存したWordPressファイル・データベースは「バックアップ」として利用できます。

4. 新規サイトにMySQLデータベースを追加

これで、WordPressを移行するためのデータが揃いました。次は、移行先のサイトに「MySQLデータベース」を追加してデータを移す準備を整えます。ここで注意しておくポイントは「WordPressをインストールしない」こと。

1のステップで追加した新規サイトに「MySQLデータベース」を新規追加するだけです。MySQLの追加方法はレンタルサーバごとに異なるため、マニュアルを参照しながら作業を進めてください。

このときに重要なのが、新規追加したMySQLデータベースの「情報」をメモしておくこと。必要な情報は「MySQLデータベース名」「MySQLユーザー名」「パスワード」「MySQLホスト名」です。

5. 追加したMySQLにWordPressデータベースをインポート

次に、ローカル環境に保存した既存WordPressデータベースを、新規サイトに追加したMySQLデータベースにインポートします。データベースのインポートは、エクスポートと逆に新規サイトに用意された「phpMyAdmin」を利用して行います。ツールから「インポート」タブを選択し、各種設定を確認した後「実行」ボタンでローカルデータをインポートするという流れです。

6. WordPressファイルの「wp-config.php」を編集

WordPressデータベースのインポートに続いて、ファイルもインポートさせたいところですが、その前に「新しいデータベースとの紐付け」を完了させておく必要があります。これは、ローカルファイルの「wp-config.php」を編集することで実行できます。wp-config.phpの場所は「Public_htmlフォルダ」の直下。

Adobe DreamweaverなどのWebオーサリングツール、テキストエディタなどで「wp-config.php」を開き、該当する箇所を、4のステップでメモした新規サイトの「MySQLデータベース名」「MySQLユーザー名」「パスワード」「MySQLホスト名」に置き換えます。

この作業はデータを書き換えることになるため、バックアップとは別にWordPressファイルをコピーし、そちらに対して作業するのがおすすめです。

7. 新規サイトにWordPressファイルをアップロード

次に、「wp-config.php」の編集が完了したWordPressファイルを、FTPソフトウェアを使って新規サイトにアップロードします。新規サーバを、FTPソフトウェアの接続先として「新規追加」し、WordPressローカルファイルで置き換えていきます。

念のため、ローカルのWordPressファイルとアップロード先のファイル数があっているか、確認しておくのがおすすめ。動作確認で問題がなければ、ネームサーバを変更して公開です。

WordPressのドメインを新しくする場合は?

ここまでは、WordPressのドメインを変更しない前提で解説を進めてきましたが、冒頭でも触れたように、WordPress移行・引越しと同時にドメインを変更し、心機一転再スタートしたいという方がいるかもしれません。

この場合、ドメイン変更に応じた「もうひとつの追加作業」が必要。古いドメインへの参照がデータベースに残っているからです。対処方法は以下の2つ。それぞれ簡単に紹介しておきましょう。

WordPressプラグインで置換

対処方法のひとつめは、新旧URLの置換に対応するプラグインの活用。この方法は、移行先の新規サイトでWordPressダッシュボードが使えるようになっている場合に有効です。使い方も比較的簡単。代表的なプラグインには「Velvet Blues Update URLs」「Better Search Replace」などがあります。

https://wordpress.org/plugins/velvet-blues-update-urls

https://wordpress.org/plugins/better-search-replace

Search and Replace for WordPress Databases Scriptツールで置換

プラグインでのURL置換は非常に簡単かつ便利ではありますが、確実な方法だとはいえないのも事実。プラグインではない専用ツール「Search and Replace for WordPress Databases Script」であれば、古いドメインのインスタンス・パスを安全かつ確実に新しいドメインに置き換えてくれます。ただし、専門性が高いツールでもあるため、データベースの知識に乏しい方にはプラグインがいいかもしれません。

https://interconnectit.com/search-and-replace-for-wordpress-databases

WordPressプラグインで新規サーバへ移行する手順

ここまでは「手動」でWordPressを移行・引越しする方法を解説してきましたが、以下からは「プラグインを活用した」WordPress移行・引越し方法を紹介していきましょう。活用するプラグインによって特徴・操作は異なりますが、日本語化されている「All-in-One WP Migration」を例に手順を紹介していきます。

1. 新規サーバでサイト追加・WordPressインストール

まずは新規サーバ側で、WordPressの移行受け入れ準備を整えます。具体的には、新規サーバにサイトを追加したうえで、WordPressを新規インストールします。WordPressのインストールが必要なのは、MySQLデータベースの追加だけでよかった「手動」と大きな違い。

もちろん、ドメイン追加をはじめとしたサイト設定、PHPバージョンのあわせ込みなどの作業も必須です。

2. 既存・新規WordPressに「All-in-One WP Migration」インストール

次に、既存のWordPress、新規のWordPress、双方に「All-in-One WP Migration」プラグインをインストールして有効化します。移行元・移行先どちらにもインストールが必要なのは「All-in-One WP Migration」の特徴。「Duplicator」ならば、既存のWordPressのみのインストールで作業を実行できます。

3. 既存WordPressからファイル・データベースをエクスポート

次に、既存WordPress側のダッシュボードから「All-in-One WP Migration」を使ってファイル・データベースをローカル環境にエクスポートします。作業はいたって簡単。「All-in-One WP Migration」>「エクスポート」を選び、エクスポート先にローカル環境を選択するだけ。エクスポートするファイルを選択するのも可能です。

「All-in-One WP Migration」が便利なのは、この時点で「データの文字列置換」ができること。WordPressドメインを新しくしたい場合も、「検索」「置換」を指定するだけで、古いドメインを新しいものに自動置換してくれます。

4. 新規WordPressへファイル・データベースをインポート

次に、ローカルにダウンロードした「エクスポートファイル」を、新規WordPress側の「All-in-One WP Migration」を使ってインポートします。こちらの作業も簡単です。「All-in-One WP Migration」>「インポート」を選ぶと、サイトのインポート画面が表示されるため、ボックス内にエクスポートファイルをドラッグ&ドロップするだけ。動作確認で問題がなければ公開です。

WordPress移行は手動・プラグインどちらがおすすめ?

「手動」「プラグイン活用」と、2つあるWordPress移行・引越し方法を具体的な手順に沿って解説してきました。wp-config.phpの編集を含め、多くのステップが必要な「手動」、それに対して移行が非常に簡単な「プラグイン」という違いがあるのがわかりますが、WordPress移行にあたってどちらの方法がおすすめのか?そんな疑問を感じる方に向け、以下からヒントとなるポイントを紹介していきます。

WordPress初心者はプラグインがおすすめ

プラグインを活用したWordPress移行・引越しのメリットは、なんといっても簡単かつ手軽なこと。操作を間違えて「WordPressが正常に動作しない」といったリスクを避けられるため、WordPress初心者が自力で移行・引越しするなら、プラグインの活用がおすすめです。

WordPressデータ・データベースのエクスポート・ダウンロードもプラグインが自動で実行してくれるため、ある程度WordPressの操作に慣れている方であれば、だれでも使えるのがプラグインです。ただし、WordPressプラグインが万能だというわけではありません。

プラグインでのWordPress移行の問題点は?

プラグインを活用してWordPressを移行する場合、移行元・移行先の環境の違いなどの要因で「エクスポートしたデータが完全ではない」ことがあります。エクスポートしたデータが元ファイルと同じものなのか?確認することも困難です。特に、ファイルサイズの大きな画像データを多用する大規模WordPressサイトなどでは、その傾向が強いといえます。

また、本記事で紹介した「All-in-One WP Migration」は、無料版で扱えるファイルサイズに制限があります。512MBを超えるWordPressサイトの場合、有料版に切り替えて移行・引越しする、あるいは、重い画像データだけ別途、FTPソフトウェアでアップロードする必要があります。

確実なWordPress移行なら手動がおすすめ

プラグインに対する「手動WordPress移行」のメリットは、移行・引越しを確実に進めやすいという点です。ローカルに正確なバックアップを残せるほか、FTPソフトウェアでファイルすべてを閲覧できるため「データ漏れ」をなくした移行作業が可能です。

ただし、本記事でも解説したように、手動によるWordPress移行はそれなりのITリテラシーが求められるのも事実。WordPressの構造を含め、ITやデータベースの知識を持つ方なら手動での移行がおすすめです。

WordPressマイグレーションサービスを活用する方法も

手動でのWordPress移行に自信のない方ならプラグインの活用がおすすめですが、上述したようにプラグインも完全ではありません。WordPressの移行・引越しをリスクなしに、スムーズかつ完璧に実行したいなら、ホームページ制作会社などが提供するWordPressマイグレーションサービスを利用するのもひとつの方法です。

ホームページ制作のプロフェッショナルに依頼すれば、ダウンタイムを最小に抑えたうえで、WordPressの移行・引越しをスムーズに実行してくれます。現在のサーバに対する不満を解消するには、どのサービスを利用すべきか?適切なアドバイスも得られるでしょう。

まとめ

WordPressを新規サーバに移行したい、ドメインも同時に変更して心機一転再スタートしたいといった企業・店舗担当者の方に向け、2つのWordPressサーバ移行・引越し方法を具体的な手順とともに解説してきました。どちらの方法が自社に適しているのか?ある程度判断するための参考になったのではないでしょうか?

もちろん、リスクを避けるために、WordPress移行作業を外部制作会社に任せたい、と考えた方も少なくないかもしれません、「比較ビズ」なら、必要事項を入力する2分程度の手間で、優良なホームページ制作会社をスピーディーに探せます。複数の会社に無料で相談できるのもポイント。ホームページ制作会社の選定に迷うようなことがあれば、是非利用してみてください。

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