【初心者向け】GA4のカスタムディメンションとは?設定方法も解説

株式会社C story maker
監修者
株式会社C story maker 代表取締役 萬関 良輔
最終更新日:2023年11月22日
【初心者向け】GA4のカスタムディメンションとは?設定方法も解説
この記事で解決できるお悩み
  • GA4のカスタムディメンションの概要とは?
  • GA4のカスタムディメンションの設定方法とは?
  • GA4のカスタムディメンションの必要性とは?

GA4のカスタムディメンションを使うと、標準で用意されているディメンション以外にも自社の計測にあった独自の項目を追加できます。

さらにサイト固有の指標を用いることで、自社サイトの高度な分析が可能です。

この記事では、GA4のカスタムディメンションを知りたい担当者向けに、カスタムディメンションの概要、設定方法を解説しています。

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GA4のカスタムディメンションとは?

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GA4とは、Google Analyticsの新バージョンとして提供されているサービスです。

GA4のカスタムディメンションは、任意の名前を設定でき、分析軸を独自で設定して細かくレポート分析できるのが特徴です。

デフォルトでもいくつかのディメンションがあり、そのまま選択して使用可能です。 デフォルトにあるディメンションでは不十分なときに、カスタムディメンションを利用するとよいでしょう。

イベント スコープのカスタムディメンション

イベントスコープのカスタムディメンションとは、あるイベントを軸にして分析できる機能のことです。商品一覧のページが表示された回数を軸に分析する場合、商品一覧ページの閲覧イベントをパラメーターとして設定します。

パラメーター設定を行うことで、商品一覧ページの閲覧回数別に、セッション数を分析できる仕組みです。自社サイト内での動きに伴った分析を行いたいときには、とても重宝する機能となります。

ユーザースコープのカスタムディメンション

ユーザー単位でカスタムディメンションを設定可能です。
設定に対して条件が当てはまるユーザーは、すべて対象となります。ユーザースコープはイベントスコープと同時に設定できるため、使いこなせれば高度な分析を実現できるでしょう。

ユーザースコープは、生年月日や会員登録などユーザーに対して永続的な属性を設定できるのが特徴です。プレミアム会員のみ、現在非会員のユーザーのみと、詳細な設定も行えます。

アイテム スコープのカスタムディメンション

現在カスタムディメンションは、イベントスコープとユーザースコープの2種類のみが設定できるようになっていますが、今後はアイテムスコープの実装が予測されます。

実際に2022年12月GA4のヘルプページで、アイテムスコープに関する記述が記載されており、今後機能が追加されるため一部ユーザーの間で話題です。

ヘルプページに記載があったのは日本語版のページのみで、英語版のヘルプには記載がありませんでした。今後、アイテムスコープが実装されることで、今以上に利便性が高いツールとなるはずです。

GA4のカスタムディメンションが必要な理由

レポートでの分析においては、非常に大きな役割を持っています。
バージョンアップ前はUAデータが番号で管理されていたため、一目見てもデータが視認しにくいのが難点でした。バージョンアップ後からは、名称を自分で設定できるため管理が簡単です。

オンラインとオフライン2種類のデータを統合できるのも、カスタムディメンションの利点と言えます。

オンライン上での購買行動と、リアルでの購買行動を同時に分析して、過去には得られなかった情報を分析できるのが特徴です。ユーザーの動きにあわせて分析できるツールと言えるでしょう。

GA4のカスタムディメンションの設定方法

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GA4のカスタムディメンションの設定方法は以下の流れです。

  1. 編集者権限をもっている状態で管理画面を開く。
  2. 「カスタム定義」を選択する。
  3. 「カスタムディメンションを作成」から詳細設定をする。

基本的にはデータをインポートするだけのため、作成には手間がかかりません。
分析にはGA4のレポート画面を使用すると、バージョンアップ前よりも詳細な分析結果を閲覧できます。分析したデータをもとに、簡単な表の作成も可能です。

GA4のカスタムディメンションでよくある質問

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カスタムディメンションを使っていると、使い方に対する疑問点が浮かび上がります。
以下ではよくある質問や疑問点などをまとめているため参考にしてみましょう。

カスタムディメンションが作成できる上限値はある?

上限値はプロパティに対して、50個のカスタムディメンションと50個のイベントスコープのカスタム指標、もしくはプロパティごとに、ユーザースコープのカスタムディメンション20個という決まりがあります。

上限値を超えてしまうと、カスタムディメンションを作成できないため留意しておきましょう。
上限値を超えてしまったら、永遠に作成できないわけではなく、アーカイブを行うことで新たにカスタムディメンションを作成できます。

カスタムディメンションの設定前にやるべきことは?

カスタムディメンションを設定しなくてはならないのか、1度冷静に考えたほうがよいでしょう。
この機能を使わなくても、GAにはすでにデフォルトの分析軸が多数搭載されているため、データ分析は可能です。

デフォルトは年代をはじめとした設定を行えるため、十分機能的と言えます。
場合によってはカスタムディメンションを使わなくても、十分なデータ分析が行えるでしょう。

目的にマッチしたものがあるかをチェックして、見つからない場合はカスタムディメンションを利用してください。

カスタムディメンションが反映されない場合はどうすればいいの?

設定してから間もない状態は、設定内容が反映されないケースも珍しくありません。
Googleのサイトでは、設定直後の48時間は未設定の値となるため、設定した内容がすぐに反映されないことになっています。

カスタム指標も同様に、反映されるまでは24〜48時間必要であるとされており、しばらく待つ必要があります。
すぐに反映されないからと言って、設定が失敗しているわけではありません。

カスタムディメンションの削除はできる?

1度作成をすると、削除は行えません。
カスタム指標も同様に削除ができないため、消せないことを注意しながら設定しましょう。

削除はできませんが、カスタムディメンションを無効にすることはできます。
方法はアクティブをオフにするだけのため、操作はとても簡単です。もし再度使いたい場合は、もう1度アクティブをオンにします。

GA4のカスタムディメンション|まとめ

最初は機能や使い方などがわからず、操作が心配な場面も多いでしょう。この記事で解説した項目をぜひ参考にしてください。
使いこなせるようになれば、自社サイトの高度な分析が可能になるでしょう。

少しずつ操作に慣れていけば、独自の分析軸でさまざまなデータを得られます。
標準で用意されているディメンションでも十分機能的ですが、高度な設定を求めているときは設定を独自で行ってみましょう。

監修者のコメント
株式会社C story maker
代表取締役 萬関 良輔

マーケティングコンサルティングとして、上場企業から地方中小企業まで延べ100社以上のご支援を経験。戦略設計から実行、人材育成まで会社において事業面を全てご支援範囲としている。WEBマーケティングにおいても、WEB広告及び制作関連も全て対応。過去実績:集客改善PJ(WEBマーケ改善率 110%〜160%)、マーケティング人材育成PJ(人材育成後、集客が2.5倍改善)

2023年7月より本格的にGA4への移行がされた現在では、自社で分析ができなくなった企業様が多数いらっしゃるのではないかと考えます。その理由の一つとして、ユニバーサルアナリティクスとGA4では根本的な計測の概念が違う点やUIの刷新など今までとは全く違うツールとなったことにあるでしょう。

目新しいものが使いづらいということもありますが、その中でもGA4のカスタムディメンションはいままのGoogle Analyticsにはなかった分析の幅を大きく広げ、自社の課題を特定できる機能であると言えるでしょう。

利用方法や困った際の対処法については本記事にてご紹介をしておりますが、分析において最も重要であるのは「何のために分析をするのか」という目的思考です。

GA4自体は非常に優秀であらゆる角度で多くの情報を分析できる一方、見れすぎてしまうことで情報の波に溺れてしまうこともあるでしょう。GA4を有用に使う為には仮説思考をもち、何のために何を分析するのかをはっきりさせてから利用されることをお勧めいたします。
比較ビズ編集部
執筆者

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