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SEO対策会社の見積もり解説/依頼前に知りたい読み方

最終更新日:2021年11月05日
株式会社レオリンク
監修者
代表取締役 高野 和博
SEO対策会社の見積もり解説/依頼前に知りたい読み方

企業がインターネットでビジネスを行う場合、SEO対策は必須です。しかし、安易にSEO対策会社へ依頼すると、高い費用を支払ったのに全然効果が得られないということになりかねません。そうならないためにも依頼前に上手く会社を選定すること大切です。本記事ではSEO対策会社の選定で失敗しないために、提案書・見積書に記載されている項目・業務の意味を徹底的に解説しました。また業者の選び方や料金を抑える方法などもまとめましたので、SEO会社と契約する前に必ず一読しておきましょう!

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見積もり前に抑えたいSEOの3つのポイント

ある程度SEOについて知識を付けてから、SEO対策会社に依頼しましょう。SEOについて何もわかっていないと、業者との打ち合わせが用語の説明で終わってしまい、時間の効率が悪くなってしまいます。また、良い業者と悪い業者を見極めることもできません。ここでは最低限抑えておきたいポイントを3つ解説します。

そもそもSEOとは

SEOとは記事や企業サイトを、狙ったキーワードでGoogleの検索結果で上位表示させることです。SEO対策をすることで、検索したユーザーにサイトを見つけてもらう確率が上がります。

上位表示を狙うキーワードは何でも良いわけではなく、一定以上の検索ボリュームがあるものにしましょう。誰も探さないキーワードで上位表示させても、サイトを訪れるユーザーの数は少なく意味がないからです。

SEO対策は自分でもできる

SEOで上位表示を狙うための対策をSEO対策といいますが、知識があれば業者を雇わなくても自分で対策することができます。最近では関連書籍が多く発売されていたり、個人ブログでノウハウを公開している方もいますので、独学である程度知識をつけることができます。

SEO対策会社に依頼する前に、自分でSEO対策を取り組んでおくことで、打ち合わせの際、スムーズに課題点や解決策の共有ができるでしょう。対策会社に任せっぱなしという姿勢では満足いく結果には繋がりません。

SEO対策の効果はすぐに出ない

SEO対策をしたからと、すぐ効果が出ることを期待してはいけません。SEOは広告と違い施策を講じてから効果を実感するのに時間が掛かります。早くても2週間程度掛かり、一般的には数ヶ月先に効果が現れると言われています。すぐに効果が出ると謳っている業者はデタラメなセールストークをしている可能性が高く、騙されないように注意しましょう。

SEO対策会社には2種類ある

SEO対策会社の料金体系には「月額固定型」と「成功報酬型」があります。SEO対策会社の選定で失敗しないために、それぞれの特徴を押さえておきましょう。ここではそれぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

月額固定型のSEO対策会社

料金体系が月額固定型のSEO対策会社では半年〜2年間の契約期間を設けてSEO対策を継続的に行います。クライアントのビジネスモデルを考慮し、何度も打ち合わせを行うので、いろいろな視点からSEO対策をしてもらえ、順位変動が起こりにくいのがメリットです。

その一方、成果が出なくても月額の固定費用を支払わなければいけない点がデメリットになります。SEOは奥が深く、多く実績を持つ業者でも必ず成果をだせる保証はできません。そのため月額固定型のSEO対策会社に依頼する際は、成果が出ないリスクも考慮しておきましょう。

  • 幅広い視点でSEO対策してくれる
  • ビジネスモデルを考慮したSEO対策をしてくれる
  • キーワードに制限がない場合が多い
  • 対面の打ち合わせが多い
  • 順位変動リスクが少ない
  • 成果に関わらず費用が発生する

成功報酬型のSEO対策会社

成果報酬型はキーワードが上位表示された際のみ、料金が発生する料金体系です。料金は上位表示したいワードの難易度によって変わります。上位に上がらなければ料金を支払わなくても良いのでリスクを減らせるのがメリットです。

依頼する対策会社によっては、順位が上がりやすいワードを優先して対策し、1番上げたいワードを後手に廻してしまうケースや、一時的に順位を上げるだけですぐに順位変動してしまうケースが考えらるので、会社選定は慎重に行いましょう。

  • 狙ったワードを上位表示できる
  • 料金的なリスクが少ない
  • 短期間で成果が出る場合が多い
  • 順位変動のリスクが大きい
  • 一時的なSEOになりがち
  • ペナルティとなる対策をしている業者もいる

SEO対策の見積り例

SEO対策会社の料金体系は、成功報酬型と月額固定型の2パターンの料金体系があります。今回は中規模サイトを想定して、月額固定で6ヵ月契約の見積もりを例に、各項目の意味を解説していきます。

初期調査(1ヵ月)
サイト課題調査
被リンク調査
キーワード・競合サイト調査
SEO施策(2ヵ月〜4ヵ月)
HTMLタグ最適化
リンク構造最適化
コンテンツ最適化
分析、運用改善(5ヵ月〜6ヵ月)
SEO運用改善
コンテンツ企画・作成・運用
外部リンク促進・精査
月次MTG・レポーティング
小計1,200,000円
消費税96,00円
合計1,296,000円

一体何をどこまでやってもらうのかが明確化していない状態で契約してしまうと、あとでトラブルになります。そういったことを未然に防ぐためにも、SEO会社側の業務を理解する必要があります。

見積書の各項目の見方・意味

各項目の読み方

初期調査

サイト課題調査について

サイトテーマ、コンテンツ内容、HTMLタグ、サイト構成、内部リンク、インデックス状況、エラー・転送設定、URL・ドメインなど様々な点の調査を行います。またGoogleAnalyticsなどのアクセス解析ツールを使って、各ページの直帰率や滞在時間、コンバージョン率(CVR)が高いページ、表示速度などのデータを集計します。それらのデータを元にSEO会社はクライアントの目的・予算に合わせて、最適な提案を行います。

被リンク調査

被リンクとは、他サイトから自社のサイトに貼られているリンクのことを指します。最近のGoogleのアルゴリズムでは低品質なサイトからの被リンクはマイナス評価になると言われており、昔に比べれば重要視されなくなっている傾向があります。
具体的な調査としては、被リンクを貼っているサイトのコンテンツの量・質、インデックス数、被リンク数、関連性などを調査して、ペナルティリスクを導き出します。マイナスになる恐れがある被リンクがある場合は、サイト運営者に削除してもらいます。

キーワード・競合サイト調査

メインキーワードを中心に、競合サイトと比較しながら順位を出します。競合サイトのビジネスモデルを把握して自社の優位性・差別化を考慮した上で、どういったワードで上位に表示させるか、または新しいワードを発掘するか、などを調査します。
検索ボリュームが多いワードをビッグキーワードと呼び、少ないワードをスモールキーワードと呼びますが、単体のビッグキーワード狙いのSEO戦略を取るか、スモールキーワードを数多く上げていく「ロングテール」の戦略を取るかで対策方法は大きく変わります。どちらの戦略を立てるべきかは、現状のサイトの状況やビジネスモデル、CVRが高いワード、競合状況など、様々な状況を考慮した上で決定します。

SEO施策

HTMLタグ最適化について

クローラー(Webサイトの情報を自動収集するプログラム)というロボットは、人間がブラウザで見ているように見えている訳ではなく、ソース(HTMLタグ)を見てサーバーにインデックスします。インデックスされた情報は検索エンジン独自のアルゴリズムによってランキング付けされ、そのランキングが検索結果に反映されます。そのロボットが見やすく判りやすいHTMLを書くことができれば、作成したコンテンツがすぐに検索結果に表示され、上位表示される可能性が高くなります。クローラーの負担を減らし好まれるような設計にすることを「クローラビリティ」と呼びます。
具体的な施策内容としては、titleタグ、metaタグ、hタグの使い方に問題はないか、対策キーワードが入っているか、世界基準となるW3Cに沿った文法で記述されているかなどを調査します。

リンク構造最適化について

サイト内の全てのページに2クリック以内で行ける構造になっているか、内部リンクのアンカーテキストはリンク先のページの内容が簡潔に書かれているか、現在どの階層にいるかわかるようになっているか(パンくずリストの設定)、など内部のリンク構造を最適化します。またクローラーを呼び込むためにXMLサイトマップの送信、www有り無しの統一、不要なページをrobots.txtで指定、htaccessのリダイレクト最適化など、様々な施策がありますが、これらの施策も「クローラビリティ」の一環と言えるでしょう。

コンテンツ最適化について

ページタイトルにh1タグを使い、上位表示させたいワードが入っているか、文中ではh2やh3を使い文章構造をハッキリさせているか、見出しタグを不規則な順番で使用していないか、文字量は適切か、上位表示させたいワードの出現率は不自然ではないかなどを調査し最適化します。
昨今、コンテンツの内容を読み取るクローラーはほぼ人間と同じレベルで理解できるようになり、良質なコンテンツを作成し続けることが一番のSEO対策と言われています。そのため低品質なコンテンツは積極的に削除またはnoindexに設定する方が良いという傾向になっています。

見積もり価格を下げる方法

見積書を削減

見積額を下げるテク(1)キーワードの明確化

当然ですが上位に表示させたいワードの難易度と数によって、成果報酬・月額固定に関わらず料金が高くなる傾向にあります。ビックキーワードかスモールワールドのどちらを上位表示させたいのか、検索ボリュームやCVRを考慮の上、予め明確化しておけば、SEO会社がこれらの調査をする必要がなくなるので、料金を削減することができます。

見積額を下げるテク(2)不必要な作業を減らす

毎月の打合せやレポーティングを、メールやスカイプなどのビデオチャットでやり取りに変更してもらうことにより、SEO会社の人件費を削減でき、結果料金の値下げをしてもらいやすくなります。またSEO対策をスポット的に依頼することにより、月次契約ではなく、一括で安く済ませることもできます。

見積額を下げるテク(3)自社対応の範囲を広げる

SEOに関して全く知識がない場合は難しいですが、ある程度勉強すれば自社でSEO対策することも可能です。以下にSEO対策に関するツールをまとめましたので、ご参考にしてください。

自社サイトのアクセスを解析できる「Google Analytics」

Googlea Analyticsでは「どのページにどれだけの人数が訪れているか」や「ユーザーは関連ページに移動したか」など、様々なアクセスを解析できます。サイトで成果を出して行くための必須ツールといえるでしょう。

自社サイトの検索流入ワードを調べるツール「Search Console」

Search ConsoleとはGoogleが無料で提供しているサイト解析ツールです。自分のサイトが検索結果に「どのような検索ワードでどれくらい表示されたか」など、サイト訪問前のデータを知ることができます。また、Webページを新規で作成した際にも利用します。

表示スピードを調査するツール「GTmetrix」

GTmetrixはURLを入力するだけでWEBページの表示速度を測定・改善点をチェックできるツールです。GoogleとYahooの両方でページの速度を評価することができます。自分のサイトの表示速度が遅いと感じる方にオススメのツールです。

内部・外部リンク数、インデックス数を調査するツール「SEOチェキ」

SEOチェキとはサイトのURLを入力するだけで、SEOに関するあらゆるデータを取得できる無料のツールです。内部・外部リンク数や、インデックス数を調査する他、ページ内で使われているキーワードの出現頻度も調べることができます。

過去のサイトデザインを見れるツール「Wayback Machine」

Wayback Machineとは、過去のウェブサイトを閲覧できる無料ツールです。すでにクローズされた過去サイトのデザインを参考にしたい場合や、取得したいドメインで過去に公開されたサイトがあるかを確認したい場合に利用します。

サイトの作りが構造的に正しいか調査するツール「nibbler」

nibblerはサイトURLを入力するだけでサイトの便利さや使いやすさなどSEOの観点で大事な様々な項目をスコア化してくれます。項目ごとに10点満点でスコア表示されるのでわかりやすく確認できるのが特徴です。

被リンク・内部リンクを調査できるツール「Open Site Explorer」

Open Site Explorerとは他サイトに貼られているリンクに関する情報を調べることができるツールです。悪質なサイトでリンクが貼られているとスパム行為とみなされてしまいます。そうならないためにも自社サイトに貼られているリンクはチェックしておきましょう。

競合サイトを調べるツール「シミラーウェブ」

シミラーウェブとは普通は見ることができない競合ホームページのアクセス状況を把握することができるツールです。調べたいサイトのURLを入力するだけで訪問数の推移などアクセス概要を表示することができます。基本は無料で利用できますが、有料版にすることで更に様々な指標を表示させることができます。

関連キーワードを調べるツール「goodkeyword」

goodkeywordとはGoogleやYahooなどの検索エンジンでどのようなキーワードで検索されているか調べられるツールです。キーワードを知ることでどのようなニーズを持ったユーザーがサイトを見つけているか確認することができます。ユーザーが知りたがっている情報を把握することで、サイトにその答えを追記するなど対策が取れるでしょう。

検索順位を調べるツール「GRC」

GRCとは自分のホームページが、Google・Yahooなどの検索エンジンで何位に表示されているか確認できるツールです。無料でダウンロードして利用することができますが順位を調べられるURLは3つまでになっています。4つ以上調べたい場合は有料版に変える必要があります。

検索ボリュームを調べるツール「キーワードプランナー」

キーワードプランナーとはキーワードの検索ボリュームを無料で調べられるGoogleが提供している無料ツールです。検索ボリュームを調べることで狙いたいキーワードの「検索需要」が分かり、狙いたいワード以外にも、需要がある関連ワードを見つけることができます。

検索エンジンの順位変動状況を把握できる「namaz.jp」

namaz.jpとは、Google順位の変動状況を時系列で視覚的に把握することができるツールです。namaz.jpを利用することで変更をしていないのに順位が大きく変わったサイトなどをすぐ発見することができます。そのようなケースではGoogleのアルゴリズムが変わった可能性が高く、早急に適切なSEO対策を行う必要があります。

SEO対策会社に依頼する前に気をつけたい4つのポイント

契約前に気をつけるポイント

料金体系が安過ぎないか

料金体系が極端に安いSEO会社は、保有している複数のサイトから、外部リンクのみ設置するといった、本質的な施策を行わない業者が多いようです。被リンク自体は効果がありますが、低品質なサイトからの被リンクはペナルティ判定される可能性が高いため非常に危険です。SEO会社の相場から極端に離れる場合は注意しましょう。また検索順位の上位を保証しているような会社もブラックな手法を取っている場合が多いため注意が必要です。

目的は明確化されているか

当然ですが、キーワードが上位表示されるようになり、アクセスが増えたとしても、最終的にお問い合せや商品購入に結びつくとは限りません。ブランディングのように知名度を上げたいだけであれば問題ありませんが、ほとんどの企業は売上アップや資料請求数を増やすといったことが目的だと思います。そのため、アクセスが増えたとしてどの程度結果に結びつくのかという根幹部分をSEO会社と共有しておくようにしましょう。

同業種の実績は豊富か

SEO会社が自社の業界に対して知識がない場合は、本当にそこと契約しても大丈夫かどうか考えた方が良いかもしれません。同業種で成功事例がある場合は、同じ手法である程度の成果が見込めますが、異業種の場合はSEO会社にとっても新しい挑戦なので、不確定要素が大きくなります。見積もりを貰う際に同業種の実績も一緒に提示してもらいましょう。

今流行っている施策は通用しない可能性がある

Googleのクローラーのアルゴリズム(順位決定の仕組み)を頻繁に変更しており、その時々によって優先すべきSEO対策の内容が異なります。そのため「今こんな施策が効果があるのでお勧めします」と言った営業は気をつけるようにしましょう。半年後には評価対象から外れる可能性があります。ただ、SEO会社側でGoogleがどういう検索エンジンを目指しているのかを理解していれば、流行り廃りが関係ない一番良い施策を実施することができます。

まとめ

ブラックな手法がまかり通っていた昔は、SEO会社側の負担も少なかったため、比較的安価な価格で依頼することが出来ましたが、最近ではペナルティ対象になるため、しっかりと内部施策を行う業者が増え、相場も高くなっています。
しかし検索順位で上位表示されるようになれば、リスティングなどの広告予算を抑えることができ、大幅なアクセス上昇を狙うことができます。SEO会社選びで失敗しないためにも、今回ご紹介した内容を踏まえて、業者を選定するようにしましょう。

監修者の一言

SEO対策会社の見積もりって良く分からない事が多い...。とご不安になっている企業様や店舗様もいらっしゃるかと思います。見積り例がありましたが、
◆SEO施策2〜4か月の部分が【内部SEO対策】
◆分析、運用改善(5ヵ月〜6ヵ月)のコンテンツ作成部分が【コンテンツSEO対策】
と呼ばれる部分になります。

内部SEO対策によってWEBサイトに強固な土台を作り、その後(閲覧ユーザーとGoogleに好まれる)コンテンツSEO対策を対策をしていく事で検索順位のアップが叶います。

但し、【コンテンツSEO対策】の部分は要注意。キーワードやライバルサイトの状況によって直ぐに検索順位がアップするものから、ビクともしないものまであります。

ですので、この【コンテンツSEO対策】の部分は費用が流動的になる事が多いので1コンテンツあたり●●円などでお見積もりを取り比較することがよろしいかと思います。

SEO対策は検索順位をアップさせるだけでなく、御社の考え方やスタイルなど企業や商品、サービスのブランド価値をアップさせる効果もあります。是非、この機会にトライしてみてください。

株式会社レオリンク
代表取締役 高野 和博
監修者

株式会社レオリンク代表の高野和博。フリーランス時代に独学でアフィリエイト・SEO対策を学び、多くのノウハウやメソッドを確立し起業。現在は集客ホームページ制作は勿論の事、集客に特化したECサイト制作が大好評。リリース後も複数の企業様やショップ様のSEO対策からSNS、広告運用など手厚い保守管理・コンサルタント業務まで行う。

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