他社サイトのアクセス数を調べるには?おすすめツールと他社分析の活用法

最終更新日:2023年04月28日
株式会社エイト
監修者
代表者 大野 隼
他社サイトのアクセス数を調べるには?おすすめツールと他社分析の活用法
この記事で解決できるお悩み
  • 他社のアクセス数は調べられる?
  • 他社はどんなサイト運営をしている?
  • 差別化するにはどうしたらいい?

「他社サイトを分析したい」という方必見!

この記事ではwebサイトの集客強化に向けて、他社のアクセス数を調べる方法について解説。 最後まで読めば、他社のアクセス数を調べるメリットやチェックすべきポイントが分かります。

自社サイト運営に分析を活かすコツについても紹介するので、ウェブサイトを改善に興味がある方もぜひ参考にしてください。

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アクセス数とは?

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アクセス数とは、webサイトに訪問した人数を指します。しかし、分析ツールの中には「アクセス数」に該当する項目がいくつかあり、場合によって意味するものが異なります。

アクセス数に該当する言葉は、次の3つです。

  • ユーザー数
  • セッション数
  • PV数

ユーザー数

ユーザー数とは、webサイトに訪問したユーザーの数を指します。ユーザー単位の測定なので、同一のユーザー(ユニークユーザー)が何度webサイトにアクセスしても数値は変わりません。

つまり、ユニークユーザーが午前中に1回、午後に1回webサイトを訪問した場合でも、ユーザー数は1となります。アクセス数をカウントする際によく用いられる数値です。

セッション数

セッション数は、webサイトへのアクセスそのものをカウントする数値です。一度webサイトを閉じたり30分以上操作がなかったりすると、そのセッションは終了したとみなされます。

たとえば、webサイトに訪問したユーザーが一度接続を閉じ、数時間後に再びwebサイトに帰ってきたとします。この場合、セッション数は2、ユーザー数は1とカウントされます。

そのため、ユーザー数よりもセッション数が多くなることはありません。一般的には、セッション数がユーザー数よりもやや多めの数値となります。

PV数

PV数は、webサイト内のページごとのアクセスの数を指します。PVは、ページビューの略です。あるページから他のページに移動した場合、その開いたページの数だけPV数が増えます。そのため、PV数もユーザー数より多くなります。

たとえば、あるユニークユーザーがwebサイトのページAとページBを訪問し、一度セッションを終了して再度別のページCを訪問したとします。その場合、ユーザー数は1、セッション数は2、PV数は3となります。

PV数はwebサイト運営における「アクセス数」の文脈で使われることはあまりありません。さらに、「PV数」という項目は従来のユニバーサルアナリティクスにのみ存在し、新しいGoogleアナリティクス4では使用されていません。

他社のアクセス数を調べるメリット

効率的なwebサイト運営のためには、自社のアクセス数だけでなく、他社のアクセス数を調べることも有効です。他社のアクセスを調べるメリットは、次の通りです。

  • 他社の力を入れているジャンルがわかる
  • 競合他社との差別化ができる
  • Googleに評価される記事の傾向が分かる
  • 自社の強みを認識できる

他社の力を入れているジャンルがわかる

他社のコンテンツを分析することで、ターゲットに対してどのようなアプローチを目指しているのか、方向性を把握できます。それをもとに、他社が強いジャンルに参入していくのか、反対にそのジャンルを避けて集客すべきかの戦略が立てられます。

競合他社との差別化ができる

競合他社のwebサイト運営の傾向を把握することで、自社が今後力を入れるべきポイントが明確になるメリットがあります。他社が得意としているジャンルとは別の切り口でユーザーへアプローチすれば、差別化につながります。

競合他社の分析をせずに自社のみにフォーカスしていると、せまい範囲のターゲットからユーザーを奪い合う形になりかねません。他社にないアドバンテージを有効に活用すれば、効率的な集客が可能です。

Googleに評価される記事の傾向が分かる

他社サイトを分析すると、Googleがどのようなコンテンツを評価しているかがわかります。集客がある待っているコンテンツは、ユーザーからの需要がありGoogleからも評価されているものです。

とくに集客が多い他社のコンテンツを分析することで、自社サイトがより評価されることのヒントをつかむことができます。具体的には、対策しているキーワードやコンテンツの構成などが参考になります。

自社の強みを認識できる

他社のアクセスを分析するメリットは、自社が強いジャンルに気づくことができる点です。自社サイトの分析に専念してしまうと、客観的なサイト分析ができずにユーザーのニーズとずれた方向性に進んでしまう可能性があります。

他社のアクセス数に比べて集客に成功しているジャンルがあれば、それは自社の強みと言えます。コンテンツ単位の分析だけでなく、検索キーワードの比較も有効です。

他社のアクセス数を調べる方法2選

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他社のアクセス数を調べるためには無料ツールの活用がおすすめです。ここでは、2つのwebサイト分析ツールを紹介します。

しかし、いずれの場合も自社のGoogleアナリティクスのように正確な数字とは限りません。あくまで参考程度に利用しましょう。

  • SimilarWeb
  • Ubersuggest

SimilarWeb

他社サイトの分析で最もおすすめなツールはSimilarWebです。イスラエルの企業ですが、日本語にも対応しているためストレスなく利用できます。無料で簡単に使える便利なwebサイト分析ツールです。

SimilarWebでは、トップページにURLを入力するだけで他社サイトの大まかな分析データを得ることができます。把握できるデータには次の項目が含まれます。

  • 対象サイトのトラフィック数
  • アクセスの流入元
  • 検索キーワード
  • ユーザー属性

アクセス流入経路だけでなくユーザー属性まで細かくわかるので、自社と他社の比較に最適なツールです。

Ubersuggest

Ubersuggest はSEO対策に役立つ情報を提供しているツールです。キーワードを入力すると一緒に検索されているサジェストキーワードや検索ボリュームを提示してくれます。

Ubersuggestでは自社サイトのSEO対策だけでなく、新しく他社サイトを分析できるサービスを実装しました。URLを入力するだけで簡単に情報を得ることができます。

詳しい情報を得るためには有料バージョンにアップグレードする必要がありますが、新規ユーザーには7日間の無料トライアルがあります。

Ubersuggestの他社サイト分析は、新しいサービスであるため現状そこまで精度が高いとは言えません。しかし、SEO対策ツールの大手ということもあり、今度精度が改善されれば有用なツールになるでしょう。

他社分析でチェックすべき4つのポイント

他社サイトを分析する際には、アクセス数以外にも注目したいポイントがいくつかあります。他社分析の目的は自社との比較、差別化であるため、自社のデータをあらかじめ用意しておくとスムーズです。

  • 検索流入のアクセス
  • 月間合計訪問数
  • 上位獲得キーワード
  • ユーザー属性

検索流入のアクセス

他社サイトの分析においてまず注目したいのは、検索流入のアクセス数です。全体のアクセス数に対してどの程度が検索流入かによって、webサイト運営の方向性を掴むことができます。

コンテンツの数が同数程度でありながら他社の検索流入が自社に比べて多い場合、そのサイトはSEO対策に成功しているとわかります。サイト立ち上げ直後で自社のドメインが弱い場合を除き、他社のデータを見ることで競合内での自社サイトの立ち位置がわかります。

月間合計訪問数

月間合計訪問数は、当該サイトのアクセス数そのものを指し、自社と比較する上で最もわかりやすい指標となります。

月間合計訪問数を比較する前に、自社と他社の合計コンテンツ数(ブログなら記事数)とドメインパワーの差があることを念頭に置きましょう。シンプルなアクセス数の対決では、コンテンツ数が多い方に有利になります。

また、立ち上げてから時間の経過しているサイトはGoogleからの評価が高く、アクセスが集まりやすい傾向にあります。

上位獲得キーワード

上位獲得キーワードは、ユーザーがどんなキーワードからそのサイトにたどり着いたかを知ることができ、人気コンテンツを想定するヒントになります。

他社が大きく検索流入を獲得しているワードは、ユーザーニーズがあるトピックです。近いキーワードでコンテンツを作成すれば、自社サイトでも検索流入が得られるチャンスがあります。

ユーザー属性

SimilarWebによる他社サイト分析では、サイトに到達しているユーザーの属性を把握できます。検索が集まっている国、年齢、性別などが得られる情報です。

効率的なwebサイト運営をするためには、コンバージョンにつながる可能性のあるターゲットに向けた集客が必要です。他社サイトのユーザー属性を見れば、狙っているターゲットが他社と合致しているのか、異なる層にアプローチしているのか知ることができます。

他社サイト分析を活かすには?

他社サイトのだいたいのアクセス数が把握できたら、自社サイトと比較してみましょう。差がある部分、ない部分、どちらも有益な情報となります。

他社サイトの強みを自社サイトにも取り入れるのか、他社サイトには不足している部分を自社サイトで強化するのか、戦略は様々です。

  • 自社サイトに足りない部分を見つける
  • 競合他社のサイト特徴から差別化
  • 競合サイトとの違いを客観的にとらえる

自社サイトに足りない部分を見つける

他社サイトの上位検索キーワードを見ると、自社サイトに不足している部分が見つかる可能性があります。他社が多くの検索流入を獲得しているキーワードを自社が網羅できていない場合、そこに新規ユーザー獲得のチャンスがあるかもしれません。

検索流入以外に流入がある場合、他社がそれだけ力を入れてサイトへのアクセス数を増やしているとわかります。SNSでのコンテンツ紹介を視野に入れるなど、他社にあって自社にないものを埋める作業が必要です。

競合他社サイトの特徴から差別化

他社サイトの特徴を分析することで、自社の強みを知ることができます。

自社で検索流入の多いコンテンツが他社では上位キーワードに含まれていない場合、そのジャンルではユーザーを多く集客できるとわかります。

自社が得意なジャンルを突き詰めれば、特定のターゲットの効果的な集客が可能です。

競合サイトとの違いを客観的にとらえる

他社サイトを分析することで、業界の中で自社がどのような立ち位置にあるかを客観的に把握できます。そのためには1社の競合他社分析だけでなく、複数のサイト分析が必要です。

より正確で有益な情報を得るためには、webサイト制作会社など専門家に分析を依頼するのがおすすめです。専門家の目線から、webサイト運営の方向性をアドバイスしてもらえるだけでなく、効率的なSEO対策ができます。

まとめ

自社サイトの運営の方向性を定めるために、競合他社の情報を把握することは有効な手段です。しかし、無料分析ツールでは収集できる情報量に限界があり、うまく活用できない可能性があります。

比較ビズでは、webサイト運営のコンサルができる複数の業者の見積もりを無料でお取りします。複数の選択肢の中から価格や条件を比較して依頼ができるので、満足度の高い業者が見つかります。

相談は無料です。ぜひお気軽にご相談ください。

監修者の一言

他社サイトのアクセス数を調べると、競合相手の戦略が推測可能な点や自身のWebサイトに足りない点を見つけることができます。また、どんなユーザーが利用しているか、どんな経路でサイトに流入したかがわかるので、ターゲット確保に有効です。

いくら良質なコンテンツを提供しても、より優れたコンテンツにユーザーは流れていくもの。常にターゲットの確保を見据えてWebサイトの運営を行う必要があります。

特に人気のあるサイトのアクセス数を調べると、ユーザーがどのようなことに興味を持っているかを知る手がかりをつかめます。継続的に分析を行い、データの蓄積から戦略を立てるなど、使い方もさまざま。コンテンツの強化に必要な対策kwや広告の選定にも役立ちます。

本文中でご紹介した有料サイト以外にも、分析ツールは多数あります。機能性も充実していますので、無料・有料に関わらず、必要性に応じて使いやすいものを選びましょう。

株式会社エイト
代表者 大野 隼
監修者

1996年10月大阪府生まれ。2019年より個人事業主として開業。多数のメディア事業を運営し、2020年12月に株式会社エイトを設立。現在はメディア事業以外にデジタルマーケティング支援事業を展開する。運営メディア「キャットフード教授」「電話占い未来」「占いWeb」「THE Leader」「シャンプー執事」その他多数。

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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  • サイトをリニューアルしたい
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