キーワード選定ツールとは?使うメリットや必ず導入したアイテムを解説

株式会社スーパー・アカデミー
監修者
株式会社スーパー・アカデミー 代表取締役 中尾誠一
最終更新日:2023年02月14日
キーワード選定ツールとは?使うメリットや必ず導入したアイテムを解説
この記事で解決できるお悩み
  • キーワード選定におすすめのツールは何か?
  • キーワード選定ツールを導入するメリットとは?
  • キーワード選定ツールを選ぶ際のポイントとは?

「キーワード選定ツールは導入した方がいいの?」「ツールの選び方がわからない」とお悩みではないですか。

自社サイトを検索結果の上位に表示させるには、効果的なキーワード選定が不可欠です。膨大なキーワードの中から流入につながるものを探すのは大変な作業ですが、キーワード選定ツールの導入により労力を大幅に削減できます。

本記事では、自社サイトへの流入・CVを増やしたいメディア運営者に向けておすすめのキーワード選定ツールを紹介します。ツールの主な機能や導入メリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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キーワード選定ツールの主な機能

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キーワード選定ツールは多くの企業がリリースしており、ツールによってさまざまな機能が存在します。その中でも代表的な機能は以下のとおりです。

  • 検索ボリュームチェック機能
  • 関連キーワード分析機能
  • 検索順位チェック機能
  • 競合サイト分析機能

どれも自社サイトへの流入・CV増加に大きく貢献してくれる機能です。それぞれ具体的に解説します。

検索ボリュームチェック機能

検索ボリュームチェック機能は、選定したキーワードが検索ユーザーにどれくらい検索されているか調査できる機能です。

キーワードの月間検索ボリュームはどれくらいか・検索ボリュームの推移はどうなっているか・競合は多いかなどを確認できます。作成するコンテンツの優先順位づけにも有効です。

どのキーワードを選べばどれくらいの流入が見込めるのかを予測できるため、キーワード選定において必須の機能といえるでしょう。

関連キーワード分析機能

関連キーワード分析機能は、選定したキーワードと関連性が強いワードを提示してくれる機能です。検索ユーザーがどのような意図で検索しているか・関連キーワードや再検索キーワードは何かを分析し、読者の検索意図を推測できます。

「どのようなキーワードと組み合わせて検索されているか」がわかるので、自分だけでは想定が難しい読者の検索ニーズを探れるでしょう。関連コンテンツ作成や内部リンク設計にも効果的です。

「競合が少なくても読者のニーズが高いキーワード」を調べる際は、関連キーワード分析が役立ちます。

検索順位チェック機能

検索順位チェック機能は、自社サイトのコンテンツがGoogle検索で何位に表示されているか確認できる機能です。

自社サイト内で、集客に貢献しているコンテンツは何かがわかります。どれくらいの収益が見込めるか・どのようなキーワードを選べば集客につながるのかの予測が可能です。

検索順位の変動を追うことで、競合サイトの動向をモニタリングすることにもつながります。継続的な流入アップを実現するためにも、検索順位は常にチェックできるといいでしょう。

競合サイト分析機能

自社サイトだけではなく、競合サイトを分析できる機能もあります。

競合サイトはどのようなキーワードで流入を獲得しているか・流入後どれくらいCVへ至っているかというデータの閲覧が可能です。自社サイトで対策すべきキーワードや、他社サイトとの差別化を図れるキーワードを選定する際に役立ちます。

SEO対策において、競合分析は非常に重要です。結果を出せている競合サイトはどのようなキーワード選定をしているか調査することが、CV増加の近道となります。

キーワード選定ツールを導入するメリット

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キーワード選定ツールを導入する主なメリットは以下のとおりです。

  • キーワード選定にかかる時間を大幅短縮できる
  • 検索ユーザーの検索意図を推測できる
  • 他社サイトとの差別化を図れる

それぞれ詳細を解説します。

キーワード選定にかかる時間を大幅短縮できる

ツールの導入により、キーワード選定にかかる時間を大幅に短縮できます。

検索ユーザーが日々検索しているキーワードは膨大な数があり、その中から流入につながるキーワードを客観的に洗い出す必要があります。なんとなく思いつきでキーワードを列挙すると、効率が悪いだけではなく、対策すべきキーワードの漏れが発生してしまいます。

キーワード選定は時間をかけるべき作業ですが、ただ時間をかければいいわけではありません。ツールを導入して、流入につながるワードを優先して対策するようにしましょう。

検索ユーザーの検索意図を推測できる

キーワード選定ツールを用いることで、検索ユーザーの検索意図を客観的に推測できます。検索意図とは、検索ユーザーが検索行動を行った理由・目的のことです。

転職について調べたいユーザーの中でも、検索キーワードが「転職 面接 コツ」の人もいれば「転職 サイト おすすめ」の人もいるでしょう。同じ「転職」というキーワードでも、抱えている悩みや検索で知りたい内容はユーザーによって全く異なります。

キーワード選定ツールを導入することで、選定したキーワードの関連ワードや再検索ワードを調査できます。ユーザーがどのような悩みを抱えているか・どのような情報を欲しているのか推測してコンテンツを作成することで、サイトの評価を上げられるでしょう。

他社サイトとの差別化を図れる

キーワード選定ツールを活用することで、他社サイトとの差別化を図り、オリジナリティのあるサイトを作れるでしょう。

月間検索ボリュームが多いビッグキーワードは、競合サイトが多い・強い分、上位表示させる難易度が上がります。ツールを用いて「競合が少なくても読者からのニーズがあるキーワード」を組み合わせられれば、積極的に上位表示を狙えるでしょう。

検索ボリュームが少ないワードで検索するユーザーは、ピンポイントな悩みを抱えているため、流入する可能性が高い傾向もあります。キーワード選定ツールを活用して、勝てる市場を積極的に模索しましょう。

無料で使えるおすすめのキーワード選定ツール

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無料で利用できるキーワード選定ツールと主な機能は以下のとおりです。

Google
キーワードプランナー
・月間検索ボリューム調査
・関連キーワード調査
・SEO難易度チェック
ラッコキーワード ・関連キーワード調査
・サジェストワード調査
・競合分析
Google Trends ・急上昇ワード調査

無料ではあるものの、効果的なキーワードの選定に大変便利な機能を利用できます。それぞれ詳細を解説します。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Googleが提供している、無料で利用できるキーワード選定ツールです。

シンプルなインターフェースとなっており、キーワードの月間検索ボリュームや関連キーワードを簡単に確認できます。どれくらいの流入が見込めそうか・上位表示させるための難易度はどれくらいかもわかるため、キーワード選定において必須のツールです。

検索エンジンの世界シェアNo.1であるGoogleが提供していることもあり、必ず導入しておきたいツールです。ユーザー登録をすることですぐ使い始められます。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、サジェストワード・関連キーワードをチェックできるツールです。こちらも無料で利用できます。

キーワードを検索欄に入力するだけで、そのキーワードに関連するワードや似た意味を持つワードが一覧で表示されます。検索ユーザーはどのようなキーワードを組み合わせて検索しているかわかるため、検索意図の推測が可能です。

上位表示されている競合サイトの見出し抽出機能も備えており、競合分析にも役立ちます。

Google Trends

Google Trendsも、Googleが提供している無料のツールです。

検索数の推移や、直近で検索数が増えた・トレンドになった「急上昇ワード」の調査に特化したツールです。時期や季節によって検索数が変化するキーワードを扱う際は大変参考になります。

過去に遡って検索ボリュームの推移を調べることもできるため、今後の傾向をある程度予測できる可能性が高まるでしょう。

有料のおすすめキーワード選定ツール

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続いて、有料のおすすめキーワード選定ツールの紹介です。

  • Keyword map
  • Ubersuggest
  • ミエルカSEO
  • Ahrefs

利用料金はかかってしまいますが、その分多機能で使いやすい点が魅力です。キーワード選定だけではなく、サイト改善や競合分析にも役立つでしょう。

それぞれ詳細を解説します。

Keyword map

株式会社CINCが提供している、Keyword map。国内企業において多くの導入事例があるツールです。

競合サイトの分析に長けており、競合の成果要因を可視化・定量化して分析できる点が強みです。自社サイトで対策できていない、他社サイトの流入キーワードを詳細に調査できます。調査結果はグラフやマインドマップで表示され、直感的にわかるようになっています。

検索ボリュームや関連キーワードの分析もできるため、検索ユーザー目線に立ったキーワード選定も可能です。

Ubersuggest

アメリカのSEO対策専門家である、ニール・パテル氏が開発したUbersuggest。海外のツールですが、日本語にも対応しています。

選定したキーワードの検索ボリューム・関連キーワードのほか、自社サイトと競合サイトの流入キーワードの分析が可能です。キーワードごとのSEO難易度や、SNSでシェアされたコンテンツの分析もできるため、無料ツールより効果的なキーワード選定ができるでしょう。

月額制の料金プランのほか、買い切りプランも存在するため導入コストがお得な点も魅力的です。無料版もあるため、まず使用感を試してから有料版を導入するといいでしょう。

ミエルカSEO

17年以上の実績があり、1,700社以上で導入されているミエルカSEO。AIによるキーワードの自動分析が大きな特徴です。

選定したキーワードで検索するユーザーの購買意欲はどれくらいか・競合が流入を獲得しているキーワードは何かという項目をAIが自動分析してくれます。分析結果は図解や表でわかりやすく見える化されており、社内で共有しやすい点もポイントです。

コンテンツ内の熟読箇所・離脱箇所・クリック箇所を視覚化するヒートマップ機能も備えており、ユーザーの検索行動の見える化・UX改善にも効果的。キーワード選定だけではなく、Webマーケティング全体の分析・改善ができるツールです。

Ahrefs

世界で60万人が導入しているSEOツールを謳うAhrefs。競合サイトのSEO対策を調査するサイトエクスプローラー機能を強みとしており、URLを入力したサイトの被リンク・流入キーワードを分析できます。

検索ボリュームや上位表示の難易度も調査できるため、キーワード選定にも効果的です。アラート設定をしておけば、競合サイトの被リンク・アクセスの増減をすぐに把握できます。

キーワード選定と競合分析を効率的に行いたい場合におすすめのツールです。

キーワード選定ツールを選ぶ際のポイント

キーワード選定ツールは、以下の2点を意識して選ぶとよいでしょう。

  • 自社に必要な機能が備わっているか
  • 料金は適切か

キーワード選定ツールにはさまざまなサービスが存在します。キーワード選定に特化したものもあれば、サイト全体の改善提案をしてくれるサービスの中にキーワード選定機能が含まれるものもあります。

自社に必要な機能はキーワード選定のみなのか、CVを上げるために他の機能が必要なのかを事前に明確にしましょう。その上で、必要な機能を備えたツールをピックアップし、料金を比較して選びます。

まとめ

キーワード選定ツールの導入によって、集客効果の高いキーワードを効率的に選定できます。自社が対策すべきキーワードは何か・競合サイトはどのようなワードで上位表示させているのか分析を行い、サイトへの流入・CVを増加させましょう。

キーワード選定を効果的に行うには、経験や実績の伴ったプロに頼るのが一番です。「比較ビズ」は、サイト構想や設計で高い実績を持つ業者を一括で検索できます。

相見積もりも取りやすいため、自社にあったキーワード選定ツールを導入するためにも、ぜひ活用してください。

監修者のコメント
株式会社スーパー・アカデミー
代表取締役 中尾誠一

24歳で広告代理店を設立。自社をモデルとし10年に渡る営業の研究を重ねて、組織で売上を上げるノウハウと体系化。20年間の会社経営で年商18億円を達成。教育事業を目的としスーパー・アカデミーを設立し10年。自ら経営コンサルタントとして顧問先を指導し実績を上げる。2022年一般社団法人日本経営者育成協会を設立 代表理事に就任。

上記の記事に補足を加えますと、(ユーザーが興味を持って検索してくれるワード)は、つまり検索ボリューム(検索回数)の多いキーワードということになります。

(複合キーワードを上手に活用する)は、主たるキーワードに対して、ニーズが存在するキーワードの組み合わせを選ぶことが大切です。単にキーワードを組み合わせて、上位表示に成功しても、検索数が少なかったり、そもそも ニーズがないキーワードであれば、成約に繋がりません。

1.単一キーワードで検索回数が多いキーワードはライバル多いので、上位表示が難しい
2.検索ボリュームが多いが、ニーズがないキーワードは上位表示しても、成約しない
3.ニーズが合っても検索回数が少ないキーワードは、上位表示してもクリックが増えない
4.検索回数はそこそこだとライバルが少なくニーズが強いキーワード成約の可能性が高い

つまり、4番のキーワードを見つけて対策することが大切です。

(毎回定期的に改善をしておく)の記事に、「皆飽きてその語句では検索なくなる」がありますが、流行の影響や世の中の流れが変わったりすることがある為、検索回数に大きな変動が起こったりします。これは季節が影響する場合もあります。上記の分析では、Googleトレンドがおすすめです。

(よく見てもらえるページを大切にする)の記事に「一番見せたいページへ飛んでくれる可能性があるため、URLもわかりやすく表示します。」と有りますが、Webサイト内での内部リンクは、関連性のあるリンクを貼り、読者の理解を深めるページ、また補足をするページ、問題を解決するページなどの記事を紹介し、その結果、見てほしいサイトを紹介出来るとベストです。

とにかく膨大な数の検索キーワードの中から、貴社に最適なキーワードを探すのは、干し草の山から針を探すようなものです。なので、キーワード選定ツールを上手に活用しましょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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