飲食店のMEO対策とは?上位表示のポイント10個と成功事例を徹底解説

株式会社WEBCOS
監修者
株式会社WEBCOS 代表取締役 川浦 剛志
最終更新日:2023年01月05日
飲食店のMEO対策とは?上位表示のポイント10個と成功事例を徹底解説
この記事で解決できるお悩み
  • 飲食店のMEO対策ってどういうもの?
  • 飲食店がMEO対策をする必要性とは?
  • 飲食店のMEO対策における上位表示のポイントは?

飲食店が集客力を高める方法の1つとしてMEO対策の注目が高まっています。

飲食店が安定した集客を実現し、経営を維持するためには、MEO対策を取り入れることがとても重要です。しかし「MEO対策と言われてもよくわからない」と感じる飲食店経営者は多いでしょう。

本記事では飲食店のMEO対策について手順やメリット・デメリット、成功事例を詳しく解説します。「MEO対策により集客力アップを図りたい」と感じている飲食店経営者の方におすすめです。

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MEO対策とは「Googleマップの検索順位を上げる対策」

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MEO対策とは、端的に言えば地図エンジン「Googleマップ」の検索順位で上位に表示されるためにあらゆる施策を行うことです。

「Googleマップ」では、検索窓に「レストラン」と検索すると近隣のレストランが検索結果として表示されます。検索結果でより上位に表示されるほど、利用者の注目を集めやすく、店舗の利用につながりやすいです。

MEOは「マップエンジン最適化」

「MEO」とは、「マップエンジン最適化(Map Engine Optimization)」の頭文字をとった略称です。Googleマップを対象とした地図エンジンにおいて最適化を図ることを意味します。

具体的には、利用者が求める有益なコンテンツを提供し、地図エンジンに正しく情報を評価されるようビジネス情報(店舗情報)を最適化することです。

広義のSEOに分類されることから「ローカルSEO」とも呼ばれます。

MEO対策とSEO対策の違い

MEO対策は「マップエンジン最適化」を目的として実施する施策である一方、SEO対策は「検索エンジン最適化」を目的として実施する施策です。

MEO対策 マップエンジン最適化 Googleマップ上でビジネス情報の上位表示を目指す
SEO対策 検索エンジン最適化 Google上でWebページの上位表示を目指す

MEO対策を実施するとSEOにも好影響を与え、Google検索結果における上位表示に貢献することもあります。

飲食店がMEO対策に取り組む必要性

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「なぜ飲食店がMEO対策に取り組むべきなの?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。MEO対策の必要性を解説します。

  • 1. Googleマップの口コミを参考にする人が増加している
  • 2. ポータルサイトより低コストで高い集客効果を期待できる
  • 3. 競合が比較的少なく上位表示されやすい

人々がどのように飲食店を探しているのかを知り、適切なアプローチ方法を選択することが大切です。

1. Googleマップの口コミを参考にする人が増加している

近年はスマートフォンの普及にともない、Googleマップで飲食店を探して口コミを参考にお店選びをする人が増加しています。

利用者からすると、Googleマップで検索すれば現在地から近い飲食店を探すことができ、そのなかでも口コミを比較してより魅力的な飲食店を選べる点が便利です。

Googleマップで飲食店を探す利用者に効果的にアプローチするには、MEO対策に取り組む必要があります。

2. ポータルサイトより低コストで高い集客効果を期待できる

MEO対策は、飲食店を掲載するポータルサイトよりも低コストで高い集客効果を期待できます。

飲食店ポータルサイトは「食べログ」「ぐるなび」などが代表的です。Googleで飲食店を検索すると上位に表示され、あらゆる飲食店をまとめています。

しかし、ポータルサイトに掲載するには広告料がかかる上、数多くの飲食店が掲載されています。よほど高評価や魅力がなければポータルサイト内で上位表示されず、集客効果を得られません

MEOであればコストを抑えながら上位表示も狙いやすいため、ポータルサイトと比較して高いコストパフォーマンスを得られます。

3. 競合が比較的少なく上位表示されやすい

MEO対策は、取り組んでいる飲食店がそれほど多くないため競合が比較的少なく、Googleマップの検索結果で上位表示されやすいです。

近隣地域のなかで差別化を図り、集客力をアップしたいと感じているなら、積極的に取り組むべき施策と言えます。

MEO対策を「する」「しない」だけで大きく集客力に差が出るため、飲食店が取り組む必要性は高いです。

飲食店がMEO対策に取り組む5つのメリット

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飲食店がMEO対策に取り組む具体的なメリットを5つ解説します。

  1. 利用意欲が高い層にアプローチできる
  2. 無料で始められてリスクが低い
  3. 軌道に乗ると費用対効果が高い
  4. 競合店舗から顧客を誘引できる
  5. 短期間で成果を得やすい

MEO対策に取り組んだ結果、何を得られるのかを明確にイメージできるようにしましょう。

1. 利用意欲が高い層にアプローチできる

MEO対策の大きなメリットは、利用意欲が高い層にアプローチできる点です。

Googleマップで飲食店を検索するシーンは、ある地域で飲食店に行くことが決定していて「どの店にしようか」と迷っている状況だと想定できます。

飲食店を利用する前提がある状態で店選びをしているため、利用者のニーズに合った店舗情報があれば来店の可能性は高いです。

MEO対策をすることで、利用意欲が高い層に自分の店の情報を届けられます。

2. 無料で始められてリスクが低い

MEO対策のメリットは無料で始められてリスクが低い点です。

基本的には無料でGoogleアカウントを作り、Googleマップ上に店舗情報を登録するだけなので、広告費用がかかりません。

「自分でMEO対策に取り組むのはハードルが高い」と考え、専門業者にMEO対策を依頼する場合でも、費用相場は月々3万円ほどです

金銭的なコストがあまりかからず、低リスクで始められるので、経営状況が低調な飲食店でも着手しやすいでしょう。

3. 軌道に乗ると費用対効果が高い

MEO対策に取り組んで軌道に乗ると、高い費用対効果を得られます。

特に重要なのは口コミです。口コミの数が増えるほど、Googleマップの検索結果で上位表示されやすくなり、集客につながります。

口コミが多ければ口コミを見た客がたくさん訪れ、また口コミをしてもらえるという好循環も生まれるでしょう。一度好循環が生まれれば、かけたコスト以上の効果を実感できます

4. 競合店舗から客を誘引できる

MEO対策をすることで、近隣地域の競合店舗から客を誘引できるというメリットがあります。

何も対策をしていない状況では、Googleマップで検索したときに自分の店の情報が表示されず、客が他店へ流れていくでしょう。客を自分の店に呼び込む機会を逃しています。

MEO対策に取り組めば、お店探しをしている人々に自分の店舗情報を見てもらい、引き込むことが可能です。

「いつもはあのお店に行っていたけど、検索して出てきたこのお店も良さそうだから今日はここへ行こう」というふうに競合店舗から客を誘引できるのです

5. 短期間で成果を得やすい

MEO対策は短期間で効果を得やすいこともメリットです。

東京や大阪の中心部などは飲食店が多く激戦区ですが、それ以外の地域では競合となる店舗が多くなく、MEO対策による成果が現れやすくなります。

早ければ1〜2ヶ月で来店数などを大幅に増やせることもあるため、「短期間で集客力を高めたい」というケースに適した施策です。

飲食店がMEO対策に取り組む2つのデメリット

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飲食店がMEO対策に取り組むことのデメリットはそれほどありませんが、強いて挙げるなら以下の2つがあります。

  1. 労力や時間的なコストがかかる
  2. 日頃からMEOを意識する必要がある

MEO対策は低コストかつ成果が出やすい施策ですが、一定の手間や知識が必要なことは理解しておきましょう。

1. 労力や時間的なコストがかかる

MEO対策に取り組むにあたり、ある程度の労力や時間的なコストがかかります。

  • 店舗情報やメニューを登録する
  • 定期的に店舗情報を最新のものに更新する
  • 定期的に写真や投稿をアップロードする
  • コメントに返信する

掲載情報の更新や投稿、コメントへの返信は必須ではないものの、Googleマップで上位表示させるためには取り組むことが望ましいです。

Googleマップで上位を維持するには、施策も継続的に行う必要があるため、運用コストとして捉えておく必要があります。

2. 日頃からMEOを意識する必要がある

日頃の店舗運営からMEO対策を意識する必要があります。

具体的には、口コミを集めるために「口コミをしてくれた方にはドリンク1杯サービス」などの取り組みをしたり、店舗情報に関連づけているお店の公式サイトを積極的に更新したりなどです。

MEO対策を意識してみると、普段の店舗運営においてもできることがたくさんあります。

最初からすべてを行う必要はありませんが、MEO対策に注力するなら日常的に意識して取り組まなければなりません。

飲食店におけるMEO対策の成功事例

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飲食店におけるMEO対策の成功事例を知ることで、実際にどのような成果につながるのかをイメージしやすくなります。

  • 事例1. 東京のダイニングバー|2ヶ月で表示回数が約10倍
  • 事例2. 東京の居酒屋|8ヶ月で合計反応回数が約8倍

紹介するのは東京にある飲食店の一例ですが、あなたの店舗でMEO対策に取り組んだ場合にも成果を期待できるでしょう。

事例1. 東京のダイニングバー|2ヶ月で表示回数が約10倍

  表示回数 合計反応回数 ウェブサイトへのアクセス数 ルートの照会数 通話数
施策前 517 39 8 30 1
1ヶ月目 3060 51 19 14 18
2ヶ月目 5288 73 16 48 9

参照:MEOメディア

東京のダイニングバーでMEO施策を実施した事例では、施策前を比較して表示回数が1ヶ月で6倍、2ヶ月で10倍になりました。つまり、Googleマップで検索した際に表示される回数が10倍になり、その分多くの人に店舗情報が見られるようになったということです。

合計反応回数も2ヶ月で2倍近くに増加しています。合計反応回数は、Googleの店舗情報に表示されるウェブサイトボタン、経路検索ボタン、通話ボタンがクリックされた合計回数です。

事例2. 東京の居酒屋|8ヶ月で合計反応回数が8倍近く

  表示回数 合計反応回数 ウェブサイトへのアクセス数 ルートの照会数 通話数
施策前 11433 39 14 24 1
1ヶ月目 15010 134 42 85 7
2ヶ月目 19867 261 63 187 11
3ヶ月目 20837 191 66 111 14
4ヶ月目 20918 154 47 77 30
5ヶ月目 21473 185 68 98 19
6ヶ月目 20602 182 67 105 10
7ヶ月目 22607 262 88 145 29
8ヶ月目 27549 311 116 172 23
9ヶ月目 32224 302 126 153 23

参照:MEOメディア

東京の居酒屋でMEO対策を実施した事例では、施策前と比較して表示回数が9ヶ月で約3倍、合計反応回数は8ヶ月で8倍近くになりました。ウェブサイトへのアクセス数は9倍、ルートの照会数は6倍、通話数は23倍です。

1〜2ヶ月目の時点でも大きな成果が出ていますが、半年〜1年程度継続することでさらに高い成果を見込めることがわかります。MEO対策を継続することで、集客力を高め続けることが可能です。

飲食店がMEO対策を始める3ステップ

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飲食店がMEO対策を始めるには、たった3つのステップだけなのでとても簡単です。

  • 手順1. Googleビジネスプロフィールに登録する
  • 手順2. オーナー権限を取得する
  • 手順3. 詳細情報を入力する

手順1. Googleビジネスプロフィールに登録する

まずはGoogleビジネスプロフィールに登録します。

Googleビジネスプロフィールに登録すると、Googleマップや検索などでローカルビジネスをどのように表示するか管理できます。登録にはGmailやYahoo!メールのアドレスが必要です。

  1. パソコンでGoogleビジネスプロフィールのログイン画面にアクセス
  2. ビジネス名を入力
  3. 店舗の住所を入力
  4. Googleマップでの表示を選択
  5. 業種を選択
  6. 電話番号、Webサイトの登録

基本的な店舗情報を入力して登録完了です。

手順2. オーナー権限を取得する

Googleビジネスプロフィールの登録が完了したら、オーナー権限を取得します。

  1. Googleマップを開き、自分の店舗を検索する
  2. 店舗名をクリックし、「ビジネスオーナーですか?」をクリックする
  3. 電話・メール・ハガキのいずれかで確認コードを受け取る
  4. Googleビジネスプロフィールにログインして「オーナー確認を行う」または「今すぐオーナー確認」をクリックする
  5. 表示される手順に従い、確認コードを入力する

基本的にはオーナーが登録されていない状態のはずですが、誰かがすでにオーナー登録を行なっている場合もあります。オーナーが登録されている場合でも、オーナー権限付与リクエストを送ることで取得可能です。

オーナー権限の取得完了はメールで通知されます。

手順3. 詳細情報を入力する

Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー権限の取得が完了したら、店舗についての詳細情報を入力します。

Googleビジネスプロフィールにログインし、管理画面の左側にあるメニューバーから「情報」をクリックして、編集したい情報の右側にある鉛筆マークをクリックすると編集できるようになります。

「情報」から編集できる内容は以下のとおりです。

  • ビジネス名
  • ビジネスカテゴリ
  • 住所
  • 営業日・営業時間
  • 営業時間の詳細
  • 定休日
  • 電話番号
  • ウェブサイト
  • 写真

メニューバーにある「投稿」「口コミ」「写真」「商品」などからさらに詳細な情報の編集が可能です。できるだけ情報を追加して、店舗情報を充実させましょう。

飲食店がMEO対策で上位表示するポイント

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飲食店がMEO対策で上位表示するためにはポイントをおさえることが大切です。

  1. 適切なキーワードを設定する
  2. Googleビジネスプロフィールの店舗情報を充実させる
  3. お店のメニュー・商品・サービスを登録する
  4. 魅力が伝わる投稿や写真をアップする
  5. 定期的に更新し、最新で正確な状態に保つ
  6. 口コミを多く獲得してレビュー評価を高める
  7. 店舗の公式サイトとGoogleビジネスプロフィールを相互に関連づける
  8. 関連する自社サイトのSEO対策をする
  9. SNSを活用してサイテーションを増やす
  10. 構造化マークアップでNAP情報を揃える

一度登録すれば済むものも多いです。ひとつひとつはそれほど順番に実践して取り入れていきましょう。

1. 適切なキーワードを設定する

MEO対策で自分の店舗を上位表示させるには、適切なキーワード設定が重要です。

Googleマップで検索するときに入力する「レストラン 渋谷」などの言葉をキーワードと言います。

自分の店舗をヒットさせるためにどのようなキーワードが使われるかを想定して設定し、店舗情報に効果的に盛り込むことで上位表示させやすくなります。

基本のキーワードは「◯◯×地域名」なので、自分の店舗の場合はどのようなキーワードになるかを考えてみてください。

2. Googleビジネスプロフィールの店舗情報を充実させる

上位表示のポイントとして、Googleビジネスプロフィールの店舗情報を充実させることも重要です。

店舗情報を充実させることは、Googleマップで高評価を得て上位表示されやすくなるだけでなく、利用者が店舗について詳しい情報を得られることに直結します。

お店選びで迷っている人は、情報が少なくイメージが湧きにくい店舗より、情報が充実していてどのような体験ができるかイメージできる店舗を選びやすいです。

できる限り情報を記載することで、集客力アップに努めましょう。

3. お店のメニュー・商品・サービスを登録する

MEO対策で欠かせないポイントが、お店のメニュー・商品・サービスを登録することです。

ただ「レストラン」という情報だけでなく、「どのようなメニューや商品があるか」「どのようなサービスを受けられるのか」がわかるほうが来店率アップにつながります。

具体的にどのような体験ができるのかをイメージできることで、より魅力を感じるためです。

「メニューが多くて大変」という飲食店もありますが、メニュー変更がない限り一度登録すればずっと役に立つので、ぜひ登録しておきましょう。

4. 魅力が伝わる投稿や写真をアップする

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MEO対策に効果的な要素として、店舗の魅力が伝わる投稿や写真のアップがあります。

お店のこだわりや期間限定の情報などは投稿でアピールが可能です。

また、美味しそうな料理や店内の雰囲気は、テキストよりも写真のほうが魅力を効果的に伝えられます。

利用者が店舗情報を見るだけで、素晴らしい体験ができることを想像できるような情報をアップしましょう

5. 定期的に更新し、最新で正確な状態に保つ

MEO対策では、情報を定期的に更新して、最新かつ正確な状態に保つことが求められます。

情報が更新されていないと、

「今日は営業日だと記載していたから来たのに休業日だった」
「このメニューを楽しみに来たのになかった」

など、期待と実際のサービスにずれが生じて不満につながりかねません。お客さんを落胆させるだけでなく、口コミで低評価がつくこともあるでしょう。

1週間に一度、1ヶ月に一度など定期的に情報を更新して、最新状態に保つことが大切です。

6. 口コミを多く獲得してレビュー評価を高める

MEO対策において口コミは重要な役割を持ちます。口コミを多く獲得してレビューで高評価を得ると、上位表示されやすく来店率アップにつながるでしょう。

口コミを集めるために施策を打つこともおすすめです。「口コミ投稿でドリンク1杯サービス」「口コミ投稿でクーポンプレゼント」などを実施すると、多くの口コミを集められます。

また、口コミは店舗運営の改善点を発見するきっかけにもなるため、真摯に受け止めて取り入れることも大切です。改善を繰り返すことで高評価レビューを得やすくなります。

7. 店舗の公式サイトとGoogleビジネスプロフィールを相互に関連づける

店舗の公式サイトとGoogleビジネスプロフィールを相互に関連づけることもMEO対策のポイントです。

Googleビジネスプロフィールにはウェブサイトを登録する項目があり、店舗の公式サイトを簡単に登録できます。編集時に登録しておきましょう。

一方で、店舗の公式サイトにGoogleビジネスプロフィールを紐づけるには、以下のような方法があります。

  • 「会社情報」や「アクセス」などにGoogleマップの共有リンクを設置する
  • Googleビジネスプロフィール地図情報を掲載する

必ず双方から関連づけるようにしましょう。

8. 関連する自社サイトのSEO対策をする

MEO対策では、関連づけられたサイトの掲載順位も評価対象になることから、自社で運営している店舗の公式サイトやオウンドメディアなどのSEO対策をすることも重要です。

自社サイトには、Googleビジネスプロフィールの情報や設定したキーワードと関連性の高いコンテンツを掲載するといいでしょう。

SEO、MEOの両面から対策を講じることで相乗効果を期待できます。

9. SNSを活用してサイテーションを増やす

SNSを活用してサイテーションを増やすとMEO対策に効果的です。サイテーションとは、Googleビジネスプロフィールの情報がほかのサイトやSNSで紹介されることを意味します。

より多くの外部サイト・SNSで紹介されることで、Googleにおける評価が高まり、上位表示されやすくなります。

前述した自社サイトで紹介することはもちろん、SNSでも積極的に店舗情報を発信し、サイテーションを増やしましょう。

利用者のSNSや外部メディアで紹介される状況がつくれるとさらに効果的です。

10. 構造化マークアップでNAP情報を揃える

技術的な面では、構造化マークアップによりNAP情報を揃えることで効果的なMEO対策ができます。

構造化マークアップとは、Webページの情報を検索エンジンが正確に理解できるよう意味づけることです。GoogleがWebページの情報を正確に捉えることで、検索結果の順位に影響を与えます。

NAP情報とは「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」のことです。

店舗情報において名前・住所・電話番号の情報をどの媒体でも統一することで、Googleが正しく評価してくれるようになります。一方で、情報が揃っていないと評価が下がるため注意が必要です。

「Googleビジネスプロフィール」「自社サイト」「SNS」などで表記が揃っているか確認しましょう。

飲食店のMEO対策における注意点

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飲食店のMEO対策では以下のことに注意が必要です。

  1. Googleビジネスプロフィールのガイドラインを遵守する
  2. 口コミを自作自演しない

いずれも守らなければリスクが生じるため、しっかり把握しておくことが大切です。

1. Googleビジネスプロフィールのガイドラインを遵守する

Googleビジネスプロフィールで規定されているガイドラインを確認し、遵守しましょう。

ガイドラインに違反した場合、Googleビジネスプロフィールやその他のGoogleサービスにアクセスできなくなるおそれがあります。また違法行為があった場合、法的措置が取られる可能性もあります。

 MEO対策に取り組むときは、Googleビジネスプロフィールのガイドラインを事前に確認しましょう。

2. 口コミを自作自演しない

MEO対策において口コミは重要な要素ですが、自分で口コミをすることはやめましょう。

口コミの自作自演はガイドライン違反です。自作自演をした場合、Googleビジネスプロフィールアカウントがペナルティを受ける可能性があります。

口コミを集めるときは、店舗の利用者に口コミをしてもらえるよう施策を打つことが大切です。

飲食店のMEO対策における口コミの望ましい対応

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飲食店のMEO対策において、口コミは重要です。しかし、どのように口コミに対応していくべきかを理解していなければ、対応に悩むこともあるでしょう。

  1. 評価にかかわらず1週間以内に返信する
  2. 否定的な口コミには真摯に対応する
  3. 悪質な口コミはGoogleに報告・削除依頼をする

以下で詳しく解説するので、口コミ対応の参考にしてください。

1. 評価にかかわらず1週間以内に返信する

肯定的・否定的という評価にかかわらず、どのような口コミにも返信することを心がけましょう。返信は1週間以内にすることが望ましいです。

どの口コミにもできるだけ個人的かつ具体的な返信をすることで、ファン獲得につながります。ファンができればリピート率アップになるでしょう。

また、口コミを見た利用者は店舗の運営者が誠実な対応をしている印象を持ちます。新規の利用者獲得にも効果的です。

2. 否定的な口コミには真摯に対応する

口コミのなかには否定的なものもありますが、真摯に対応することが大切です。

否定的な口コミにも積極的に返信し、受け止めることで、店舗のイメージをカバーできます。否定的な口コミを書いた人が一転してファンになる可能性もあるでしょう。

また、一見すると否定的な内容でも、店舗改善のヒントになるケースもあります。

ネガティブに捉えすぎず、おおらかに受け止められるといいでしょう。

3. 悪質な口コミはGoogleに報告・削除依頼をする

身に覚えのない誹謗中傷や名誉毀損にあたる内容など、悪質な口コミはGoogleに報告して削除依頼をします。

悪質な口コミは被害につながるため、放置せずにきちんと対応することが大切です。

いざというときは冷静に対応しましょう。

まとめ:飲食店はMEO対策で集客力アップを実現できる!

今回は、飲食店のMEO対策について解説しました。MEO対策は低コスト・低リスクで高い成果を期待できる集客方法です。

集客に悩んでいる飲食店は、今日から取り組むことをおすすめします。「店舗運営が忙しいし、ネットは苦手だから不安…」という方は、MEO対策を外注する方法もあります。

比較ビズを使えばMEO対策を依頼できる業者を簡単に比較できるので、ぜひご活用ください。

監修者のコメント
株式会社WEBCOS
代表取締役 川浦 剛志

群馬県出身。Googleデジタルマーケティング認定資格保有。飲食業界の現場と役職経験を経て、2012年不動産業界に転身。東京都内の高級賃貸会社Modern Standard(現:RENOSY PLUS)にて、SEO対策を中心としたWEB集客・マーケティング・戦略構築の実務担当・責任者を経て、2019年にITの街東京都渋谷区にてWEBCOSを設立。これまで中小企業から上場会社まで幅広い規模のウェブサイトのサポートを行なってきた経験を通して、日本全国の中小企業を中心に再現性の高いSEO対策、ホームページ制作、システム開発からITツールを活用した業務効率化を支援している。

MEOはスマホ所有率が増加しているいま、実店舗を展開しているビジネスにとって追い風となるものです。スマホの普及は2022年時点で94%に達し、過去12年で約90%も増加したというデータがあります。これほど身近になったのもスマホそのものの便利さに関連しているといえるでしょう。

スマホは特に出先での利用に大きなアドバンテージを持っています。そしてその携帯性とマーケティングがうまく組み合わせることができるのもスマホが位置情報を持ち合わせている点が大きいのではないでしょうか。

Googleビジネスプロフィールは無料で始められるにも関わらず、まだまだビジネスオーナーの方々に浸透しきっているとはいえません。その分、活用を始めている店舗とそうでない店舗の差はますます広がっています。インターネット上の露出機会を増やしているのは間違いなく前者、GoogleビジネスプロフィールによるMEO対策を始めているビジネスオーナーです。

また、実はGoogleビジネスプロフィールへ登録することで、チラシを配布した際などの効果測定にも活用できるというメリットがあることも重要です。チラシを撒いてからインターネット上でどれだけ自社を探してもらえたのか、という反応データが数値としてわかるようになります。

飲食店は第一に「知ってもらうこと」「来店のきっかけを増やすこと」を意識することが大事です。今回のように自社でできる努力によっても、十分な販売促進効果を得られることは珍しくありません。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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