無料CMSのおすすめ10選!導入のメリットや選ぶポイントを紹介

クーミル株式会社
監修者
クーミル株式会社 代表取締役 馬鳥亮佑
最終更新日:2024年01月26日
無料CMSのおすすめ10選!導入のメリットや選ぶポイントを紹介
この記事で解決できるお悩み
  • 無料CMSのメリットとは?
  • 無料CMSの選び方とは?
  • おすすめの無料CMSは?

無料CMSはオープンソース型とクラウド型、2種類に分けられます。有料CMSを導入した場合と比べ、どのようなメリットが望めるでしょうか。この記事では、無料CMSの導入メリットや選び方、おすすめのCMSについてまとめました。

最後まで読むと、無料CMSのメリットや選び方について理解でき、ミスマッチを避けられます。無料CMSの導入や既存CMSからの乗り換えを検討している方は、参考にしてください。

Web制作にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • どの制作会社に依頼したらいいかわからない
  • 実績豊富な会社に依頼したい
  • 制作会社の費用相場がわからない

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

Web制作会社を一覧から探す

CMSとは

サイトデザイン

CMS(Contents Management System)とは、webサイトの構築や運用に関する機能を搭載したシステムです。コンテンツ編集やアクセス解析、SNSとの連携など、さまざまな機能を搭載しています。CMSの主な機能を以下にまとめました。

コンテンツ編集 ・見たまま編集
・Webページの複製
・予約投稿
・テンプレート管理
・公開日と更新日の管理
ユーザー管理 ・コンテンツ編集に関する権限設定
・ログイン情報や操作履歴の記録
マーケティング ・アクセス解析
・メールマガジン配信
・ランディングページ最適化
・SNSとの連携
・FAQ作成
・ショッピングカートの設置
その他 ・SFAやMAとの連携
・メール配信システムとの連携
・プラグイン

CMSはユーザーインタフェースに優れており、直感的に操作を進められます。ドラッグ&ドロップやキーボード操作で各種作業を進められるため、プログラミング知識は必要ありません。

ホームページやECサイトなど、用途別にテンプレートが搭載されており汎用性にも優れています。CMSは有料プランの申請またはライセンス費用をベンダーへ支払い、運用するのが一般的です。

無料CMSは2種類

無料CMSは以下の2種類に分類できます。

  • オープンソース型
  • クラウド型

オープンソース型

オープンソース型は、ソースコードがインターネット上に公開されているタイプのCMSです。ソースコードを編集することで、デザイン変更や機能追加など、自由にカスタマイズがおこなえます。

CMSのライセンス費用や月額基本料は発生しません。レンタルサーバーを選択することで、CMSの運用に必要なサーバー費用が毎月数千円発生するのみです。無料で利用できるプラグインやデザインテンプレートも多く、費用をかけずに完成度の高いサイトを構築できます。

外部からのサポートは望めないため、インフラ環境の構築やセキュリティ対策は自社で対応しなければなりません。

クラウド型

クラウド型は、インターネット上で販売されているCMSを利用するタイプのCMSです。アカウント情報登録後にwebブラウザで利用するため、サーバーの調達やソフトウェアのインストールは必要ありません。

メンテナンスやアップデートも一任できるため、システム管理者の業務負担を大幅に軽減できます。すべてのベンダーが無料プランを提供しているわけではないことに注意が必要です。アクセス解析機能やSNSとの連携など、有料版で利用できる機能も制限されます。

おすすめの無料CMS10選

多くのユーザーから利用されている無料CMSを10個紹介します。

  • Wordpress
  • Onethird CMS
  • baserCMS
  • EC-CUBE
  • osCommerce
  • Drupal
  • Jimdo(ジンドゥー)
  • SOY CMS
  • Wix
  • Geeklog

選定作業の参考にしてください。

Wordpress|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (1)

参照:Wordpress

Wordpressは、全世界のwebサイト43%以上に利用されているオープンソース型のCMSです。個人事業主〜大企業まで、多くの方に利用されています。

Wordpressの特徴は機能性が充実している点です。無料で利用できるプラグインが55,000種類以上用意されており、費用をかけずに機能性やセキュリティレベルを強化できます。

無料で利用可能なデザインテンプレートも豊富で、さまざまな用途に使用可能です。レスポンシブデザインにも対応しており、モバイル端末別にwebページを用意する必要はありません。

Onethird CMS|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (2)

参照:Onethird CMS

Onethird CMSは、SpiQeソフトウェアが開発したオープンソース型CMSとなります。ユーザーインターフェースに優れている点が特徴で、既存のフレームワークやテンプレートを利用せず、1からCMSを構築します。

外部ライブラリは不使用のため無駄な動きや機能がありません。高速通信を安定して実現できるため、コンテンツ編集をスムーズに進められます。ファイルサーバーへの設置にも対応可能です。

baserCMS|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (3)

参照:baserCMS

baserCMSは、株式会社キャッチアップが開発したオープンソース型のCMSです。固定ページやブログ、問い合わせフォームなど、さまざまなページを1つの画面で管理できるため、必要なページを素早く見つけられます。

ドラッグ&ドロップでページ間を移動できるため、ツリー構造やナビゲーションの設計に特別なスキルは必要ありません。検索フォームやメールフォームは複数のページに設置できます。

脆弱性検査サービス「VAddy」の検査をクリアしており、脆弱性攻撃の不安を抱えずに利用できる点も魅力です。

EC-CUBE|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (4)

参照:EC-CUBE

EC-CUBEはECサイト向けのオープンソース型CMSです。多くの店舗に利用されており、導入店舗数は35,000店を突破しました。

ショッピングカートやポイント購入、在庫情報登録など、ECサイト運営に必要な機能が標準搭載されています。プラグインやカスタマイズをしなくても、すぐにECサイトの運用が可能です。

ECサイト運用後に売上分析や予約機能など、必要な機能を随時プラグインで追加できます。商品の世界観やブランドイメージにあわせて、デザインテンプレートのカスタマイズも可能です。

セキュリティ対策も充実しており、リクエスト数やログイン回数などの制限によるクレジットカードの不正利用を防げます。

osCommerce|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (5)

参照:osCommerce

osCommerceは、ドイツの企業が開発したオープンソース型CMSです。システム提供から22年以上で導入サイト数は19万を突破しました。ECサイト向けのCMSで、ショッピングカートや商品データ管理、決済など、サイト運営に必要な機能が標準搭載されています。

PHP言語を基にCMSが構成されており、PHP言語の知識があればカスタマイズも可能です。欧米のベンダーでは珍しく日本語向けのマニュアルやオンラインヘルプが用意されています。

Drupal(ドルーパル)|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (6)

参照:Drupal

DrupalはNGOや政府機関、大学など、大規模サイトを構築する組織に利用されているオープンソース型のCMSで、特徴は汎用性に優れている点です。40,000を超えるプラグインが提供されており、ユーザビリティを高められます。

SalesforceやShopify、Google Analyticsなど、さまざまな外部ツールとの連携も可能です。TwitterやFacebookと連動した情報発信も実現でき、自社サイトの宣伝に多額の広告費用を割く必要はありません。

公式サイトが英語表記のため、インストールには日本語表記の変更が必要です。カスタマイズを進めるうえで、プログラミング知識が必要になります。

Jimdo(ジンドゥー)|クラウド型CMS

名称未設定のデザイン (7)

参照:Jimdo

Jimdoは、全世界3,200万以上のwebサイトに利用されているクラウド型CMSになります。デザインテンプレートの選択と画像アップロードのみでホームページを作成できます。専門的な知識やスキルは必要ありません。

デザインテンプレートも豊富で、コーポレートカラーやブランドイメージに沿ったサイトに仕上げることができます。AIビルダープランを利用すると、AIがホームページを自動で作成するため、従業員が作業をおこなう必要はありません。

有料プランへ移行すると、ホームページのアクセス解析やインデックスのリクエスト送信など、SEO対策に関する機能が利用できます。

SOY CMS|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (8)

参照:SOY CMS

SOY CMSは、株式会社Brassicaが提供するオープンソース型のCMSです。SNSボタンの設置やGoogleAnalyticsとの連携など、コンテンツ配信に関するプラグインが無料で利用できます。

SOY Appを追加すると、メルマガ配信・ECサイト構築・問い合わせ管理など、さまざまな機能を無料で利用可能です。無料プラグインの利用とアプリのインストールによって、費用をかけずにCMSの機能を拡張できます。

有償オプションを利用すると、CMSの構築やカスタマイズ、フルスクラッチ開発など、幅広いサポートが得られる点も魅力です。

Wix|クラウド型CMS

名称未設定のデザイン (9)

参照:Wix

Wixは2億人以上のユーザーに利用されているクラウド型CMSです。いくつかの質問に答えれば、webサイトの構築〜公開まで一連の作業をAIに任せられます。ホームページ作成に関する知識がなくても問題ありません。

デザイナーが作成した800種類以上のテンプレートも用意されており、おしゃれなサイトに仕上げることができます。完成したホームページにECサイトや予約機能など、さまざまな機能を実装できる点も魅力です。

ワンクリックでスマートフォン用ページも用意できるため大きな負担はかかりません。SNS投稿やFacebook広告とも連携しており、広告費を削減しつつ不特定多数の方へ効果的な情報発信を実現できます。

Geeklog|オープンソース型CMS

名称未設定のデザイン (10)

参照:Geeklog

Geeklogは、株式会社アイビー・ウィーが運営しているオープンソース型のCMSになります。セキュリティ対策が充実している点が特徴です。重要なコースコードは非公開となっており、脆弱性攻撃による被害の発生を回避できます。

常時SSL化やパスワードの暗号化によって、第三者からやりとりを識別するのは困難な状態です。ユーザー別にアクセス権限を設定しておけば、アクセス権の課題付与にともなう機密情報の流出も避けられます。

ブログ・メールマガジン配信・イベント投稿機能など、情報発信の機能が充実している点も魅力です。

無料CMSを選ぶうえで把握すべき5つのポイント

無料CMSを選ぶうえで5つのポイントを以下にまとめました。

  • 有料版との違いを理解しておく
  • ユーザーインターフェースに優れているか
  • 導入実績は豊富か
  • 運用体制を構築できるか
  • カスタマイズは必要ないか

有料版との違いを理解しておく

クラウド型CMSを選ぶ際、無料版と有料版の違いを認識しておくことが重要です。無料版の場合、コンテンツ編集やユーザー管理など、webサイト運営に必要な最低限の機能しか利用できません。

SNSとの連携やアクセス解析など、マーケティング関連の機能を利用するには、有料プランへの移行が必要です。セキュリティ対策に関しても、有料版と同じレベルでの対策は望めません。情報漏えいのリスクが高くなるため、別途自社でセキュリティツールの導入が求められます。

有料版と比べ、機能性やセキュリティレベルが落ちる点をCMSを導入する前に理解しておきましょう。

ユーザーインターフェースに優れているか

操作しやすいCMSを選びましょう。メルマガ配信や顧客情報の更新など、1つひとつの作業に時間がかかると、かえって作業効率が低下します。

モチベーション低下によってサイトの更新頻度も落ち、高い費用に見合った効果が得られません。利用しやすいCMSを選ぶためにも、ホームページ上で操作画面やボタン配置などを確認しておきましょう。

導入実績は豊富か

クラウド型CMSを導入する場合、導入実績が豊富なベンダーを選びましょう。実績が多ければ「機能性やコストパフォーマンスに関してユーザーから高い評価を受けている」と認識できます。

ホームページ上で導入実績を必ず確認してください。同じ業界の企業や競合他社の実績が多ければ、自社と相性が悪いCMSを選定するリスクを最小化できます。

オープンソース型の場合も、シェア率が高いCMSを選びましょう。多くのユーザーが利用しており、操作方法やプラグインに関する情報を集めやすくなります。

運用体制を構築できるか

オープンソース型とクラウド型、どちらを導入した場合でもサイト運営に一定のリソースが必要です。CMSを導入したとしても、ホームページやECサイトの運用を自動化できるわけではありません。新作記事の投稿や商品データ更新など、サイト運営に一定の人員を確保する必要があります。

自社のリソースが十分確保できない場合、ホームページ制作会社に依頼するのがおすすめです。

運用代行サービスを提供している企業に依頼した場合、CMSの選定〜サイト運営まで、一連の作業を任せられます。SEOに関する豊富なノウハウを持つ企業も多く、検索エンジンでの上位表示を望める点も魅力です。

カスタマイズは必要ないか

CMSを導入する場合、カスタマイズが必要かどうか社内で検討しましょう。マーケティング機能の拡充やオリジナルデザインの採用などを望んでいる場合、大幅なカスタマイズが必要です。専門知識を持つ人材がいる場合オープンソース型CMSがおすすめですが、ほかCMSでは難しいです。

要望を最大限反映したCMSを構築する場合、開発力に優れたシステム開発会社に相談しましょう。

フルスクラッチ開発では機能性を最大限追求でき、ベンダー都合による利用停止の心配もありませんが、1からCMSを構築するため多額の初期費用が必要です。

パッケージ型CMSを一部改修するスクラッチ開発を選ぶと、開発費用を抑えられます。

無料CMSを利用する5つのメリット

メリット

無料CMSの利用によって得られるメリットは以下5つとなります。

  1. 費用を抑えられる
  2. 頻繁にアップデートがおこなわれる
  3. プラグインの選択肢が豊富にある
  4. カスタマイズが自由におこなえる
  5. 情報が得られやすい

オープンソース型とクラウド型、どちらを選んでも全体的に費用を抑えられる点が魅力です。アップデートも頻繁におこなわれており、常に最新の機能を利用できます。

メリット1. 費用を抑えられる

無料CMSを利用するメリットは、全体的に費用を抑えられる点です。オープンソース型CMSの場合、ライセンス費用はかかりません。レンタルサーバーを利用すると、毎月の固定費用も数千円台に抑えられます。

クラウド型の場合、導入にサーバーやネットワーク機器の購入は必要ありません。メンテナンスやアップデートも一任できるため、ランニングコストを大幅に削減できます。

メリット2. 頻繁にアップデートがおこなわれる

オープンソース型は外部からのサポートは望めない一方、頻繁にアップデートがおこなわれます。新機能追加やセキュリティ対策の強化など、手間をかけずにユーザビリティを高められるのが魅力です。

クラウド型CMSもベンダーがアップデートをおこなうため、自社で対応する必要はありません。オープンソース型と同様、最小限の手間で常に最新の機能を利用できます。

メリット3. プラグインの選択肢が豊富にある

プラグインは、CMSで利用可能な機能を拡張するプログラムです。「All in One SEO 」や「Akismet Anti-Spam」など、SEO対策やセキュリティ対策に関するプラグインも多く提供されています。

無料で利用できるプラグインも多く、費用をかけずにユーザビリティやセキュリティレベルを高められる点が魅力です。

無料で利用可能なデザインテンプレートも豊富に搭載されており、特別なこだわりがない限り、新たに購入する必要はありません。費用をかけずにおしゃれなサイトに仕上げられ、ユーザーの関心を惹き付けられます。

メリット4. カスタマイズが自由におこなえる

オープンソース型のCMSはソースコードが公開されており、自由にカスタマイズをおこなえます。ソースコードを編集すると、自社が利用したい機能やデザインを自由に追加できる点が魅力です。カスタマイズによって、実用性とデザイン性を兼ね備えたサイトに仕上げることができます。

カスタマイズをおこなうには、プログラミング知識に長けた人材の確保が前提です。

メリット5. 情報が得られやすい

オープンソース型CMSを利用するユーザーは多く、必要としている情報を得やすい点も特徴です。シェア率が高いCMSはコミュニティも多く、ユーザー同士が頻繁に情報交換をおこなっています。質問やオンラインヘルプも搭載されており、トラブルが起きても早期解決が望めるでしょう。

webサイトを安定して運用するためにも、シェア率が高いCMSを選ぶのがおすすめです。

無料CMSを利用する5つのデメリット

デメリット

無料CMSを利用するメリットは、ライセンス費用やCMSの基本料金が発生しない点です。しかし、メリットばかりではありません。無料CMSを導入する前に、以下5つのデメリットが生じる点を認識しておきましょう。

  1. サポートが得られない
  2. 専門的な知識が必要になる
  3. 導入に手間がかかる
  4. 情報漏えいのリスクが高まる
  5. 利用できる機能に制限がある

デメリット1. サポートが得られない

無料CMS導入によって生じるメリットは、ベンダーからのサポートが望めない点です。オープンソース型のCMSを選んだ場合はトラブルへの対処や復旧作業をすべて自社で対応しなければなりません。

操作方法や不具合対応に関する疑問点が生じたとしても、自社で調べる必要があります。セキュリティ面に精通した人材が社内にいない限り、安定した運用は難しいでしょう。

クラウド型CMSの場合はベンダーからのサポートは得られるものの、一部に限られます。手厚いサポートが必要な場合、有料プランへの移行が必要です。

デメリット2. 専門的な知識が必要になる

オープンソース型のCMSを選択する場合、幅広い分野で豊富な専門知識を持つ人材の確保が不可欠です。デザインの変更や機能追加をする場合、ソースコードを編集しなければなりません。ソースコードの編集には、プログラミングの知識や技術が必要です。

無料プラグインの利用によって費用をかけずにユーザビリティを高められる一方、どのプラグインを導入するべきか、慎重な判断が必要です。英語表記のプラグインも多く、英語力や翻訳アプリの使い方に関する知識も求められます。

サイバー攻撃やマルウェアへの対策も、自社で対応しなければなりません。セキュリティ対策が不十分の場合、情報漏えいを招くおそれがあります。

デメリット3. 導入に手間がかかる

オープンソース型CMSの場合、CMSを導入するまでに多くの手間がかかります。クラウド型と異なり、サーバーの調達やドメイン取得は自社で対応しなければなりません。

webサイトの運用に必要なインフラ環境を自社で構築しなければならず、システム管理者への負担が増大します。すぐにCMSを運用したい場合はクラウド型CMSを選びましょう。

導入する際に、インフラ環境の構築やソフトウェアのインストールは必要ありません。問い合わせフォームへの入力や無料プランの選択など、必要な手続きを踏めばすぐに利用できます。

デメリット4. 情報漏えいのリスクが高まる

オープンソース型やクラウド型CMSはパッケージ型と比べると、情報漏えいのリスクが高まります。オープンソース型の場合はベンダーからのサポートは望めず、自社でセキュリティ対策を講じなければなりません。無料プラグインには脆弱性が含まれている可能性もあります。

セキュリティに精通した人材がいない限り、機密情報を保護する体制を強固にするのは難しいでしょう。

クラウド型の場合、ベンダーによってセキュリティレベルは大きく変動します。有料版と異なり、無料プランの場合はすべての機能を利用できるわけではありません。第三者から機密情報を狙われる可能性が高まる点を認識しておきましょう。

デメリット5. 利用できる機能に制限がある

クラウド型CMSを導入した場合、無料版では利用できる機能に制限が課せられます。ユーザビリティが低下し、ホームページやECサイトの運用をスムーズに進められません。

1つひとつの作業を進めるのに時間がかかり、業務効率改善やコア業務へのリソース集中など、想定していたような効果は得られないでしょう。

クラウド型の場合は専門知識がなくてもすぐに運用できるよう、システム全体が設計されています。カスタマイズできる余地はほとんど残されていません。機能拡張には多額の開発費用が必要となるため、クラウド型を選ぶ意義が失われます。

まとめ

無料CMSは導入や運用にかかる費用を抑えられる点がメリットです。オープンソース型CMSはライセンス費用や月額料金が発生せず、クラウド型CMSはメンテナンスやアップデートをベンダーへ一任できます。

豊富な専門知識がある人材が社内にいない限りユーザビリティやセキュリティレベルを高めるのは困難です。利便性と安全性を兼ね備えたwebサイトを構築するためにも、外注を活用しましょう。

「比較ビズ」を利用すると、必要事項を入力する2分程度でホームページ制作会社やECサイト制作会社を探し出せます。資料請求や見積取得を無料でおこなえるため、無料CMSの選定先を探している方は比較ビズを利用してみてください。

監修者のコメント
クーミル株式会社
代表取締役 馬鳥亮佑

マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、M&A。 YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。 IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」を提案。 サイトを公開後も運用を引き受けており、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことをモットーとしている。

CMS選びはサイト制作及び、その後の運用面で非常に重要です。メジャーなWordPressも非常にお勧めですが、最近ではmicroCMSなどのヘッドレスCMS(非常に拡張性と操作性に優れている)が台頭してきています。

クライアントの要望に応じて、CMSを使い分けてご提案できるように、制作会社としては常に研鑽が必要です。クーミル株式会社においても、最新情報をクライアントにご提供できるように努めて参ります。

本記事で紹介したCMSを参考に、より良いサイト制作に活用いただけますと幸いです。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

Web制作にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • どの制作会社に依頼したらいいかわからない
  • 実績豊富な会社に依頼したい
  • 制作会社の費用相場がわからない

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

Web制作会社を一覧から探す