未来のアセスメント　＜（同）百万頓　＞

今後、伸ばすべきマネジメントスキルを体系として15種類提示し、その定義と意味、自身の日常での発揮度合いを考えるとともに、職場に実在する他メンバーも対象にマネジメントスキルの発揮度合いを考え、その自他の差、その差がもたらす影響などを自分で分析し、グループワークでさらに考えを深めていただきました。受講者の多くは座学での研修に慣れていないということだったので、講義部分を大きく減らす代わりに、グループワークを取り入れることにしました。

3時間の研修の最後には、「今後の再成長プラン」をワークシートに具体化していただいて、後日、上司との1on1面談で活用することにしました。

事前に危惧していた後ろ向きの参画姿勢になる受講者はあまり見られず、同時に短時間で様々なことを考えていただいたこともあり、約3時間、集中力を切らすことなく研修に取り組んでいただきました。能力開発に自発的に取り組むようになることを主たる目的としましたが、研修終了時点におけるワークシートへの書き込み具合からは、その意欲にあふれた受講者が多かったように感じました。

＜人事ご担当者様のご感想です＞
全社的に問題として指摘されていた当該階層社員のモチベーションダウン、今回の取組みで全て解決するとは考えておりませんでしたが、思っていた以上に当該階層社員のモチベーションが高かったことを気づかされました。思えば人事部門が先入観で見ていたのではとの反省もさせていただきました。この社員の皆さんが第一歩を歩みだす切っ掛けになるとともに、継続的に重点的にこのような研修を実施していく必要があると考えます。

受講者の方にとっては中身を詰め込んだ研修となりましたが、約3時間の尺が合っていたのかなと感じました。また、ワークシートの記入に手間取る受講者の方も散見されましたが、その様子から「自身がやるべきこと」は明確になっていることが伝わり、形式的ではなく実質的に研修成果が得られたように思います。