未来のアセスメント　＜（同）百万頓　＞

【決断について】【課題発見について】【経営資源の配分について】の３つのテーマを自ら考え、グループ単位で議論し、最終的に講師から関係する講義を受けることで、マネジメントやリーダーシップ、部下活用の原理原則を身につけました。【決断】【課題発見】【経営資源配分】などマネジメントの基本的な部分を扱った研修ですが、知識の付与、例えば「決断とはこんな意味です」などでなく、「決断の本質」「課題発見のための思考アプローチ」「経営資源配分に必要なものの考え方」を理解・納得し、職場で再現できることを目的に実施しました。

約８０名の受講者の多くは「決断について特に悩みはない」「課題発見についても問題なく進めている」「経営資源の配分についても基本的に効率的に実施している」など、あまり問題意識が窺えなかったものの、ケーススタディに取り組み、グループ単位で議論を進めるにつれて「できるつもり、問題ないつもりであったが、管理職に求められている【決断】【課題発見】【経営資源の配分】を十分に果たすことができていなかった」ということに気が付いていったようで、最終的には自分のマネジメントスキルが全体的に甘いと振り返っていただけました。

研修後、人事ご担当者から情報をいただきましたが、受講者の中にはチームの仕事の進め方の変更に取り組んだり、担当グループの方針を再立案したり、研修の中のテーマについて、自発的に取り組むケースも見られたようです。
字面だけでない、マネジメントのプロフェッショナルとしての意識の確立を目的にした研修の成果であると考えられます。

＜人事ご担当者からのコメントです＞
任用後、管理職としての意識のスイッチが入らない社員が多く、部下と変わらないものの見方、部下と同じレベルの仕事内容が問題として指摘されていました。その改善を目的に「マネジメントプロフェッショナルへの成長」といったコンセプトに興味を持ち、実施をお願いすることになりましたが、期待に近い内容、そして期待以上の効果が表れたものと考えております。受講者の中からは「任用前に受講すればよかった」「これまで学習したことのない領域で新鮮であった」など、前向きな感想も数多く上がっていました。

この研修の内容については、管理職任用前に実施すべきか、管理職任用後に実施すべきか、いつもいろいろな意見が相次ぎますが、今回のように「任用後に問題を認識したので直ちに実施する」といった流れがコストパフォーマンスの面からも勝っているように思います。この人事部様の問題意識が結果的に受講者に伝わったことも研修成功の要因になっていたように思います。