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flashの終了時期と自社サイトにflash動画がある場合の対応

最終更新日:2022年06月14日
SUGI WORK
監修者
代表 杉山茂幸
flashの終了時期と自社サイトにflash動画がある場合の対応

Webに関する技術の進歩はまさに日進月歩で、常に新しい技術が登場しています。また、サイバー攻撃などの悪意を持つハッカーの存在もあり、いつも最新の防御策を講じることが求められるようになっています。こうした背景がもたらした一つの変化に、flashの終了が挙げられます。これがどのような影響を与えるのか、自社サイトの仕様変更をどのようにしたら良いかを事前に知っておく必要があります。

Flashとは

Flashは、PDFビューワーなどで有名なAdobe社が作ったシステムで、Webページの中で動的なコンテンツを表示するためのものです。閲覧者としては、ページの中に埋め込まれた動画を再生するために用いることが多いプログラムとして認識されていることが多いものです。

1996年に正式にこのflashが利用されるようになり、世界中のWebサイトの中で使用されてきました。定期的にアップデートが行われ、その機能が追加されてきました。

動的ページの表示という面ではシェアが非常に高いプログラムで、2013年のアップデートでは世界中で4億台ものパソコンが6週間足らずで更新を行ったという記録も残っています。このように、Webサイトの構築にも欠かせないサービスだったFlashですが、現在では対応しないソフトやOSも多くなっていて、近年中に完全にサービスが終わってしまうことになりました。

Flashの問題点

Flashにはセキュリティー上の問題点があることが、次第に明らかになってきました。システム自体に脆弱性があり、そこを突かれて様々なサイバー攻撃が実行されてしまったのです。

Flashは前述の通り、かなりの台数のパソコンに使用されていて、業務上、機密事項を扱う端末でも普通に実装されていました。そのため、セキュリティー上に問題があるソフトがあるというのは、企業や個人にとって大きなリスクを抱えることになったのです。

そもそも、このFlashにはセキュリティーホールと呼ばれる構造上の問題があり、そこを突いた不正アクセスの被害が多く見られていました。当然、Adobe社ではアップデートを行い、修正をしたのですが、その後も脆弱性が見つかり、修正するという、いたちごっこのような状況が続いていました。

こうしてハッカーの格好の餌食となってしまったFlashは、アップデートを装ったマルウエア攻撃さえも出るようになってきます。もはや、食い止めるのが難しいほどの厳しい状況に陥ってしまったのです。

Flashが終了する理由

flashが終了する理由は、こうしたセキュリティー上の問題が絶えないことにあります。ユーザーの中に信頼できないプログラムという印象が付いてしまっています。

その影響は、実際にユーザー数の減少という形になって表れてきています。Flashをインストールするユーザーが格段に減っていますし、Apple社などはモバイル製品でFlash対応を止めるようにもなっています。

現在では、ほぼすべてのスマホでFlashに未対応となり、実質的にユーザーが激減しています。こうなると、アップデートをするよりも、サービス自体を停止した方が良いということになったのです。

Flash終了のタイムスケジュール

flashについては期間がすでに定められていて、ほとんどのOSやブラウザで対応ができなくなり、動画や動的コンテンツの表示が行えなくなっていきます。ブラウザによって機能動作停止の期限が公表されています。

たとえば、Google Chromuは2020年の12月に完全終了することとなっています。他も同様で、IEやMozillaなども2020年末でと決めています。

AppleのMacやFacebookなども、ほぼ同じ時期に終わると見られています。Edgeを始めとする多くのブラウザでは、すでにクリックをして使用許可を出さないと、動画の再生ができない設定になっているものもあります。

HTML5のメリット

flashが使えなくなる代わりに、HTML5が使用されるようになっています。HTML5は動的コンテンツを動かすのに非常に優れたシステムです。

様々な機能に対応しているため、以前よりも多彩な動きを持つページが作れるようになっています。また、APIもたくさん追加されていますので、Webアプリケーションを気軽に実装できるのもメリットです。

開発者側としては、シンプルな構造となっているため、プログラミング作業を効率よく進められるのがメリットです。その分、開発コストも立ち上げまでの期間も軽減できるという利点が生まれます。

FlashからHTML5への移行方法

Flashはもうすぐ使えなくなってしまうため、できるだけ早くFlash対応の機能や動画をHTML5に移行する必要があります。自社サイトでFlashを使用しているのであれば、その作業を開始するようにしましょう。

変換ツールを使って自分でHTML5にする

FlashからHTML5へというニーズは大きいため、便利な変換ツールがいくつも開発されています。ツールを入れて動画を数クリックでHTML向けに変換することができます。

その後、ページの中に変換したものを埋め込むだけで済みます。作業自体はそれぞれのツールの使用方法を確認して行っていけば、それほど複雑ではありません。

もし、自社サイト内に動画が少ないのであれば、自分たちでもできるでしょう。しかし、たくさん動画があるのであれば、一つずつ手作業で行っていくのが手間に感じるかもしれません。

専門の制作会社に依頼する

FlashからHTML5への変換は上記の方法で内製でもできますが、細かい作業が多くなり手間がかかることもあります。また、HTML5の知識がある程度ないと、うまく表示されないケースもあります。

そのため、専門の制作会社に依頼するのが一番効率的です。この道のプロですので、正確にかつセキュリティー面でも安心できるというメリットがあります。

もし、Webサイト自体の制作を依頼した会社があるのであれば、そこに依頼するのも一つの手です。そうでなければ、コストを検討しながら、丁寧に作業をしてくれる会社を見つけましょう。

まとめ

Flashはセキュリティー上の問題が続いたという過去から、ユーザーが大きく減少しています。そのため、2020年末を目途にほとんどの端末やブラウザで使えなくなってしまいます。

自社サイトにFlashを使っているのであれば、HTML5への移行作業を急ぐ必要があります。ミスなくスピーディーに作業を進めるために、作業代行を依頼するのは賢い方法です。上手にプロのサービスを利用して、自社サイトの質を向上させるようにしましょう。

監修者の一言

Flashを採用しているWEBサイトは最新のブラウザでそもそも表示されない点やセキュリティ的な課題・潜在的なリスクが多くあることから制作会社としてもリニューアルを推奨しています。

現在はHTML5などのアニメーション機能を使って、Flashと同様の動きを実装することも可能になっているため、同様のデザインでサイトを最新版に更新したい場合には制作会社にその点も相談してみると対応してもらえる可能性が高いです。

また、Flashの制作データや映像データが残っていればより再現度の高いものが作れると思います。いずれにせよ、セキュリティ的な課題が多いFlashが使われたWEBサイトは早急に改善を検討されてみてはいかがでしょうか。

SUGI WORK
代表 杉山茂幸
監修者

山形県出身。埼玉県越谷市と山形県上山市の2拠点で活動中のフリーランス。開業5年目でSUGI WORK代表。国内・海外法人から行政案件まで経験。WEB制作をはじめ、デザイナー・エンジニア・出張撮影・ドローン空撮・取材・自社メディア運営など幅広い分野で活動中。中小企業の課題解決が得意。

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