相続に出てくる登場人物とは?3つの相続方法・手続きに関する8つの流れを解説

最終更新日:2023年09月26日
株式会社Writing work
監修者
代表取締役 弥山 大生
相続に出てくる登場人物とは?3つの相続方法・手続きに関する8つの流れを解説
この記事で解決できるお悩み
  • 相続の登場人物とは?
  • 相続にはどのような手続きが必要?

「相続について考えないといけないけど、登場人物が多くてよくわからない」とお悩みの方は必見です。

相続には登場人物がたくさん登場し、複雑な法律や税制度が絡むことがあるため、専門家の助けを借りることが重要です。 相続に関する問題が生じた場合は、適切な専門家に相談することをおすすめします。

この記事では、相続の登場人物や用語がわからない方に向けて、相続に関わる人の役割や立場を解説します。記事を読み終わった頃には、相続に関わる登場人物・相続方法・手続きの流れがわかるでしょう。

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相続とは?|亡くなった人の財産を別の人が引き継ぐプロセス

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相続とは、亡くなった人(被相続人)の所有していた財産や権利を、法律に基づいて別の人(相続人)が引き継ぐプロセスです。相続には遺産と呼ばれる財産が含まれ、不動産・預貯金・株式などが該当します。

相続には、法定相続や遺言に基づく相続・分割協議に基づく相続などの方法があり、相続人は親族の近縁度によって決まります。 相続は、被相続人の意志を尊重しながら財産の引き継ぎを円滑に行う重要なプロセスです。

遺産に該当するもの

相続の対象となる遺産には、主に以下の4項目が含まれます。

  • 不動産(土地や建物)
  • 動産(預貯金・株式・車などの動産財産)
  • 知的財産(特許や著作権)
  • 借金や債権などの債務

相続によって、これらの遺産は相続人に引き継がれます。相続人は、法定相続人の中での優先順位や遺言などによって決まります。

遺産の評価や分割、相続税の申告などの手続きを経て、相続人が遺産を受け取るケースが一般的です。

相続で出てくる登場人物とは

相続手続きが円滑に進むように協力し、遺産の分配や財産の処理を行います。相続にはたくさんの登場人物が登場し、複雑な法律や税制度が絡むことがあるため、専門家の助けを借りることが重要です。

相続で出てくる登場人物は以下のとおりです。

  1. 被相続人
  2. 法定相続人
  3. 遺言執行者
  4. 受遺者
  5. 代襲相続人
  6. 推定相続人
  7. 相続手続きの実行者
  8. 相続税制度における関係者
  9. 法律家や税理士

相続に関する問題が生じた場合は、適切な専門家に相談しましょう。

被相続人

被相続人とは、亡くなった人のことです。亡くなった人の遺産・財産が相続の対象です。

法定相続人

法定相続人とは、被相続人の遺産を法律に基づいて相続する権利を持つ人々のことです。具体的な法定相続人は国や地域によって異なる場合がありますが、通常は配偶者や子供、両親などが含まれます。

遺言執行者

遺言執行者は、被相続人が遺言書で指定した人であり、遺産分割や遺産管理の責任を担う役割を持ちます。遺言に従って遺産を処理する役目を果たします。

受遺者

受遺者とは遺贈を受ける人を指し、法定相続人以外の人に財産を渡す場合に用いられるでしょう。

受遺者は「包括受遺者」「特定受遺者」のいずれかに区分されます。

包括受遺者は、財産を特定せずに行う遺贈を受けた受遺者を指し、特定受遺者は特定された財産の遺贈を受ける受遺者を指します。

代襲相続人

代襲相続人とは、元々の相続人が相続を放棄したり亡くなったりした場合に、相続権を持つ人々のことです。代襲相続人が順番に相続人として続くことがあります。

推定相続人

推定相続人とは「現時点で相続が発生した場合、遺産を相続する予定の人」を指します。

相続手続きの実行者

相続手続きの実行者は、遺産の評価や遺産分割など、相続手続きを実際に進める役割を果たす人々のことです。弁護士や行政書士などが含まれることがあります。

相続税制度における関係者

相続税制度における関係者は、相続に関連する税金の取り扱いに関わる人々です。税理士や税務署の職員などが含まれます。

法律家や税理士

法律家や税理士は、相続手続きや遺産分割に関する法的なアドバイスや支援を提供する専門家です。相続に関する複雑な法律や税金の問題に対処してくれます。

相続の3つの方法

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相続の手続きには、主に3つの方法が存在します。

  1. 法定相続
  2. 遺言に基づく相続
  3. 分割協議に基づく相続

相続の方法は被相続人の意図や家族の状況によって異なるため、相続を考える際には適切な方法を選択することが重要です。

1. 法定相続

法定相続は、被相続人が遺言を作成していない場合や遺言が無効だった場合に適用される相続方法です。法律によって規定された相続人が、被相続人の財産を相続します。

「法定」と表記されているとはいえ、必ず選択しなければならないわけではありません。被相続者が遺言を残さなかった場合に採用されるケースが多い方式です。

法定相続人の順位

法定相続人の一般的な順位は次のとおりです。(具体的な規定は国や地域により異なります)

  • 配偶者
  • 子供(直系尊属)
  • 孫(直系尊属の子供)
  • 両親
  • 兄弟姉妹
  • 祖父母
  • 叔父叔母

法定相続人の順位は、親族の近縁度によって決まります。

2. 遺言に基づく相続

遺言に基づく相続は、被相続人が遺言書を作成し、相続人や財産の配分を指示した場合に適用される相続方法です。遺言に従って相続が行われます。

法定相続人の相続分に関しては「遺留分」というルールが民法によって規定されています。「遺留分」とは最低限の相続分を保証する割合のことです。遺留分に関しては遺言書で「すべての遺産を○○に譲る」と記載があったとしても侵害できません。

3. 分割協議に基づく相続

複数の相続人が協議を行い、相続財産の分割や相続人の地位に合意したうえで相続を行う方法です。被相続人が遺言を作成していない場合や、遺言が無効な場合に用いられることがあります。

各相続人が自分の権利を主張しての話し合いは、利益や価値観の対立が生じるため、平行線をたどるケースが多いです。弁護士や相続コンサルタントなどの専門家の助言を得ることで、法的手続きや遺産分割に関する正確な情報を得られるでしょう。

分割協議に参加できるのはすべての法定相続人ではありません。配偶者と最も順位の高い法定相続人のみが話し合いに参加する資格を有しており、下位の法定相続人は話し合いに参加する権利がありません。

相続の手続きに関する8つの流れ

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相続の手続きは複雑で時間を要する場合があります。遺族が迷わずに手続きを進めるためには、専門家の助言を仰ぎながら進めることが重要です。

相続の手続きは主に以下の8ステップです。

  1. 死亡届を役所へ提出
  2. 社会保険の手続き
  3. 生命保険の手続き
  4. 相続人の確定
  5. 相続放棄の申し立て
  6. 相続財産の確認
  7. 遺産分割協議
  8. 遺産の分配および相続税の申告

国や地域によって相続手続きのルールが異なるため、地域の法律を確認することも大切です。

1. 死亡届を役所へ提出

被相続人が亡くなった場合、まず住民票所在地の役所に死亡届を提出しましょう。死亡届には亡くなった日時や場所などの情報が記載され、死亡が公式に記録されます。

2. 社会保険の手続き

被相続人が加入していた社会保険(健康保険、厚生年金など)の手続きを行いましょう。退職・解雇手続きや遺族給付金の受給などが含まれます。社会保険の手続きには、被相続人が勤務していた企業の人事部や社会保険事務所と連絡を取り合うことが必要です。

3. 生命保険の手続き

被相続人が生命保険に加入していた場合、生命保険金の受け取り手続きを行いましょう。保険会社に被相続人の死亡を報告し、必要な書類を提出します。生命保険金は相続財産に含まれる場合があります。

4. 相続人の確定

被相続人の法定相続人や遺言に基づく相続人を確定させましょう。相続人を確定する際は、役所で戸籍謄本を集め、相続人調査を行う必要があります。

被相続人の家族関係や遺言書の有無を調査し、相続人の身分や権利関係を明確にしましょう。これらの手続きにより、正確な相続人を特定し、遺産分割を円滑に進められるでしょう。

5. 相続放棄の申し立て

相続人が相続を放棄する場合、放棄の手続きを行いましょう。相続放棄により、相続人としての権利を放棄します。放棄する意思を公証役場で届け出る必要があります。

6. 相続財産の確認

被相続人の財産の詳細な調査を行い、相続財産を確認しましょう。不動産や預貯金、株式などの動産、債務をはじめとする情報を収集します。財産の評価や詳細な調査が必要です。

7. 遺産分割協議

相続人が複数いる場合、遺産分割協議を行い、財産の配分に合意します。遺産分割協議書を作成し、相続人全員が合意した内容を記載しましょう。

相続人が正確な知識を持っていない場合、誤解が生じる可能性があるため、遺産分割協議は専門家のアドバイスを受けながら行いましょう。

8. 遺産の分配および相続税の申告

遺産分割協議に基づいて遺産を分配し、相続税の申告と支払い手続きを行いましょう。相続人それぞれに相続分が渡されます。

相続税の申告には特別控除や遺産分割協議書の提出が必要となります。

まとめ

相続とは亡くなった人の財産を別の人へ委譲する法律に基づくプロセスです。相続権の委譲や順位に関しては民法で明確に規定されています。

相続の対象に関してルールがしっかりとしているため、相続権が発生したときのために事前に確認しておくと安心でしょう。

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監修者の一言

相続とは亡くなった方の財産を承継することです。相続財産の中には「現金および金融機関の預貯金」「貴金属や自動車などの動産」「土地、家などの不動産」「有価証券」など多くのものがあります。

また、相続の方法も、法定相続分通りに相続する場合や、遺言書がある場合などにより異なります。基本的には相続人同士で話し合い、遺産分割協議書を作成し、遺産を分割することとなりますが、話し合いが上手くいかない場合は弁護士などの力を借りることもあります。

また、法定相続人には順位があり、相続人が未成年の場合は代理人を立てなければならないことも注意が必要です。相続には様々なルールがあり、非常に複雑なので専門家に相談することをおすすめします。

株式会社Writing work
代表取締役 弥山 大生
監修者

株式会社Writing work代表取締役。1986年熊本県荒尾市出身。文章能力検定準2級・相続診断士。結婚式場やBarでのマネジメント業務や印刷会社での営業アシスタントなどを経て、独立後は楽器カホン製作兼Webライターとして就活・転職記事や相続関連記事を月に50本程手掛ける。現在では数十名のライターやディレクター、クリエイターと共にメディア関連事業やWebコンサルティング、商品の製造・販売などを行っている。

比較ビズ編集部
執筆者
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