棚卸資産の仕訳について覚えておこう

更新日:2021年03月19日 発注カテゴリ: 決算申告
棚卸資産の仕訳について覚えておこう

確定申告をする際、さまざまな新しいルールややり方を覚えなければならないため大変です。お店などを営んでいると、仕入れたものがすべてすぐに売れるとは限りません。在庫を棚卸資産として仕訳をするようになりますが、どのように仕訳をしたら良いのかわからない方もいるでしょう。こちらでは期首や購入時などの棚卸資産の仕訳方法などについて詳しく解説していきます。

仕訳は期首や購入時などで処理の仕方は変わる

棚卸資産の仕訳をする際には、期首、購入、販売時などその時に合わせて会計処理をしなければなりません。 期首に残っている棚卸資産、期中に改めて購入した棚卸資産など、どのように仕訳をしていけば良いのか詳しく見ていきましょう。

期首の棚卸資産はどのように仕訳する?

棚卸資産はまだ販売していない企業の資産となるため、貸借対照表の損益計算書部分の資産勘定としてその金額が記載されています。 前期の時に単価が15万円の商品を6個売れずに棚卸資産となった場合は、期首に90万円の棚卸資産を持っていることとなります。 これから販売して企業の利益となる在庫のため、持っている現金や建物などと同じ資産の仲間です。

棚卸資産の場合、損益計算書の仕入勘定として記載するため、棚卸資産勘定を増減させる仕訳はしません。

期中に購入した棚卸資産はどのように仕訳する?

期中に追加で在庫をさらに発注し仕入れをする際は、まず会計処理の仕訳を行います。 借方に仕入れの価格、借方に買掛金の価格を書きます。 いくつ仕入れしたのかも把握するため、商品有高帳に購入した数量も一緒に記録をしましょう。

期中の棚卸資産での注意点

そのまま商品だけを仕入れとして仕訳してしまうと、間違いになります。 商品を購入する際に運送費がかかってしまったり、物によっては大量で別に倉庫をレンタルしなければならず保管料がかかってしまったりするケースがほとんどです。 これらの付随費用も一緒に仕入れの金額の中に含めて計算するため、うっかり忘れてしまわないようにしましょう。

付随費用は自分たちの販売商品となるまでに必要な費用を指すため、これらの費用がったら一緒に含めて計上します。 たとえば単価1万円の商品を100個仕入れして、運送費に3万円、保管費に3万円かかった場合は、仕入れが106万円で買掛金も106万円となります。

商品有高帳にはどのように記入をする?

いくつ仕入れたかを把握するためにも、商品有高帳をしっかりとつけなければいけません。 この際継続記録法を使い購入した時や売った時を把握し、期末になった時に棚卸記録法を使うケースが多いです。 この継続記録法と棚卸記録法についても覚えておきましょう。

普段利用する継続記録法とは?

棚卸資産を購入し取得を行った時に数量を記入し、お店などを利用して販売をした際には何個売れたのかも記入を毎回行います。 常に記録を行うため、在庫が今どのくらいあるか確認ができます。

棚卸計算法はどういったものか?

棚卸計算法の場合は、商品を仕入れて取得した時にはその数をしっかりと記入しますが、毎回販売を行った際には記入をしません。 その代わり期末に実地棚卸をし、期末の在庫がいくつあるのか把握をします。 元々あった数量から今ある在庫を知ると販売した数量が出てくるため、間接的に数がわかります。

期中に販売した棚卸資産はどう仕訳する?

これまで期中に仕入れをした場合について見てきましたが、今度は期中に販売した際の棚卸資産はどう仕訳したら良いのかをチェックします。 今度は販売をしてお客様に売っているため、売上が上がり収入が入りました。

会計処理としての仕訳は借方側に売掛金を、貸方に売上を書きます。 そして一緒に商品有高帳に販売した数量を書いて、履歴を残します。 損益計算書では、売上勘定に計上するため直接棚卸資産勘定を増減させるような仕訳はありません。

棚卸資産を仕訳する際に覚えておきたいこと

ここでは棚卸資産を自分たちで仕訳する際に、覚えておきたいことをお伝えます。 これから仕訳を行う際に、ぜひ参考にしてみてください。

会計の原則を覚えておこう

商品を仕入れて仕訳をしていきますが、費用となるのは商品が売れたと時となります。 流れで仕訳をしていると仕入れで購入した商品も記入するため、順番をあまり意識しないかもしれません。

基本としては、商品がお客様に売れた時に売上を計上し、この売上に対する費用の1つとして仕入れを計上します。 ただ実際には、先に仕入勘定を処理しまだ売れていない在庫は棚卸資産として仕訳をします。

棚卸資産の仕訳はこまめに行っていたほうがいい

企業によっては棚卸資産の仕訳を決算の時だけ行っているかもしれませんが、しっかりといくらか把握するためにも毎月行ったほうが良いでしょう。 在庫もあると思っていたのに、いつからか数が合わなくなって決算の時に在庫が合わないという場合もあります。

毎月のように棚卸資産の仕訳をしておけば、どのくらいの在庫があり今後はどう仕入れをしたら良いのかも考えやすくなります。

仕訳の例題で理解を深めよう

ここまで仕訳について解説してきましたが、実際にも例題で計算してみましょう。

開業してまだ1年目の場合

問題:アクセサリーの販売をするため、50円の商品を20個仕入れました。
■答えはこちらをクリック■

問題:仕入れをしたうちの10個が100円で売れました。
■答えはこちらをクリック■

問題:残り10個は売れずに期末まで残ってしまいました。
■答えはこちらをクリック■

開業して2年目となる翌年

問題:期首に10個の商品が残っています。
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問題:追加で50円の商品を10個仕入れました。
■答えはこちらをクリック■

問題:期中に15個商品が100円で売れました。
■答えはこちらをクリック■

問題:期末で売れ残ってしまった商品は5個でした。
■答えはこちらをクリック■

小さい数字で例題を見ていくと、なんとなく仕入れの仕方、書き方についてわかってくるのではないでしょうか。

経営で成功するためにも在庫について考えよう

ここまで棚卸資産の仕訳について見てきましたが、もし企業として抱えている在庫が多いかもしれないと感じている場合は、見直しをしてみましょう。

実は在庫が多いのはリスク

いずれ売れるであろうと、仕入れ値が安い時に大量に商品を購入する場合もあるかもしれません。 確かに仕入れ値が安い場合お得に感じますが、万が一ほとんどが売れずに棚卸資産となってしまう場合はリスクが生じます。

在庫は保管するための場所がない場合倉庫を借りなければいけないですし、管理する人材も必要になり人件費もかかります。 さらに融資を受けて購入していれば、なかなか返済できずに利子もかかるのです。 少し多いかもしれないと感じる場合は、考えましょう。

覚えてしまってこまめに仕訳を行いましょう

棚卸資産の仕訳の仕方は初めて行う時は難しく感じるかもしれませんが、期首、購入、販売時でやり方を覚えておけばそんなに難しくありません。

こまめに仕訳を行っておくと、どのくらい在庫が余っていて次の仕入れの時期は数量をどうしたら良いのか考えられ、結果として企業の利益につながります。 大変に感じるかもしれませんが慣れもあるため、しっかりと仕訳をこまめに行いましょう。

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