WordPressで会員サイトを作る手順とは?プラグインの選び方も解説!
- 簡単に会員サイトが作れるおすすめプラグインとは?
- 会員サイトを作るメリットや手順とは?
- WordPressで会員サイトを作る際の注意点は?
「会員限定のコンテンツを配信したいが、技術的なことがよく分からない…」という方必見!
この記事ではWordPressを使い会員サイトを制作したい方に向けて、会員限定のコンテンツを配信する手順について解説します。最後まで読めば、プラグインを選ぶ際のポイントや簡単に使えるプラグインもわかります。
会員サイトを作る際の注意点も紹介するため、会員限定のコンテンツ配信を始めたい方はぜひ参考にしてください。
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WordPressで会員サイトは作成できる!
会員サイトとは、登録した会員だけがアクセスできるサイトのことです。WordPressを使えば、数ステップを踏むだけで簡単かつ費用を抑えて作成できます。
会員サイトは、月額会員や年間会員、VIP会員など、さまざまなプランを設定し、メンバーシップの選択肢を提供できます。有料のオンライン講座や会員限定の記事や動画なども提供可能です。
限定された顧客だけが閲覧できるサイトとして、特別感のあるサービスを提供できるのが特徴です。
WordPressで会員サイトが簡単に作れる無料プラグイン6つ
プラグインを上手に活用することで、WordPressで簡単かつ専用機能を備えた会員サイトを作成できます。各プラグインには搭載されている機能や設定の難易度が異なるため、会員サイトの目的や必要な機能にあわせて選択しましょう。
以下では、会員サイト構築に便利な6つのプラグインを紹介します。
- Memberful WP:クレジットカード決済が可能
- Ultimate Member:会員管理機能を追加可能
- Theme My Login:ログイン画面をフロントに表示可能
- Simple Membership:簡単に会員種別を設定可能
- ProfileGrid:SNSのようなコミュニティを作成可能
- WP Private Content Plus:特定のページを全体に公開可能
Memberful WP:クレジットカード決済が可能
Memberful WPは、主にサブスクリプション管理機能を装備可能なプラグインです。月額課金や年間課金など、さまざまなサブスクリプションプランを作成できます。
支払いには、主要なクレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Discover)を使用したオンライン決済が可能です。StripeとPayPalの両方を利用して決済を処理することもできます。
Ultimate Member:会員管理機能を追加可能
Ultimate Memberは、WordPressのウェブサイトに会員管理機能を追加するプラグインです。会員サイトにコミュニティ機能を追加し、会員のアクセス権限を管理したい方におすすめです。
管理者は会員ごとにアクセス権限を設定し、グループごとにコンテンツへのアクセスを制限できます。会員向けのメール作成や自動返信メールの設定も容易に行えるため、かなり高機能な会員サイトを構築できます。
Theme My Login:ログイン画面をフロントに表示可能
Theme My Loginを導入すると、ログイン画面がフロントに自動的に表示されます。登録画面やパスワード変更、ログアウト機能も備わっています。有料版では、CAPTCHAや2段階認証の設定など、追加のセキュリティ機能が利用できます。
Simple Membership:簡単に会員種別を設定可能
Simple Membershipは、会員の種類を設定できるため、会員グレードの上位や下位などの会員種別を簡単に設定できる点が特徴です。会員ごとにアクセス可能なページを投稿画面から選択し、公開したい会員のみがアクセスできるよう制限できます。
設定が複雑で、細かいカスタマイズにはプログラミングの知識が必要です。自身で対応できない場合は、プロに外注する必要があります。
ProfileGrid:SNSのようなコミュニティを作成可能
ProfileGridは、登録した会員の一覧を作成し、グループ分けや会員に投稿をさせることができるWordPressのプラグインです。SNSに近い機能を持っているため、単なる閲覧専用のサイトではなく、コミュニティサイトやユーザー投稿サイトとして活用できるでしょう。
日本語化はされていませんが、管理画面は初心者でも使いやすい設計です。必要なページは自動で作成されるため、すぐに利用を開始できます。
WP Private Content Plus:特定のページを全体に公開可能
WP Private Content Plusは、コンテンツの公開を会員限定に設定できるプラグインです。他のプラグインとは異なり、すべてのコンテンツを会員限定にでき、公開するコンテンツを個別に選択可能です。
オンラインサロンやファンクラブのように、全体公開するコンテンツが少ない場合におすすめでしょう。非会員が会員限定記事にアクセスしようとする場合には、リダイレクト設定をすることもできます。
WordPressプラグインを選ぶ時のポイント
WordPressには、さまざまな種類のプラグインが存在します。サイトの機能や機能性を強化するために利用されます。
しかし、プラグインの種類が多く、どのプラグインを選べばよいのかわからないときもあるでしょう。ここからは、WordPressプラグインを選ぶ際のポイントを紹介します。
- プラグインの評価数が多いか
- 他のプラグインとの互換性があるか
- 定期的にバージョンアップデートされているか
プラグインの評価数が多いか
WordPressプラグインを選ぶ際には、プラグインの評価数が多いかが重要なポイントの1つです。評価数が多い場合、多くのユーザーに利用されていることを示しており、プラグインの信頼性や安定性が高いと考えられます。
WordPress.orgのプラグインディレクトリや、他のユーザーのレビューを参考にして、プラグインの評価を確認しましょう。
他のプラグインとの互換性があるか
WordPressのプラグインを選ぶ際は、そのプラグインが他のプラグインと互換性があるかを確認することが重要です。複数のプラグインを導入することで、WordPressの動作が不安定になることがあります。
プラグインの互換性は、それぞれのプラグインのページに記載されている情報を確認しましょう。実際に導入してみて動作確認を行うことも重要です。
定期的にバージョンアップデートされているか
WordPressプラグインが定期的に更新されると、最新のWordPressバージョンに対応し、セキュリティー対策が施されます。更新が長期間されていない場合は、WordPressの最新バージョンとの互換性に問題がある可能性があり、動作が不安定になることがあります。
プラグインページに、更新履歴が記載されていることが多く、そのプラグインが最新のWordPressバージョンに対応しているかを確認できます。
WordPressで会員サイトを作成するメリット4つ
WordPressは、多くの種類のウェブサイトを作成するために使用される強力なCMSです。会員サイトを作成することで、さまざまなビジネス目的やコミュニティ形成の目的を達成できます。
WordPressで会員サイトを作成する4つのメリットを紹介します。
- 限定コンテンツの配信ができる
- 顧客ロイヤルティが向上する
- コンテンツの制限が容易にできる
- 課金機能が容易に実装できる
限定コンテンツの配信ができる
WordPressで会員サイトを作成するメリットの1つは、限定コンテンツの配信ができることです。会員限定の記事や動画、画像などのコンテンツを配信することで、会員の継続的な利用を促進し、ファンや顧客のロイヤルティを高められるでしょう。
会員限定のコンテンツを提供することで、収益化の機会が生まれます。会員に対して有料でコンテンツを提供でき、直接的な収益につながる可能性があります。会員数が一定数以上になると、広告収入やスポンサー料などの収益化方法も検討できるでしょう。
顧客ロイヤルティが向上する
会員限定のコンテンツや特典を提供することで、サイトへのアクセス頻度を増やし、ユーザーとの長期的な関係を築くことが可能です。会員限定のコミュニティを作成することで、ユーザー同士の交流の場を提供し、顧客ロイヤルティの向上に期待できます。
会員サイト内でランク制度を設けることで、顧客との関係性を強化できます。上位ランクの会員には、特別なクーポンやポイント還元率の増加など、特典を付与しましょう。このシステムを通じて、顧客ロイヤルティを高めることで、顧客満足度の向上につながります。
コンテンツの制限が容易にできる
WordPressを使用すると、特定のコンテンツを制限できます。
たとえば、有料記事や動画、ダウンロードコンテンツなどを制限することで、閲覧やダウンロードをしたいユーザーが新規会員登録をするきっかけとなります。一部の会員限定コンテンツを無料にすることで、新規会員登録のモチベーションを高められるでしょう。
WordPressには、会員登録機能や会員限定ページの作成が標準機能として備わっており、プラグインを使用して機能を強化できます。初心者でも簡単にコンテンツの制限を行えます。
課金機能が容易に実装できる
WordPressには、有料会員サイトを運営するためのプラグインが多数用意されています。これらのプラグインを利用することで、会員登録の申し込みや支払い、自動更新などの機能を簡単に実現できます。多様な決済手段に対応することで、利用者側の利便性が増します。
WordPressで会員サイトを作る際の手順
WordPressで会員サイトを作成する際は、以下の手順に従って進めることが一般的です。ステップごとに詳しく解説します。
- 独自ドメインの取得
- レンタルサーバーの設定
- 会員サイトの目的を決める
- どの機能が必要かリストアップ
- 会員サイト用のプラグインを導入
1. 独自ドメインの取得
最初に独自のドメインを取得しましょう。ドメインとは、ウェブサイトの場所を特定するための住所であり「◯◯.com」や「◯◯.net」のようなURL内の一部です。
独自ドメインの価格は、ドメイン名や取得先によって異なります。数百円〜数千円が一般的です。希少なドメイン名や新しいTLD(.clubや.techなど)の場合は高額になることがあります。
ドメイン取得業者によっても価格が異なるため、複数の業者の価格比較をおすすめします。
2. レンタルサーバーの設定
ドメインを取得したら、次に必要なのがレンタルサーバーの設定です。ドメインがウェブサイトの住所に相当するのに対し、レンタルサーバーは住所に対応する土地とみなせます。
レンタルサーバーは各社から提供されていますが、価格やサポート、機能などを比較し、適切なものを選びましょう。レンタルサーバーを借りたら、取得したドメインと結びつけます。ドメインとサーバーを結びつけたら、WordPressをサーバーにダウンロードできます。
3. 会員サイトの目的を決める
会員サイトをWordPressで作る場合は、まずサイトの目的を明確にすることが重要です。情報提供や教育コンテンツの提供、商品の販売、コミュニティ形成など、目的は多岐にわたります。目的が定まっていない場合、必要なプラグインの選定が困難になります。
プラグインは会員サイトを機能的にするために必要不可欠ですが、導入し過ぎるとサイトの速度低下やセキュリティ問題が発生する可能性があります。目的や機能要件を明確にし、必要なプラグインのみを選択することで、より効果的で安全な会員サイトを作成できます。
4. どの機能が必要かリストアップ
WordPressで会員サイトを作成する際は、必要な機能をリストアップすることが重要です。たとえば、会員登録やログイン、プロフィールの編集、会員限定コンテンツの閲覧、有料会員プランの管理、決済機能などがあります。
必要な機能を明確にすることで、プラグインの選択が容易になります。品質やセキュリティにも注意を払い、信頼性の高いプラグインを選択し、会員サイトの作成に取りかかりましょう。
5. 会員サイト用のプラグインを導入
必要な機能をリストアップしたら、その機能が備わっているプラグインを導入します。WordPressの管理画面から簡単に導入でき、基本機能は無料のものが多いですが、有料の機能もあるため注意が必要です。インストール後は、必要な設定を行い正常に動作するか確認しましょう。
WordPressで会員サイトを作る際の注意点
WordPressで会員サイトを作成する際は、いくつか注意点があります。それぞれ押さえておくことで、スムーズなサイト制作が可能です。以下に注意点をまとめています。
- 品質の高いコンテンツを提供すること
- セキュリティの強化をすること
- 支払いシステムを導入すること
品質の高いコンテンツを提供すること
WordPressで会員サイトを作る際は、品質の高いコンテンツを提供することが重要です。会員サイトは、有料会員プランを提供することが多いため、ユーザーがコンテンツに十分な価値を見出せない場合、退会されてしまう可能性があります。
コンテンツの品質には細心の注意を払い、ユーザーが求める情報や価値を提供することが必要です。
セキュリティの強化をすること
WordPressで会員サイトを運営する場合、セキュリティに関する注意が必要です。会員情報やクレジットカード情報など、重要なデータを扱うため、セキュリティ対策を徹底することが求められます。
常にWordPressを最新バージョンにアップデートし、セキュリティプラグインを導入しましょう。パスワードの複雑化や定期的なパスワード変更の促進など、ユーザー側にもセキュリティ意識を持たせることが大切です。
支払いシステムを導入すること
WordPressで会員サイトを作成する際は、支払いシステムの導入が必要です。有料会員プランやコンテンツの販売を行う場合は、決済の仕組みが必須のためです。
支払い方法や決済手数料、利用規約の明示など、適切な支払いシステムを構築することが重要となります。SSL証明書の導入や2要素認証の設定などのセキュリティ対策も欠かさず、安全に決済ができるような環境作りも考慮しましょう。
会員サイトの作成をプロに依頼するメリット
WordPressを利用することで、プロではなくても会員サイトを簡単に作成できます。PC操作に慣れていない場合や時間的な制約がある場合は、プロに依頼することも可能です。
プラグインを使うことで簡単に設定できますが、完全なカスタマイズができない場合やシステムに問題がある場合もあります。費用はかかりますが、プロに任せることで安心してサイトを構築できます。
WordPressを使ったホームページ制作の料金相場は、下記のリンク先で詳しく解説しています。
まとめ
会員サイトは、WordPressで専用のプラグインを使い簡単に作成できます。会員サイトを作ることで、顧客の囲い込みやリピーターの増加、購買率の向上などの効果が期待できます。プラグインの選択は用途やサイト構成にあわせて導入しましょう。
プロに依頼することで、より高品質でこだわりのあるサイトを構築できます。複数の業者に見積もりを出し、予算との兼ね合いを考慮した上で利用を検討することがおすすめです。
「比較ビズ」には、さまざまなホームページ制作会社が登録しています。会員サイトの作成に必要な相談や手続きを一括して行えるため、ぜひ相談から始めてみてください。
福岡県のホームページ制作会社代表。福岡県出身。趣味はフットサル。システム会社、ホームページ制作会社に勤務した後、SeekNext合同会社を立ち上げる。福岡を中心に全国のサイト制作・運用に携わっている。中小企業はもちろん大手企業との制作実績あり。制作したホームページは100件以上。SEO対策やSNS運用でも実績あり。動画制作や名刺・チラシ・パンフレット・パッケージデザインなども手がける。
1:デザインがサイトと合わない
2:希望している機能が実装できない
3:セキュリティ問題
1:デザインがサイトと合わない
プラグインの導入だけではサイトのデザインと合わないことがほとんどです。専門家でなければCSSのカスタマイズが難しい部分も多いです。
2:希望している機能が実装できない
プラグインの標準機能だけでは、惜しいことが多いです。デザインのカスタマイズも同時に行えば最初から自作した方が工数を抑えれることもあります。
3:セキュリティ問題
最大はセキュリティ問題になります。会員サイトになるとお客様の個人情報を管理することになるので、厳重な管理が必要になります。プラグインで実装する際にも、それなりにセキュリティに気を配る必要も出てきます。
上記の理由から、会員機能の導入の目的によって「プラグインを使用する」or「専門家に相談する」かを判断すればベストだと思います。不安な方は一度、専門家に相談してみることをおすすめします。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- どの制作会社に依頼したらいいかわからない
- 実績豊富な会社に依頼したい
- 名刺代わりにホームページがほしい
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
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