中小企業診断士におすすめのダブルライセンスとは？

中小企業診断士にダブルライセンスがおすすめの理由

中小企業診断士は財務や人事、業務手法など、企業経営に関わる多くの点をチェックして改善のためのアドバイスを提供します。

多くの中小企業では、自社の弱点を探し出し、強化することを目標としていますので、一般的なアドバイスではなく、より専門的な助言を求めることが多いものです。そのため、ダブルライセンスにすることには大きなメリットがあるのです。

競争力のアップ

他の事務所との差をつけるために、専門性の高いコンサルティングができるというのはとても役立ちます。他の事務所では扱うことができない、もしくはより効果的な分析と支援ができるのであれば、顧客を惹きつけることができます。

多くの場合、中小企業が中小企業診断士を頼る場合、なんとなく問題があるということではなく、明確に特定の分野で問題があることに気付いています。その問題についての専門性があるということであれば、より頼りやすくなります。

幅の広い業務

中小企業診断士は、中小企業全体をチェックしてアドバイスを与えることが多いです。しかし、特定の専門資格があれば、単なるアドバイスに留まらず、もう一つ先の業務に手を付けることができます。

たとえば、税理士などの資格を持っていると、会社に税務上の問題があることが分かれば、コンサルの後、税理士としての顧問契約を結べることになります。ワンストップサービスを提供できれば、顧客獲得の効率も良くなりますし、依頼者にとってもメリットがあります。

中小企業診断士とのダブルライセンスに良い資格

企業経営にはいろいろなスキルが求められますので、ダブルライセンスとして取る資格にも幅があります。それぞれの資格の特徴を知り、どの分野に進出したらより事務所を拡大できるかを考えましょう。

社会保険労務士

社労士は、会社の労務と人事を専門とする資格です。具体的には、労働基準関連や災害補償などの専門知識を必要とします。また、会社が加入する社会保険や雇用保険、年金などについての知識も求められます。

企業が必要とする労務関連のアドバイスをより深いものとできますし、保険に関する手続きなどを代行できるので、大きな強みとなります。さらに、労働基準監督署からの調査や是正が入ったなど、中小企業にとって大きな問題が生じた時に、すぐに応じて助けを与えられるのも大きな利点です。

公認会計士

会計監査をする独占業ができる資格です。企業の会計上の不正がないかどうか、帳簿上のミスや経費の計上の仕方が正しいかなどを精査して、チェックすることができます。

中小企業診断士として顧問を務めながら、同じ会社で監査業務を行うのは難しいですが、会計上のアドバイスを与えられるという点でダブルライセンスは魅力的です。正確な帳簿と申告ができているかを確認して、改善箇所を指摘できます。

また、財務体質についてのコンサルも行い、資金力の強化やキャッシュフローの効率化などを支援することができます。企業からのニーズも高いので、競争力を上げるのに持ってこいです。

税理士

税務に関する代行業務やコンサルティングをするための資格です。中小企業診断士との相性がとても良く、資格取得のために勉強する知識も似ているところが多いです。

経営と税務というのはかなり密接に関わっていることですので、どちらの資格もあれば、企業からの引き合いが多くなります。また、どちらの分野においても顧問契約を結ぶことができますので、一社から上がる業務報酬が高くなり、効率の良い仕事ができるというのもメリットです。

ITコーディネーター

今や企業にとって、効率的なITシステムの導入というのは欠かせないタスクとなっています。特に中小企業は上手にIT化を行うことで、会社規模が小さくても大きな業務に取り掛かれるという魅力があります。

ITコーディネーターは、ハードとソフトの両面で、それぞれの企業に適切なシステムの提案を行うことができる資格です。システム構築や利用のための研修などの業務もあり、ITの全般的な支援を行います。

小さな企業からのニーズもありますので、コンスタントに仕事を得るためにも役立つ資格と言えます。

行政書士

官公庁に提出書類を作成したり、一部の手続きを代行したりできる資格です。企業はなにかと役所関連の書類を作成することが多いので、それらの業務を代行できる中小企業診断士がいるというのは、とても重宝するものです。

また、行政書士は法人設立にも必要な資格ですので、企業に最初の段階から助けを与えることができて、長い付き合いができます。設立当初は行政書士として支援を行い、その後ずっと経営を安定させるために、中小企業診断士としてサポートをするという形です。

不動産鑑定士

不動産の評価を行うための資格であり、資格保有者が少ないということもあって、この資格を持つこと自体のメリットが高いのが特徴です。さらに、不動産鑑定士の資格を持っていると、中小企業診断士の試験の科目が一部免除されるため、ダブルライセンスが楽になります。

不動産を持っている企業は多いですし、そもそも不動産に関連する業務を扱っている中小企業自体も多くあります。ダブルライセンスによって、こうした業種に強くなることができます。

ファイナンシャルプランナー

お金に関する幅広い専門知識を持っていることを示す資格です。保険や資産運用などの実践的なノウハウを武器に、財務面でのコンサルを行うことができます。

同じ分野の資格である会計士や税理士よりも比較的簡単に取れる資格ですので、まずはファイナンシャルプランナーから始めてみるというのも一つの手です。

まとめ

中小企業診断士は、中小企業相手に幅広い分野におけるアドバイスを提供します。そのため、経営に関わる他の専門資格を持っていると、業務の質が向上します。

相性の良い資格はいろいろありますので、自分が興味を持てるもの、より依頼先の企業のニーズに対応したものを選ぶようにしましょう。資格取得のための勉強は楽ではありませんが、それだけの努力を払う価値が十分にあります。

待っているだけで仕事が獲得できる「比較ビズ」とは

最後に「比較ビズ」の告知をさせて頂きます。

• 忙しくて新規開拓できない
• 営業せずに案件を増やしたい
• 月額数万で集客できるツールが欲しい

比較ビズはこんな悩みを抱えた経営者・営業マンにピッタリなサービスです。 多種多様な業界でお仕事の発注・見積依頼が日々大量に行われているので、比較ビズに掲載するだけで、 新規開拓をすることができます。

まずは下記のボタンより、お気軽に資料のご請求を頂ければと思います。しつこい営業等は一切ございません。