海外向けネットショップの開業方法とは?3つのメリット・おすすめのサイトを解説

PJ-T&C合同会社
監修者
PJ-T&C合同会社 代表 藤本篤志
最終更新日:2023年12月01日
海外向けネットショップの開業方法とは?3つのメリット・おすすめのサイトを解説
この記事で解決できるお悩み
  • 海外向けネットショップの開業方法とは?
  • 海外向けネットショップのメリット・デメリットとは?
  • 海外向けネットショップにおすすめのサイトとは?

「海外向けのネットショップを始めるにはどうすればいいの?」とお悩みの方、必見です。海外向けネットショップの開業方法は主に3つあります。ビジネスの目標・予算・リソース・市場調査を考慮し、選択しましょう。

この記事では、海外向けネットショップの始め方がわからず困っている方向けに海外向けネットショップの開業方法と開業するメリットを解説します。

記事を読み終わった頃には、海外向けネットショップの始め方がわかるでしょう。

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海外向けネットショップの3つの開業方法

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海外向けネットショップの開業方法は主に以下の3つが挙げられます。

  • 海外の大手モールに出品
  • 国内のネットショップサービスを利用
  • 海外向けECサイトの作成

方法を選ぶ際、ビジネスの目標・予算・リソース・市場調査の面から検討しましょう。

1. 海外の大手モールに出品

海外向けネットショップを開業する1つ目の方法は、海外の大手モールやマーケットプレイスに出品することです。出品は、以下のステップで行います。

1. モールの選定 Amazon・eBay・Alibabaをはじめ大手のモールやオンラインマーケットプレイスは数多く存在します。選択肢を比較し、自分の商品やビジネスに適したモールを選びましょう
2. アカウント登録 選択したモールにアカウントを登録し、出品者としてのプロフィールを作成します。
3. 商品リスティング 自分の商品をモールにリストアップし、詳細な商品情報・価格・写真などを提供しましょう。
4. 注文処理と配送 注文が入った際は、注文処理と配送を行いましょう。モールでは支払い処理と国際配送のオプションを提供しています

メリットは、大手モールがすでに国際的な顧客ベースを持っているため、広告やプロモーションの必要が比較的少ない点です。デメリットは大手のため競争が激しいこと、手数料がかかることでしょう。

2. 国内のネットショップサービスを利用

既存の国内のオンラインショッププラットフォームを利用し、海外の顧客に商品を販売する方法です。利用手順は以下のとおりです。

1. プラットフォーム選定 利用するネットショップサービスを選びます。Shopify・BigCommerceなどが代表的です
2. 多言語対応と通貨設定 サービスを利用し、多言語対応と国際通貨設定を行います。
3. グローバルなマーケティング 国際的な顧客をターゲットにしたマーケティング戦略を展開し、国際的な顧客ベースを築きます。
4. 国際的な支払いと配送 国際的な支払いオプションや配送方法を提供します。

多くの国内のネットショップサービスは、国際的な支払いゲートウェイや配送オプションを提供しています。国内のプラットフォームを利用することで、国際展開を比較的容易に始められるでしょう。競争が激しく、国際市場への進出には労力と時間がかかる場合があります。

3. 海外向けECサイトの作成

独自の海外向けECサイトを作成する方法です。以下のステップで作成しましょう。

1. ウェブサイトの作成 自分の商品やブランドに合ったウェブサイトを設計・作成します。デザインに自信がない人は、外部発注を検討しましょう
2. オンライン決済とセキュリティ 安全なオンライン決済システムを導入し、顧客のデータを保護します。
3. 国際的な配送とカスタマーサポート 国際的な支払いオプションや配送方法を提供します。

ブランドの独自性をアピールできる利点がありますが、ウェブサイトの構築と運営にはコストと時間がかかります。

海外向けネットショップを開設する3つのメリット

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海外向けネットショップを開設する3つのメリットを説明します。

  • 商品に希少価値を付加して提供できる
  • 販路の拡大による売り上げ増加を狙える
  • 実店舗を持たずに低コストで販売できる

メリットを活用するためには、適切な国際市場調査・効果的なマーケティング戦略・国際的な物流とカスタマーサポートの確立が必要です。

1. 商品に希少価値を付加して提供できる

海外向けネットショップを開設することで、海外の方にとって希少価値の高い商品(国内産の製品)やサービスを提供できる可能性があります。一部の商品やブランドは海外で高い評価を受け、需要が高まるでしょう。

国際市場では、独自性や特別性が評価され、競争が激しい国内市場よりも差別化がしやすい場合があります。

2. 販路の拡大による売り上げ増加を狙える

海外向けネットショップを開設することで新たな販路を開拓し、売上を増加させる機会が広がるでしょう。国際市場は広大で多様な顧客層が存在し、需要が安定しています。

国内市場に比べて市場規模が大きいため、売上向上の潜在的な余地が高まります。国際的な顧客との長期的な関係を築くことができれば、持続的な成長を実現できるでしょう。

3. 実店舗を持たずに低コストで販売できる

海外向けのネットショップは、物理的な実店舗を運営する必要がないため、費用が削減されます。低コストの運営モデルにより、利益率を向上させられます。

国際物流の最適化により、在庫コストも抑えられるでしょう。

海外向けネットショップを開設する3つのデメリット

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海外向けネットショップを開設する際の3つのデメリットを説明します。

  • 国内よりも配送料がかかる
  • 外国語の知識が必要である
  • 国によって商品の制限やルールが異なる

デメリットを克服するためには、国際市場への展開に慎重に計画を立て、国際的なビジネス環境に適応する戦略を採用する必要があります。国際貿易に関する専門的なアドバイスやパートナーシップを活用しましょう。

1. 国内よりも配送料がかかる

海外向けネットショップを運営する場合、遠くの国や地域に商品を送ることになるため、国際送料や関税・税金がかかります。

商品価格に影響を及ぼし、顧客の購買意欲を低下させるおそれがあります。送料を含めた総額が競争力のある価格で提供できるかどうかを検討しましょう。

2. 外国語の知識が必要である

顧客とコミュニケーションをとる際や商品情報を提供する際、外国語の理解とコミュニケーション能力が必要です。

顧客の言語や文化の違いに対応できるスキルや人材が不足している場合、顧客とのコミュニケーションの課題や誤解が生じる可能性があります。

ウェブサイトや商品情報を複数の言語に翻訳・対応する必要もあります。

3. 国によって商品の制限やルールの違いがある

海外へ商品を販売する場合、各国の法律や規制に準拠する必要があります。国や地域により輸入が制限されている製品があるため、確認しましょう。

税金・関税・輸入制限・規制は国や地域により異なります。情報を正確に収集し、適切な手続きを行わないと法的な問題が発生するおそれがあるでしょう。

おすすめの海外モール2選

おすすめの海外モールを2つ紹介します。

  • eBay
  • Amazon.com

以上のモールは、海外展開を検討する際に、信頼性や国際的な市場アクセスを提供する点でおすすめです。適切なプランとマーケティング戦略を組みあわせて、海外販売を成功させられるでしょう。

1. eBay

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eBayは世界中で利用者数が多く、個人や企業が新品・中古品を販売できるオンラインマーケットプレイスです。国際的な顧客層にアクセスでき、グローバル展開に適しています。商品の多様性が高く、オークション形式での販売も可能です。

2. Amazon.com

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Amazon.comは世界最大のオンラインショッピングプラットフォームであり、世界中の消費者に商品を提供できる絶好の場所です。Fulfillment by Amazon(FBA)などのサービスを利用することで国際販売を簡素化し、在庫管理や出荷を支援してくれます。

Amazonの強力なロジスティクスネットワークも利用できます。

おすすめの海外向けECサイト作成サービス2選

おすすめの海外向けECサイト作成サービスを2つ紹介します。

  • Shopify
  • BASE

以上のサービスは、海外向けECサイトの作成と運営を支援し、多くのユーザーに向けて製品やサービスを提供する際に役立ちます。選択肢やニーズにあわせて、最適なプラットフォームを選びましょう。

1. Shopify

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Shopifyは、世界中で利用されている人気の高いECサイト構築プラットフォームです。直感的なインターフェースと豊富なテンプレート・アプリストアが利用者に優れたカスタマイズ性を提供し、国際販売に適しています。

多言語対応や国際通貨取引をサポートし、容易に国際市場へ展開できるでしょう。

2. BASE

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BASEは、日本国内で人気のあるECサイト構築プラットフォームで、国内外のユーザーに利用されています。多くの日本語サポートや国内決済システムへの対応があり、日本からの国際販売に適しています。

デザインツールとプラットフォームは初心者でも使いやすく、ECサイトの構築を簡単に行えます。

まとめ

海外向けネットショップの作成方法は、主に海外の大手モールに出品、国内のネットショップサービスを使用、海外向けECサイトの作成の3つです。ビジネスの目標・予算・リソース・市場調査の面から検討し、自社ブランドにあった方法を決定しましょう。

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監修者のコメント
PJ-T&C合同会社
代表 藤本篤志

自身の海外経験や各国知日人材とのネットワークを活かし、2019年5月に多言語ウェブ制作会社を設立。知日ネイティブが翻訳やデザインを担当する、「多言語サイト制作」を得意としている。同時に、Yubico社やAuthenTrend社等、海外の先進セキュリティ機器を、正規代理店として日本で展開。「認証セキュリティ」の普及と中小企業での導入をサポートしている。

海外向けネットショップは公開して終わりではありません。むしろ、公開はスタートラインにすぎません。そのため、海外向けの販売を軌道に乗せるためには、広告やマーケティングの予算を事前に確保しておくことが重要です。

記事のもあるように、大手モールを利用するのか、それとも独自のストアを持つのか、メリットとデメリットを比較して決定する必要があります。いずれの方法を選ぶにしても、以下の4つについて事前に考えておくと良いでしょう。
・どうすれば見てもらえるか
・どうすれば買ってもらえるか
・どの方法で支払ってもらうか
・どの方法で届けるか

これらの要素を考えながら戦略を立て、開業方法を選び、予算を配分すれば、海外向けネットショップのメリットを最大限享受できます。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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