多言語サイトの作り方は?WordPressでの構築手順を6ステップで解説

株式会社キネクト
監修者
株式会社キネクト 代表 小林 謙介
最終更新日:2024年03月04日
多言語サイトの作り方は?WordPressでの構築手順を6ステップで解説
この記事で解決できるお悩み
  • 多言語サイトの作り方は?
  • 多言語サイトはWordPressで作れる?
  • 多言語サイトで得られる効果は?

「多言語サイトの作り方がわからない…」とお悩みの方は、必見です!多言語サイトを構築することは、国際的な利用者にリーチするための強力な手段であり、海外からの集客や企業のブランディングにも効果を発揮します。

この記事では、ビジネスオーナーや企業のマーケター向けに、多言語サイトの作り方や言語選定のポイントを6ステップで解説します。最後まで読めば、多言語サイトの制作手順が理解でき、行動を起こす準備ができているでしょう。

WordPressで多言語サイトを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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多言語サイトは複数の言語に対応しているサイト

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多言語サイトとは、同一のWebサイトを複数の言語で表示できるようにしたサイトです。テキスト情報を翻訳するだけではなく、コンテンツ、ビジュアル、デザイン情報を地域・言語・文化にあわせて最適化します。

多言語サイトの目的はすべての外国人がWebサイトを快適に閲覧でき、サイト内の情報を理解できることです。多言語サイトを作る際は、あらかじめ日本語サイトを制作しておく必要があります。

すべての記事を英語に翻訳するのは時間と手間がかかるため、ターゲットにあった記事を英語に翻訳したり、必要な情報を翻訳することで費用対効果を高められるでしょう。

多言語サイトを作る前の準備

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多言語サイトを作るにあたり、企画段階のフェーズで重要なポイントは下記があります。

  • 多言語化の目的を決める
  • 構築から公開までのスケジュールを決める

1. 多言語化の目的を決める

多言語サイトを作る前に目的を明確に定義することが重要です。目的を定義することで、プロジェクトを成功させるための基盤を築けます。なぜ多言語サイトを作成するのか、どのようなWebサイトになるべきかを定めて関係者で共有しましょう。

目的を明確にすると具体的なターゲット層や言語の優先順位が明確になります。プロジェクトの方向性を確立することが成功への第一歩です。

2. 構築から公開までのスケジュールを決める

多言語サイトを作るためには、各担当者の役割分担と公開までのスケジュールを決定する必要があります。多言語サイトの作成には、コンテンツ担当、開発担当、翻訳担当など複数の担当者が関与します。

担当者ごとの工程や作業領域を把握した詳細な計画を、事前に立てることが重要です。スケジュールを確立することがプロジェクトの進行管理とスムーズな運用につながります。

多言語サイトの作り方!6つの制作ステップ【WordPress】

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WordPressにおける多言語サイトの作り方を6つのステップで解説します。

  • ステップ1. コンテンツを決める
  • ステップ2. 翻訳する
  • ステップ3. URLを決める
  • ステップ4. 外国語ページを作成する
  • ステップ5. カテゴリー・パーマリンクを設定する
  • ステップ6. 公開する

ステップ1. コンテンツを決める

多言語サイトを作るにあたり翻訳するコンテンツ内容を決定します。自社のニーズや目的にあわせて、翻訳するコンテンツを決定しましょう。

多言語サイトは、Webサイトの全ページを翻訳対象にすることが一般的です。アクセスの多いページや重要な情報を含むページを優先的に選定することで、効率的に作業を進められます。

将来の展開を考え、コンテンツだけではなくターゲットとなる国や地域選びも重要なポイントです。ターゲットとするユーザー層を具体的に絞り込むことで、国や地域のユーザー像を把握しやすくなるでしょう。

ステップ2. 翻訳する

コンテンツの内容を翻訳します。翻訳方法の選択も重要です。多言語サイトを作る際の翻訳方法には下記があります。

プリエディット 機械翻訳が翻訳しやすいように原文を修正する作業
ポストエディット 機械翻訳をおこなったあとの翻訳者による編集作業
機械翻訳 AIを使用した翻訳作業
人力翻訳 翻訳者による翻訳作業

予算の制約がある場合は機械翻訳を検討することでコストを抑えられます。機械翻訳は手軽に利用できる反面、翻訳の精度が高いとはいえません。誤った翻訳が生じる可能性があるため注意が必要です。

翻訳会社やフリーランスに依頼する方法もあります。予算とのバランスを取り、求める品質に応じた翻訳方法を選択してください。

翻訳完了後は、意味が通じるか確認するために外国人のチェックを受けることをおすすめします。

ステップ3. URLを決める

多言語サイトを作る際は専用のURLを設定する必要があります。言語別にWebページのURLをわけることは、ユーザーと検索エンジンがサイトを理解しやすくなるために必要です。

選択する際には自社のニーズにあった方法を選びましょう。多言語サイトのURLを選ぶ際の代表的な方法には下記があります。

  • 国別ドメイン(ccTLD)を使用する
  • サブドメインを使用する
  • サブディレクトリを使用する

ドメインはインターネット上の住所や場所をあらわす役割を持っています。URLの「.」以降の部分がドメインに相当します。

国別ドメイン

国別ドメインとは、国や地域ごとに割り当てられているドメインです。日本をあらわすドメインは「.jp」で、アメリカをあらわすドメインは「.us」などがあります。

サブドメイン

サブドメインとは、メインのドメインに任意の文字列を追加したドメインです。メインサイトと異なるコンテンツを作る場合に使われることが一般的です。

サブディレクトリ

サブディレクトリは、ウェブサイトの階層構造を表すために使用されます。URL上では特定のパスの後ろに「/」で区切られた形で表示されます。

ステップ4. 外国語ページを作成する

多言語サイトを作る際には「サブディレクトリ」を使用して外国語のページを作ることが最適です。URLが「https://www.biz.ne.jp/」の場合「https://www.biz.ne.jp/sub/」となります。

「sub」の部分に相当するのがサブディレクトリです。サブディレクトリを使用することで、SEO上のインデックス量やコンテンツ量などの情報量が評価されやすくなる効果もあります。

ステップ5. カテゴリー・パーマリンクを設定する

サブディレクトリで外国語ページを作成したあとは、多言語サイトの外国語ページがわかりやすくなるようにカテゴリーとパーマリンクを設定しましょう。

カテゴリーとは、URL部分の指定に利用するもので、パーマリンクとはURLのうちページ独自に設定された部分です。「https://www.biz.ne.jp/blog/multilingual-website」の場合「blog」部分がカテゴリーとなります。パーマリンクは「multilingual-website」の部分です。

ステップ6. 公開する

外国語ページの翻訳とデザインが終了したあとに多言語サイトを公開します。サイトの公開では、ページheadタグ内のメタタグを書き換える必要があります。

外国語ページ用のXMLサイトマップを作成しGoogleに登録することも必要です。XMLサイトマップとは、検索エンジンにWebサイトのページ内容をすべて知らせるために用いられるファイルです。各ページのURLや更新頻度などの情報が含まれています。

多言語サイトの作り方で役立つWordPressのプラグイン3選

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WordPressで多言語サイトを作る場合、プラグインを利用することで構築がスムーズになります。多言語サイト制作におすすめのプラグイン3つを紹介します。

  • 軽量でシンプルな「Bogo」
  • 世界で最も利用されている「Polylang」
  • ワンクリックで言語を切り替えられる「WPML」

1. 軽量でシンプルな「Bogo」

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参照:Bogo

Bogoは、Contact Form7の制作者であるTakayuki Miyoshi氏によって開発されたWordPressのプラグインです。Bogoは軽量でシンプルな設計が特徴で、他のプラグインやテーマとの干渉の心配がありません。

Bogoを使用すると、投稿や固定ページにメイン言語と他の外国語バージョンを簡単に作成できます。ショートコードを使って言語スイッチャーを追加することも可能です。言語ごとにユニークなURLを生成できるためSEO効果も見込めるでしょう。

同一内容の別言語の記事をワンクリックで複製・作成できるため、多言語サイトの構築を効率的におこなえます。

2. 世界で最も利用されている「Polylang」

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参照:Polylang

Polylangは、高機能で無料のWordPressプラグインです。世界41の言語に対応しており、日本語と英語だけではなく中国語やスペイン語などの言語もサポートしています。

Polylangをインストールすることで、記事、固定ページ、カテゴリー、タグなど、ウェブサイト内のすべての要素を簡単に複数の言語に翻訳できます。Polylangは無料で使用できるため、コストをかけずに多言語サイトを構築できることも魅力です。

3. ワンクリックで言語を切り替えられる「WPML」

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参照:WPML

WPMLは、40以上の言語でウェブサイトを運営できるWordPressプラグインです。ブログやEコマースストア、ポートフォリオなど、さまざまな種類のウェブサイトのコンテンツを翻訳できます。

Google、DeepL、Microsoftなどを使用してサイト全体を自動的に翻訳することもでき、多言語ブログにも適しています。WPMLは有料のプラグインですが、Elementorプラグインを含むエディタとの組みあわせも可能です。

翻訳を頻繁に行う場合には費用が発生するため、多数の多言語記事を作成する際には注意が必要です。

多言語サイトが必要とされる理由3選

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https://pixta.jp/photo/25075961

多言語サイトが必要とされる理由には下記があります。

  • グローバルビジネスの展開につながる
  • インバウンドの集客が見込める
  • 企業ブランディングに効果がある

1. グローバルビジネスの展開につながる

多言語サイトを作ることはグローバルビジネスへの足がかりとして効果的です。海外市場への進出を検討している際には、対象の国や地域の人々に自社を知ってもらう必要があります。

サイトが日本語に限定されている場合、海外でのPR効果は限定的です。現地のユーザーが母国語でコンテンツを閲覧できる多言語サイトを作ることは、自社の魅力を効果的にアピールする手段の1つでしょう。

自社の認知度を高め、海外展開に1歩近づけるためには多言語サイトの構築が有効といえます。

2. インバウンドの集客が見込める

多言語サイトを運営することで、来日しているユーザーに効果的なアプローチが可能です。近年、外国人観光客の日本訪問が増加しています。外国人観光客は事前の情報収集を欠かさないことが一般的です。

自分が訪れたい場所やお店を事前にリサーチしてから来日します。多言語サイトが提供されている場合、外国人観光客に対して自社の存在をアピールできるでしょう。外国人観光客の間で話題になり、他の観光客を呼び込む可能性もあります。

3. 企業ブランディングに効果がある

多言語サイトは、グローバルサイトとして活用することで企業のブランディング向上に役立ちます。グローバルサイトとは、海外に応じた情報発信をおこない海外ブランディングを向上させるためのWebサイトです。

海外だけではなく日本国内のユーザーや顧客、将来のグローバル人材に対しても将来性を感じさせます。国内向けの顧客に対して信頼性を向上させるだけではなく、競合他社との差別化としても機能するでしょう。

多言語サイトは、国際的な展望を持つ企業としての信頼性を高め、ビジネスチャンスを広げる一助となります。

まとめ

多言語サイトはグローバルビジネスにおけるWebマーケティングの中心になります。しっかりとノウハウを提供してくれる制作会社を選ぶことが重要です。

具体的な目的もなく「Webサイトのデザインが古くなったから新しくしたい」という理由でリニューアルをしても、思うような成果は生まれません。

コストやリソースが懸念される場合には、多言語サイトの構築を外部に委託することも1つの選択です。

「比較ビズ」では、必要事項を入力すると2分程度で、目的や用途にあわせた制作会社やWebコンサルティング企業をスピーディーに探せます。ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント
株式会社キネクト
代表 小林 謙介

1979年東京生まれ。東北芸術工科大学芸術学部を卒業後、美大進学の予備校に2年間勤めたのちフリーのデザイナーとして活動。飲食店のメニューや酒造メーカーのカタログなど、食に関連するクリエイティブ業務を開始。その後、インハウスデザイナーとして商品デザインの企画・制作を経験し、現在は株式会社キネクトを設立。グラフィックやWEBなどのデザイン制作をはじめ、広告事業や講演会など幅広い分野で活動している。

インターネットの普及により、世界中の人々が簡単に情報をアクセスできるようになり、それに伴い多言語サイトの需要も急速に高まっています。特に、ビジネスオーナーや企業のマーケターにとっては、多言語サイトはグローバル市場での競争力を高めるための不可欠な要素となっています。

多言語サイトを構築する際には、ニーズに合った言語を選定することのほかに、文化や地域の習慣にも配慮することが重要です。それによって、利用者がより快適にサイトを利用しやすくなり、ブランドのイメージを向上させることができます。

WordPressを利用することで、多言語サイトの構築は比較的容易に行うことができます。多言語化をサポートするプラグインが豊富に存在し、これらを活用することで簡単にサイトを複数言語化することも可能です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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