ECサイトパッケージとは?7つの機能やメリット・デメリット・おすすめの3社を解説

株式会社エン・PCサービス
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最終更新日:2024年01月22日
ECサイトパッケージとは?7つの機能やメリット・デメリット・おすすめの3社を解説
この記事で解決できるお悩み
  • ECサイトパッケージとは?
  • ECサイトパッケージのメリット・デメリットとは?
  • おすすめのECサイトパッケージとは?

「ECサイトパッケージを利用するか迷っている」とお悩みの方、必見です。ECサイトパッケージは、電子商取引(EC)を行うためのプラットフォームです。企業や個人がオンラインで商品を販売する際に利用され、主要なEC機能を提供します。

この記事では、ECサイトパッケージがわからず困っている方向けにECサイトパッケージの機能やメリット・デメリットを解説します。記事を読み終わった頃には、実際にECサイトパッケージを利用できるでしょう。

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ECサイトパッケージとは

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ECサイトパッケージは、企業や個人が電子商取引(EC)を行う際に利用されるプラットフォームです。主要なEC機能には、商品の管理(登録、在庫追跡)・注文処理(ショッピングカート、注文管理)・支払い処理・顧客管理・セキュリティ対策などが含まれます。

ECサイトパッケージを使用することで、効率的なEC運営が可能となり、顧客に使いやすいオンラインショッピング体験を提供できるでしょう。

ECプラットフォームは多数存在します。サイトのカスタマイズ性の高さにあわせて最適なECサイトパッケージを選ぶことが重要です。

ECサイトパッケージに搭載されている主な7つの機能

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ECサイトパッケージには、さまざまな機能が含まれていますが、主要な7つの機能は以下のとおりです。

  1. 商品管理機能
  2. 注文処理機能
  3. 支払い処理機能
  4. 販促機能
  5. 顧客管理機能
  6. 売上管理機能
  7. 決済管理機能

各機能は、商品の管理・注文の受け付けから発送までの処理、安全な支払いに関連しています。ECサイトパッケージには以上の基本機能に加えて、多くの追加機能やカスタマイズオプションがあります。

大規模なサイトを構築できる拡張性を備えているため、事前にチェックしましょう。

1. 商品管理機能

商品管理機能は、リアルタイムで在庫状況を追跡し、在庫不足時に顧客に通知を送る役割を果たします。カテゴリ管理機能を使用して、商品をカテゴリ別に整理し、顧客が簡単に探し出せるでしょう。

2. 注文処理機能

注文処理機能は、注文受付から発送までのプロセスを追跡し、注文ステータスを管理します。注文の確認・支払い処理・配送情報の管理・顧客への通知が含まれるでしょう。注文履歴の追跡も容易になります。

3. 支払い処理機能

支払い処理機能は、ECサイトパッケージの不可欠な部分です。顧客はクレジットカード・PayPal・銀行振込などさまざまな支払い方法を利用できます。

セキュリティ対策も施され、顧客情報を保護することが可能です。安心してオンラインでの取引が行え、ビジネスの信頼性が向上します。

4. 販促機能

キャンペーン・割引・クーポンコード・ポイントシステムなどを活用し、顧客の購買意欲を高めるための機能です。セールや特別オファーを管理できます。

5. 顧客管理機能

顧客情報の収集・保存・編集を行い、顧客のプロファイルを管理する機能です。カスタマーサポートや顧客対応に役立ちます。

6. 売上管理機能

ECサイトでの売上や収益の追跡・分析・レポート生成を行うための機能です。売上の推移や儲けを把握し、ビジネスの戦略立案に活用できます。

7. 決済管理機能

顧客の支払い情報や注文の決済ステータスを管理する機能です。支払いトラブルの解決や返金処理などが含まれます。

ECサイトパッケージの3つのメリット

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ECパッケージの3つのメリットは以下のとおりです。

  1. 自由にカスタマイズできる
  2. ECサイトの運営に必要な基本機能が網羅されている
  3. 安全なセキュリティが確立されている

以上のメリットにより、ECパッケージはオンラインビジネスの立ち上げと運営を効率化し、成功に向けた基盤を提供します。

1. 自由にカスタマイズできる

ECパッケージは、自社の目的にあわせてカスタマイズできる柔軟性を提供します。

テーマやデザインの変更・機能の追加・新しいプラグインやアプリの導入など、オンラインストアを自社のブランドやビジョンにあわせて調整できます。独自性を保ちながら市場の要求に適応できるでしょう。

2. ECサイトの運営に必要な基本機能が網羅されている

ECパッケージには、オンラインストアを運営するために必要な基本機能が含まれています。カタログ管理・注文処理・在庫管理・顧客管理・マーケティングツールなどの機能はすでに組み込まれており、スムーズな運営をサポートします。

3. 安全なセキュリティが確立されている

ECパッケージはセキュリティの確立に力を入れており、顧客のデータや支払い情報を守ります。

安全な決済処理・SSL暗号化・セキュリティパッチの提供・不正アクセスへの対策など、セキュリティに関する最新の標準を満たしています。顧客信頼を損なうリスクを最小限に抑えられるでしょう。

ECサイトパッケージの2つのデメリット

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ECパッケージの2つのデメリットは以下のとおりです。

  1. 最新のシステムを保持できない
  2. 導入コストが高い

以上のデメリットは、ECパッケージを導入する際に検討すべき要因です。ビジネスのニーズや予算にあわせて、適切なECパッケージを選択する際に考慮しましょう。

1. 最新のシステムを保持できない

ECパッケージは、導入時点で提供されている機能やテクノロジーに依存しています。最新のテクノロジーに追随するために追加のカスタマイズやアップデートが必要となる場合があります。

2. 導入コストが高い

ECパッケージの導入には高い初期費用がかかります。主にライセンス料・カスタマイズ・設定・サポート・ホスティングなどのコストを見込みましょう。

ECサイトのパッケージ導入費用は、プラットフォームの種類・カスタマイズなどにもよりますが、おおよそ数百万円〜数千万円はかかります。これにはプラットフォームのライセンス費用、開発者やコンサルタントの給与、必要なカスタマイズや機能の実装に関する費用が含まれます。

また、導入後の月額費用や年間費用は、ホスティング、ドメインの費用、広告費用、セキュリティ対策などを考慮に入れる必要があります。ただし、これらの費用も具体的な事例によって異なります。

運用・保守費用は、サイトの更新やセキュリティの管理、顧客サポートなどが含まれます。これもECサイトの規模や要件によって異なり、1万円から3万円の範囲であるとされていますが、具体的な要件によってはこれ以上の費用がかかることもあります。

おすすめECサイトパッケージ比較3選

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ECサイトパッケージを適切に利用することで、効率的にECサイト運営ができます。以下は、おすすめのECパッケージ3選です。

  1. コマース21
  2. EC-Orange
  3. ecbeing

以上のECサイトパッケージは、ECサイトを構築・運営するためのソフトウェアやツールを提供しており、それぞれ異なる特徴や利点があります。選択肢を比較し、自分のビジネスニーズに合ったものを選択する際の参考にしましょう。

1. コマース21

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コマース21の提供企業は、ECサイトの設計・構築に特化したベンダーです。年間売上が100億円を超える大規模なサイトのシステム構築に豊富な経験を持っており、ECサイトに関する幅広いノウハウと成功実績があります。

プロバイダーは機能の自由度が高く、大量のデータを効果的に扱う能力も持っていますが、費用は高めです。一定の規模を持ち、財務面で余裕のある企業に向いているでしょう。

2. EC-Orange

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EC-Orangeは、導入実績が960社以上あり、外部連携の豊富さが際立つ特徴を持っています。ECとPOSの在庫データをシームレスに連携できるため、オムニチャネル戦略を推進したい企業に非常に適しているでしょう。

EC-Orangeは、オープンソースのEC-CUBEをベースに構築されています。ウェブサイトの保守作業を自社で行えますが、セキュリティ面で注意が必要です。

3. ecbeing

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ecbeingは、ECパッケージ市場において高いシェアを持っており、1,400以上のウェブサイトで幅広い業種や業態で導入実績を持っています。

強みは、熟練した開発チームと効果的なマーケティングサポートによる包括的なバックアップ体制です。柔軟なカスタマイズオプションが利用可能で、サイト運営に関するコンサルティングまで提供できます。

中〜大規模の企業におすすめですが、スモールスタートを考えている企業にはあまり適していないサービスでしょう。

まとめ

ECパッケージは企業や個人がオンラインで商品を販売する際に利用され、主要なEC機能を提供します。ECサイトパッケージを使用することで効率的なEC運営が可能となり、顧客がスムーズなオンラインショッピングを楽しむことができます。

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監修者のコメント
株式会社エン・PCサービス
代表 齋藤完次

株式会社エン・PCサービス代表。信州大学工学部情報工学科卒。卒業後富士通FIP(現富士通)に就職。某コンビニエンスをクライアントに基幹系、情報分析系、会計・SFAなどのシステム提案、構築、運用サポートを行う。他、ネットワーク構築やサーバー構築も行うなど、フルスタックエンジニアとして活躍。その後、広く多くの人にサービス提供を行いたいという想いから独立し、主にウェブ技術を用いて自社サービス構築と運営を行う。同時に日本のビジネスを底上げするという想いから、中小スタートアップ企業を対象にITシステム開発事業を、企画立案からマーケティング、運営サポートまでワンストップ対応している。

ここで紹介された3つのECパッケージは、いずれも中〜大規模向けEC構築を前提としたものです。既にECを運営していて年間少なくとも数百万円規模で売上を出されているところが対象となります。

機能も例えば「単品購入でカートに進んだ後にサブスクはいかがですか?」というような機能を入れるといった、ASPでは対応できないカスタマイズまで希望されている企業向けのものです。

社内マーケティング担当がいて一般的な施策をやりつくした、という企業が使うものだと思った方がよいでしょう。ですので、各社からしっかり個別提案を頂いたうえで選定を検討されることをお勧めします。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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